8月11日に、成増アクトホール（東京）にて犬小屋ちゃんねる開設記念イベント“WAOOON vol.1 -初鳴き-”が開催されました。今回はイベントレポートとともに、イベント直後のじょんさん、寺島惇太さんのコメントもご紹介します！

　『ツキウタ。』に登場するアイドルが所属することでも知られる、2.5次元の芸能事務所ツキノ芸能プロダクション。このイベントはツキプロ所属のアーティスト・じょんさんと、ツキプロタレント 藤村衛役の声優・寺島惇太さんが、メインパーソナリティを担当しているWebラジオ“犬小屋ちゃんねる”の初イベントです。

　オープニングは、おなじみの名曲「ONE CALL」からスタートします。寺島さんとじょんさんはなんと客席後方から登場し、通路を通ってステージへ！　そのサプライズ演出に、ファンのボルテージも一気に急上昇します。

　続いては寺島さんとじょんさんのリクエストで、コール＆レスポンスをすることに。最後に「わ」がつく言葉をステージのお2人が言って、客席が「わおーん」と返すというもの。寺島さんとじょんさんはチワワや東京タワーなど「わ」で終わる言葉を次々と繰り出して、ファンを盛り上げます。ほかのどのイベントにもない、“犬小屋ちゃんねる”な掛け合いに客席もとても楽しそうな笑顔を浮かべていました。

　2曲目「ROBOT MEETS GIRL」の歌にファンがうっとり聴き入ったあとは、寺島さんとじょんさんによる5番勝負です。最初のお題は、「わおーん」という鳴き声をどちらが長く続けられるか競う遠吠え対決。事前のファン予想では、アーティストとして音を長く伸ばすことにも慣れているじょんさんに多くの支持が集まりました。しかしいざ勝負が始まると、先攻の寺島さんが素晴らしい遠吠えをして見事な勝利を収めます。

　次のお題は飼い主が好きなのはどちらかということで、全身で愛を表現する対決。歩数計を身体の好きな部分につけて、より多くの歩数を出した方が勝ちとなります。ここで寺島さんはＴシャツの首元、じょんさんはお尻に歩数計をつけて、いざ勝負開始。

　ステージ上で音楽に合わせてジャンプしたり、寺島さんがじょんさんのお尻を叩いたり、少しでも歩数を増やすためアグレッシブに動き回ります。その結果は、何故かじょんさん圧勝！　なぜ差がついたのか、お2人とも不思議そうに話していました。

　3つ目のお題は、ファンを盛り上げるセリフ対決です。「飼い主を元気づける言葉」というテーマでは、現実的な言葉で励ますじょんさんと飼い犬らしいセリフでファンを笑わせた寺島さん。かなりの接戦となりましたが、客席の強い支持を得た寺島さんの勝ちとなりました。「きゅんとさせるひとこと」では、なぜか10秒以内でセリフを言う流れに。ここではじょんさんが謎かけ風の胸キュンセリフを披露して、勝利しました。

　2対2の同点で迎えた最終勝負のお題は、なんとスイカ割り対決！　さすがに本物のスイカを使用することはでなかったそうで、スイカ模様のビニールボールをおもちゃのバットで叩くことに。

　お2人ともファンの声を頼りにスイカ割りに挑戦するものの、目隠しでステージの上を移動するのは恐怖心もあったようで、スイカを叩くことはできませんでした。その結果最後はじゃんけん勝負となり、じょんさんが巧みな心理戦を制して見事に勝利しました。

　熱いバトルで盛り上がったあとは、ライブコーナー。先ほどまでのコミカルなやり取り方一転、「東京ダンパー」と「はじまりの日」を美しいハーモニーで歌い上げます。

　抽選会もおこなわれ、ここではお2人のサイン入りスイカのビニールボールが景品に！　寺島さんとじょんさんはステージに来た当選者の方に、声をかけながらプレゼントを渡していました。

　またイベント当日は寺島さんの誕生日ということで、サプライズとしてケーキが登場。じょんさんとファンによるハッピーバースデーの歌声を、寺島さんは嬉しそうに聞いていました。このケーキは楽屋にある冷蔵庫の野菜室に入っていたそうで、寺島さんがうっかり見つけてしまわないかじょんさんはドキドキしながら見ていたという裏話も明らかになりました。

　イベントは「ONE CALL」の歌声でフィナーレを迎えます。お2人は客席に降りるなど、最後までファンを楽しませていました。

■ イベント終了直後のWAOOONにインタビュー！

――イベントの感想をお願いします。

寺島惇太さん(以下、寺島さん)：今まで、作品ありきのイベントはやらせていただきましたが、その場合は自分が演じているキャラクターがいるので、そのキャラクターに沿った歌や企画をやればいいんですが、今回は声優・寺島惇太として、身ひとつと言いますか。キャラクターに頼らないイベントだったので、不安もありました。ただ、いざイベントが始まるとじょんさんが隣にいるので、いつもプライベートで遊んでいるような感覚になって、楽しんでるうちに終わっていましたね(笑)。

じょんさん：たしかに。二人で遊ぶ材料を用意してもらった感じだよね。変な話「遊んでたら終わっていた」みたいな(笑)。

寺島さん：そう、じょんさんとステージの上で、めいっぱい遊んでいた感じで、すごく楽しかったです！

じょんさん：僕も普段、歌でステージに立つ機会はありましたが、最近はどちらかというと裏方の仕事が多かったので、こうやって表舞台に立つのも4カ月振りでした。だから、家でせこせこ作業してるのに「いきなり舞台に出て僕どうなるんだろう!?」という不安な時期もありましたね。

寺島さん：3日前くらいからやばかったよね。

じょんさん：そうそう、「僕セリフとかちゃんと言えるのかな？」とか。

寺島さん：でも、いざ始まったら僕よりノリノリで(笑)。しかも、引き出しがすごいんですよ！　僕は何にも考えてなかったから真っ白になっちゃって、しゃべりながら考えてました。

じょんさん：そうだったの!?　僕は準備するのが割と好きなので、なんとなく目星はつけてました。

寺島さん：完全ノープランでした(笑)。

じょんさん：でも、すんなりいったし、リラックスしてできたのはずんた（※寺島さん）のおかげだなと思います。

寺島さん：WAOOONの可能性を感じましたね。僕たちもっといけるんじゃないかなと。今回のイベントは内容とか、どういう歌を歌うとか、準備が少しバタバタした部分もありましたね。オープニングテーマなんて、完成したのが5日前くらいですし。

――結構ギリギリだったんですね。

じょんさん：合わせたのも2回くらいだしね。

寺島さん：だから今度はちゃんと準備できれば、さらに良い物が作れるのかなと少し自信がつきましたね。

じょんさん：たしかに。ただ、逆にふんわりとした感じで、固めすぎなからかったからこそ、アドリブの部分が良かったのかなと思います。そういった塩梅も少しつかめたかな。お客さんとの対話みたいなこともできたと思うし。

寺島さん：勉強になることも多かったですね。

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