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2016年7月28日(木)

『アイドルマスター プラチナスターズ』をレビュー。やよいとゆくオセロ大会じゃなくてトップアイドルへの道

文:喜一

 バンダイナムコエンターテインメントより、本日7月28日に発売されたPS4用ソフト『アイドルマスター プラチナスターズ』のレビューをお届けします。

『アイドルマスター プラチナスターズ』

 本作は、11周年を迎えた『アイドルマスター』シリーズの最新作。プロデューサーとして、765プロのアイドル13人との合宿生活の中で、彼女たちとふれあいながら育成を行います。ついにPS4で『アイドルマスター』が遊べるということで、首を長くして待っていたプロデューサー諸氏も多いのではないでしょうか? 筆者もその1人です。

 前置きをしたところで、ひと言だけ言わせてください。技術の進歩って素晴らしい! ……この叫びの意味は記事内で感じていただければ幸いです。それでは実際に『プラチナスターズ』を遊んだ感想をお伝えしていきたいと思います。

舞台は事務所から合宿所へ!

 『アイドルマスター』といえば事務所があって、アイドルたちの頑張りで事務所がグレードアップして……なんてことが当たり前でしたが、本作は合宿所が舞台ということで、今までとは違ったアイドルたちの一面が垣間見えます。

 例えば、合宿所でお誕生日会らしきものが行われていたり、夜に枕投げをしていたりと、これまでの事務所の中では見られなかった765プロの面々を確認できます。ぶっちゃけ眺めているだけでも楽しいです。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲こんな姿は事務所じゃ見られないですよね。余談ですが、枕投げをしている時に真だけ片手で枕をはじいていて、お茶を吹き出しそうになりました。どこの武闘派キャラ!?(笑)

 そして、基本的なゲームの流れについてですが、これまでの『アイドルマスター』シリーズを遊んでいる方へは説明不要なぐらいの安心設計です。ですが、これから『アイドルマスター』のゲームを遊ぶという方も多いでしょうから、簡単に解説しておきましょう。

 『アイドルマスター』のゲームでは大きくわけてレッスン、営業、ライブの3つをこなしていくことになります。もちろん、他にもコスチュームのお色直しなど、できることはたくさんあります。

 簡単に説明するならば、レッスンはアイドルたちを磨く、営業は知名度を上げてファンを増やす、ライブはアイドルランクを上げたり、ファンの人数を増やしたりなどとなっています。これらの要素はプレイしていく中で欠かすことはできないものです。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲コスメレッスン後の美希は、いつもより大人っぽい感じに。
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲しっかりタッチイベントもあります。この後の展開はプレイしてのお楽しみ!

60fpsで描かれるライブシーンに目が釘付け!

 本作のライブはリズムゲームとなっており、ここでCLEARラインに到達する必要があります。前作『ワンフォーオール』と比べると、かなりリズムゲーム寄りのゲーム性になっているので、難しいという方もいらっしゃると思いますが、難易度の設定ができるのでご安心ください。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲難易度PROよりも上は、どうやったら出せるんでしょうか。ちなみにPROをFULLCHAIN(フルコンボ)しても出ませんでした。気になります!
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲音のズレを設定するリハーサルモードもあります。

 また、もっと難しい難易度が遊びたい方向けに高難易度があるとのことなので、こちらもご心配なく! 少しリズムゲームが得意な人なら、難易度PROでも余裕でCLEARできると思います。

 リズムゲーム部分も大事ですけど、ライブを成功させた後のアンコールもとても重要。自身の担当アイドルたちのライブがじっくり見られるのですから、こんなにうれしい時間はありません。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲ライブ前もアイドルたちのかわいいポーズでテンションアップ!

 アンコール時はカメラ操作をしたり、歌詞を消したりと、ご存じの方にはおなじみですが、何と言ってもグラフィックがめちゃくちゃ綺麗なので、これまで通りと考えているとアイドルたちのかわいさに悶絶しますよ!

『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲60fpsで描画されるため、非常にぬるぬる動いてくれます。何度でも言わせてください。技術の進歩ってすごい……。

ドキドキのプロデュース。序盤の流れを紹介しマス!

 ここからが本番……ついにPS4で『アイマス』が遊べるとのことで、ただのイチプロデューサーと化した筆者がプロデュース開始から序盤の流れをお届けします。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲僭越ながらもう1人として足を踏み入れました。どちからというと踏まれるほうが……いえ、何でもありません。

 生まれてからもやしを愛して早2●年。アーケード版のころから高槻やよいをプロデュースし続けて早9年、もやしの導きに従い本作でもやよいをプロデュースすることに。いくぜ、やよい!! うっうー!

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲やよいがかわいすぎますね。かわいすぎてもやし警察(何それ)に捕まらないか心配です。マジメな話をするとアイドルたちのプロフィールカードは個性的でおもしろいので、じっくり見てみてください。

 ちょっと待ってください、担当アイドルを決めたからってタイムセールに行かないでください! 次は早速ライブをやりますから。765プロの敏腕事務員である音無小鳥さんにいろいろとレクチャーされつつ、ライブスタート。最初に選んだ曲は『READY!!』です。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲そうそう、マニーは天下の回りモノですから……。当面の目標はもやしパーティをやれるぐらい稼ぐことに決定。
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲やよいの愛らしい姿に仕事の疲れが癒されます! 2日ぐらい寝なくても大丈夫そう。

 アンコールまでじっくり見たところでライブは終了。すかさずライブを保存することで、後からメニューの765パッドのアルバムで見返せますので、初ライブはぜひ保存しましょう。あとで見直しながらもやしパーティをするのもオススメ。

 社長からお褒めの言葉をいただいたと思ったら、矢継ぎ早に2人目をプロデュースすることになりました。気が早いな社長! いつも2人目は誰に参加してもらうか非常に悩みますが、気分屋な筆者もビックリなぐらい急激におにぎりが食べたくなったので美希にお願いしてみましょう。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲いきなりそこの人だなんて失礼な……あ、荷物運んでおきますねー!

 恒例のユニット名決めも済ませて、やよいと美希の初ライブです。いや~よかった、よかったと思っていたら、社長にうまいことのせられて3人目を任されることになりました。マジで...!?

 小一時間悩んだ末に、狂おしいほど“らぁめん”が食べたくなったので貴音をプロデュースすることに決定。我がユニットに“もやしらぁめんおにぎりセット”な雰囲気が漂います。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲我ながら素敵なユニットになったのではないでしょうか。
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲らぁめんを運ぶ貴音を思わず凝視する真美。そういえば、アニメでは亜美真美が“四条貴音のラーメン探訪”のアシスタントを務めていましたね。

 いくつかのライブと営業、タイムセール(ゲームにはありません)をこなし、765プロのメンバーが合宿所に勢ぞろいしました。何とすぐさまオールスターライブをやるそうで、気合いが入ってきます。オールスターライブにはメドレー形式と3曲連続で披露する形式があり、最初はメドレーとのこと。

 メドレー用の楽曲として高木社長から“キラキラ いっぱい WAY! MEDLEY”をもらいました。ウェーイ! 曲の構成はタイトルからもわかるとおり『キラメキラリ』、『いっぱいいっぱい』、『GO MY WAY!』になっております。

 メドレーは全員参加となるため、それぞれのフォーメーションを組む必要があります。楽曲の順番とかを考えて組んでみるとおもしろいですよ!

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲『キラメキラリ』はやよいをセンター、『いっぱいっぱい』は律子をセンター、『GO MY WAY!』は春香をセンターにしてみました。見た目どおり、真ん中に配置したアイドルがセンターになります。
『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲ステージは広くて最高です。背景色も楽曲にあわせて変化!

 そしてオールスターライブも無事成功し、やよいの目標はトップアイドルになってファンのみんなとオセロ大会を開くことに決まった……って違います!

『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲待ってやよい、偉いけど寝ないで!

 オセロ大会はとても大事な目標のひとつですが、社長の口から語られる“エクストリームライブ”が最終目標となります。アイドルランクB以上であれば開催でき、オールスターライブ規模の会場を1人で盛り上げなくてはいけないとのこと。大丈夫かやよい……大丈夫か俺!

『アイドルマスター プラチナスターズ』
『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲任せてください社長。オセロ大会もエクストリームライブも成功させてやりますよ!

 ということで、テンション高めで序盤のプレイレポートをお届けしました。何よりもグラフィックの進化で、765プロの面々がかわいくなりすぎていて、普通に見とれてしまいましたね。

 衣装も電飾が動くものがあるなど、見るだけでも非常に楽しいものとなっています。ライブでのリズムゲームは難易度を設けることで、いろいろな方々が楽しめると思いますので安心してください。

『アイドルマスター プラチナスターズ』
▲アイドルやコーディネート、楽曲などを自由にセッティングしてライブが見られる“ステージフォーユー!”も楽しいですよ! もちろん、竜宮小町! とかやれちゃいます。

 舞台は変わっても765プロは765プロ。いつもの彼女たちとの賑やかな生活が待っています。筆者も1人のプロデューサーとして楽しませていただきたいと思います。それでは最後にこのひと言でお別れを。「プロデューサーさんっ! PS4で『アイマス』ですよ、『アイマス』!」

『アイドルマスター プラチナスターズ』

※画像は開発中およびイメージです。
(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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