2016年9月10日(土)

『DOAX3』PS VRのグラビアパラダイスをたっぷり体験。かすみやマリーがそこにいるような存在感を味わえる

文:kbj

 コーエーテクモゲームスは、発売中のPS4『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』のPS VR対応アップデートを10月13日に実施する。価格、仕様などは後日発表となる。

⇒変更点を記載した最新バージョンのレポート記事はコチラ!

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 PS VR対応アップデートにより、メインメニューに新項目として“VRパラダイス”が追加となり、“イベントパラダイス”、“グラビアパラダイス”、近日配信される“フォトパラダイス”の3種類をPS VR対応モードで楽しめるようになる。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 PS VRでは、コントローラやヘッドセットを使用することで、いろいろな距離や角度から女の子を眺めたり、接触したりできる。また7月に実装された“どきどきアテンション”にも対応し、より間近で女の子のやわらかさやリアクションを感じることができるという。

 “フォトパラダイス”では接触すると女の子からリアクションがあるという仕掛けが用意されるとのことだ。

 今回、PS VRに対応したグラビアパラダイスを体験してきたので、その様子を電撃オンラインのkbjがレポートします。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 遊ばせていただいたPS VR体験版では、最初にチュートリアルがあり、その後、PS VRによるグラビアパラダイスを楽しめました。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 チュートリアルではPS VRでの操作を学べます。手に持っているPS4のコントローラの場所と連動して、画面にあるザックセンサーというギミックが動作。ザックセンサーには当たり判定があり、もし不意の事故でザックセンサーと女の子がふれてしまった場合、モニュっとしたやわらかい描写が映し出されます。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 事故だったのですが、網膜に焼きついたモニュっとした挙動をもう一度確認するために、いろいろなところを調べてみました。反応があったのは、胸元と臀部、そして太もも近辺。女性の柔かい肌の表現が素晴らしく、思わずニッコリ。調子に乗ってツンツンしていたところ、かすみに嫌がられて、胸元をガードされてしまいました。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 前がダメなら後ろから! こんな時をはじめ、視点を変えたい時に有効なのが、○ボタン、×ボタンのカメラ位置の変更。カッコつけずに言えば、キャラクターをさまざまな角度から見たり、見にくい時にカメラの場所を変えたりできるので、思う存分にキャラを眺めることができるわけです!

 チュートリアルだけで8分以上楽しんでしまったため、そろそろ先に進むことに。言い訳をしておくと、リアルな描写のキャラがいろいろな反応をするというのは、それくらいに画期的だということです!

 グラビアパラダイスではキャラに応じたシチュエーションが設定されていました。場所の後に、時間、水着を選択。この際には、日焼け濡れ、髪型を変更可能。水着はすでにプレイしている人であれば手に入れたものを使えるとのこと。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 絶対秘密のスクールガール・ほのかを選ぶと、“NIKI BEACH”で前転を行うモーションが披露されました。何度も見たモーションですが、目の前で行われると……なんだか照れてしまいますね。カメラ位置を変更して前から見ていると、転がってきた時に足が当たりそうになり、思わず驚きました。奥から手前に移動してくる時、特に迫力がすごく、立体視であることを改めて感じられました。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 カメラの場所はボタンを押さないと変わらないのですが、頭の向きを変えることで、カメラの向きの変更・調整が可能。後転してきたほのかにあわせて下を向くと、まるで上からのぞきこむような画面に……これはイイ!!

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 もちろんそのままの位置でも楽しめるのですが、PS VRのよさをすべて体験するには、この機能を逃す手はないでしょう。ほのかのタワワな肉体に覆いかぶさっているような構図となり、ドキドキ具合がハンパなかったです。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 △ボタンを押すと、目線をこちらに向けてもらうことができます。どのシーンでも向いてくれるわけではないからこそ、タイミングがあい、目と目があった時はドキッとしますね。あと、たまにやましいことを考えている時だと、申し訳なくなります。

 PS VRの体験は座ったままプレイすることが推奨されています。でも、こんなすばらしい体験ができるのにさまざまなレポートをせずにいられるだろうか! いや、いられない!! というわけで少しだけ無茶をして、体を動かしてみることに。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』
『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 ボタンを押してプールの中に立ち、首をかしげてみると、水面をはさんで水中と外を一度に見られます。また、彼女たちが水に入ってきた時に、水面を境界にして光の明度が異なる様子も。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 さらに、横を向いて座り、カメラの位置を変更。かすみの横にカメラを移動して、左を向くとまるで横に並んでいるような雰囲気を楽しめます。おお、まさにプールサイドに美女と座っているような感じ! 思わず顔を近づけたくなる! 手を肩に回したくなる!!

 ……ふぅ。ちょっと落ち着きましょう。

 また、コントローラを振ることで風を送れるということで、やってみることに。「スカートのある水着がオススメです」と言う担当広報の人の意見を採用したうえで、水着が目の前に来た時にコントローラを振ったところ……おおっ、布が揺れる!

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 スカートがフワフワと揺れ、プリッとした臀部が丸出しになると、ドキドキを通り越して笑ってしまいました。これはひどい! いや、褒めたいんですが、適切な言葉が見つからないんです。風を送っているから当然なんですが、不自然にスカートがめくれるとシュールで笑えます。

 ちなみに風が起きているので、スカートだけでなく、髪もなびきます。ロングヘアーやしばっていない髪型だとわかりやすくなびくので、試したい時はオススメですね。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』
『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』 『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 また、特別な操作方法として、□ボタンを押すことで女の子だけが表示されるように。背景や空間に置かれている物が消え、真っ暗な中にキャラだけが映し出されます。こちらもややシュールな見た目ですが、波の音とキャラの息遣いだけが聞こえるので、密室に2人しかいないような雰囲気を楽しめます。

 特別な操作方法でぜひ記載しておきたいのは、R3ボタンです。こちらを押すと画面が真っ黒になるのですが……プレイ中、不意な事態に対応するために用意された機能だとか。例えば、見られたくない人が突如プレイしている部屋に入ってきた時や、見られたくない人が偶然部屋に来た時、見られたくない人がなぜか部屋に来た時などに使いましょう。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 この他には視点を大きく移動させ、空を見上げるというのも有効のようです。ただし、グラビアパラダイスが終わり、メニュー画面に戻ってきた際には言い訳はおそらくできないので注意してください。

 他にも、R1ボタンを押すことでザックコンパスが表示されます。こちらはPS Cameraの位置を見失ってしまった際に使うようです。反応が鈍くなった時には、ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK4)のライトバーをPS Cameraに向けると反応することが多いので使ってみてください。

 いろいろな角度を向いていると、メニューに戻った時に画面がずれていることがあります。そんな時に地味に便利なのが、カメラ位置を中央に戻すというもの。OPTIONSボタンを長押しすると、ずれた画面が中央に戻ります。

 今回体験して感じたことは、肌の質感や濡れなどの描写がPS4で見ている時よりもよりリアルに感じられたということです。これまでも“やわらかエンジン2.0”によって艶めかしく描写されていたのですが、カメラの位置を近づけ、さらに立体的に描写されることで、より存在感が増したと思われます。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 解像度で考えれば通常のモニターの方が上なのでおかしな話なのですが、360度を取り囲む3D空間、立体視によっておそらくそう感じられたのだと思います。さらにステレオヘッドフォンから流れてくるBGMやボイスにより、浜辺やプールサイドという空間に自分が入り込んでいるような感覚を満喫できました。

 切り出された画像と、ヘッドセットを通して見た時のビジュアルインパクトはまったく別の物。むしろ、周りで見ている人が苦笑いするほどに没入できます。いわゆる“3D酔い”で気持ち悪くなるということはなく、むしろ、彼女たちを「ずっと見ていたい!」と思えるほどにすばらしいパラダイスが広がっていました。

 また、より快適に楽しむためには、PS Cameraをセットするマウントホルダーがあるとよりいいようです。ヘッドセットを被る人に応じて角度を変えるのが楽なうえにしっかり固定できます。

 プレイに際して、『DEAD OR ALIVE』シリーズのディレクターである新堀洋平さんにお話を聞くことができたので、掲載します。

――PS VRに対応するに際して注力したことは?

 “酔わないこと”です。自由にカメラ位置を動かせるようにすることも考えたのですが、酔うことや技術的な問題があり、固定されたカメラから選択するものにしました。

――確かに、電撃のメンバーはそれぞれ20~30分ほどプレイしたのですが、いわゆる“3D酔い”で気持ち悪くなるということはありませんでした。

 それはよかったです。『DOAX3』のテーマはバカンスと“目の保養”なので、気持ち悪くなるというのはもってのほか。長く遊んでも違和感のない作りを意識して、開発しています。

――VRヘッドセットを通してみた彼女たちの存在感には驚きました。

『DEAD OR ALIVE Xtreme3 Fortune』

 もう1つ意識したのが、“彼女たちがそこにいること”です。かすみやあやねたちは立体的に描写されています。立体的になることで“やわらかエンジン2.0”によって描かれる肌や髪が、より際立ち、これまでになかった存在感となっているのだと思います。

――ザックセンサーが女の子に当たった際に、怒られることがあったのですが、あれを続けるとどうなるのでしょうか?

 一度怒ると警戒された状態になりますが、バカンス中の好感度が下がるなどはありません。製品版では“わくわくレベル”で女の子の寛容度が高まるようになっており、もしぶつかったとしても、ある程度まで我慢してくれるので、今プレイしていることは無駄になりませんよ。

――PS VRは、現在配信中の『基本無料版』にも対応するのでしょうか?

 はい、対応します。かすみが好きな人であれば、基本無料版でもかなり楽しめると思います。もちろん、そこから他の女の子の使用権を購入していただけるとこちらとしてはうれしいのですが、もしPS VRを買われた方であれば、まずは試しに体験してほしいです。

――PS VR発売にあわせてキャンペーンなどは実施するのでしょうか?

 現在検討中です。我々としてはPS VR発売のタイミングでもう一度『DOAX3』に興味を持っていただき、裾野が広がってほしいと考えております。

――改めて、PS VRに対応した『DOAX3』の見どころをお話ください。

 キャラクター、場所、水着を組み合わせることで、やりつくせないほどシチュエーションがあり、それぞれでこれまでにはない、没入できるバカンスをお楽しみしただけます。プレイヤーの妄想力により、さまざまな楽しみができると考えています。

 例えば、ビーチで一緒に遊んだり、2人きりの部屋で見つめ合ったり……今からプレイして水着を集めたり、好感度を上げたりするのはもちろんいいと思うのですが、ロケーションごとにどんなシチュエーションを楽しむのか、どこにカメラがあるのかを想像しておくのも楽しいと思います。

 あとですね、ポールダンスはPS VRで見ると迫力が本当にすごいです。特にオススメなのが“かぶりつき席”視点! 本物の劇場に行ったような感覚になれると思います! その他、開発スタッフの中でもこだわりのあるメンバーが、カメラの位置をひとつひとつ調整していますので、その意図を感じてもらえればと思います。

 ぜひ隅から隅まで楽しんでほしいです。よろしくお願いします。

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