2016年6月29日(水)
6月25日・26日に幕張メッセで開催された“次世代ワールドホビーフェア’16 Summer”。そのレベルファイブブースでは、7月16日に発売の3DS用ソフト『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』が初プレイアブル出展されました。
本記事では、試遊した感想をお届けします。
『妖怪ウォッチ』シリーズナンバリングタイトル最新作である本作では、USAとジャポン、2つの土地を舞台に、2人の主人公“天野ケータ”と“未空イナホ”が大活躍。“メリケン妖怪”や“トランプ系妖怪”など、新たな妖怪も多数登場し、その総数は600体を超えます。
“次世代ワールドホビーフェア’16 Summer”では、製品版のストーリーを初めから10分間、もしくはボスバトルを10分間遊ぶことができました。
ゲームを開始すると、2人の主人公のプレイヤー名を決めることになりますが、シリーズを遊び続けている人はここでまず驚くことになるでしょう。なんと本作では、女の子主人公が、TVアニメに登場する第2の主人公“未空イナホ”になっています!
従来のシリーズでは男女どちらかの主人公(容姿はアニメのキャラクターで言うと、ケータとフミちゃん)を選択し、冒険を繰り広げました。しかし本作の主人公は、上述した通りケータ(USA)とイナホ(ジャポン)となっており、2人を切り替えながらUSAとジャポンの両方で冒険していくことになります。
なお、ボイスも付いており、イベントシーンなどで声を聞かせてくれることもあります。
初期設定が終わると、ゲームがスタート。本作から登場する2人のFBY特別捜査官マルダーとカクリーが、UFOの墜落現場に向かう場面から始まります。2人の手には謎の“Yファイル”が……。この2人は、物語にどうかかわっていくことになるのでしょうか?
ちなみに、2人を演じるのは堺雅人さん(マルダー役)と菜々緒さん(カクリー役)です。
OPが終わると舞台はジャポンへ。家族(とウィスパー&ジバニャン)で外食を楽しむケータ。美味しい料理に舌鼓を打ち、満腹になったところでお父さんから衝撃の一言を告げられることになります。
▲まさか海外に引っ越すことになるなんて! |
▲仲よしのウィスパーとジバニャンも一緒に来てくれます。よかった! |
USAでの引っ越し作業を終えると、失くなったお母さんの眼鏡を探すことに。家の外に出ると、男の子に英語で話しかけられます。どうやら、「僕は隣の家に住んでいるんだ、友だちになろうよ」というようなことを言っているようですが、ケータは理解できず……適当に「イエス!」と答えて事なきを得ました。
眼鏡を見つけてお母さんに届けるケータ。これで一安心……と思いきや、眼鏡をかけたお母さんの様子が一変します。これは間違いなく妖怪の仕業! はたしてお母さんに憑りついた妖怪は一体……?
と、ここまで遊んだところで時間切れです。この後物語がどのように展開していくのかがとても気になります!
ちなみに、USAでは今まで使っていた“妖怪ウォッチ”を使用できないため、ウィスパーが新たに手に入れた“妖怪ウォッチ U1”を身に着けることになります。この“妖怪ウォッチ U1”と引き換えに、ウィスパーは“ある物”を勝手に手放してしまったようですが……。
気になるストーリーは、製品版をお楽しみに。“ドリームリンク”などの新機能が使えると噂の新ウォッチ“妖怪ウォッチ ドリーム”がどこで手に入るのかも気になります……!
▲“妖怪ウォッチ ドリーム”。 |
本作のバトルは、従来のシステムとは大きく異なる“タクティクスメダルボード”で展開。下画面で妖怪メダルを操ることになります。
バトルでは、9マスある戦闘マップ上で妖怪メダルを自在に動かし、同種族による陣形を組んだり敵の攻撃をよけたりなどの動きができます。たとえば、妖怪メダルを縦並びにすると、前に立つ妖怪が後ろの妖怪を守ってくれるなど、さまざまな効果が発生。並べ方によっては、バトルで大幅に有利になること間違いなしです。
従来通り、妖怪は攻撃したりサボったりと自由に戦いますが、本作から妖怪の配置を好きに組めるようになったことで、上述のようにより戦略性の高いバトルを楽しめるようになりました。
特に、敵の必殺技は発動まで数ターン必要になるかつ、効果範囲も限られているため、敵が発動準備に入ったら味方を安全地帯に移動させることで、ダメージを受けずにすむなど、本システムになったことによるメリットがかなり大きいです。
しかし、敵を含め各妖怪には、次に移動できるようになるまでの必要ターン数が決められています。もし移動した直後に必殺技のカウントダウンが始まってしまえば、運悪く大ダメージを受けることになるでしょう。闇雲に動かすだけではなく、計画的に動かさなければ不利になることがよくわかります。
筆者は闇雲に動かしたため、敵の必殺技をくらい妖怪が一気にダウンしてしまいました……。
●プレイ動画:『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』バトル編
バトルシステムが“タクティクスメダルボード”になったことで、従来よりも戦略性が大幅に増したバトルを楽しめるようになりました。『妖怪三国志』の際に感じた戦略性の高さを味わえる楽しさが、本作でも体験できるでしょう。
どこに妖怪を、どのようなタイミングで移動させるのか。どの妖怪とどの妖怪を縦並び、あるいは横並びにするのか。さまざまな妖怪の配置を試す実験的な楽しさも魅力の1つだと感じました。
試遊ではボスバトルのみの体験となりましたが、2体以上の妖怪と戦うバトルではどのような展開になるのか、今から期待が高まります!
なお本作には、試遊ではプレイできなかった新要素がまだまだたくさんあります。電撃オンラインでは紹介記事を掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに次世代WHF会場では、『妖怪ウォッチ3』とあわせて登場する『くじガシャポン 妖怪ドリームルーレット』や『妖怪ウキウキペディアドリーム』も試遊できました。冬には映画第3弾が公開予定など、新たな展開を迎える『妖怪ウォッチ』シリーズから目が離せません!
▲おなじみの巨大バルーン! |
▲『くじガシャポン 妖怪ドリームルーレット』。 |
▲『妖怪ウキウキペディアドリーム』。 |
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