2016年6月5日(日)
『スパロボ』25周年イベントで『スパロボV』初公開! ささきいさおさん、水木一郎さんら豪華ゲストも出演
6月4日、千葉県・舞浜アンフィシアターにて、『スーパーロボット大戦』シリーズ25周年を記念したイベント“スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016”が開催されました。本記事ではイベントの模様をお届けします。
2部構成で行われた本イベント。第1部ではスペシャルステージとして『スーパーロボット大戦』の最新情報の発表やトークショーが、第2部では豪華アーティストによるプレミアムライブが行われました。
第1部では最新作『スーパーロボット大戦V』を初公開!
第1部の冒頭では、バンダイナムコエンターテインメントの代表取締役社長・大下聡氏が登場。今年の4月20日に25周年を迎えた『スーパーロボット大戦』を支えてくれたファンや関係者に対し、感謝の言葉を述べました。
▲大下聡氏。 |
次に姿を現し、大歓声で迎えられたのは長きにわたりシリーズを支え続けてきた声優・神谷明さん。会場に集まった熱狂的なファンや配信中の生放送を観ているユーザーに向けて「『スーパーロボット大戦』生誕25周年、みんな、本当にありがとう!」とメッセージを贈りました。
▲神谷明さん。神谷さんが声を発するたびに大きな歓声が! |
そんな神谷さんから紹介されたのは、幾多のアニメソングを世に送り出してきた伝説のアーティスト・水木一郎さん。名前がコールされると同時に、ステージ上には何やら大がかりなセットが!
観客全員が「これから何が起こるのだろう?」と固唾をのんで見守っていると、そのセットの中から突如として水木さんの姿が出現! さらに、振り向いて決めポーズをとった直後、一瞬にしてステージから会場中央に移動し『おれはグレートマジンガー』を熱唱! 突然の“水木イリュージョン”とライブに観客も大興奮の様子でした。
▲この直後、会場の中央に瞬時に移動! |
ミニライブが終わると、司会進行を務める置鮎龍太郎さん、相沢舞さんが登場。神谷さん、水木さんとともにイベントのオープニングをお祝いしました。ちなみにイリュージョンを見事成功させた水木さんは「緊張したけれど成功してよかった!」と安堵の表情を浮かべていました。
▲置鮎龍太郎さん。 |
▲相沢舞さん。 |
次に『スパロボ』シリーズのプロデューサー、寺田貴信さんが登場。25周年を迎えたことについて「20周年のイベントの時は、25周年のイベントはできないだろうなと思っていました。しかし関係各社様の尽力もあって、イベントを開催できました。本当にありがとうございます」とコメント。
▲人生のほぼ半分の時間、『スパロボ』に携わっているという寺田さん。 |
続いて、各タイトルごとのコーナーに。1つめは、6月30日発売のPS4/PS3用ソフト『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』。
ここでの新情報として、『無限のフロンティア』からハーケン・ブロウニング(声優:檜山修之さん)が参戦することが明らかとなりました。ハーケンの様子は、このタイミングで公開された第2弾PVで確認できます。
●動画:『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』PV第2弾
▲ハーケンの登場時には、一際大きな歓声が! |
本タイトルのトークセッションには、先述したハーケンを演じる檜山修之さんをはじめ、日笠陽子さん、緑川光さん、島崎信長さん、プロデューサーの塚中健介さんが登場しました。
主人公のトーヤ・シウンを演じる島崎さんは、過去に『魔装機神』の一般兵などを演じたことはあるものの『スパロボ』オリジナルキャラクターを演じるのは初とのこと。
ちなみに、トーヤは今までの作品史上、最多のセリフ量なのだそうです。パートナーの女性の多さやその掛け合い、また中期、後期のセリフの変化などが理由とのことでした。
檜山さんが演じるハーケンが参戦した理由としては、檜山さんの「オレ、いつ出られるんでしょう?」というご本人からの要望も理由の1つとのことでした。「オリジナルキャラを演じたい!」という夢がかなったそうです。
なお、PVには登場していませんが、ハーケンのサブパイロットとしてアシェン・ブレイデルも参戦するという発表が。ちなみに、アシェンは固定パイロットですが、ゲシュペンストのメインパイロットは変更できるそうなので、ハーケン以外の他のキャラとの掛け合いにも注目してほしいとのことでした。
コーナーの最後ではJAM Projectさんによる本作の主題歌『Shining storm』のミニライブが行われました。
続いて、iOS/Android用アプリ『スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)』のコーナーに。このコーナーからは、三上枝織さんが登場。三上さんは相沢舞さんとともに、最新情報を紹介していました。
▲大型アップデートの情報をお2人が入手! |
▲ついにボイスの実装が! 随時追加されていくとのことでした。 |
▲『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』からグランティードの参戦も決定しました。 |
ナビゲーションキャラクターのオリーヴ・オペールがパイロットとして参戦することも発表されました。声優は三上枝織さんです。
▲緑川さんが本作の高難易度クエストに挑戦する一幕も! 緑川さんはヒイロを使いこなし、見事クエストをクリアしていました。 |
『宇宙戦艦ヤマト2199』参戦決定を受け、ささきいさおさんが主題歌を熱唱!
そして次に、最新作として2017年発売のPS4/PS Vita用ソフト『スーパーロボット大戦V』の初お披露目が行われました。本作は、これまでシリーズをプレイしたことがない人でも楽しめるよう、従来の世界観を一新し、本作で完結するストーリーで展開予定とのことです。
▲発表時には鈴村健一さん、水樹奈々さんがナレーションを担当。 |
なお、参戦作品などの詳細は、速報記事に掲載されていますので、そちらをご確認ください。
●動画:『スーパーロボット大戦V』ティザーPV
▲復活参戦作品としては、『機動戦士ガンダムZZ』や『劇場版機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-』が特に大きな注目を集めていました。 |
▲新規参戦作品はどれも大きな歓声を持って迎えられていました。 |
▲一番のサプライズとなったであろう『宇宙戦艦ヤマト2199』! |
ちなみに、本作の“V”は“voyage(船旅・航海という意味)”のことなのだそうです。こちらについては、最近決定したとのことでした。
また、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や『真マジンガーZERO vs暗黒代将軍』は機体のみ参戦となることも発表されました。
『宇宙戦艦ヤマト2199』については、昔から出したいと思ってはいたものの、ロボットが出ていないなどの理由で実現できなかったそうです。
ただ、鈴村さんの「ヤマトまだですか?」といった熱意やバンダイナムコエンターテインメントからの「新しいクロスオーバーを」という要望などもあり、参戦が決定したということです。
そして、こちらも初参戦となる『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』についてですが、水樹さんは版権の『スパロボ』に出演されるのが初となるとのこと。収録時は「とにかく叫びまくりました!」と、演じての感想を述べていました。
ちなみに『スーパーロボット大戦V』は1作完結という形で、続編を作る予定はないのだそうです。参戦作品の物語がどのように収束していくかに注目してほしいということでした。さらに本作はアジアでのローカライズも決定しています。
そしてなんとここで、『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌を歌う大物アーティスト・ささきいさおさんによる『宇宙戦艦ヤマト』のライブパフォーマンスが! 迫力満点のステージに、観客は大きな拍手を贈っていました。
▲ささきいさおさん。 |
ライブ後には、25周年特別企画ということで、ささきさん、神谷さん、水木さん、そして寺田さんの4名によるメモリアルトークが実施されました。
「『スパロボ』にかかわってきて、どういうお気持ちですか?」という話題に対し、神谷さんは「20年ほど前、『スパロボ』に声が入るということで声をかけていただいて、八奈見乗児さんやキートン山田さんと、また演じられることになるとは思わなかった。ありがたいね、うれしいね」とお話されていたといいます。
また神谷さんはPVを観ての感想として、「歌手の方はこうして変わらず歌い続けているのに、声優は新しい方も次々に登場している。うれしいのは、僕たちが始めたことが脈々と続き、さらに進化しているということです」とも述べていました。
▲神谷さんの「シャインスパーク!」の声に、会場の皆さんも大喜び! |
水木さんは「『第三次スーパーロボット大戦』、このゲームすごいんだよ。マジンガーZとかいっぱい出てくるんだよ、という評判を聞いて遊んでいました」とコメント。
ただ当時は歌が入っていなかったので、寺田さんにお会いした際「『スーパーロボット大戦』のテーマなど歌えませんかね?」と質問されたのだそうです。寺田さんも「僕もそう思っていたんですよ!」とお返事されたといいます。それが水木さんと『スパロボ』の出会いだったようです。
収録についても神谷さんは「昔の音声を使うこともできたはずですが、全部新録音。すごくありがたかった」とコメント。水木さんも新緑したマジンガーZの主題歌などが入ったアルバムが、オリコンチャートにランクインしたことも強く印象に残ったと述べていました。
『宇宙戦艦ヤマト』の参戦について、ささきさんは「『スパロボ』にヤマトって異色だよね」と笑顔で話しつつ、寺田さんも「意外と違和感がないんです。戦艦というユニットも登場しますしね」と返し、ささきさんは「30周年もがんばらないとね」と意欲を見せていました。
そしてイベントのOPの演出についての話題に。水木さんは「大太鼓をたたいた、空中も飛んだ、今回はイリュージョン。でも配信で観てた人はイリュージョンに気付いてなくて“グレートマジンガーでアニキ絶好調”とか言ってる。オレ頑張ったのになんだよ!」と述べ、会場の笑いを誘っていました。
▲イベントを実施することが決定した際も「水木さんの演出を、今回はどうする?」という話題からスタートしたそうです。 |
そして「できれば30周年もこのメンバーでやりたいね」と述べ、メモリアルトークを締めくくりました。
『スパロボ』の名曲が多数披露された圧巻のプレミアムライブ
イベントの後半にはプレミアムライブが行われました。神谷さんの「みんな! 燃え尽きる覚悟はあるか!!」の掛け声とともに、会場はより一層ヒートアップ!
ライブのトップバッターを務められたのは、水木一郎さん。『鋼鉄ジーグのうた』『コン・バトラーVのテーマ』、そして“真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日”の『今がその時だ』、そして『スパロボOG』のテーマソングである『鋼の方舟』を熱唱しました。
続いて、美郷あきさんが『僕らの自由』を、米倉千尋さんが『嵐の中で輝いて』を披露。お2人とも、すばらしいパフォーマンスで『スパロボ』の25周年にエールを贈っていました。
そして次にささきいさおさんがステージに。神谷さんの「チェェェンジ! ゲッター1! スイッチ、オン!!」の掛け声に合わせ『ゲッターロボ!』を熱唱。
その後にグレンダイザー、グレートマジンガー、ゲッターロボGが夢の共演をはたした際のテーマソング『いざ行け!ロボット軍団』を披露しました。
続いて登場したのは水樹奈々さん。“クロスアンジュ 天使と竜の輪舞”の主題歌『禁断のレジスタンス』と『無限のフロンティア EXCEED』の『UNCHAIN∞WORLD』を高らかに歌い上げました。
そして、クライマックスに向け、JAM Projectの皆さんが登場! 『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』より『鋼のレジスタンス』、『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』より『Rocks』、『第2次スーパーロボット大戦α』より『SKILL』を熱唱し、会場の熱気は最高潮に!
▲途中ハプニングもありましたが、熱いパフォーマンスを長く楽しめたこともありファンも大満足の様子。 |
ラストには水木さんとJAM Projectがコラボし、『スーパーロボット大戦α外伝』の『鋼の救世主』を披露しました。
▲冒頭で一瞬ハプニングも起きましたが、それに対し水木さんはJAM Projectの皆さんに対し「このおかげでキミらともう1回パフォーマンスできるんだぜ!」とコメント。カッコいい! |
▲ラストでは『マジンガーZ』を全員で熱唱! |
会場全体が激しい熱気、そして大興奮に包まれた“スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016”。イベント中にもありましたが、30周年もぜひこのような形で『スパロボ』を出演者の皆さん、そしてファンの皆さんとお祝いしたいものですね!
新作が発表されるなど、より一層の盛り上がりを見せる『スーパーロボット大戦』。今後の展開にも注目していきましょう!
(C)SRWOG PROJECT
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)カラー
(C)サンライズ
(C)SUNRISE・BV・WOWOW
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006 CLAMP・ST
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C) 2006-2008 CLAMP・ST
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(C)PRODUCTION REED 1981
(C)PRODUCTION REED 1983
(C)PRODUCTION REED 1985
(C)PRODUCTION REED 1986
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(C)2001永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所
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(C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design (C)2006-2011 CLAMP・ST
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(C)賀東招二・四季童子/陣代高校生徒会
(C)賀東招二・四季童子/Full Metal Panic! Film Partners
(C)カラー
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(C)サンライズ
(C)SUNRISE/PROJECT ANGE
(C)ジーベック/1998 NADESICO製作委員会
(C)創通・サンライズ
(C)永井豪/ダイナミック企画
(C)1998 賀東招二・四季童子/KADOKAWA 富士見書房・刊
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2009 永井豪/ダイナミック企画・くろがね屋
(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会