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2016年8月18日(木)

『FF15』バトルや釣りなどの感想をお届け。仲間との連携が重視され、より戦略的な戦闘に

文:喜一

 11月29日に発売予定のPS4/Xbox One用ソフト『ファイナルファンタジーXV(15)』。アニメやフルCG映像作品と多岐にわたる展開で、作品全体が盛り上がっていますね!

『ファイナルファンタジーXV』

 そんな『FFXV』を追いかけ続ける筆者が、本作の新バージョンのレビューをお届けしていきたいと思います。ストーリーラインには触れず、バトルやミニゲーム的な要素について触れていきますので、ご安心を。

序盤のバトルの感想をあらためてお届け!

 まずうれしかったのが、E3で話していたとおり操作方法が2つ用意されていたことです。“エピソード・ダスカ”での操作方法と、『プラチナデモ』の操作方法のどちらかから選べます。

 また、バトルカメラの距離も近~遠距離を選択できます。この辺りが細かく選べるようになっていますので、だいぶ自分好みのスタイルが作りやすくなっています。実際に動かしてみた感想ですが、筆者はバトルカメラ中距離で感度もデフォルトがちょうどよい感じでした。

 バトルは、かなり仲間と戦っている感じが強いものに変化した印象。“エピソード・ダスカ”時は、ノクトがスキルやアビリティ、ファントムソードをガンガン使って1人最強状態のスタイルがおもしろくもあったのですが、仲間コマンドの登場で、ゲージを把握しつつ、どこでこの仲間コマンドを使うかといった戦略性がでてきたように思います。

『ファイナルファンタジーXV』

 例えば、大勢の敵に囲まれている時はグラディオが武器を振り回す広範囲攻撃の“テンペスト”、複数の敵に連続シフトブレイクできるイグニスの“マーク”もオススメ。

 強力な単体の敵がいる時はプロンプトのペネトレイトで防御力をダウンさせてもよいでしょう。

『ファイナルファンタジーXV』

 また、これらのアビリティ関連はアビリティコールと呼ばれるメニューから、拡張することもできます。ちなみに、アビリティコールの画面が『FFX』のスフィア盤みたいで結構好き。

 ここでは装備できるアクセサリの数が増やせたり、サブ武器として装備できるものを増やせたりできます。ノクトの項目でエアステップと呼ばれる空中ステップの回数が増やせるものがあり、かっこよく動きまくりたい人はこれからあげていきましょう。MPがある限り、縦横無尽に動けますよ!

『ファイナルファンタジーXV』

 これらのアビリティを増やすためのAPは、バトル中の仲間からの指示を達成するなどして獲得できます。なるべく仲間からの指示は聞いてあげましょう。

●魔法

 レビュー用のプレイでは魔法が使えるようになりました。フィールド各地にある各属性のエレメントを吸収し、それを使用して魔法を生成することができます。

 エレメントは数値で表すと0~99所持できまして、例えばファイアを作ること自体は炎のエレメントを1使えば可能です。ただ、ここで使用するエレメント数(1~99)の値を増やせば増やすほど、魔法の威力が上がっていくわけですね。

 60を超えたあたりからは、ファイラに変化します。魔法の掛け合わせもおもしろいですが、エレメント数1のファイアを量産して炎上ダメージを狙ってみたり、99使って高威力のファイラをぶつけてみたりと、自分のプレイ次第で魔法の使い方は幅広くなります。

●ファントムソードをすべてそろえた状態で戦いたい!

 本稿のバトルの感想は、あくまでも序盤でできることのみについて書いているため、完全な本作のバトルを遊んでの感想ではございません。

 ということで、ファントムソードがすべてそろった状態でのバトルが、どのように変化するのか、かなり気になる状況です。“エピソード・ダスカ”や『プラチナデモ』と違い、本編では多くのファントムソードが登場するため、その組み合わせによっても可能性が……? といった感じでかなり想像しちゃいました。

『ファイナルファンタジーXV』
『ファイナルファンタジーXV』

釣りと『ジャスモン』に奪われる時間について

 油断していました……本当は総括を書こうと思っていのですが、あまりにもプレイ中に釣りと『JUSTICE MONSTERS FIVE(ジャスモン)』を遊び過ぎてしまい、これはどうしても少し触れておかなければならない気持ちに。

 まずは『ジャスモン』から触れていきましょう。CHAPTER 3に入ったあたりから遊べるようになる『ジャスモン』は、『FFXV』の世界でノクトたちがはまっているゲームです。

 簡単に説明すると、体力と固有能力を持ったモンスターをボールにして、ピンボールをプレイするような形です。単純ながらに奥深いため、油断すると1時間は平気で遊んでしまいます。筆者も仕事から逃げるように遊んでいました。

 『ジャスモン』……恐ろしいゲームでした。皆さんもプレイする際は冒険に支障が出ない範囲で遊びましょう。行くぜッ! ジャスティス――!!

●ノクトがハマるのも納得! 釣りの世界とは

 ある魚を釣ってきてほしいと言われて、その魚が釣れるまで粘り続ける筆者。プロンプトは「『キングステイル』やってていい?」とか言い始めるし、釣れたら釣れたで仲間から「小さい」と口々に煽られます。悔しいッ!

 釣り……なんて孤高の趣味なんでしょう。その代わり、狙った獲物が釣れた時のうれしさはひとしおです。一度ハマるとライン、ルアー、ロッド、リールを豪華にして、大物を釣り上げたくなってきますよ。

『ファイナルファンタジーXV』
『ファイナルファンタジーXV』
『ファイナルファンタジーXV』

グラディオ、イグニス、プロンプトと一緒に旅をしている気持ちが増した!

 本当に本作のさわりの部分だけしかプレイできませんでしたが、ワクワクしっぱなしでした。どこまでも広がるオープンワールドはとても広大で、徒歩で周りきるのはかなり難しいでしょう。

 バトルは、カメラ距離の調整や仲間コマンドの追加によって、より『FFXV』らしいものに変化。ノクトを支える頼もしい仲間たちと戦っている気持ちがより一層高まります。アニメ『BROTHERHOOD FFXV』をチェックしておくと、さらに気持ちがノるかもしれません。

 また、釣りや『ジャスモン』といったサブ的な要素も欠かせません。冒険に疲れてしまう時もあると思いますが、そんな時はこれらのミニゲームで気持ちを切り替えましょう。やりすぎてしまうのが玉に瑕なんですが(笑)。

 何にせよ、やはり物語の展開がとても気になります。コイツがどうなるだとか、ココからどうなっちゃうのとか、先のことを考えるのがとても楽しいです。『FF』らしい物語にも期待が高まりました。

『ファイナルファンタジーXV』

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MAIN CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA

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