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2016-08-30 20:05

浅沼晋太郎さんが想像力をフル回転! 浅井長政を担当した『花朧』インタビュー

文:ガルスタオンライン

 “運命を変える”力を持つ尾張織田家の姫・市となり、さまざまな武将たちと心を交わす、乱世を駆け抜け未来を掴む恋愛アドベンチャー『花朧 ~戦国伝乱奇~』。本作のメインキャスト6名にインタビューを敢行。第一回となる今回は、電撃Girl’sStyle9月号に掲載された、浅井長政役・浅沼晋太郎さんのインタビュー完全版をお届け。

『花朧 ~戦国伝乱奇~』浅沼晋太郎さんインタビュー

『花朧 ~戦国伝乱奇~』あらすじ

 人ではない奇怪な生き物“朧”。今ではその存在を信じる者もおらず、絵巻物でしか見ない“朧”だが、尾張織田家は古来、神に仕えし上級の朧・黒狐(こくこ)と結び、その血を引いていた。その血の証が、吸い込まれるような漆黒の髪と、碧い瞳。織田家と朧の関係を知らない民たちは、彼らの妖艶で人離れした美しさを恐れ、織田を“魔蒼(まそう)”という忌み名で呼んだ。

 それは織田家の姫・市も例外ではなく、美しい容姿は国を超えるほどの評判となっていた。明るく奔放な性格で、清州城の武将たちと交流を深める市だが、ある日“黒狐の瞳”という不思議な力に目覚める。それは、武将たちの不吉な未来を予知するものだった。

 自分でも制御出来ない力を前に苦しむ市。そんな市を見かね、市とともにある朧・黒と玉が“力”を貸すと申し出る。それは、“未来を変える力”。しかしその代償は、耐え難いほどの激痛と“大切な何か”を差し出すことだった――。

 舞台は1500年後期の戦国時代。織田信長と徳川家康が清洲同盟を締結して暫く経った尾張国から、物語は始まる。

浅井長政(声:浅沼晋太郎)

『花朧 ~戦国伝乱奇~』浅沼晋太郎さんインタビュー
『花朧 ~戦国伝乱奇~』浅沼晋太郎さんインタビュー

 生まれたときから母と共に近江の六角氏の元で人質生活を送っていた青年。赤面症が悩みの種。自分の意見をはっきりと言う母親思いの優しい青年だが、長政を身篭っていた母に人質生活を強いた父・久政には強い対抗心を抱き、父とは違うやり方で北近江を統治しようとしている。

浅井長政役・浅沼晋太郎さんインタビュー

『花朧 ~戦国伝乱奇~』浅沼晋太郎さんインタビュー

――浅井長政の印象や魅力を教えてください。

 浅井長政はほかの作品で何度か見ているのですが、僕のなかでは悲劇の人というイメージが強いです。そのため本作のように、活発で真っ直ぐで、純粋な彼を演じられたことが、どことなく新鮮でした。

――演じていて楽しかった点や難しかったところは。

 女性向け作品で演じる時は、自身がメインに活躍するルートはもちろんですが、ほかのキャラルートでサブとして登場するシーンが好きです。今回で言えば、柴田勝家ルートの浅井長政は、とくに自分のなかの彼のイメージと合致するところがあったので、感情を乗せやすかったです。

 難しかったのは、相手との関係性や物理的な距離感を想像して、話し方やトーン、大きさを変えなくてはならないこと。馬上から話したり、遠くから声をかけたりする場面も多かったので、想像力をフル回転させました。

――本作は戦国時代が舞台。ご自身がお好きな作品はありますか?

 「信長協奏曲」はとても楽しかったですね。あと僕はもともと日本史が苦手なんですが、時代モノの脚本を書くときに、いろいろな作品を見て勉強するんです。その時に見た大河ドラマ「黄金の日々」はとても好きでした。戦国時代が舞台なのに、商人が主人公というのが素晴らしかったですね。

――魅力的な武将がたくさん登場しますが、本作でも史実でも生き方などに憧れる武将はいますか?

 やっぱり男の子は、マンガの影響もあり前田慶次に憧れるんじゃないでしょうか。僕はトップよりも脇役に注目してしまうタイプなので、武将ではないですが服部半蔵が好きですね。あとは石川五右衛門など「実在していなかったかも知れない」と言う説がある人たちにも、歴史のロマンを感じます。

――主人公は運命を変える特殊な力を持っています。もしもご自身が同じ力を手に入れたら、過酷な運命を変えますか? 受け入れると思いますか?

 本作のような激動の時代に生きているわけではないので、使う機会が難しいですよね。もし使うとしても、ささいなことに使ってしまいそうです(笑)。僕にはとくに大きな出来事が起こる気もしないので、人のために使えればいいですね。

――最後に皆さんにメッセージをお願いします。

 昔、戦国や幕末をテーマにした舞台の脚本を書くためにいろいろ勉強したのですが、調べれば調べるほど女性のハートを掴むツボがたくさんあるんだなと感じたのを覚えています。そんな魅力的な時代の、浅井長政という人物を演じられてとても光栄です。

 たくさんの素晴らしい物語があなたを待っていますので、ぜひ全キャラクターを攻略していただけたら嬉しいです。演じるキャストの皆さんも、よく共演させていただく方々ばかりですが、こちらの想像を越えるような、新鮮な演技も見せてくださってます。僕も出来上がりを楽しみにしていますので、よろしければ皆さんも一緒に楽しんでください。

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