2016年7月3日(日)

『プラスティック・メモリーズ』は“アイラとの想い出を作る”ことがテーマ。各システムを水野ディレクターが語る

文:Taka

 10月13日に発売予定のPS Vita用ADV『プラスティック・メモリーズ』のディレクター水野枝里子さんのインタビューをお届けします。

『プラスティック・メモリーズ』

 2015年4月に放送され、感動のエンディングを迎えたTVアニメ『プラスティック・メモリーズ』がゲーム化。プレイヤーは主人公・ツカサとなり、物語を読み進めていきます。物語内の選択肢によってさまざまなルートに分岐。

 アイラと交際するルートに入ると、彼女と過ごす約1カ月間の日々をプレイヤーの好きなように予定を組むことができる“スケジュールモード”やPS Vitaならではのシステムを活用した“ふれあいモード”など、特別なモードが出現します。さらに、アニメの結末の他にゲームオリジナルエンドが2本楽しめます。

 なお、アイラと交際しないルートでは、サブキャラクターたちにスポットを当てた物語が展開するとのこと。

 本記事では、ディレクター・水野枝里子さんによるゲームシステムの解説を掲載します。

“アイラとの想い出を作る”ことをテーマにした内容に

――『プラスティック・メモリーズ』のゲーム化について

 昨年アニメが放送され、私自身とても好きな作品だったので、ゲーム化するにあたってシナリオをどういった内容にするか非常に悩みました。

 アイラと過ごす時間は決まっているので、その限られた時間をどのように描いていくのか、またエンディングはどのようにするのがいいのか、原作の林と相談しながら進めていきました。

 結果、アニメのストーリーを追いつつ、オリジナル要素もふんだんに盛り込めたので、アニメを見た方も見ていない方も楽しめる内容になったのではないかと思います。

――ゲーム内容について

 アイラとの想い出を作る、ということをテーマに3つのモードがあります。アイラとの限られた時間をどう充実させるか、ということを楽しんでいただきたいですね。

 ミチル・カヅキ・エル・シェリーのルートもバラエティに富んだ内容になっていて、サブキャラルートをクリアしてからアイラルートに入るのもありだと思います。

 ツカサとの恋愛要素はないですが、キャラクターの日常やパートナーへの想いが描かれています。

『プラスティック・メモリーズ』
『プラスティック・メモリーズ』

――システムについて“スケジュールモード”

 “想い出づくり”というテーマに欠かせないモードです。アイラに残された約1カ月間、毎日をどのように過ごすか、60以上のイベントの中から予定を選ぶことができます。

 デートに出かけるもよし、出社するもよし、寮でのんびり過ごすもよし。付き合いたての初々しさから、距離が近くなった関係性まで存分に楽しむことができます! たまにサブキャラクターも登場して、エルが重要な役割を担っていたりします(笑)。

 また、イベントを1つこなすと、おまけとしてその日のアイラの日記を読むことができます。女の子の日記を覗き見ているようで、なかなかよいコンテンツになりました。

『プラスティック・メモリーズ』
『プラスティック・メモリーズ』

――システムについて“ふれあいモード”

 このモードは、e-moteといういうシステムを使っていまして、動きを付けた演出が可能になっています。

 ころころと表情を変えるアイラがめちゃめちゃかわいいです。好感度・触り方(タッチorスワイプ)・場所・衣装によって変わる、アイラのセリフや反応を楽しむことができます。

 ボイスも結構録りましたね。ツカサのように純朴な気持ちで触ってください(笑)。

『プラスティック・メモリーズ』
『プラスティック・メモリーズ』

――システムについて“お着替えモード”

 “ふれあいモード”と対になっていて、e-moteのアイラに色んな衣装を着せることができます。水着・浴衣など夏らしいものから、着ぐるみ・ナース服などちょっと面白いものまで用意しました。

 個人的には着ぐるみがオススメです。スケジュールモードの一部イベントでは、持っている私服の中から好きなものを選んで外出することもできるので、よりデート感が味わえるのではないかと思います。

『プラスティック・メモリーズ』
『プラスティック・メモリーズ』

――最後に

 アニメの世界観を引き継ぎつつ、新キャラクターを交えてより深く『プラメモ』を描いたゲームになっています。

 今後もさまざまな情報を出していきますので、ご期待ください。そして、暖かくて切なくて純粋なラブストーリーを楽しんでいただけるとうれしいです!

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