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2016年8月1日(月)

セガネットワークスとランサーズがデジタルマーケティング支援の合弁会社を設立

文:Dai

 セガネットワークスとランサーズは、企業のデジタルマーケティング支援を目的とした合弁会社“クロシードデジタル”を新設します。

“クロシードデジタル”

合弁会社新設の背景

 スマートフォンの普及、ソーシャルメディアの浸透などを背景に、消費者の行動や嗜好をはじめとするデータがインターネット経由で取得して活用できるようになり、大手企業を中心にマーケティングクラウドの導入が拡大しています。

 しかしながら、充実した顧客データ基盤をもって企画から制作・運用までをサポートできるプレーヤーは少なく、導入した枠組みを十分に活用できる状況ではありませんでした。

 セガネットワークスでは、マーケティング支援サービス“Noah Pass(ノアパス)”を通じ、ゲーム事業会社に対して無料で利用できるアプリ間相互送集客システムやゲーム内課金以外の収益化機会を提供しており、同時にゲームユーザーへのプロモーションを希望する企業向けには、O2Oサービスを含む広告メニューの開発・提供を進めてきました。

 一方ランサーズでは、クラウドソーシングを活用した企業向けソリューションサービス“ランサーズ for ビジネス”で、コンテンツマーケティング支援に取り組んできました。両社はこうした展開で得た各々の強みを活かしながら、新たなデジタルマーケティング支援事業を展開すべく、本合弁会社を設立することとなりました。

“クロシードデジタル”

●“Noah Pass(ノアパス)”とは

 セガネットワークスがスマートフォンゲーム企業向けに展開している相互送集客、データ分析などのマーケティング支援サービスの総称で、現在参画しているゲーム企業は135社、ゲームアプリは784タイトル、累計接触端末数は1億4,534万台、月間ユーザー数は約1,236万人です(2016年6月末時点)。

 このユーザープールを活用し非ゲーム企業向けにアドネットワーク(NoahAD)をはじめとする有料広告事業の展開も開始されました。

事業スキーム

 “Noah Pass”は、累計接触端末数1.4億、ゲーム開発会社を中心としたパートナー企業135社、タイトル数784タイトル(2016年6月時点)という規模を持ちます。

 一方、ランサーズは、日本最大級のクラウドソーシングを活用し、400社を超える企業のマーケティング活動の制作・運用を支援。加えて、コンテンツをもとにオーディエンスデータを生成する“Quant(クオント)”の提供もしています。

 両社はクロシードデジタルの下でこれらのサービスを連携し、データ活用、送客/広告配信、制作/運用、ビジネスマッチングといった企業のマーケティング支援を行っていきます。

“クロシードデジタル”

 この第1弾として、ゲームキャラクターの情報データベースサービス“Expi(エクスピ)”の提供がゲーム事業会社向けに本日より開始します。

 また、今後同サービスと親和性の高いウェブメディアを連携したネットワークが創出され、ゲーム事業会社、異業種企業双方のデジタルマーケティング活動を支援できるサービスが提供される予定です。

“クロシードデジタル”
▲Expi。
“クロシードデジタル”

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