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2016年4月18日(月)

『プニサカ』Jリーグ公認サッカーゲームを先行体験。Jクラブ実名選手をぷにコンで動かせる!

文:イトヤン

 コロプラが、2016年春配信予定のiOS/Android用アプリ『激突!! Jリーグ プニコンサッカー(プニサカ)』。サービス開始に先駆けて、本作のゲームプレイを体験することができました。

『プニサカ』

 本記事では、コロプラ独自のインターフェース“ぷにコン”を使ったアクション操作を中心に、本作を実際にプレイしてみての感想をお届けします。

『プニサカ』
『プニサカ』

本物そっくりの実名Jリーガーを、自分の手で操作できる!

 故郷のJリーグクラブ、徳島ヴォルティスを応援しているイトヤンです。いや~、今年のわがクラブは……などと、ここで言っても仕方がない(汗)。さっそく本題であるゲームの紹介に入りましょう。

 これまでリリースされてきたアプリのサッカーゲームといえば、各国の代表や海外の有名リーグをフィーチャーした作品が多くて、筆者のようなJリーグサポーターとしては、少々寂しいものがありました。

 そんななか登場した、Jリーグのトップパートナーでもあるコロプラから発表された『プニサカ』は、Jクラブ所属選手が実名で多数登場する、Jリーグ公認のサッカーゲームです。

 しかもスマートフォンで本格的なサッカーを手軽に楽しめるアクション性の高い作品とあって、俄然(がぜん)期待も高まります。

 筆者もサポーター仲間から「あのゲームってどんな感じなの?」と聞かれたこともあるぐらいなので、ゲームファンのみならず、サッカーファンの注目度もかなり高いのではないでしょうか。

 さて、プレイを始めてまず驚いたのは、3Dグラフィックスで再現された選手の表情がものすごくリアルだということ。ここまで本物そっくりの選手を自分で操作できるというのは、カルチャーショックに近いものを覚えます。

『プニサカ』
▲日本代表でおなじみの選手から期待の若手まで、パッと見ただけで名前を言えるレベルの再現度! Jリーグファンとしても本当にうれしいです。
『プニサカ』
▲ユニフォームやエンブレムも、もちろんJクラブオフィシャルのものを採用。

 ちなみにサービス開始時は、2015年11月20日時点のJクラブ所属の選手が収録されているとのこと。

“ぷにコン”による操作で、本格的なプレーがスマホでも可能に! 

 さて、サッカーファンが特に気になっているのは、「スマホで本当にサッカーらしいアクションができるの?」という点ではないでしょうか。ここで真価を発揮するのが、コロプラが独自に開発したインターフェース“ぷにコン”です。

 ぷにコンでは、スマホの画面を指1本でタッチし、その指をグリグリと動かすだけで選手を自由に動かすことができます。

 『白猫プロジェクト』や『バトルガール ハイスクール』といったコロプラ作品を遊んだ経験のある人なら、その操作の快適さとアクション性の高さは、よくご存じだと思います。

『プニサカ』
▲画面の下のほうに青く表示されているのが“ぷにコン”。ぷにコンの表示自体はプレイに影響しないので、プレイヤーは自分が操作しやすい位置をタッチすればオッケー!

 さらに本作では、タッチした指を滑らせるフリック操作によって、パスやシュートを繰り出すことができます。

 フリックする向きによってボールを蹴る方向が変わるのはもちろん、フリックの強弱を使い分けることで、ボールの飛ぶ高さや届く距離を調整することも可能です。

 このぷにコンによる移動とフリック操作を使ってのキックという組み合わせが、すごく直感的で気持ちいいんですよね。

 ボールを持った選手を指1本で動かし、そのまま指を滑らせるだけでDFラインの裏のスペースにスルーパスを出したり、サイドからクロスを上げてヘディングシュートを放ったりと、本格的なプレーをバッチリ決めることができるんです。

 ぷにコンの快適さは、筆者も『白猫』などをプレイした際に実感していたのですが、サッカーゲームの操作にここまで見事にハマっていたとは……正直言ってビックリしました。

 普段はアクションゲームをあまり遊ばないという人でも、これだけ直感的な操作ならすぐに慣れることができるのではないでしょうか。

『プニサカ』
▲ボールを持った選手をぷにコンで操作している状態から蹴りたい方向に指を滑らせてフリックすれば、パスやシュートを繰り出せます。
『プニサカ』
▲キックは、弱フリックで近くにボールを転がせ、強フリックで遠くに飛ばせます。

 また、守備の際には自動で追いかけてくれますが、味方をタッチして、操作する選手を直接選ぶことも可能です。守備時にフリックすると、スライディングを繰り出してボールを奪うこともできますが、相手の真後ろからスライディングすると、レッドカードで一発退場になることもあるので要注意。

 細かなところでは、ボールを持って攻め上がる際に、オフサイドポジションにいる味方選手には警告の表示が出るなど、パスを出さないほうがいい場面が一目でわかるようになっていました。

 このように、サッカーゲームを遊ぶうえで欲しい機能がしっかり盛り込まれている点も、本作の遊びやすさにつながっていると思います。

スキルの発動や戦術指示などシステム面も充実

 本作のサッカー選手は、それぞれが“アクションスキル”という、スーパープレーを発動できる能力を持っています。試合中に光り輝いている選手は、スキルを発動することが可能です。

 スキルの発動方法はさまざま。パスやシュートを放つ際に自動的に発動したり、相手DFが近づいてくるとドリブルのスキルが発動して避けたりする他、光っている選手をフリックすることで自発的に発動できるものもあります。

『プニサカ』
『プニサカ』
▲ボールを持った光り輝くパトリック選手をフリックすると、“パワーシュート”のスキルが発動! 鋭いシュートがゴール目がけて襲いかかる!

 スキルが発動した瞬間は、カメラがその選手にググッと近づくので、ダイナミックな演出を楽しめます。特にシュートでは、ボールがゴールに飛び込む軌跡も表示されるので、じつに気持ちがいいです。

 もちろんゴール後のパフォーマンスやリプレイもありますから、余韻をたっぷりと味わえますよ。

 ただし、選手のスタミナは時間とともに減少していきます。ドリブルやスキルを使いすぎると選手のスタミナが大幅になくなっていくので、選手交代の使いどころも悩みどころです。

『プニサカ』
『プニサカ』
▲スキルが発動することで、その選手らしいスーパープレーをカッコイイ演出とともに楽しめます。

 また本作では、試合に勝利した際などに入手できるアイテムを使って、個々の選手のパラメータを成長させることもできます。

 スキルのレベルアップだけでなく、新たなアビリティを覚えさせることも可能です。お気に入りの選手を成長させて、試合でさらに活躍してもらいましょう!

『プニサカ』
▲各選手には実際の能力に応じたパラメータが設定されています。アクションスキルのレベルを上げれば、スタミナ消費が少なくなるといった効果も。

 アクションだけでなく、試合の戦術面をコントロールすることも可能です。スタメンやベンチの控えメンバーを自分で編成するのはもちろん、選手のポジションも細かく設定できます。

 さらに、あらかじめチーム戦術を決めておいたり、試合中に監督指示を変更したりすることによって“右サイドを中心に攻撃する”、“ゴールを死守する”といった作戦を取ることもできます。

『プニサカ』
『プニサカ』
▲フォーメーションやチーム戦術は、プリセットされたものを選ぶだけでもオッケー。自ら選手の位置や戦術の内容を、細かく調整することも可能です。
『プニサカ』
▲3種類の監督指示をあらかじめ選んでおいて、試合の展開に応じてその3種類を切り替えることもできます。
『プニサカ』
▲ちなみに監督も選手同様、リアルな姿で登場します。

 このように、本作ではアクション操作だけでなく、アクションスキルやチーム戦術といった、試合をより深く味わう要素も作り込まれています。

 実際にプレイできたことで、本作が“スマホで遊べる本格アクションサッカーゲーム”だということを、しっかりと納得できる内容であると感じました。

ホームタウンの発展をはじめ、長く遊べるやりこみ要素が満載!

 本作にはアクションを駆使した試合だけでなく、ストーリー仕立てのイベントやホームタウンの発展といった要素も盛り込まれています。ここで改めて、基本的なゲームの進行について説明しましょう。

 プレイ開始直後は、まず自分が使用するクラブを選び、次に所属する選手を選択します。おもしろいのは、クラブとメンバーを別々に選べるところ。

 他クラブのメンバーを選ぶと、最初に選んだクラブのユニフォームに着替えてゲームに登場するので、チームがまるごと移籍してきたみたいでちょっと不思議な感じです(笑)。

 もちろんプレイを進めていけば、ガチャなどで新たな選手を獲得して出場メンバーを入れ替えることもできるので、特定のクラブにこだわる必要はありません。

『プニサカ』
▲本作のメインモードとなる“Jチャンピオンツアー”では、日本全国を移動して、各地のクラブチームと対戦します。

 本作のメインとなるのは、“Jチャンピオンツアー”と呼ばれるモードです。これはクラブのある日本全国のホームタウンを巡り、各地のクラブチームと戦っていくという内容になっています。

 ちなみにプレイヤーは、クラブのGM(ゼネラルマネージャー)という立場になり、試合からホームタウンの発展まで、クラブ全体の運営を任されることになります。

 このように現実のリーグ戦を再現した形ではありませんが、各クラブとの対戦以外にも練習試合やイベントがストーリー仕立てで展開されるので、楽しく遊ぶことができます。ちょっとずつ進めていけるところも、スマホでのプレイに向いているでしょう。

『プニサカ』
▲ツアーでは試合だけでなく、“シュート練習”や“ドリブル練習”といったミニゲームにも挑戦できます。

 さらに本作では、プレイを通じて獲得したゴールドやアイテムを使って、ホームタウンを発展させることもできます。このホームタウンは実際のクラブの所在地だけでなく、日本全国47都道府県を自由に設定することが可能です。なお、途中で変更はできないとのことなので、よく考えて設定しましょう。

 グッズショップを建設して、さらにゴールドを稼ぐことができる他、ポジションごとに専用の練習施設を建設して、そのポジションの選手全員の能力をアップするといったこともできます。

 ホームタウンには選手やクラブのマスコットが歩いていることもあるので、ちょっとしたコミュニケーションを楽しむこともできますよ。

『プニサカ』
▲さまざまな施設を建設して、自分だけのホームタウンを作り上げることができます。
『プニサカ』
▲ホームタウンには、コロプラのマスコットであるクマが歩いていることも!

 サービス開始前ということで今回は体験できませんでしたが、他のプレイヤーが育成したクラブのメンバーと対戦し、ランキングを競うことができる“Jグランプリ”も用意されているとのこと。

 このようにアクションだけでなく、育成要素の面でもかなり充実していると感じました。“本格派”の呼び声にふさわしいアクション操作と、スマホゲームでは定番となっている育成要素が融合した、非常に遊び応えのある作品だと思います。

 なによりスマホで気軽に遊べるということは、サッカー観戦に出かけたスタジアムで開門前の行列に並んでいる際などに、サッとプレイできるということ。

 本作の正式サービスが開始されることにより、このゲームとJリーグが一緒になって盛り上がっていくことを期待しています!

(C)2016 COLOPL, Inc.
(C)J.LEAGUE PHOTOS INC.
(C)J.LEAGUE

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