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2016年9月17日(土)

【FFRK名場面】画面が3Dになり臨場感が大きく増した『FF7』

文:カワチ

 スクウェア・エニックスとDeNAより配信中のiOS/Android用アプリ『ファイナルファンタジー レコードキーパー(FFRK)』が9月25日に配信開始から2周年を迎えます。それを記念したカウントダウン企画として、名場面プレイバック特別編をライター・カワチがお届けします。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

【名場面プレイバック特別編】
『ファイナルファンタジーVII』
●機種:PS
●発売日:1997年1月31日

【『FFVII』が発売された1997年はどんな年?】
・消費税率が5%に引き上げられる。
・日本サッカーがワールドカップへの出場を決める(ジョホールバルの歓喜)。
・映画『タイタニック』が上映され、数多くの興行収入記録を塗り替える。

<主なゲームソフト>
・『風のクロノア door to phantomile』
・『グランディア(セガサターン)』
・『サガ フロンティア』
・『トゥルー・ラブストーリー~Remember My Heart~』
・『バーチャファイター3 tb(AC)』
・『ファイナルファンタジータクティクス』

<主なTVアニメ>
・『剣風伝奇ベルセルク』
・『少女革命ウテナ』
・『スレイヤーズTRY』
・『超魔神英雄伝ワタル』
・『爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP』
・『ポケットモンスター』
・『勇者王ガオガイガー』

ファンタジーなのに敵は企業!?

 ハードをスーパーファミコンからプレイステーションに移行して発売された『VII』。関連作も多く、シリーズの中でも人気の作品です。フルリメイクされることが“E3 2015”で発表されるやいなや、大きな話題となりました。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 『VII』ではドットで描かれたキャラクターが3Dになったうえに、マップがCGで描かれたものに進化したことが特徴でした。美麗かつ大迫力のCGムービーもあり、臨場感が大幅に増しましたね。

 さすがに現在の技術と比べるとテクスチャも簡易でポリゴンも荒いですが、当時は新しい時代を感じさせる圧倒的なグラフィックに感動したものです。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 また、そんな未来を感じるグラフィックで描かれる世界観がスチームパンク的だったので、なおインパクトが強かったです。ミッドガルの作り込みに感動しました。

 前作の『VI』にも機械は登場しましたが、『VII』はさらに近代的なものが多かったです。バイクや自動車、地下鉄、さらには携帯電話など……より現代人が身近に感じるものが多かったです。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 それでいて魔法やモンスターといったファンタジーな要素が違和感なく溶け込んでいるのもすごかったです。唯一無二の世界観を作っていました。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 また、敵となる存在“神羅カンパニー”もこれまでのシリーズとは趣が異なりました。カンパニーの名が示す通り、企業ですからね。この神羅カンパニーに属するキャラクターは映像作品の『アドベントチルドレン』で大活躍するんですよね。レノもルードも社長もめちゃくちゃ格好よかった……。

 武器や防具のスロットにマテリアと飛ばれるアイテムを装着することで、魔法やアビリティが使えるようになる“マテリアシステム”もおもしろかったです。マテリアにはいろいろな種類があり、連結したスロットの組み合わせでアビリティを強化することができたんですよね。

 召喚マテリア“ナイツオブラウンド”と“Wしょうかん”を組み合わせるのが、笑っちゃうぐらい強かったです(笑)。

父・セトの雄姿に勇気をもらったナナキ

 クラウドやエアリス、セフィロスといったメインキャラクターたちによる中核の物語はもちろん、仲間キャラクターそれぞれにもドラマがあるのが『VII』の魅力でしたね。

 かつての親友と決闘するバレットや仲間のために犠牲となるケット・シーなども印象深いですが、自分はレッドXIIIのエピソードが好きですね。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 レッドXIIIは神羅ビルで出会うキャラクター。四足で歩くケモノのキャラクターですが、最初は思慮深く頭がよさそうに見えるんですよね。しかし、彼の故郷であるコスモキャニオンに訪れると、単純に背伸びをしていただけで、実は怖がりな甘えん坊であることが判明します。

 ナナキという本名も判明し、それからは素の自分を出すようになるのですが、一人称が“私”から“オイラ”に変わった時は思わず笑ってしまいましたね。カワイすぎだろうと(笑)。

 家の中で、敵の“ギ族”が攻めてきた時に1人で逃げた父親を許せないという話をクラウドに話すナナキ。そこにコスモキャニオンの長老であるブーゲンハーゲンがやってきて、ナナキに真実を教えてくれるといいます。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 コスモキャニオンの洞窟に連れてこられたレッドXIII。そこで彼は、村を守るため、ひとりの勇敢な戦士がここで大勢の“ギ族”と戦いを繰り広げていたことを知らされます。

 “ギ族”の亡霊たちを倒し、洞窟を抜けた一行。そこには全身に矢を受けて石と化した戦士の姿が。そしてブーゲンハーゲンは、こう語ります。

 「・・・その戦士はここでギ族と戦った。ギ族が一歩たりともコスモキャニオンに入りこめないようにな。そして自分は二度と村へもどることはなかった・・・。見るがいいナナキ。おまえの父、戦士セトの姿を」

 なんと、戦ったというのはナナキの父であるセト。彼は人知れず村を守るため、ひとりで戦っていたのです。

 「セトはあそこでギ族と戦いつづけた。この谷を守りつづけた。ギ族の毒矢で体を石にされても・・・ギ族がすべて逃げだしたあとも・・・戦士セトはここを守りつづけた。いまもこうして守りつづけている」

 その話を聞いたナナキはクラウドたちと星を救うことを決意。「オイラはコスモキャニオンのナナキ。戦士セトの息子だ! その名にはじない戦士になって帰ってくる! だから、じっちゃん!」というナナキの言葉に反応して、石となったセトから涙が……。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 ナナキはそんな父の姿を見て、空高く遠吠えをするのでした。かっこよかったレッドXIIIも好きでしたが、このイベントを見て本当のナナキも好きになりましたね。

ド派手なリミット技を見事に再現!

 『VII』のバトルに欠かせないのが“リミット”。これは戦闘中にダメージを受けるとリミットゲージが蓄積していき、そのゲージがフルになるとリミットブレイク状態となって、各キャラクター固有のリミット技が使えるようになるもの。

 威力が高く演出も迫力満点のため、多いのプレイヤーが魅了されたと思いますが、『FFRK』ではその多くが初期必殺技や専用必殺技として搭載されています。

『ファイナルファンタジー レコードキーパー』

 クラウドの“破晄撃”は剣から気を飛ばして遠距離攻撃する技。単体に大ダメージを与えるうえに、ターゲット以外に敵がいた場合は拡散してダメージを与えることができます。

 『FFRK』では敵全体を攻撃できる強力な遠距離物理攻撃に! 距離が離れている敵にも攻撃が届く便利な技になっています。

 演出は回転しながら飛び上がり連続で気を放つものにアレンジされています。原作の演出もよかったのですが、こちらもすごく格好いいですね!

2周年カウントダウンサイトでもシリーズの思い出をチェック!

 『FFRK』2周年カウントダウンサイトでも、シリーズ作品の思い出をプレイバック中! 『FFVII』の思い出を、ぜひチェックしてみてください。

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