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2016年9月5日(月)

『スペースチャンネル 5』がVRで復活。“TGS2016”KDDIブースにデモ版が出展

文:イズミン

 グランディングは、バーチャルリアリティー(VR)技術を活用した新作VRソフト『スペースチャンネル 5 VR ウキウキビューイングショー』のデモ版を“東京ゲームショウ 2016”HTC社ブース内、KDDIブースに出展します。

『スペースチャンネル 5 VR ウキウキビューイングショー』

 『スペースチャンネル 5』は、セガ(現・セガゲームス)より約15年前に発売された、ダンスと音楽を題材にした名作ゲームです。

 未来の宇宙テレビ局を舞台に、局のリポーターである主人公“うらら”が、突如地球に襲来した謎の宇宙人“モロ星人”により人々が踊らされているという怪事件を生中継することになり……。

 踊って戦って番組視聴率をアップさせていくという、“音楽とダンスを愛するすべての人へ”という思いを込めて、発売されたゲームでした。それが、“あらかた15周年”記念として、VRによる『ウキウキビューイングショー』となって帰ってきます!

 開発元のグランディングには代表取締役である岡村峰子さんをはじめ、当時『スペースチャンネル5』シリーズ開発に深くかかわったメンバーが多数所属しています。

 今回、オリジナル作品への多大なる愛とともに『スペースチャンネル 5 VR ウキウキビューイングショー』を、ファンをはじめとする人々に“音楽とダンスを愛するすべての人へ”お届けするべく、開発を始めたとのこと。

 開発中の報告をかねて、“東京ゲームショウ 2016”で、KDDIによる国内通信事業者では初となるVR技術を活用した、au次世代VRマルチコミュニケーションデモ“Linked-door loves Space Channel 5”の出展に、デモ版で特別参加することが決定しました。

『スペースチャンネル 5 VR ウキウキビューイングショー』

 なお、本作は『スペースチャンネル 5』の音楽ゲームをVRでプレイするソフトではなく、主人公“うらら”の“リポートショー”を、番組観覧者の1人となって体感できるコンテンツとなります。

 自分の目の前を颯爽と通り過ぎる“うらら”のウォーキングにくぎ付けになったり、オリジナルゲームでは知り得ることのなかった番組制作の舞台裏を垣間見られたり……『スペースチャンネル5』の新しい楽しみ方を提供する新作コンテンツとなる予定です。

 現在鋭意開発中で、今回のデモ出展ではHTC社のVIVEによる体験となっており、製品版の発売日、対応ハードともに未定となっています。

 今回の“Linked-door loves Space Channel 5”が、“あらかた15周年”を記念する『スペースチャンネル5』フェスティバルの開幕となるべく、今後もさまざまな展開を広げながら製品版のリリースへと盛り上げていくそうなので、公式サイトなどで今後の動向に期待しましょう。

●『スペースチャンネル 5』担当ゲームディレクター・吉永匠さんからのコメント

 1997年の“『チャンネル 5』原案書を作ってたころの自分たち”に伝えたい衝撃、2016年にまさかのVR化対応!! はやすぎたコンテンツ(ってよく言われた)に、時代があらかた追いついてきたような気がしております。

 あの世界に、客観者としてではなく主観者として“在る”ことのできる喜びは、とてもハゲシクすごい勢いでちょっとうれしいくらい官能的に、もういいっていう程度で、人として初めての領域に踏み込んだか如きウキウキです★”。

●岡村峰子さんからのコメント

 私がセガに在籍していた時、『スペースチャンネル5』での役割はアシスタントプロデューサー、企画開発だけでなく宣伝や広報にまでかかわり、当時の私の人生の真ん中に『スペチャン』があったといっても過言ではありません。

 今回のVRは、あえて“音ゲー”にせず“ショーを観覧”スタイルをとりました。その理由はれからのお楽しみにしていただき、まずはずっと『スペチャン』のファンでいてくださった方々が楽しめるような、『スペチャン』独自の世界観を掘り下げてみたいと思っています。

 開発はまだまだこれからですが、いきがかりじょう、全力を尽くしてみたいと思います!!

■『スペースチャンネル 5 VR ウキウキビューイングショー』商品概要
・発売、開発:グランディング
・価格:未定
・対応ハード:未定

(C)SEGA (C)Grounding Inc.
※『スペースチャンネル5』は、セガホールディングスまたはその関連会社の登録商標または商標です。

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