ヘヴィすぎた“Rock on 2Night GUILTY GEAR LIVE 2016”の模様をお届け！

文：喜一

　対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR』シリーズの音楽イベント“Rock on 2Night GUILTY GEAR LIVE 2016”東京公演が、6月17日に新宿BLAZEにて行われた。ヘヴィな音の数々に観客も熱狂したイベントの模様をお届けしよう。

▲写真左から梶原稔広さん（Gt.）、KEN☆KENさん（Dr.）、石渡太輔さん（『ギルティギア』シリーズゼネラルディレクター、Gt.）、NAOKI HASHIMOTOさん（Vo.）、長谷川淳さん（Ba.）、佐藤ノリチカさん（Gt.）。

Let’s ROCK!!　新旧シリーズの楽曲でライブ会場はアツすぎるほど盛り上がる

　チケットがSOLD OUTということもあり、多くの人が詰めかけた新宿BLAZEで1曲目に披露されたのは、5月に発売されたばかりの家庭版『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』のオープニング楽曲『Safe Intoxication』。NAOKI HASHIMOTOさんの重厚でありつつ、ノビもあるワイルドな歌声がオーディエンスを非常に盛り上げた。

　そして、続けざまに『SHOTGUN＆HEAD』や『Sky Should be High -Vocal Version-』、『Birthday Train』といったボーカル曲が演奏される。正直、ここまででも相当満足できるセットリストなのだが、まだまだライブ会場のギアは上がっていく。

　『GGXrd -REVELAOTR-』に参戦することとなった、ジョニー、ジャック・オー、紗夢のテーマも響く。特に『Bao Babel Nose』（紗夢のテーマ）では、随所にギターのアーミング（※）が見られ、そのように細かいニュアンスを出しているのかと驚かされた。

※ビブラート・ユニットを使用したギターの奏法。簡単にいうと音程を揺らす奏法。

　驚かされていたのもつかの間。レイヴンのテーマ『TSUKI NO SHIHAI』がものすごいパワーで演奏される。かと思えば、AC版『GGXrd -REVELAOTR-』のオープニング『Wanna be Crazy』が流れる。もう何がなんだからわからなくて、ひたすらLet’s ROCK!!　な気持ちで聞き惚れていた。

▲『All I Can Do』が名曲すぎて涙腺がゆるむ。まだ家庭版のストーリーモードをやってない方は、ぜひプレイしてみてほしい！

　ちなみに、MC中に話されていたが、ほぼ楽器を持ち換えないでプレイし続けたバンドの皆さんは流石のひと言。通常、楽曲ごとのキーにあわせて楽器のチューニングが違うこともあるので、プロの方々はそれにあわせた楽器を何本か用意し、曲ごとに持ち換えるのがスタンダードなのだが、見る限りでは1～2本しか使っていなかったので驚く……というか非常に大変なのだ。

　そんなこんなでライブも終盤へ差しかかる。往年の名曲とも言える『Holy Orders （Be Just Or Be Dead）』のイントロが流れ、会場もさらにヒートアップ。

　続けて演奏された『Still in The Dark』では、ゼネラルディレクターであり、楽曲も手がける石渡太輔さんが登壇。ファンの大歓声の中、ギターをかき鳴らした。

　この他にも、多くのボーカル楽曲が演奏されるなど、息つく暇もない盛り上がりを見せたライブだったが、家庭版『GGXrd -SIGN-』のED楽曲『Lily』でお別れとなった。

　石渡さんの「また会いましょう」の言葉を受けて、またいつの日かロックがあふれるヘヴィな1日を過ごしたいと思った次第だ。

■Rock on 2Night GUILTY GEAR LIVE 2016 SETLIST

(C) ARC SYSTEM WORKS

• “Rock on 2Night GUILTY GEAR LIVE 2016”公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 家庭版『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』公式サイト
• AC版『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』公式サイト