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2016-09-01 14:15

日本一のプレイヤーが決まった『ディシディアFF』公式全国大会2016の模様をお届け!

文:電撃ARCADE編集部

 電撃アーケードゲーム編集部がお届けする、現在絶賛稼働中のアーケード版『ディシディア ファイナルファンタジー(以下、『ディシディアFF』)』の特別企画。今回は、8月27日に行われた公式全国大会のレポートを掲載します。

『ディシディアFF』

 どうも、スズタクです! 舞浜アンフィシアターにて開催された『ディシディアFF』公式全国大会2016。圧巻の内容でしたね!! アーケードゲームの大会を見に行ったのは初めてでしたが、始まりから終わりまで、ユーザーのすさまじい熱気を感じました。僕のゲーム人生のなかで、忘れられない1日になったのは確かです。

『ディシディアFF』 『ディシディアFF』 『ディシディアFF』
▲会場の様子。舞浜アンフィシアターが『ディシディアFF』一色に!!
『ディシディアFF』 『ディシディアFF』 『ディシディアFF』
▲物販やガチャガチャ、フードコーナーなどもありました。
『ディシディアFF』 『ディシディアFF』
▲間プロデューサーがパンフレットにサインをしたり、運営の水野さんが試遊台に参加したりといった交流も!

全16チームが王者の座を競った決勝トーナメント!

 コンポーザーの石元丈晴氏率いる“THE DEATH MARCH”による、大迫力のオープニングライブから始まったイベント。その第1部は、全ユーザーが注目する決勝大会です。店舗予選とエリア決勝を勝ち抜いた全16チームによるトーナメント戦が行われ、公式全国大会の初代王者が決められました。

『ディシディアFF』
▲決勝大会のトーナメント表。

 2本先取で進められた決勝大会は、多くの組み合わせで3戦目までもつれ込むというヒートアップぶり。そんな激闘を制し、王座の座に輝いたのは千葉エリア代表の“@rumblePlaza”でした!

『ディシディアFF』
▲優勝した“@rumblePlaza”の3名。記念として特別な称号が贈られました。

 決勝戦はもちろんのこと、個人的に注目した試合は2つありました。1つめは、第1回戦第2試合の“スマブラ ガチ勢”VS“働いてる奴が松茸に勝てると思うな”の試合。“働いてる奴が松茸に勝てると思うな”のチームは、HP技の構成が現環境でとても強く、チーム全体の動きも手堅くて見入ってしまいましたね。それを相手に勝利をつかんだ“スマブラ ガチ勢”の粘り強い戦いも見事でした。

『ディシディアFF』
▲タイムアップの結果、わずか34ポイント差で勝敗が決まった場面も!

 2つめは、準決勝第2試合の“(活)すとりうむ”VS“@rumblePlaza”の試合。どちらも優勝候補と名高いほどの実力を持ち、見ていてひりつくような緊張感を味わうほどの攻防でしたね。とくに、ミッドガルで行われたお互いの召喚妨害の駆け引きは必見!

『ディシディアFF』
▲熱い戦いを勝ち取った“@rumblePlaza”が、最終的に優勝までコマを進めました。

大会優勝者インタビューと間P&鯨岡Dインタビューを掲載!!

 大会を優勝した“@rumblePlaza”のインタビューと、イベントを終えた間プロデューサー&鯨岡ディレクターのインタビューを掲載します(インタビュー中は敬称略)。

『ディシディアFF』
▲チーム“@rumblePlaza”(左から“よしきちゃま!”さん、“ライカルjr”さん、“ボンチュー”さん)

――優勝した感想を教えてください!

よしきちゃま!:練習の成果がかなり生きた大会だったと実感してます。仲間同士の連携がしっかりできて、かつ個々の動きがキレイに決まった試合が多かったなと思いました。

ボンチュー:決勝トーナメントでは身内のチームと当たることが多くて、どれも勝ちたい試合ばかりでした。結果、勝ち進んで一番いい実績を獲得できたので、すごくうれしいです。

ライカルjr:自分たちのチームは、HP攻撃を当てるときの連携がとにかく重要になる編成でした。そのあたりを練習でとことん突き詰めていって、大会できちんと発揮できたのがよかったです。

――チーム結成の経緯は?

よしきちゃま!:オレとボンチューは、地元が近いこともあって稼働初期からよく組んでいました。全国大会のチームを決める際、最初はオレとボンチューとすとさん(チーム“(活)すとりうむ”のすとりうむさん)のチームになる予定でした。いっぽうで、ライカルの地元の横浜勢はガチプレイヤーが4人いて、1人あふれてたんですね。それでライカルがオレたちに話を持ちかけてきたところ、すとさんが気を回してくれて、ほかのチームに移動してくれたって感じです。

ボンチュー:すとりうむさんとは、いつも一緒にやってきた仲なので、準決勝は印象深かったですね。

ライカルjr:お互い一緒に練習しあってきたから、本当に熱いものがこみ上げたよね。

――決勝はもちろんですが、準決勝の“(活)すとりうむ”戦もたしかに熱かったです。

よしきちゃま!:僕らもそう思います。とくに、ミッドガルでお互いに召喚を妨害し合ったシーンはすごかった!

ライカルjr:以前のアップデートで召喚詠唱が速くなって以来、相手の詠唱を止めるのが間に合わないっていうケースのほうが多いからね。

よしきちゃま!:詠唱を見てから止めようとしても遅いから、基本的に読んで技を置いておくしかないよね。このゲーム、煮詰めるとあそこまで熱い駆け引きができるんだなって感じました。

――チーム練習や店舗予選・エリア決勝など、大会全体を通じたエピソードはありますか?

ライカルjr:最初にこの3人のチームで出たのは、新宿スポーツランドの店舗大会のときでした。当時はスコール/セシル/シャントットという構成で、優勝までいけたんですよ。全国大会も当初は同じ編成で出ようとしたんですけど、途中のアップデートでヘヴィタイプのキャラが強化されたり、バフ/デバフのポイント査定が変わったこともあって、なかなかかみあわない時期がありました。それでもスコール/セシル/シャントットの編成を煮詰めて店舗予選に挑んだんですけど、そこで負けてしまいまして。

――店舗予選は一度負けたんですか!?

ライカルjr:はい。その敗北をバネに改めてチーム内で議論を重ね、シャントットをティナを変えて、試せることはなんでも試していきました。大会前日にもスキル構成を少し変えたりと、本当にギリギリまで調整していきましたね。

――大会で印象に残った場面、山場だった試合などは?

ライカルjr:勝ててよかったなと思ったのは、やはり準決勝の“(活)すとりうむ”戦ですね。

ボンチュー:大会前から、どっちかが勝って優勝しようと話してました。

よしきちゃま!:準決勝という大きな場面で当たれたのもよかったと思います。

――“働いてる奴が松茸に勝てると思うな”のチームは現環境で強い編成だったと思うのですが、もしそのチームと当たっていたらどんな展開になったと思いますか?

ライカルjr:“ロードオブアームズ”“ダークフレイム”“ハイパードライブ”の構成ですね。ああいう編成と当たると、スコールが誰かしらを攻めると、途端にほかの2キャラからHP攻撃が飛んでくるのでキツイですね。きっと、ティナの“メテオ”がカギになってたと思います。

よしきちゃま!:決勝大会で当たることはありませんでしたけど、あのチームとは全国出撃のときに何度か当たったことがあります。仮に本戦で当たってたら、1戦目は全国出撃と同じ感覚で戦ってみて、通用しなかったら戦法を変えようと決めてました。

ボンチュー:あと、もし狭いステージで当たってたらライカルは“アルテマ”を選んでたと思います(笑)。

ライカルjr:切り札の“アルテマ”ね(笑)。大会ルール上、事前に5つのバトルセットを報告しなきゃいけなかったんですけど、自分のスコールは4つのHP攻撃すべてを入れてありました。結局、2つのバトルセットしか使いませんでしたけど。

よしきちゃま!:味方にシャントットがいたら、“ブラスティングゾーン”もけっこう光るんだけどね。

ライカルjr:そうなんだよね。シャントットはわりと前に出ないと弾が当たらないキャラなので、スコールと合わせて前衛2人みたいな戦術になるんですよ。そうなるとスコール側も“ブラスティングゾーン”を使う余地があるんですけど、味方がティナとセシルだったら同じ風にはいかない。それだったら、“ラフディバイド”を選んで前線で相手のターゲットを集めたほうがいいかなと。

――次の公式大会が開かれたとき、3人に挑んでくる全国のプレイヤーに対してひと言どうぞ!

よしきちゃま!&ライカルjr&ボンチュー:次も勝ちます!


『ディシディアFF』
▲鯨岡ディレクター(左)&間プロデューサー(右)

――まずは、大会を終えたご感想をお願いします。

:全体を総括してみると、やはりユーザーさんに盛り上げてもらった大会だったなと感じます。

鯨岡:僕らが用意したのはあくまでイベントの“箱”です。出場者やユーザーさんたちの盛り上がりが生み出す空気が、箱の中身を充実させていったと思います。

――会場内は物販スペースもフードコーナーも試遊台も大行列でしたね。

鯨岡:朝早くから開いてましたが、ありがたいことにどこも盛況でした。

――間さんの周りはサイン会のようになってましたが?

:ユーザーさんにサインや写真を求められて、どうぞどうぞと対応していたら、いつの間にか列ができていまして(笑)。僕と鯨岡はゲームのプロデューサーとディレクターという立場ですが、別にお堅い人間というわけではありません。僕らが作ったゲームで遊んでくれるユーザーさんがいて、そんな方たちが大会まで来てくれたのだから、できる限りのサービスは目指しました。

鯨岡:『DISSIDIA』としては、弊社主催の公式全国大会は初ということもあって、盛り上がるよう最大限の力を尽くしました。それでも、大会が終わってみると反省点や改善点がいろいろ見つかったので、今後に生かしていきたいですね。

:『FF』のキャラ同士が対戦するゲームもその大会も、『ディシディアFF』だけですので、そういう意味でもこのコンテンツは大切に育てていきたいと強く思っています。

――観戦していると、PSP版『ディシディアFF』の大会の興奮がよみがえりました。

鯨岡:僕もそう思います。試合内容も後半になるにつれてより熱くなっていったので、盛り上がってうれしい気持ちと、見ていて興奮する気持ちがごちゃ混ぜでした。

:ああいう熱い試合を見ると、自分もやりたくなってくるよね。

鯨岡:ホントそれです。『ディシディアFF』って、人が遊んでるのを見ると、自分も無性にやりたくなるんですよね(笑)。

――この先のアップデート情報や、1周年に向けた大掛かりな動きも感じられました。

鯨岡:発表したとおり、直近では新キャラとしてエースを出しますし、1周年企画も動いています。あそこで発表したのはほんの一部ですので、今後の情報にもご期待ください。

――“神々の闘争”はかなりインパクトがありました。

鯨岡:“神々の闘争”は、何か別のゲームがドンと加わるわけではありませんが、対戦環境に新風を入れられればと思っています。あの企画自体は初期から考えていて、もっと大掛かりな内容だったのですが、今のゲーム性を考えたらあれくらいのライトな内容のほうがいいかなと。

――野村哲也さん描き下ろしのキャラが3体も発表されたのは、ファンにとってかなりうれしかったと思います。

鯨岡:2柱の神は完全新規、エースも描き下ろしですからね。ビジュアル的なインパクトはけっこうあったと思います。

:野村が担当するご当地称号にも、引き続きご注目ください(笑)。

――1周年に向けた意気込みやユーザーへのメッセージをお願いします!

鯨岡:『ディシディアFF』はアーケード業界で1年経っておらず、まだまだタイトルとしてはひよっこだと思うんです。ほかの有名なアーケードタイトルが何年、何十年と続けて培ったものを参考にし、我々ならではのアレンジを加えて世に送り出しています。この先1周年を迎えたとき、そうした有名タイトルのなかに仲間入りし、アーケードの対戦ゲームを引っ張っていける存在になれたらなと思います

:そろそろ1周年を迎えるわけですが、アーケードってまだまだやれることがたくさんあると個人的には感じています。この先もゲーム面では鯨岡が中心に、運営面では自分が中心になって、お客さんが楽しめる仕掛けをたくさんお届けしていきます。1周年はもちろん、その先も見通して活動していきますので、今後ともよろしくお願いします!

さまざまな最新情報が飛び出たスペシャルセッション

 第2部はスペシャルセッションと題し、声優の諏訪部順一さん、福井裕佳梨さん、諸星すみれさんを迎えて『ディシディアFF』の新展開を発表していきました。とくに大きな内容は以下のとおりです。

●姉妹作である『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』が9月27日より稼働

●『ディシディアFF』に新要素“神々の闘争”が追加。2柱の神“スピリタス”と“マーテリア”も公開

●『ディシディアFF』に新キャラ“エース”が登場。詳細は9月の生放送にて発表

●関連スマホタイトル『ディシディアFF オペラ オムニア』を発表。2016年配信予定

『ディシディアFF』

 『ディシディアFF』ユーザーとしては、やはり“神々の闘争”と新キャラのエースに注目! 情報をおさらいしたい方は、こちらの記事もご覧ください。

『ディシディアFF』

会場で販売されたフードメニューを試食!

 大会会場には、試遊や物販のほか、さまざまなフードも販売されていました。その一部を試食できたので、簡単ですが食レポをお届けしたいと思います!

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▲カリッとしたトーストの間に、ピザの具が入れられた“神羅ピザ”。ソースが染み込んだトーストが、いい味をかもし出してましたね。写真撮影に夢中になるあまり、食べたときには冷めてしまっていたのが悔やまれます……。
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▲ヘルシーな野菜がたっぷり盛られた“チョップドサラダ”。写真だと気づきにくいですが、サラダの下にご飯が敷き詰められており、かなり食べごたえがありました。個人的には一番好きだったメニューです!
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▲甘いグレープ味(左)と、しょっぱいチーズ味(右)の2種類が用意された“ポップコーン”。ひと粒口に運ぶと、手が止まらなくなります(笑)。
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▲バニラアイスにバナナとクッキークランチが加わった“スノーアイス バニラ”。3重の甘さが口の中でとろけます。カップの底までクッキークランチがぎっしり詰まっているのが◎。
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▲こちらはマンゴーアイスに、マンゴーとイチゴがトッピングされた“スノーアイス マンゴー”。マンゴーの甘さと、イチゴの酸味の組み合わせがピッタリ!
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▲“イフリート(ノンアルコール)”は、ひと言で言えばカシスオレンジですね。スッキリとした甘みが、ノドの渇きを潤します。飲んだら口から地獄の火炎が出せる……なんてことはありませんでした。
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 長時間にわたって行われた『ディシディアFF』決勝大会。みなさん、本当にお疲れ様でした!

 電撃オンラインでは、今後も『ディシディアFF』の情報を発信予定です。プレイレポートや番組情報など、さまざまな記事をお届けしますので、どうぞお楽しみに!

データ

▼『ディシディア ファイナルファンタジー』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■ジャンル:対戦アクション
■稼働日:2015年11月26日
■プレイ人数:1~6人

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