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2016年9月17日(土)

『グラビティデイズ2』レビュー。重力を自在に操る気持ちよさがさらに奥深くなった!【TGS2016】

文:ophion

 9月15日~18日に開催されている“東京ゲームショウ2016”のSIEブースで、PSユーザーなら多くの人が期待しているであろう12月1日に発売するPS4用ソフト『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』を体験できます。

『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』

 会場でプレイできたところは、“E3 2016”や7月19日に行われた完成発表会で出展されていたバージョンとほぼ同様のものとなっています。E3 2016版は以前にレポートしていますので本記事と併せて目を通してみてください。

 会場で体験できることは“初心者コース”と“経験者コース”の2種類。どちらもジルガパララオに訪れたキトゥンがかかわる物語の序章らしくものが描かれています。

 ボリュームとしては経験者コースの方がやや大きめ。ただし、初心者コースでは各種アクションに関するチュートリアルが入り、最後に現れるボスは経験者コースでは出会えないもの。どちらかオススメを選べ、と言われたら経験者コースを推しますが好みに合わせる、いっそのこと2回並ぶという選択もありでしょう。

『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
▲どうやったら空に落ちれるのかなど、『GRAVITY DAZE』の基本を知らない人には初心者用コースがオススメかも。

 さて、本体験版ではジルガパララオという街を舞台にあるトラブルを解決するため奔走することになります。

 このジルガパララオがものすごく熱気にあふれているんですよ。前作の舞台となったヘキサヴィルが大都会なら、今回のジルガパララオは下町的。エスニックな雰囲気と聞こえてくる人々の喧騒が活気ある街を演出していました。

 どこまでも散歩してみたかったのですが、どうやら目的地から極端に離れると強制的にもとの場所に戻される様子。少し残念ですが、これはしょうがないですね(笑)。

『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
▲一度ジルガパララオに降り立ってみれば、寄り道したくなる気持ちに共感してもらえるはずです。

 本作のアクションは、基本的には前作と変わらない操作感。ですが、人物や背景などのクオリティが格段に上がっており今まで以上に“空に落ちる”気持ちよさを体験できるようになっています。

 また、新システムのアトリビュートチューンはタッチパッドを下から上にフリックすれば軽くなるルーナチューンへ、上から下にフリックすれば重くなるユピトールチューンへと重力特製を変化させるもの。

 タッチパッドに新しい操作が割り振られているので、PS Vita版『GRAVITY DAZE』しかプレイしていない人も従来の感覚を損なうことなく新しい重力特製に触れられると思います。

『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
▲ルーナチューンは、重力ゲージを消費せずに大ジャンプが可能。重力キックが瞬間移動を伴う連続攻撃“ワームホールキック”に変化します。
『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
▲ユピトールチューンは、回避ができなくなる代わりにR2ボタンでガードが可能に。重力キックが広範囲を攻撃する“重力波動キック”に変化します。

 さらに、このアトリビュートチューン。重力特製を変化させることで、従来のアクションを変化させるというのがポイント。操作を複雑にすることなく、よりさまざまなアクションができるようになったという印象が強いですね。

 もちろん、前作で和解したクロウとの共闘シーンもあり。E3 2016版の体験レポートでも書きましたが、相変わらずクロウは軍隊を相手にしてもまったくひかない大活躍!! キトゥンを操作することに集中していると見逃してしまいがちですが、ぜひクロウの雄姿にも注目してください。

『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
▲こちらが本作のクロウ。キトゥンに負けず劣らずかわいいです。
『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
▲ボス戦のラストには、トレーラーなどでおなじみのキトゥンとクロウによるフェイタルムーブも見れます。

 このTGS2016版は本作のビジュアルとアクションを体験するには文句のない内容。会場を訪れた際にプレイしないのはもったいないですよ。

『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』
▲試遊ブースの上には、等身大(?)キトゥンの姿も見ることができます。

■“東京ゲームショウ2016”開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2016年9月15日・16日10:00~17:00
一般公開日……2016年9月17日・18日10:00~17:00
※一般公開日は、状況により9:30に開場する場合があります。
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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