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2016年9月27日(火)

『うたわれるもの 二人の白皇』戦いに赴くすべての“白き皇”に捧ぐ基本攻略【連載特集第3回】

文:電撃PlayStation

 寝る間も惜しんで絶賛プレイ中の人も多いであろう、『うたわれるもの』シリーズの完結編となる『二人の白皇(ハクオロ)』。販売本数13万本突破の公式発表もあるように、“待ち続けたファンの心に届く名作”との声も多く聞こえており、未プレイで興味を持ったという方も多いだろう。そこで連続企画の第3回目では、これから始める人も安心の戦闘や戦術の基本をおさらいしていく。

『うたわれるもの 二人の白皇』

戦闘パートで覚えておきたい基本システムの活用術

 素早さ順に敵味方のキャラクターが行動する戦闘パート。戦闘の基本システムは前作の『偽りの仮面』を引き継ぎつつ、より遊びやすさ&戦略性を増すためのシステムが追加されている。そこで、まずは戦闘パートにかかわるシステムを、基本&活用テクニックと合わせて解説しよう。

【活用術1】ZOCを活用した“足止め”戦術を!

 ZOC(Zone of Control)とは、シミュレーションゲームなどで使われる用語の1つで、そのキャラクターがいる周囲の影響や影響範囲などを指している。『うたわれるもの』シリーズに置いては、“闘志の瞳”などの一部の特性が持つ効果で、範囲内にいる敵キャラクターを移動不可能にするものだ。

 本作はボスなど一部の敵の攻撃や反撃が、非常にダメージが大きかったり、範囲攻撃だったりと味方に甚大なダメージが及んでしまうことも多い。そこで体力が多めのZOC特性を持つキャラクターに“足止め役”を担わせ、敵キャラクターを引きつけさせ、敵の攻撃・反撃の範囲外から遠距離キャラクターで攻撃するという戦術がかなり重要になる。

『うたわれるもの 二人の白皇』

 ZOC以外にも、敵の攻撃を自分に向ける“挑発”の追加効果を持つ連撃も有効だ。また、ネコネやウルゥル・サラァナが召喚できる式神は、敵をひきつけやすい特性がある。しかし、体力的には心もとないため、一時的なおとりとして運用させるぐらいの気持ちで使おう。

【活用術2】反撃を受けない立ち回りを心がける

 配置の面以外でも重要なのが、結果予測画面に出てくる“反撃”の文字のチェック。最後の追い込みなど、状況によっては反撃覚悟で攻撃するのもアリだが、基本的には反撃を受ける連撃は行わないのが基本だ。反撃がそれほど強力ではなく、選べるほど連撃の種類がない序盤はともかく、反撃を受けるなら攻撃せずに待機したほうがいい場合も多い。遠隔攻撃だから反撃がないと思うのも危険で、遠隔キャラクターを狙った範囲の反撃を受けて後衛が総崩れ……なども十分にあるので、結果予測画面は必ずチェックしよう。

『うたわれるもの 二人の白皇』

【活用術3】状態異常を軽視してはダメ!

 特性や連撃の追加効果などの影響で各キャラクターの“状態”が変化することがある。これらの状態異常は、決して派手ではないものの戦局を大きく左右する。攻撃時も、倒しきれる場合はダメージ重視の連撃でいいが、複数を相手にする場合やボスなどの長期戦の場合は、ダメージよりも相手の行動を阻害するほうが結果的に早く倒せることが多い。とくに“気絶”“忘却”効果は、反撃による大ダメージを防げるだけでなく、通用する相手ならボスでさえもほとんど完封して倒すことも可能だ。敵に状態異常が効くか否かも結果予測画面から見られるので、一手でも無駄にしたくない人はこまめにチェックしよう。

 また、“気絶”はZOCを解除する効果もあるので、敵のZOCから脱出したいときなどは積極的に狙っていこう。逆にZOC戦術を使う場合は、足止め役のキャラクターには気絶を無効にする装備を付けると磐石になるだろう。ほかに気をつけたい状態異常には、以下のようなものがある。相手にはこれらを付与することを優先に、こちらが受けた場合はネコネの“清月”などで早めに回復したい。

■状態異常

:ターン開始時に体力と気力が減少。気力は、連撃や必殺技に必要なため、放置するとジリ貧になることも。
呪い:体力が回復できず、気力も上昇しなくなる。こちらもピンチになる前にすぐ回復したい。
混乱:敵・味方の区別がつかなくなり、近くにいる味方に攻撃することもある。味方に戦闘不能にさせられないように注意。

 なお、状態異常はキャラクター情報の“状態”から参照が可能なほか、ステータス画面の右上に状態異常のアイコンがつくため、見落とさないようにしよう。

『うたわれるもの 二人の白皇』

【活用術4】“協撃”を積極的に狙おう!

 1作目の『散りゆく者への子守唄』から復活した“協撃”だが、じつは1作目とは若干異なっている部分がある。前作の“協撃”は本作では“協撃必殺技”にあたるもので、本作では特定の組み合わせではなくても2体のキャラクターによる同時攻撃が行えるようになった。協撃ぶんのダメージはそこまで大きくないが、一番重要なのは“相手の錬技が無効化される”こと。防御や回避をされず確実にダメージを与えるため、可能な状況ならばどんどん狙っていきたい。

 また、“協撃”は攻撃だけではなく、回復や強化系(自身対象も含む)の連撃でも可能。各キャラクターが“協撃”でどの連撃を使うかは、キャラクターメニューの“連撃”の項で、“協撃指定”したい連撃に合わせて△ボタンを押せばOKだ。自己強化の連撃でも“協撃”可能なため、うまく設定すれば攻撃が届かないキャラクターと“協撃”の効果だけを狙った攻撃も可能。なお、戦闘中でも指定する“設定は変更可能なため、突き詰めて戦いたいという人は、状況に応じて変えてみるのもいいだろう。

『うたわれるもの 二人の白皇』

■発動の条件

・攻撃を仕掛ける側の気力が100
・有効範囲内に協撃可能な味方キャラクターがいること

 なお、協撃する側の行動順は関係なく、すでに行動済でも参加が可能。条件を満たしていれば、攻撃(回復)対象となるキャラクターに“協撃”のマークがつく。

●“協撃必殺技”の組み合わせ

 “協撃必殺技”は、上記の条件に加えて、攻撃を仕掛ける側と協撃する側が正しい組み合わせであれば発動可能な特殊必殺技。10種類以上も用意されており、戦術指南で組み合わせのヒントが確認できる。ちなみに“協撃必殺技”の名前も大きなヒントの1つで、たとえば“仁華”ならば仁が○○○○○、華が○○○という風に決まっている。ファンならばセリフとシルエットから十分察せると思うので、ぜひ全パターン解放にチャレンジしてほしい。

『うたわれるもの 二人の白皇』
『うたわれるもの 二人の白皇』

【活用術5】属性と天候にも気を配ろう

 キャラクターは火、水、風、土、光、闇、無の7つの属性のいずれかを持ち、火は水に、水は風に、風は土に、土は火に強いという強弱関係、光と闇は互いに弱い相関関係、無属性は何物にも影響を受けないという特色がある。これらはそのまま与える(与えられる)ダメージに直接関係するもので、画面上では現在行動順が来たキャラクターから見て別のキャラクターが有利か不利かが表示される。意外に無視できないダメージ差が出るため、とくに強敵との戦闘では意識しておこう。

 もう1つ戦闘に大きく影響するのが、ステージによって設定されていることがある“天候”。“天候”には特定の属性を活性化する効果があり、活性化した属性のキャラクターは大きくパワーアップするため、“天候”に合わせた編成もかなり有効だ。ステージ開始画面やOPTION(START)ボタンを押して、“天候”を確認するのを忘れないようにしよう。

『うたわれるもの 二人の白皇』

【活用術6】陣は諸刃の剣!

 一部の連撃には、フィールドに回復やダメージなどの持続効果をもたらす“陣”を発生させるものがある。その上にいるキャラクターにターンが回ってくるたびに効果を発揮する便利なものだが、1つ注意しなくてはいけないのが“陣”には敵味方の区別がないこと。こちらが張った回復の陣に敵が乗った場合も回復し、敵に向けて使った炎の陣の上に誤って自分が乗ってもダメージを受ける。“陣”を張る位置に気をつけるのはもちろん、どの連撃がどんな“陣”を発生させるのかも覚えておく必要がある。

『うたわれるもの 二人の白皇』

【活用術7】手動連撃のススメ

 連撃システムは、入力に失敗すると連撃が続かないため、連撃の“自動成功”を使っている人も多いだろう。だが、自動成功は楽な反面、クリティカルが発生しないという大きなデメリットがある。

 クリティカルにはダメージアップはもちろん、敵に与える状態異常の効果の上昇、気力ゲージの蓄積が倍になるという大きな効果がある。ボス戦などのシビアな戦いでは戦局を決め兼ねない要素なので、慣れが必要ではあるがモノにしておこう。

『うたわれるもの 二人の白皇』

 ちなみに連撃の入力のコツは、“攻撃モーションを見ないでゲージを見る”こと。攻撃のリングタイプなら中央の小さな白丸の部分に、防御なら外周の大きな円に重なったとき押すこと。キャラの動きや効果音と連撃の入力のタイミングが必ずしも合っているわけではないので、惑わされないようにしよう。チャージタイプの連撃は、一度でもボタンを押して離してしまうと失敗扱いになってしまう。

 押し始め(HOLD判定となる部分)とクリティカルとなるタイミング(1周して離す部分)の判定はかなり甘いので、あわててボタンを連打しないことが何より重要だ。

『うたわれるもの 二人の白皇』
『うたわれるもの 二人の白皇』

【活用術8】ゲーム内システムもフル活用

 各システムは、新たな要素が現れるたびにゲーム内で解説が挿入される。それらはゲーム中の戦闘指南でいつでも参照できるので、必ずチェックしておこう。また、今回の攻略範囲では登場しないが、ある程度ストーリーを進めると本作の新システムの1つ“訓練場”で“ムネチカの試練”と呼ばれる戦術チュートリアルがプレイできるようになる。ややパズル的な難解な試練もあるが、システムや戦術、キャラクターの特性などについて実戦形式で学べるのが大きい。戦闘に行き詰ったときなどは、何か攻略のヒントが得られることもあるだろう。

『うたわれるもの 二人の白皇』

 次回はキャラクター性能解説と序盤のステージ攻略をお届け。今まで使用していなかったキャラクターの魅力に気がつくかも? お楽しみに!

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