PS Vita版が3月に発売され、PS4版『X HD』が8月25日に発売となる『初音ミク -Project DIVA- X』。今回はそのゲーム内容を紹介する。

▲PS Vita版『初音ミク -Project DIVA- X』

▲PS4版『初音ミク -Project DIVA- X HD』

　『初音ミク -Project DIVA- X』は、電子の歌姫・初音ミクが主演のリズムアクションゲーム『Project DIVA』シリーズの最新作。コンセプトは“ライブ＆プロデュース”で、新たに搭載された“ライブクエストモード”ではミクたちと一緒に最高のライブを目指していく。

　これまでのシリーズのような感覚で遊べる“フリープレイモード”や、自分の思い通りの演出を設定できる“ライブエディットモード”も搭載されている。

　まだ遊んでいない人に向けて、本作の大まかな概要に続いて、モジュールとアクセサリという2つの要素・魅力をお届けしていく。

　電撃オンラインでは開発者のインタビューやミクさん好きライターのレビュー、イメージイラストを掲載しているので、あわせてご覧いただきたい。

　なお、特に記載がない場合の画像はPS Vita版。

ゲームで楽しめる“ライブクエストモード”やメドレーを紹介

　“ライブクエストモード”は新たなモジュールやアイテムを入手できるモード。ミクたちとの会話しながら5種類のエレメントがつかさどるエリアを巡っていくことに。

　エリアごとに存在する“ジェム”にボルテージをためて満タンにすることで、新しい展開が開けていく。

　ワールドとして、ニュートラル、キュート、クール、ビューティ、カオスという5種類のエレメントが存在。楽曲、モジュール、アクセサリにも、エレメントが設定されていて、楽曲のエレメントにあわせたモジュール、アクセサリを身につけることで、ボーナスを受けられる。

▲『愛の詩』（アーティスト：ラマーズP）（ニュートラル）

▲『ツギハギスタッカート』（アーティスト：とあ）（キュート）

▲『ロストワンの号哭』（アーティスト：Neru）（クール）

▲『脳内革命ガール』（アーティスト：MARETU）（ビューティ）

▲『バビロン』（アーティスト：トーマ）（カオス）

　さらにシリーズ初の要素として、幅広い選曲と実力派アーティストによるアレンジを楽しめる、メドレー楽曲が収録されている。

●『はじまりのメドレー ～プライマリーカラーズ～』（メドレーアレンジ：OSTER project）

収録曲：『恋スルVOC＠LOID』、『Dreaming Leaf -ユメミルコトノハ-』、『フキゲンワルツ』、『ミラクルペイント』（アーティスト：OSTER project）

●『キュート・メドレー ～アイドル サウンズ～』（メドレーアレンジ：Mitchie M）

収録曲：『イージーデンス』、『FREELY TOMORROW』、『ビバハピ』、『アゲアゲアゲイン』、『アイドルを咲かせ』（アーティスト：Mitchie M）

●『クール・メドレー ～サイバーロックジャム～』（メドレーアレンジ：DIVELA　マニピュレート：攻（おさむ））

収録曲：『アンハッピーリフレイン』（アーティスト：wowaka）、『マイリスダメー！』（アーティスト：ライブP）、『天樂』（アーティスト：ゆうゆ）、『Palette』（アーティスト：ゆよゆっぺ）、『このふざけた素晴らしき世界は、僕の為にある』（アーティスト：n.k）

●『ビューティ・メドレー ～Glossy Mixture～』（メドレーアレンジ：Treow（ELECTROCUTICA））

収録曲：『Dependence Intension』（アーティスト：Treow（ELECTROCUTICA））、『Sweet Devil』（アーティスト：八王子P）、『Nebula』（アーティスト：Tripshots）、『Chaining Intention』（Treow（ELECTROCUTICA））

●『カオス・メドレー ～ギガリミックス～』（メドレーアレンジ：ギガP）

収録曲：『ぴんこすてぃっくLuv』、『ギガンティックO.T.N』、『おこちゃま戦争』（アーティスト：ギガP／れをる）、『いーあるふぁんくらぶ』（アーティスト：みきとP）

●『終極のメドレー ～超絶技巧暴走組曲～』（メドレーアレンジ：cosMo＠暴走P）

収録曲：『初音ミクの消失』（アーティスト：cosMo＠暴走P）、『裏表ラバーズ』（アーティスト：wowaka）、『Sadistic.Music∞Factory』（アーティスト：cosMo＠暴走P）、『二次元ドリームフィーバー』（アーティスト：PolyphonicBranch）、『初音ミクの激唱』（アーティスト：cosMo＠暴走P）

PS Vita版とPS4版の違いとは!?

　PS Vita版とPS4版の違いは、タイトルに現れているように“HD”。PS4版では“フルHD”の解像度と60fpsのなめらかな動きで、美しさと遊びやすさを実現している。

▲PS4版『Mrs.Pumpkinの滑稽な夢』（アーティスト：ハチ）		PS4版『クール・メドレー ～サイバーロックジャム～』

　PS Vita版はタッチ操作に対応している他、カメラを使ったポートレートモードを搭載。ポートレート機能では、キャラクターにさまざまなポーズを取らせて写真を撮ることができる。

　PS4版にはキャラクターの表情やポーズを選び、好きな背景と組み合わせて画像を作成できるフォトスタジオモードが搭載されている。高精細なキャラクターとお好みの画像と組み合わせ、自分だけの壁紙を作れる。

　背景は、ソフトに収録されている画像に加えて、USBストレージからの読み込み、PlayStation Cameraで撮影した画像と組み合わせることも可能。さらに、明暗や色調も調整することができる。

　さらにPS4版は発売後のアップデートにより、ライブエディットモードで作成したステージを、PlayStation VRで鑑賞可能できるようになる。コスチュームやステージを好みのものと組み替えて、自分だけのライブをエディットできる。

　なお、下のPS4版の画像はPS VRのイメージ。

やっていない人に向けてモジュール画像を掲載

　『Project DIVA X』では多数の新作モジュールが搭載されている。過去シリーズ作品のモジュールも収録され、その数は約300着。

　モジュールはライブクエストモードのリズムゲーム中に発生する“チャンスタイム”を成功させるとドロップする。そのままクエストをクリアすると入手できる。

　先ほど説明したように、モジュールにはそれぞれ“エレメント”という属性が設定されている。例えば、キュートの楽曲にキュートな衣装とアクセサリを合わせてプレイすることで、ボルテージを上げやすくなる。

　以下で、さまざまなモジュールの一部をお届けしていく。

●ミク

▲アノード・エレクトロニカ（デザイン：藤ちょこ）		▲バンテージハート（デザイン：ががめ）

▲チョップスティック（デザイン：なぎみそ）		▲はいふぃいばぁ（デザイン：ピノキオピー）

▲シー・リリィ（デザイン：あわしま）		▲ロリポップ（デザイン：ほにゃらら）

▲エンゲージ（デザイン：toi8）		▲パンプキンドリーム（デザイン：ハチ）

▲カンタトリス（デザイン：優）		▲ロッキンストーン（デザイン：Nidy-2D-）

▲ブリリアント・バタフライ（デザイン：喜多嶋時透（ELECTROCUTICA））		▲アンビヴァレンツ（デザイン：穂嶋）

●リン

▲アストレイ（デザイン：456）		▲オレンジこんこん（デザイン：さいね）

▲バーニングストーン（デザイン：Nidy-2D-）		▲ピュア・バタフライ（デザイン：喜多嶋時透（ELECTROCUTICA））

▲アイヴィーキャッツアイ（デザイン：Rella）		▲パティシエグレーテル（デザイン：鈴ノ助）

●レン

▲ホーリィランサー（デザイン：穂嶋）

▲パティシエヘンゼル（デザイン：鈴ノ助）		▲ライトニングストーン（デザイン：Nidy-2D-）

▲ブレイブ・バタフライ（デザイン：喜多嶋時透（ELECTROCUTICA））		▲アイヴィートムキャット（デザイン：Rella）

●ルカ

▲カソード・エレクトロニカ（デザイン：藤ちょこ）

▲十六夜（デザイン：一葉モカ）		▲ドミネントストーン（デザイン：Nidy-2D-）

▲エレガント・バタフライ（デザイン：喜多嶋時透（ELECTROCUTICA））		▲アイヴィームーラン（デザイン：Rella）

●KAITO

▲マジェスティックストーン（デザイン：Nidy-2D-）

▲ミステリアス・バタフライ（デザイン：喜多嶋時透（ELECTROCUTICA））		▲アイヴィーファントム（デザイン：Rella）

●MEIKO

▲ストロベリーウィッチ（デザイン：鈴ノ助）		▲ワイズストーン（デザイン：Nidy-2D-）

▲グラマラス・バタフライ（デザイン：喜多嶋時透（ELECTROCUTICA））		▲アイヴィーグリモワール（デザイン：Rella）

設定イラストの掲載

　登場するモジュールのデザインはさまざまなクリエイターが手がけている。今回は、鈴ノ助さんの“ストロベリーウィッチ”、“パティシエヘンゼル”、“パティシエグレーテル”、TNSKさんがデザインする“DE：MONSTAR”、優さんの“カンタトリス”のデザインイラストをお届けする。

●ストロベリーウィッチ、パティシエヘンゼル、パティシエグレーテルのラフイラスト

●DE：MONSTARのデザインイラスト

●カンタトリスのデザインイラスト

アクセサリを組み合わる楽しさ

　モジュールだけでなく、アクセサリを組み合わせてのプレイが可能。“ライブクエストモード”では曲のエレメントとあわせたり、特定のアクセサリを組み合わせたりすることで、ボルテージの初期値がアップし、クリアしやすくなる。

　“フリープレイモード”では、エレメントを気にせず自由に組み合わせてプレイできる。

　以下では、開発メンバーによる、モジュールとアクセサリを組み合わせたオススメや見栄えのいいものを紹介する。これ以外にもさまざまな組み合わせが可能なので、プレイして自分の好きな組み合わせを生み出してみては？

　お気に入りの組み合わせは、登録することで簡単に呼び出すことができるようになる。組み合わせたものには、タイトルをつけてわかりやすくできる。

●エレメント：ニュートラル

●モジュール：イエロー
●スキル：NEWモジュールUP Lv.4
●アクセサリ
・花の冠
・PD-001（フルフレーム）
・金メダル
・宝石マント
●アクセサリ役：ミスコン優勝

●開発者による解説

　モジュールは、ホットパンツが素敵な“イエロー”。アクセサリのコーディネートは“ミスコン優勝”セット。こんな天使がいたら、ミスコン優勝は当たり前ですね。

　メガネは役成立には必要ありませんが、装備することでグッと魅力値……というゲームには出ていない要素が上がります。つまり趣味です！

　スキルの“NEWモジュールUP Lv.4”は、新しいモジュールを高確率で呼んでくれる、天使にふさわしいスキルです。

●エレメント：キュート

●モジュール：みくずきん
●スキル：50コンボボーナス LV.4
●アクセサリ
・とりの巣
・ネコひげ
・鈴（金）
・ネコしっぽ（トラ）
●アクセサリ役：どうぶつ大好き！

●開発者による解説

　モジュールは、不動の人気モジュール“みくずきん”。スキルは“50コンボボーナスLV.4”で、“まずは50コンボ”という小さな目標がプレイヤーの向上心を煽ります。

　アクセサリコーディネートは“どうぶつ大好き！”セット。猫さん、狼さん、とりさんのトリオがハーモニーを奏でます。狼さんが普段より楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか。

●エレメント：クール

●モジュール：ブレス・ユー
●スキル：テクニカルレートUP Lv.5
●アクセサリ
・専用アクセサリ
・骸骨の眼帯
・ハーモニカ
・機械の翼
※頭部は専用アクセサリ
●アクセサリ役：金属マニア

●開発者による解説

　モジュールは、クールでカッコイイ“ブレス・ユー”。専用アクセサリを生かしつつ、これまたクールな眼帯と金属系アイテムで最強クールにコーディネート。眼帯を取ると、ミクさんの隠された力が発現しそう？

　クール系アイテムで統一しているので、エレメントボーナスもバッチリです。頭部アイテムか眼帯のうちのどちらかを、金属系のアイテムに変更すると、アクセサリの役が“金属マニア・上”になりますのでエレメントを稼ぎたい人はコーディネートを調整してみてはいかが？

　スキルは“テクニカルレートUP Lv.5”。テクニカルゾーンをクールに成功させるとボルテージレートがぐんと上がります。

●エレメント：ビューティ

●モジュール：ブリリアント・バタフライ
●スキル：100コンボレートUP Lv.5
●アクセサリ
・ゴールドクラウン
・バタフライマスク
・豪華な首飾り
・蝶の羽根
●アクセサリ役：蝶の姫

●開発者による解説

　モジュールは、色艶やかな“ブリリアント・バタフライ”で、開発チーム内でも人気のモジュールです。“100コンボボーナス Lv.5”は、ノーツの多い譜面ほど効果が大きいスキルで、Lv.5は同系統のスキルで最高レベルのものになります。

　ビューティなアイテムで固めた姿は、まさに蝶のお姫様。蝶のマスクであえてお顔を隠すコーディネートですが、それでも、ミクさんの美しいかんばせは色あせませんね。ボルテージレートボーナスもすごいことになっています。

●エレメント：カオス

●モジュール：ラセツトムクロ
●スキル：テクニカルレートUP Lv.4
●アクセサリ
・ネコミミ（トラ）
・ネコひげ
・九尾しっぽ
●アクセサリ役：妖怪こんこん・上 B

●開発者による解説

　“ラセツトムクロ”はちょっと不思議ちゃんなカオス属性のモジュール。アクセサリ役の“妖怪こんこん・上 B”は、ぴったりのコーディネートです。こんな妖怪さんだったら、化かされてもうらめませんね。

　スキルは“テクニカルレートUP Lv.4”。テクニカルゾーンを成功させるとボルテージレートがぐんと上がります。

(C) SEGA / (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
記載の商品名および社名は各社の登録商標です。

• 『初音ミク -Project DIVA- X』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 『初音ミク -Project DIVA- X』公式サイト