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2016年9月16日(金)

【FFRK名場面】ドットの作り込みのすごさに思わずため息が出た『FF6』

文:カワチ

 スクウェア・エニックスとDeNAより配信中のiOS/Android用アプリ『ファイナルファンタジー レコードキーパー(FFRK)』が9月25日に配信開始から2周年を迎えます。それを記念したカウントダウン企画として、名場面プレイバック特別編をライター・カワチがお届けします。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

【名場面プレイバック特別編】
『ファイナルファンタジーVI』
●機種:SFC
●発売日:1994年4月2日

【『FFVI』が発売された1994年はどんな年?】
・ノルウェーでリレハンメルオリンピック開催。
・マイクロソフト、MS-DOSの販売およびサポート終了を発表。
・日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さんが宇宙へ。
・セガサターン、プレイステーション、PC-FX、プレイディア、ネオジオCDなど、多くのゲーム機が発売。

<主なゲームソフト>
・『かまいたちの夜』
・『スーパーロボット大戦EX』
・『ダービースタリオンII』
・『ときめきメモリアル(PCエンジン)』
・『MOTHER2 ギーグの逆襲』
・『ライブ・ア・ライブ』
・『ロックマンX2』

<主なTVアニメ>
・『赤ずきんチャチャ』
・『機動武闘伝Gガンダム』
・『覇王大系リューナイト』
・『マクロス7』
・『魔法騎士レイアース』
・『魔法陣グルグル』
・『勇者警察ジェイデッカー』

終末的な雰囲気に思わず息をのんだ

 1994年に発売された『VI』は、スーパーファミコンにおけるシリーズ最後の作品。滝や空などの背景が動くバトル画面や、頭身が上がって表情豊かになったキャラクターなど、作り込まれたドットに思わずため息がでることが多かったです

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 鉄と蒸気など科学技術が発達する世界観も新鮮でした。今でこそ魔法と科学が共存するのが当たり前になった『ファイナルファンタジー』シリーズですが、当時は驚いたものです。

 あるキャラクターが魔法を使った時、別のキャラクターが「まままままままままほう! あれが魔法!?」と驚くのがおもしろかったです(笑)。「そうか。『VI』では魔法は特別なんだ」と気付かされた瞬間でしたね。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 ちなみに一部のキャラクター以外は“魔石”というアイテムを装備することで魔法を習得可能。装備している魔石によってレベルアップ時に上がるパラメータが決まるため、どれを誰に付けるかで結構迷いましたね。

 最終的に仲間になるキャラクターの数は14人と多く、しかも『IV』と違って自由に編成できるのでどの組み合わせにするのか考えるのが楽しかったです。自分はエドガーやセリス、ゴゴが好きでよく使っていました。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 特にセリスはレオタード風の鎧やツンデレっぽい性格など、個人的に大ヒットでした(笑)。戦闘開始に驚くモーションをするのもカワイイんですよね。

 各キャラクターが固有のコマンドアビリティを持っているのも特徴。マッシュというキャラクターは十字ボタンとボタンの組み合わせて特定のコマンドを入力することで技を繰り出せる“ひっさつわざ”を持っているのですが、うまく入力できずに失敗ばかりしていました。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 途中で世界が崩壊してしまう終末的なストーリーはショッキングでした。物語後半のフィールドBGM『仲間を求めて』は絶望的な状況で希望を感じさせるような曲になっていて、大のお気に入り。今でもよく聴いています。

シャドウが助かる!? 彼を仲間にするために最初からプレイ!

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 14人ものキャラクターが仲間になる『VI』ですが、その1人であるアサシンのシャドウは世界崩壊前に仲間の犠牲となってしまいます。エンディングでも顔グラが浮かぶだけなので「かわいそうだなー」と思っていたんですよね。

 ただ、このシャドウは選択次第で助けることができるんですよ。インターネットも発達していない時期でしたが、「ガセじゃないのか!?」や「本当に助けられた!」など、ものすごく話題になりましたね。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 ターニングポイントとなるのは魔大陸。ケフカが三闘神の力を暴走させて絶体絶命のピンチとなるのですが、ここでシャドウが「俺にかまうな。早く行け!」と時間を稼いでくれるんですよね。

 ここから画面の左端にゲームオーバーまでのタイムリミットを示す時計が表示されるのですが、飛空艇・ブラックジャック号にたどり着いても彼を待ち続けることで、連れて行くことができます。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』
▲ボスが登場するとは思わず焦りましたね。

 当時、このことに気付かずにシャドウを見捨ててしまったプレイヤーはどれぐらいいるのでしょうか?

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 ボクもそのうちの1人なので、最初のプレイではシャドウを見捨ててしまいました。だから、2回目のプレイで「ほうしゅうをもらわないうちは死んでも死にきれないからな」とシャドウが戻ってきた時は感動しましたね。

師匠から教わる最強の必殺技“夢幻闘舞”!

 格闘家のマッシュが覚える必殺技・夢幻闘舞。レベル70になれば自然に習得しますが、師匠・ダンカンとのイベントを見ることでも覚えることができます。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 最強技だけあってコマンドも複雑で左、左上、上、右上、右、右下、下、左下、左と十字ボタンを一回転させる必要があります。ただ、斜めの入力は隣り合ったキーでも代用することができるため、左、上、上、右、右、下、下、左、左でも大丈夫なんです。自分がそのことに気付いたのはかなり後なので、だいぶ失敗していました(笑)。

 『FFRK』ではタイガーファング【VI】の専用必殺技として“夢幻闘舞”が搭載されています。敵の周りをくるくると回る技のエフェクトも原作と同じなので、ニヤリとしてしまいますね。

 また、使用するとコマンドが画面に表示されるため、失敗したトラウマの記憶がよみがえります(笑)。まぁ『FFRK』ではコマンドを入力しなくても技が出るので安心ですけどね。早く入力しないと【必殺技、キー入力ミス!】と表示されそうで怖いんです(笑)。

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