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2016年4月15日(金)

【電撃PS】『真 流行り神2』はこれまでのシリーズの集大成! 新川氏とディレクターがその意気込みを語る

文:電撃PlayStation

 10年以上の歴史を持つ『流行り神』シリーズ。最新作『真 流行り神2』では原点に立ち返り、“都市伝説の恐怖”が再び描かれるという。

『真 流行り神2』

 ここでは電撃PS Vol.611にて掲載された、本作のシナリオ原案、シリーズ構成、プロデューサーを担当する日本一ソフトウェア代表取締役社長の新川宗平氏と、本作のディレクション、音楽を担当する高須和也氏のインタビュー全文を公開。本作にかける両氏の意気込みを感じ取ってほしい。

『真 流行り神2』
▲左から、日本一ソフトウェア代表取締役社長の新川宗平氏、『真 流行り神2』ディレクターの高須和也氏。

目指したものは“原点回帰”

――『真 流行り神2』の開発にあたり、意識したことは何でしょうか?

新川宗平氏:大きな目標として掲げたのは“原点回帰”ですね。前作『真 流行り神』については、これまでの『流行り神』シリーズの中でも最も大きなセールスになりましたが、遊んでいただいた一部のユーザーの方々からは厳しいご意見も頂戴しました。そこで、「一度原点に立ち返り、『流行り神』で描いていた恐怖をもう一度みなさんに体験していただきたい」という思いで本作の開発を進めました。

――差し支えなければ、その「厳しい意見」についてお教えください。

高須和也氏:大きなところで言いますと「『流行り神』シリーズが描いてきた“都市伝説の恐怖”が前作『真 流行り神』では描かれていない」というご意見を頂戴しました。今回のシナリオは『流行り神』シリーズのシナリオを担当した新川が再び筆を執り、プロットから書き起こしています。

新川:シナリオについてはかなり気合を入れて書きました。今回のシナリオはすべて都市伝説、それもポピュラーなものを題材として取り上げましたので、みなさんがご存知の都市伝説もきっとあると思いますし、これまで『流行り神』シリーズを遊んでいただいたユーザーのみなさんも満足していただけるだろうという自信があります。

――本作はPS3、PS4、PS Vitaの3機種での発売となりますが、それぞれに違いはあるのでしょうか?

高須:10年以上継続している息の長いシリーズですし、テキストを読み進めていくタイプのアドベンチャーゲームですので、間口の広さを意識して3機種で展開をすることにしました。もちろんハードの特長を生かし、PS4では更なる高画質が、PS Vitaではタッチ操作が、それぞれ楽しめます。お手持ちのハードにあわせて楽しんでいただければと思います。

新旧すべてのシリーズから、恐怖を描くのに最適なシステムを取り入れた最新作

――シナリオについてはどういった形式になるのでしょうか?

高須:『真 流行り神』では“ブラインドマン編”を中心にストーリーが分岐していく形式を採りましたが、本作では『流行り神』シリーズが採っていた、各話完結型のオムニバス形式を採用しています。

 また、ストーリーは科学パートとオカルトパートの2つのパートから構成されています。両面のパートをプレイすることで事件に隠された真相が明らかになる……という、こちらも『流行り神』シリーズの伝統的な構成にしています。

――『真 流行り神』はCEROのZ指定についても話題となりましたが、今作はいかがですか?

新川:今作でも引き続き、Z指定は目指します。といっても、Z指定は主に残酷な表現だとか、刺激的な映像についてかかるものです。過去に『流行り神』シリーズが描いてきた、「思わず背筋がゾクリとするような、ユーザーにじわりと迫り来る恐怖」というものは、実はA指定でも描くことができるんですね。

 『流行り神』シリーズが描いてきた恐怖が本作では描かれないのか、というとむしろ逆で、『流行り神』シリーズが持っていた要素はたっぷり詰め込んでいますので、ユーザーのみなさんは安心して……というのも変な話ですが(笑)、恐怖を体験していただければと思います。

高須:恐怖を盛り上げる演出については、今回の制作にあたり改めて追求したところですので、みなさんのご期待に添えられるものに仕上がっていると思います。

――ゲームシステムについてはどうなるのでしょう?

高須:これまでのシリーズでおなじみの、勇気の決断“カリッジポイント”や、事件を整理し、解き明かすための“推理ロジック”に変更はありません。『流行り神』シリーズより、今後の自分の行動の方向性を決定する“セルフクエスチョン”を復活させました。

 また、『真 流行り神』で登場した嘘や演技で相手から情報を引き出す“ライアーズアート”は、本作でも引き続き登場します。本編では描かれなかった部分を補完する“隙間録”もありますよ。“隙間録”や、Tipsの“F.O.A.F.データベース”は前作以上に読み応えのあるものにしました。

最新作では『真 流行り神』の主人公“北條紗希”の人間的な成長も描かれる

『真 流行り神2』
▲『真 流行り神』の主人公・北條紗希。前作から引き続き彼女が本作でも主人公を務める。一体どんな事件が彼女を待ち受けるのか?

――主人公は『真 流行り神』から引き続き、北條紗希が続投するのですね。

新川:そうですね。hakusさんに描いてもらった彼女はとても魅力的ですし、“ライアーズアート”というとやはり彼女だろう、と。

 それに、彼女にはもう一度活躍の場を用意してあげたかったんです。本作は彼女の成長物語としても読み応えのあるものになっていると思います。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、彼女は『真 流行り神』では大変な目に遭いました。その過程で、もしかしたら彼女のことが嫌いになってしまったユーザーもいるかもしれません。

 本作では、「その過去があったからこそ、今の彼女が立派になってここにいるんだ」とユーザーに思っていただけるように、彼女の“人間としての成長”を描くことに注力しました。もちろん彼女だけでなく、まだ発表していないキャラクターたち全員にかなりの思い入れを持って本作のシナリオを書いていますので、そういう面についてもご期待いただければと思います。

――具体的にどれぐらい、というのはありますか?

新川:思い入れすぎてしまって、全部の要素を描き切るようにした場合、過去作のオムニバス形式で換算すると、本編のボリュームが10話を超えてしまうぐらいですね(笑)。どのキャラクターもすごくいい人間で、愛着があります。

『真 流行り神2』の舞台は岐阜県!?

――本作の舞台についてはどこになるのでしょうか?

新川:今回はS県ではなく、G県が舞台になります。日本一ソフトウェアがあるのは岐阜県ですが……ゲーム中では“G県”という表現になっています(笑)。

――それは岐阜県をモチーフにしている、ということなのでしょうか?

新川:そうですね。いわゆる“岐阜県あるある”はふんだんに本作に盛り込まれています。小ネタについても社内スタッフが出した案の中で、おもしろいものは採用しています。さらに、今回は岐阜県からの協力も得ることができました。“G県”の表現については、かなりリアルなものに仕上がっていると思います。

高須:本作では、背景グラフィックは写真を加工して使用しているのですが、岐阜県内の有名な心霊スポットをはじめ、さまざまな場所を素材として使用しました。岐阜で暮らしている人はもちろん、旅行で岐阜を訪れたことがある人は、ゲームをしていると「おっ!」と思うところも多いのではないかと思います。

 また、背景グラフィックの点数は前作の約4倍と、大幅に増加しています。本作をプレイした後、もし気に入っていただけたのなら、聖地巡礼として実際に岐阜県に来ていただけるとうれしいですね。

――開発の状況は現在どのくらいなのでしょう?

高須:開発については、現場は今まさに山場を迎えているところです。

新川:シナリオは終わっており、すでに別のタイトルの仕事もしております。

――では、仕事中の思い出というのはありますか?

新川:思い出……というわけではありませんが、仕事に取り組んでいる間はとにかく楽しかったですね。こんなに楽しく仕事ができたのは初代『魔界戦記ディスガイア』や初代『流行り神』以来でしょうか。「これはいいものになるぞ!」という手ごたえのようなものを感じながら、仕事をすることができました。『流行り神』の昔からのファンの方も、『真 流行り神』から本シリーズに触れられた方も、どちらも納得していただけるようなゲームに仕上がると思います。

都市伝説を題材にしたホラーを、存分に楽しんでほしい

――ではユーザーに向けて、ひとことお願いします。

高須:スタッフ一丸となって、改めて『流行り神』シリーズの良さとは何か? 恐怖とは何か? というものを考えつつ本作の制作を進めています。『真 流行り神2』というタイトルではありますが、本作は『流行り神』シリーズの最新作です。これまでにご好評いただいたすべての要素を本作に詰め込みましたので、都市伝説を題材にしたホラーを、存分に楽しんでいただけますと幸いです。

新川:前作『真 流行り神』は、過去の『流行り神』シリーズ3部作とは異なる路線にしようというコンセプトで制作していました。それは一定の評価をいただけたものと感じておりますが、昔からのユーザーさんには受け入れがたかった部分もあったなと思います。

 今回、まずは「過去の『流行り神』シリーズの伝統を踏襲したシリーズ最新作、『真 流行り神2』が発売される」ということを、古くから『流行り神』シリーズを愛してくれたユーザーのみなさんに少しでも早くお伝えしたくて、このような発表をさせていただきました。ゲームの詳細については今後続々と発表させていただきますので、ご期待ください。

 もし古くから、『流行り神』シリーズを遊んでくださっていて『真 流行り神』にご満足いただけなかった、という方は、だまされたと思って一度買ってみてください。絶対にご満足いただけるものに仕上がっています。もちろん本作で『流行り神』シリーズに初めて触れられる方も楽しめる内容になっていますよ!


 なお、4月14日発売の電撃PlayStation Vol.612では、今回のインタビューで触れられた新キャラクターや、本作のシステムを特報で紹介しています。インタビューを読んで気になった人は、ぜひこちらも合わせてチェックしてください!

(C)2016 Nippon Ichi Software, Inc.

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