【COJ de 行こうジェー!! #13】ちょもす氏が『コード・オブ・ジョーカー(COJ)』Ver.1期間を振り返る!(後編)
ちょもすです。みなさまいかがお過ごしでしょうか。やっぱり『艦これアーケード』でしょうか。いやいや、『COJ』もおもしろいですよ。
▲ちょもすさん |
今回は、前回の記事“『コード・オブ・ジョーカー(COJ)』Ver.1期間を振り返る!”の続きにあたりますので、先にお読みいただければと思います。それでは、Ver.1.3から始めさせていただきます。
Ver1.3
▲《虹色のキャンバス》 | ▲《恨みの眼差し》 | ▲《バンシー》 |
Ver.1.2EX前後から、毒飯を食らわせ続けてきた《ポイズンディナー》型のハンデスデッキに《恨みの眼差し》が加わり、より凶悪さが増したことが印象に残っています。今でこそ《大魔導士リーナ》や《原初神ガイア》が幅を利かせていますが、当時は彼女たちが6CPだったこともあり、あまり活躍はしていませんでした。
『COJ』の歴史ではめずらしい、青がイキイキとしていた時代ですね。ここまでずっと赤や黄が目立っていたので、開発者の方が意識したのではないかと予想しています(笑)。
Ver1.3EX1
▲《ミューズ》 | ▲《ライブオンステージ》 | ▲《選ばれし者》 |
《ミューズ》の追加は、しばらくの間強かった「赤黄系の【スピードムーブ】や《裁きのマーヤ》を許さん!」という意思を感じましたね。一度、Ver.1.3EX1のカードリストを見渡してみてほしいのですが、このカードだけ異質な能力を持っていることが感じられると思います。それだけ《蠅魔王ベルゼブブ》が、みんなのアイドルだったということなのでしょう(笑)。
《選ばれし者》も、当時は消滅したカードを回収できる《ダークプリースト》などのカードがなかったために、あまり使われてはいませんでした。こうして見ると、Ver.1.3あたりから、のちになって評価されるカードが増えた気がしますね。ちなみに、僕が「相手のユニットを3体消滅させる、超・蠅魔王剣を使えるカードを出せ!」といったようなことを言い始めたのは、このあたりからです(笑)。
Ver1.3EX2
▲《狂神アレス》 | ▲《大天使ガブリエル》 | ▲《策略の装填》 |
1ターン目に【珍獣】ユニットを2体召喚→2ターン目【珍獣】ユニットを3体召喚→3ターン目に軽減《狂神アレス》で5点! というのは、わかりやすく、かつ、衝撃的な動きでした。ユニット2体への【防御禁止】+5000ダメージを防ぎ切る盤面を作るのは非常に難しいため、【珍獣】ユニットをすぐに処理できるかが重要でしたね。
また、オリジナルデッキボーナスに大きく注目が集まったのも、このVer.です。稼働直後に《策略の装填》に4ポイントのボーナスがついたことにより、第一線で活躍できるいろいろな形のデッキオリジナルボーナスSのデッキが作られました。このことについては、「これまで少しづつAPを増やしてきたのに……」といった意見があった反面、「SデッキでAPが増えまくって楽しい」といった意見もあり、さまざまな議論を呼びました。
ちなみに、僕はこの"S期間"でAPが30000ほど増えたので、Sデッキは素晴らしいし、『コード・オブ・ジョーカー』は最高だと、より確信しました(笑)。
Ver.1.4
▲《破壊少女シヴァ》 | ▲《パールヴァティー》 | ▲《怪盗ZERO》 |
このVer.は、なんといっても《破壊少女シヴァ》でしょう。稼働前はたいしたことはないんじゃないかと思っていましたが、フタを開けてみれば彼女がすべてを破壊していました(笑)。2CPで15000ものダメージを出力するのは、やはり強かったですね。
Ver.1.4は、1つの方向に特化した尖ったカードが多かったとも思います。先行側に《パールヴァティ》を召喚されると、運しだいでとんでもない展開を強いられることになったり、《怪盗ZERO》が「フェアに行こう!」と言いながら全然フェアじゃない手札破壊を仕掛けてきたりして、かなり前衛的なVer.でした。
Ver.1.4EX1
▲《It’s showtime》 | ▲《天空のアイテール》 | ▲《火炎将軍スルト》 |
若干個人的な話にはなりますが、30パックを開けて戦う"第二回アルカナカップ"が行われたのがこのVer.の期間中でした。あの大会では、Ver.1.4EX1のエレメントシリーズのカードが強く、多くの人がこのVer.1.4EX1のカードパックを選択していましたよね。大会のルールは研究も含めて本当におもしろかったので、またいつかあのようなルールの大会を開催してほしいです。
普段の全国対戦に関しては、このVer.のカードはそこまで大きな影響を与えなかったと思います。ただ、のちのVer.で関連カードが充実していくことで、《天空のアイテール》や《火炎将軍スルト》などが一線で活躍していきます。そのことを考えれば、この時点で開発の方々は、追加カードの内容をすでに想定していたのかもしれませんね。
Ver1.4EX2
▲《光明神アポロン》 | ▲《始世姫ジョカ》 | ▲《丹花のリンリン》 |
《光明神アポロン》は環境を激変させる衝撃的なカードでした。後攻1ターン目にBP7000のユニットと、対戦相手のユニットと相打ちできるユニットを召喚してしまうからです。《アサルトエンジェル》も同様にかなり強力なカードで、こういった1ターン目に【特殊召喚】を利用して2体以上のユニットを並べる行為が、日常的になりました。ゲームの試合展開が大幅に早くなりましたね。
また《破壊少女シヴァ》のダメージを調整する目的でユニットを撤退させる"シヴァケア"のほかに、"ジョカケア"が必要になったのもこのVer.からです。盤面に4体以上並べる行為にリスクを与え、一方的な試合展開にならないようにする工夫なのかもしれません。
ただ、個人的には自分がせっかく召喚したユニットを撤退させるのは心苦しいです……。
Ver1.4EX3
▲《謀略の女王ミリア》 | ▲《文明崩壊》 | ▲《闇天使ネフィリア》 |
そして現行Ver.の1.4EX3です。《謀略の女王ミリア》と《文明崩壊》は思った以上のパワーカードでしたね。正直な話、《文明崩壊》を最初に見たとき「いったいどんなデッキに入れればいいんだ?? むっくさん??????」と思っていたのですが、フタを開けてみれば、ミリア珍獣デッキという、とんでもないデッキが完成していました。
《闇天使ネフィリア》も大活躍していますね。きょうびハンデスデッキは厳しいだろうと思っていたところに、《滅王アレキサンダー》の盤面解決力を生かした赤青デッキの誕生は感動すら覚えました。これだけ長い間本作をやっていても、まだまだ思いもよらないデッキがたくさん生まれてくるので、僕もまだまだだなぁと日々痛感しています。
前編から続き、『コード・オブ・ジョーカー』の過去を振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。この原稿を書いていて気づいたことは、意外にも自分は過去のVer.のことを覚えていたということです。それはつまり、バージョンアップのたびに印象に残ることが起きているということなんでしょうね。
近々行われる大型アップデートにより、新Ver.が100年後にも語り継がれるほどのすごいVer.になることを期待して、この記事の締めとさせていただこうと思います。
……1つ忘れていました。5月22日(日)は、全国大会"Code of Joker Championship"の決勝大会です。強い相手しか出場しておらず、すでに泣きそうな気持ちになっていますが、やるだけのことはやってみます。応援のほうをできれば、あるいはそれなりに(笑)、していただけましたらうれしいです。
それではまた!
(C)SEGA
- ▼『CODE OF JOKER Ver.1.4EX3 Grow=Win』
- ■メーカー:セガ・インタラクティブ
- ■ジャンル:思考型デジタルトレーディングカードゲーム
- ■操作方法:専用コンパネ
- ■プレイ料金:基本プレイ無料
- ■プレイ人数:1人