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2016年5月18日(水)

『LoL』Patch6.10でフィズのRがサッシュで解除不可能に。ゴーストやバリアの使い勝手が向上

文:喜一

 PC用無料オンラインゲーム『League of Legends(リーグオブレジェンド)』の6.10パッチノートが公開されました。

 フィズのRがシルバーサッシュで解除できなくなったり、ゴースト&バリアのクールダウンが減少したりと注目の変更点も多いです。とりあえず、おさえておきたい変更点をピックアップしてお届けします。

アリスター:Rによるダメージ軽減率が減少

『League of Legends』

 以前までレベルに関係なく70%のダメージをカットしていたRのダメージカット率が50/60/70%へと変更。まだまだ強力ですが、タワーダイブへのプレッシャーは少しだけ軽減されるのかもしません。

【アリスターの変更点】

R(不屈の闘志):ダメージカット率が50/60/70%へと変更

アニビア:Rの範囲と射程が増加し、マナコストが減少

『League of Legends』

 Rの範囲と射程増加に加え、マナコストが減少します。今までのスキルレベルに応じた消費マナ(40/50/60)が30/40/50マナへと変更されました。さらに、効果範囲の初期半径(アニビアのRは発動と同時に範囲が広がります)も150から200へと増加するとのこと。

 そして、かなり大きな変更はゾーニャ(砂時計)を使用してもRが中断されなくなる点でしょう。集団戦での範囲ダメージ上昇にひと役かってくれそうです。

【アニビアの変更点】

R(ブリザード)1秒あたりのコスト:40/50/60→30/40/50マナ

Rの射程:685→750

Rの効果範囲の初期半径:150→200

※ゾーニャの砂時計を使用してもブリザードが中断されなくなりました。

オレリオン・ソル:Wのクールダウンが増加し、Rのダメージが減少。

『League of Legends』

全体的な弱体化を受けたオレリオン・ソルですが、Eの伝説の彗星によるGankはいまだ健在です。

【オレリオン・ソルの変更点】

W(星域拡大):クールダウン6/5/4/3/2秒→6/5.5/5/4.5/4秒に変更

R(星炎の息吹):ダメージが200/300/400→150/250/350に変更

カシオペア:QとWの射程が増加し、Wのクールダウンが減少

『League of Legends』

 Qは射程が750から850に増加。スキルがヒットした際に30/35/40/45/50%の移動速度増加の恩恵が受けられますが、この効果時間が長くなるとのこと(もとは3秒間)。

 Wのミアズマのクールダウンが22/20/18/16/14から18/17/16/15/14秒へと減少します。さらに最小射程が500、最大射程が900とレンジも調整しやすくなります。また、壁などにあたるとその手前で止まってしまっていた効果がなくなります。

 このパッチをうけて、QとWを使用後のEによる追撃ダメージの増加が見込めると感じました。

【カシオペアの変更点】

・Q(ノクサスブラスト)

射程:750→850

※“ノクサスブラスト”の追加移動速度の持続時間を長くなりました。

※“毒状態”のパーティクルのサイズが大きくなりました。

・W(ミアズマ)

クールダウン:22/20/18/16/14→18/17/16/15/14秒

最小射程:550→500

最大射程:800→900

※地形にあたっても止まらなくなりました。

フィズ:Rの魚が解除できないように変更

『League of Legends』

 “シルバーサッシュ”の変更などで、フィズのRが解除できるようになっていましたが、これが修正されました。これによってサッシュで解除できるのはRがヒットした際のスロウのみとなります。

 Riotによると、「この変更がフィズのパフォーマンスにどのような影響を与えるか、今後も注意深くモニタリングしていくつもりです」とコメントされていますので、今後も何か変更があるかもしれません。

【フィズの変更点】

・R(フィッシング)

※“フィッシング”のスロウを解除しても対象からサメが離れないようになりました。

イラオイ:Wのクールダウンが減少

『League of Legends』

 Wのクールダウンが一律4秒へと変更。Wは対象に飛びかかって物理ダメージを与えるもので、加えて周囲の触手が対象へと攻撃してくれます。Rとの組み合わせが非常に強力なため、クールダウン系のアイテムを積んで序盤から積極的に攻めに転じることもできるのではないでしょうか

【イラオイの変更点】

・W(過酷なる教訓)

クールダウン:6/5.5/5/4.5/4秒→4秒

マルザハール:固有スキルのクールダウンが増加

『League of Legends』

 メイジアップデートで猛威を振るうようになった(筆者主観)マルザハール。その一因でもあるヴォイドシフト(※)のクールダウンが増加します。レベルに関係して23~6秒だったクールダウンは、30/18/10/6秒(レベル1/6/11/16)に変更されます。

 これによってレーンなどでうまくマルザハールにダメージを与えやすくなるのか、対面にきた時にはクールタイムに注目してうまくダメージを与えていきたいところ。

※:一定時間ダメージか行動妨害をうけていない時、マルザハールは強力なダメージ軽減と行動阻害無効を得る。この効果はダメージを受けた後も短期間継続する。ミニオンからのダメージでは発動しない。

【マルザハールの変更点】

・固有スキル(ヴォイドシフト)

クールダウン:23秒~6秒(レベル1~18)→30/18/10/6秒(レベル1/6/11/16)

※クールダウンインジケーターがバフバーにも表示されます。

マスター・イー:Wの反映率が増加。Eのダメージが増加

『League of Legends』

 Wの明鏡止水の反映率が毎秒0.25魔力へと変更。さらにEのウージュースタイルの命中時確定ダメージが15/25/35/45/55へと変わります。エンチャント:ブラッドレイザーにも上方修正が加わったため、これらの変更をうけて序盤にキルを稼ぐ、もしくはGankを成功させていけるのかが勝負の分かれ目になりそうです。

【マスター・イーの変更点】

・W(明鏡止水)

反映率:毎秒0.15魔力→毎秒0.25魔力

・E(ウージュースタイル)

命中時の確定ダメージ:12/19/26/33/40→14/23/32/41/50

スウェイン:レベルごとの体力とRの回復量が増加

『League of Legends』

 レベルごとの体力増加値が78から90へと増加します。また、大きな変更としてはRの対チャンピオン時の回復量が30/45/60(+0.1魔力)へと調整される点。

 これまでのRの効果(チャンピオンに対して与えたダメージの75%回復)のままでは、魔法防御や体力が高いタンキーなチャンピオンに対してうまくダメージと回復が機能しませんでしたので、かなり大きな変更と言えるでしょう。

【スウェインの変更点】

・全般的な変更:レベルごとの体力増加値78→90

・Q(戦慄の怪鳥)

※体力が10以下のミニオンを即座に倒すようになりました。

※リーライ・クリスタルセプターやライアンドリーの仮面などのスキル使用時効果が正しくされていなかった不具合を修正。

・R(大烏の恐襲)

対チャンピオン時の回復量:与えたダメージの75%→35/45/60(+0.1魔力)

対ミニオン/中立モンスター時の回復量:与えたダメージの15%→8/11/13(+0.03魔力)

※対象をランダムに選ぶのではなく、スウェインに一番近い対象を優先します(今までどおり、非チャンピオンよりチャンピオンを優先)。

タリック:Rがさらに……ンつくしィ……

『League of Legends』

 ユニットがタリックのRの効果をうけてダメージ無効状態になると、より明るいキラキラエフェクトがつくようになります。タリック好きな方には朗報ですね!

【タリックの変更点】

・R(コズミックレディアンス)

※ユニットが“コズミックレディアンス”の効果を受けてダメージ無効状態になると、より明るいキラキラエフェクトがつくようになりました。

ヴェル=コズ:固有スキルとRのAP RATIO(魔力反映率)が増加

『League of Legends』

 集団戦で威力を発揮するヴェル=コズのRですが、魔力の反映率が1.25と増加します。集団戦では、大ダメージを出される前にヴェル=コズを食い止める必要が出てきそうです。

【ヴェル=コズの変更点】

・固有スキル(有機分解)

反映率:0.4魔力→0.5魔力

・R(生体破壊光線)

反映率:1.0魔力→1.25魔力

ブラッドミア:Rの対チャンピオン回復量が増加。Qのビジュアルによる混乱を緩和

『League of Legends』

 彼の大きな変更点はRの回復量でしょう。今までの与えたダメージの50%から150/250/350+0.7魔力へと変更されます。さらに最初に命中させたチャンピオン以降、さらに命中させたチャンピオン1人につき50%増加します。

 これによって、集団戦で前に飛び込んでもRの回復量のおかげで生存率もかなり上昇するのではないでしょうか。

【ブラッドミアの変更点】

・Q(吸血)

※“真紅の衝動”のエフェクトは、“吸血”が使用可能になる直前まで発生が遅れるようになりました。

・E(血液奔流)

※“血液奔流”を放っても、効果時間が切れる前に“紅血の沼”が中断されることはなくなりました。

・R(呪血の渦)

対チャンピオン時の回復量:与えたダメージの50%→150/250/350+0.7魔力。最初に命中させたチャンピオン以降、さらに命中させたチャンピオン1人につき50%増加。

最初のミニオンについて

 最初のミニオン群が敵の後衛ミニオンをランダムにターゲットすることがなくなります。特に序盤のレーン戦では非常に気になる点でしたので、素直にうれしい変更点です。

バリアのクールダウンが180秒に

 クールダウンの減少によって、ミッドチャンピオンのサモナースペルの選択肢が広がったのではないでしょうか。対面でゼドなどのLv6で大きなアドバンテージを得るアサシン系チャンピオンが選択された際、使い勝手のよいスペルとなるかもしれません。

 ゾーニャを買うまでの守りはこれで安定すると非常にうれしいところ。

ゴーストのクールダウン減少。移動速度はレベルに応じて向上

 以前の“ディストーション”つきのエンチャントブーツが削除されたことで、ゴーストを選択することが少なくなったのではいないでしょうか。ですが、このパッチでクールダウンが180秒へと減少する他、レベル1~18で28~45%の移動速度ボーナスが獲得できるようになります。ヘカリムやシンジドなど、受ける恩恵が大きいチャンピオンを使う際はうまく活用していきたいところ。

ドラゴン関係の調整

 マウンテンドレイクについては、スマイトを含む確定ダメージの増幅がなくなりました。オーシャンドレイクの効果についても、直近の5秒間にチャンピオンまたはタワーによりダメージを受けていない場合、8秒ごとに失った体力とマナの4/8/12%を回復するに変更されました。

タリヤが登場!

 シュリーマの一員でもあるタリヤが6.10で登場します。かなり濃密なストーリーやスポットライトも公開されていますのでチェックしてみましょう。

●チャンピオンスポットライト:タリヤ

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