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2016年6月15日(水)

男性目線の『アイナナ』プレイレポ【男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。】第4回

文:電撃Girl'sStyle、原 常樹

 みなさま、こんにちは。フリーライターの原 常樹です。男性アイドルたちの活動にスポットライトを当てた本格リズムゲーム『アイドリッシュセブン』(通称:アイナナ)。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

・もうリリースから1年が経つのに今からアイナナを始めても大丈夫なの?
・男性でもアイナナを楽しめるのか?

 ──という二つの疑問を同時に解決してしまうべく、本企画では僕自身がそのサンプルのひとりとしてプレイを進めていきます。その目標は「アイナナの日(7月7日)までにストーリーの第一部をクリアすること」。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 いよいよランクは50の大台も間近。今週はストーリーを第5章から第11章まで一気に読み進める感じになりました。

 第5章ではTRIGGERの活躍にあてられて、アイドルとしての第一歩を踏み出したIDOLiSH7。これまではグループ単位で物語が進んできましたが、ここからはそれぞれのアイドルについても一人ずつ深く掘り下げられていくことになります。最初にスポットライトが当たったのは陸くん。これまでの展開でTRIGGERの天くんとの関係性が少しずつ明らかになってきてはいましたが、それ以外に身体的に爆弾を抱えているということ(呼吸器系の病気)も明らかに!

 じつは筆者も近い症状(ぜん息)に悩まされてきたので、そのハンデの大きさが痛いほどわかっちゃうんですよね。気圧が変化する台風の前なんかはメチャクチャキツいはずなんですが……。しかし、陸くんは過酷な状況の中でも自分の限界を超えていこうとがんばる。 ──おいおい、そんな姿を見せられたら応援するしかないじゃないか!

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 マネージャー(常子)もそんな陸くんをしっかりサポートします。我が分身ながら、非常に優秀です!(分身……というにはちょっとかわいすぎる気がしますが) 作品の“センター”である陸くんの純粋な姿とがんばり(+マネージャー)にすっかり気持ちを盛り上げられたところに、これでもかとばかりにアイナナのストーリーは畳みかけてきました。

 まずは野外ライブのリベンジ成功、そこからのTRIGGERとの対立。そして、グループ内の人気格差の露呈──ストーリーが一気に濃くなっていきます。テキストのボリューム自体はこれまで同様に決して多すぎるわけではありませんが、各章ごとに細かい単位で起承転結が整っているので、その濃度とは裏腹に話がスッと入ってくる。フルボイスで楽しめることもあり、まるで30分アニメを1話ずつ見ているような錯覚さえ覚えます。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回
▲野外ライブで音が出なくなったときは、環くんと壮五くんがアドリブで対応! 僕も現実のとあるライブに取材に行ったときに近いシチュエーションを目の当たりにしましたが、その光景は演者の努力と想いが実現させた“奇跡”だと感じました。きっと環くんと壮五くんのステージもそうだったんでしょう……。

 陸くんに次いでスポットライトが当たったのは、野外ライブで大活躍を見せた環くんと壮五くん。環くんがひたすらテレビに映ることにこだわる理由も明らかになり、ここから八乙女事務所のアイドル引き抜き騒動へと発展します。そして、騒動の末に小鳥遊社長からは「7人揃ってのデビューは数年後になるかもしれない」という残酷なひとことが。過去の連載で“アイナナはライトに読めるストーリー”と書かせてもらいましたが、正直この辺りの展開はなかなか重いです……。

 しかし、どれだけ深く落とされようと必ず這い上がっていくのがIDOLiSH7。もちろん、ここでも彼らは足掻きまくります。そんな姿がとにかく魅力的なんですよね! そして、小鳥遊社長やマネージャーを始め、彼らの周りにいるメンバーも含めて、誰かひとりが前に向かって歩き出す姿勢を見せると、全員がそこに希望を見出して乗っかっていく。どこまで彼らはポジティブなんだ!

 以前にも書かせてもらいましたが、アイナナの登場人物たちの熱血な生きざまは、乙女向けというよりも少年漫画のそれに近い。こうなってくると、もはやプレイヤーの性別なんて関係ありません。アイナナは読み手を選ばず熱くさせる──そう結論付けていいと思います。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回
男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回
▲起死回生のミュージックフェスタを前に、メンバーそれぞれの信頼関係も深まっていきます。大和くんが「縁の下の力持ち」である三月くんの頑張りを認めていたり、一織くんが陸くんの兄弟関係にズバズバと切り込んでいったり、それぞれのやり方で他のメンバーをフォロー。

 ミュージックフェスタでは再びTRIGGERにもスポットライトが当たります。今までは謎のベールに包まれていた八乙女楽との意味深なシーンが……。はたしてこのシーンは後の展開に対してどんな伏線になっているのでしょうか。そして、IDOLiSH7には、またもやとてつもない試練が襲ってきます。上げたからには落とすというのはわかっていましたが、もうか! もうここで落としてしまうのか!

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 さらにここの落とし方が半端じゃない。アイナナ史上最大の落とし穴が更新されてしまいました……。どうやってここから這い出ていくんだという感じではありましたが、ナギくんという意外な伏兵が活躍。これまで掴みどころがなく不思議なポジションだった彼が、急激にカッコよく見えてきました。というか、みんなカッコいい!

 そう、IDOLiSH7は全員が全員、違ったカッコよさを持っているから7人を平等に応援したくなってしまうグループなんです。今回の失敗の件もそうですが、この7人は現実をしっかり向き合う度量と、その痛みを受け入れるメンタルを兼ね備えている。さすがに新人アイドルとしては、現実離れしている気もしますが……それだけ素晴らしい才能を持った存在なんだと捉えることにします。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回
男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回
▲マネージメントのサポートでグループを支えていた一織くんと、同じく見えないところでがんばっていた三月くんとのやりとりも微笑ましい。なんだかんだで近しい部分のある兄弟だからこそ通じ合うものがあるのかもしれません。

 ミュージックフェスタで失敗してしまったこともあり、小鳥遊事務所からのデビューは環くんと壮五くんの二人だけとなりました。しかし、デュオでの活動にIDOLiSH7という名前を使いたくないという環くんの意見でユニット名は「MEZZO"(メッゾ)」に……これってじつはすごいことですよね。デビューの時期を巡ってメンバー間にコンプレックスが発生するというのも「アイドル」をテーマにした作品では避けては通れない展開なのですが、環くんには仲間の顔がしっかり見えている。だからこそ、なんだかんだでIDOLiSH7は在り続けられるのでしょう。

 彼に限らず、IDOLiSH7のメンバーは全員で活躍することを最優先にしているのだというのがひしひし感じられて、そこは安心できます。こういうチームワークはいいですよね~!

 そして、ユニットだけでなくアイドルそれぞれの個性の掘り下げも行なわれていきます。バーベキューの現場で発覚しましたが、うちのユニットを支えてくれている壮五くんは意外と怖い子だったみたい……。あっ、いや、本当は彼が優しいのはわかっていますよ?(企画&ガシャ選考的にも)

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 グダグダながらもメンバーはWEB番組を皮切りに希望に満ちたリスタート! 大和くんも三月くんのひと言をキッカケにドラマ出演を承諾。大和くんと三月くんの掛け合いはミュージックフェスタの前にもありましたが、アイナナではこういったメンバー間の関係性についての伏線張り&回収がナチュラルなので、あとあとそれに気づいてニンマリすることが多いんですよね。これからの彼らの関係性も楽しみです。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 そういえば、ストーリーを読み進めたことで、「特訓」と「日替わりレッスン」が解禁となりました。

 まず、「特訓」は特定のソウルを使用することで、メンバーの能力の限界値を上げられるというシステム。各カードごとに特訓の上限回数も違うみたいです。なるほど、ガシャ選考で出たSSRは、SRから覚醒したSSRやイベントで手に入ったSSRよりも回数が多くなっている(=潜在能力が高い)のかな? ウチのセンターの壮五くんも育てたいところですが、ソウルも全然足りないし、そもそも標準の成長限界にも達していないのが現状。とりあえず後回しにしてよさそうです。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 「日替わりレッスン」はルーレットを回すことで楽曲を決定するタイプのライブ。難易度の設定はNORMAL LIVEと同じ4段階で、曜日ごとに違った傾向の報酬を得られるという仕組みみたいです。なるほど、ちょっとやってみましょうか。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 ……おっ、運よく来ましたよ。「MONSTERA GENERATiON」が。すでにきなこチャレンジも埋め終わっていますし、ここはよい肩慣らしになりそうです。この“モンジェネおじさん”が軽くShaking your heartしてやるとしますか。

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回
男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 ……!? なんだ、このグニャングニャンのスライドノーツは! そして、この嫌らしすぎるフリックノーツ。ホールドノーツの同時操作もここまで用意されているなんて……。……バカな、こいつは僕の知っているモンジェネじゃないッ!!

男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。第4回

 この強烈な不意打ちに、評価はS止まり。じつは日替わりレッスンの譜面(EXPERT)はNORMAL LIVEのそれよりも難しいみたいです。たしかによく見てみると難易度の☆が増えていますね……。

 安心感のあるメロディはそのままに、世界中を旅させるような指捌きを容赦なく要求してくる──まさか、あの母なるモンジェネにこんな一面があったとは想像していませんでした。情けない話ですが、僕はモンジェネのモの字も理解していなかったようです……。改めて恐るべし、アイナナ。

 しかし確実に音ゲーマー魂、そして、再び胸を張って「モンジェネおじさん」を名乗るためにも、次こそはしっかりとリベンジしたいところ。

 ちなみに、日替わりレッスンで難易度がアップしているのはモンジェネだけではありません。難易度の増え方は楽曲ごとに差があるみたいで、「Joker Flag」なんかはノーツの詰まり具合がいい感じになっていて、むしろ爽快感が増している印象でした。従来のEXPERTで物足りないという方にはうれしい感じですね。こうなると、もっといろいろな曲を演奏してみたくなるし、LIFEの回復が今まで以上に待ち遠しい!

 ──と、ストーリーにライブに、これまで以上にアイナナの奥深さがわかった気がする連載第4回。僕もだいぶアイナナ沼に浸かってきた気がしますが、残念ながらアイナナの日までは残り一カ月となってしまいました。もっとじっくり作品を追っていきたいところですが、来週はもう少しペースを上げつつ、アイナナの世界に潜っていきたいと思います!

 前回の記事はコチラ⇒男性目線の『アイナナ』プレイレポ【男性ライターが『アイドリッシュセブン』をやってみた。】第3回

(C)アイドリッシュセブン CD:Arina Tanemura

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