『ロードス島戦記オンライン』新クラス・シャーマン役の石川由依さんにインタビュー

文：Deep

　ゲームオンが運営するPC用MMORPG『ロードス島戦記オンライン』に近日実装予定の新クラス・シャーマンについて、キャラクターボイスを担当する石川由依さんとブランドマネージャーの加藤仁さんへのインタビューを行った。

　6月22日に大型アップデートが行われたばかりの本作だが、次回アップデートでは新クラスのシャーマン、およびシャーマンの二次職業であるエレメンタリストとレンジャーが追加される。

　ここでは各クラスの紹介に加えて、キャラクターボイスを担当する石川由依さんと『ロードス島戦記オンライン』ブランドマネージャーの加藤仁さんにインタビューを掲載。期待の新クラスや次回アップデートの見どころを語ってもらった。

▲“シャーマン”役の石川由依さん（左）とブランドマネージャーの加藤仁さん（右）。

新クラスは精霊の力を借りて戦う精霊使い“シャーマン”

■シャーマン

　不穏になってきた人間界の情勢調査と魔神にかけられた“呪い”を解くために、森の外へ出ることを志願する。エルフらしい保守的かつ慎重な性格で、激しい感情を表に出すことを好まない。

　しかし、仲間と認めた者に対しては、優しく思いやりがある行動をとる。本来は明るく穏やかな性格だが、自身にかけられた“呪い”のことで思い悩んでいる。

●キーワード【呪い】

　30年前に起きた魔神戦争で自分の住む“鏡の森”を守るために戦うが、魔神ケプクーヌによって呪いをかけられ、体内の精霊力のバランスが大きく崩れてしまう。

　症状としては、火の精霊力が強まることで体内の熱が上がり、高熱とだるさで体力が奪われ続ける竜熱（ドラゴンフィーバー）に近い。

　精霊とのかかわりを強めることで呪いの進行を抑えているが、その影響で髪の色が一部変化してしまっている。

●戦闘スタイル

　風の精霊の力で切り裂いたり、地の精霊の力で石つぶてを飛ばしたりと、自然界に宿るエネルギー“精霊”の力を借りて行使する“精霊魔法”で戦うキャラクター。また、弓の名手であり優れた狩人としても戦える。

●二次職業（レベル20で転職可能）

■エレメンタリスト

　精霊とのかかわりを深めることで、さまざまな精霊の力を借りることができるようになる。

　精霊とのかかわりが深まり呪いを打ち破る希望が見えたことで、本来の明るく朗らかな性格が大きく前面に現れる。また、人間たちとかかわったことで、感情をストレートに表現し始めた。

■レンジャー

　自身の呪いについての悩みと人間の負の面を見たことで、少し厭世的な物言いや考え方をするようになる。ただし、パーンや仲間たちのことは信頼しており、人間に対してもかすかな希望は抱いている。

かわいい系のキャラに石川由依さん歓喜!?

――『ロードス島戦記オンライン』への出演が決まった際の率直な感想をお聞かせください。

石川由依さん（以下、石川）：お話をいただいた時点では、『ロードス島戦記』は読んだことがありませんでした。調べてみると私が生まれるより前からある作品で、今もなお愛され続けていることに驚くと同時に、それほど素晴らしい作品なんだなと感じたのを覚えています。

　出演が決まってから小説を読み始めたので、まだ読み進めている途中ですが、果敢に敵に挑んでいくパーンたちが物語をどう進めていくのか、続きが気になってドキドキワクワクが止まりません。

――シャーマンを初めてご覧になった時の印象はいかがでしたか？

石川：純粋に「かわいい！」と感じました。普段ゲームなどではクールなキャラクターを演じることが多いので、かわいいキャラクターを演じられるのはうれしいです！

――シャーマンは複雑な背景を持つキャラクターとのことで、演じるうえで意識した点を教えてください。

石川：年齢を重ねていたり、呪いを解くために志願したという背景があるので、芯の強さや思慮深さ、穏やかさが出せたらと思いながら演じました。

▲しっかりとイメージを重ねて挑んだおかげか、スムーズに収録を終えられたとのこと。

――二次職業のエレメンタリストやレンジャーはそれぞれ性格が大きく変わるようですが、これらの演技についてはいかがでしたか？

石川：シャーマンとの違いを簡単に言うと、エレメンタリストは明るい性格に、レンジャーは暗い性格に変化します。異なる部分を意識することよりも、基本となるシャーマンのキャラクター性を忘れないように気をつけました。

――ちなみに、シャーマンとご自身の共通点は何かありますでしょうか？

石川：あえて言うなら、激しい感情を表に出すことを好まない、ところでしょうか。

――もしご自身がロードス島の世界に飛び込んだとしたら、どんな職業に就いてみたいですか？

石川：レイリアのような司祭かな。前線で戦うことはできないと思うので、一歩引いたところから仲間を支援したいです。

――最後に、読者に一言メッセージをお願いします。

石川：たくさんの方が愛してくださっている『ロードス島戦記』の新しい仲間になることができて、とてもうれしいです。ぜひ、私の演じるシャーマン、エレメンタリスト、レンジャーで遊んでみてください！

　また、今回はプレイヤーキャラとは別に、敵キャラの“冷酷なバルキリー”も演じさせていただきました。シャーマンとは180度違うキャラクターなので、そちらも注目してほしいです！

精霊使いの実装は開発関係者にとっても念願！

――まずシャーマンについてですが、なぜこの職業を追加することになったのでしょうか？

加藤仁さん（以下、加藤）：最初から選択可能なクラスも非常に魅力的ではあるのですが、やはり『ロードス島戦記』なので、原作のヒロイン・ディードリットのようなエルフの精霊使いは外せない要素かと思い、実装の運びとしました。本当はもっと早く皆様に遊んでいただきたいと思っていたくらいです（笑）。

――石川由依さんを起用するに至った経緯を教えてください。

加藤：シャーマンについては種族がエルフということもあり、透明感があって凛々しさと優しさの感じられるよく通る声と考えました。また、エレメンタリストは明るさやかわいらしさ、前向きさを、レンジャーは若干の影と虚無感、冷静さをというイメージですね。

　加えて、以前に石川さんがご出演されていたとある舞台での声をたまたま聞いたことがあり、それが非常にシャーマンのイメージにも合っていたため、企画が上がっていた当初から個人的には石川さんにお願いできればと考えておりました。

　エレメンタリストやレンジャーの設定が完成したところで、そのイメージにズレがないかや、他にご出演されている作品とあわせて改めて確認をさせていただき、合田（本作の運営プロデューサー・合田真二さん）やスタッフからも異論が出なかったことから、ぜひお願いしたいという形になりました。

――次回の大型アップデートの見どころをお願いします。

加藤：やはり新クラス・シャーマンの実装ですね。今までのクラスにはなかった“精霊”と一緒に旅をする感覚を楽しんでいただければと思います。すでに遊んでいらっしゃる方も、この機会にとプレイを考えてくださる方も、ぜひシャーマンでロードス島での冒険をお楽しみください。

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