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2016年5月20日(金)

『グランツーリスモ』最新作、PS4『グランツーリスモSPORT』日本国内で2016年11月15日発売!

文:megane

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、イギリス・ロンドンのオリンピック・パークにて、『グランツーリスモ』シリーズのプライベートイベント“GRAN TURISMO SPORT UNVAILING”を現地時間5月19日に開催した。

『グランツーリスモSPORT』
▲シリーズの生みの親であり、プロデューサーを務める山内一典氏。

 本発表会にて、PS4用ソフト『グランツーリスモSPORT』の日本国内版を含む全世界での発売日が発表された。日本国内&アジアと北米では11月15日に、欧州では11月16日に、イギリスでは11月18日に発売となる。

『グランツーリスモSPORT』

 発表会では、『グランツーリスモ』シリーズのプロデューサーを務める山内一典氏が登壇し、本作の概要などについて語った。ここではその発表会の内容をお届けする。

137車種と19のロケーションをローンチ時に実装

 本作では内装までを再現した137車種が発売時には実装される。登場車種の中には前作『グランツーリスモ6』に実装されていたものもあるが、PS4での登場に合わせてモデリングがし直されている。

『グランツーリスモSPORT』

 これらの車種はグループ1~4というカテゴリーに分けられる。中にはリアルな車もあれば、現実にはないファンタジーな車も存在する。本作ではどちらも混在した世界でのレースが行われる。

『グランツーリスモSPORT』

 コースのロケーションは19種類、コースレイアウトは27種類が用意される。新たなコースとしては、ハーフマイルのオーバルコースである“Northan Isle Speedway“や東京の首都高速環状線(C1)をモチーフとする架空コースの“Tokyo Express Way”などが紹介された。

『グランツーリスモSPORT』
▲Northan Isle Speedway。
『グランツーリスモSPORT』
▲Tokyo Express Way。
『グランツーリスモSPORT』
▲Brands Hatch Circuit。
『グランツーリスモSPORT』
▲Nurburgring Nordschleife。
『グランツーリスモSPORT』
▲Willow Springs International Raceway。
『グランツーリスモSPORT』
▲Dirt Track。

山内氏「『グランツーリスモSPORT』は初代以来のイノベーション」

 発表会の冒頭で、山内氏は本作『グランツーリスモSPORT』について、「初代『グランツーリスモ』以来のイノベーションである」と語った。そんなイノベーションの一端が、本作のモードの中にある。

 本作は“SPORT”と名がついているとおり、競技としてのモータースポーツの再現を目指したデザインがされている。ゲームモードにも“SPORTモード”として用意されており、モード内には2つのオンラインのチャンピオンシップが用意される。

『グランツーリスモSPORT』

 1つは国の一員として戦うNations Cup。もう1つは自動車メーカーを支持して戦うManufacturer Fan Cupだ。とはいえ、どちらのチャンピオンシップも老若男女が参加できる。

『グランツーリスモSPORT』

 Nations Cupでは、世界を3つの時間帯で分類したアメリカ、欧州、アジア&オセアニアの3つのリージョンに分けられ、チャンピオンシップを勝ち抜いていくことでトップランクのプレイヤーがそれぞれの地域のファイナルへと進んでいく。その後、FIAが裁定するワールドファイナルへと進み、戦っていく。

『グランツーリスモSPORT』

 Manufacturer Fan Cupでは、各地域のトップドライバーによるメーカーのチームが結成され、FIAのワールドファイナルへと進出する。

『グランツーリスモSPORT』

 どちらのチャンピオンシップもワールドファイナルは年1回開催され、そこでの優勝者は、リアルのモータースポーツのチャンピオンと同じように表彰されるという。

 リアルのモータースポーツに関連する取り組みとしては、すでに“GTアカデミー”が存在するが、GTアカデミーはあくまで『グランツーリスモ』をメンバー選出の舞台として使い、実車での訓練はまた別に用意されている。

 実際にGTアカデミーの卒業生がスーパーGTなどで活躍している例もあるが、今回の『グランツーリスモSPORT』の取り組みは、ゲーム内でのチャンピオンをモータースポーツのチャンピオンと同列に扱うという仕組み作りにもなっている。

 また、『グランツーリスモSPORT』のプレイによって、実際のモータースポーツのライセンスが取れるようになるというシステムも用意されている。このライセンスはFIA Gran Turismo Digital Licenceとして用意され、ヨーロッパを中心に22カ国でライセンスとして認定される。まだ日本では認められていないが、今後の展開に期待したい。

『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』
▲デジタルライセンスと賛同している国。

豊富なロケーションと車を組み合わせられるScapes

 本作では、車にペイントを施せるLivery Editior機能が搭載される。ライバルである『Forza』シリーズではすでに話題となっているペイント機能だが、ついに『グランツーリスモ』シリーズにも導入となった。どの程度までのペイントが可能なのか、今後の情報公開を待とう。

『グランツーリスモSPORT』

 その他、本作のフォトモードが“Scapes”としてパワーアップ。豊富に用意された写真を選び、好きな車を写真内に置いて撮影ができる。写真内には光と空間の情報が用意されており、絞りやフォーカス位置、露出などを変更できる。

『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』
『グランツーリスモSPORT』
▲ロケーションは各地域に細かく分けられ、豊富に用意されている。なお、撮影した写真は4Kで書き出すこともできる。

●『グランツーリスモSPORT』PS4実機動画

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