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2016年10月6日(木)

『チェンクロ』高難度クエ“深淵の渦”先行体験レポ! 実は幅広い層が遊べる仕組みにオドロキ!?

文:マスクド・イマイチ

 セガゲームスのiOS/Android用RPG『チェインクロニクル ~絆の新大陸~(チェンクロ)』において、10月6日18:00より新コンテンツ“深淵の渦”が実装されます。

『チェンクロ』“深淵の渦”

 こんにちワオーン! ケ者の大陸からよろしくどうぞな電撃の『チェンクロ』担当ライターの1人、マスクド・イマイチです。今回はみなさんよりひと足早く“深淵の渦”を体験させていただいたので、そのレポートをお届けしたいと思います!

“深淵の渦”とは……?

 “深淵の渦”とはなんぞや? という方に向けて。ゲーム内のお知らせでも何度かに分けて“深淵の渦”の情報が出されていましたが、シンプルに言うと“高難度バトル”です。“挑戦するにはRank100以上が必要”という条件からもわかるとおり、ゲームのストーリー後半~クリア後のプレイヤーを想定したコンテンツになっています。

 “深淵の渦”は各地に定期的に発生し、2週間ごとに出現エリアが変わります。この出現エリアは、各キャラの“所属”と密接にかかわってくるのですが、そこは後述。10月6日から初めての登場となる“深淵の渦”は、ケ者の大陸に“運命流転ノ渦”、罪の大陸に“万物呑天ノ渦”が出現します。名前からして強敵のニオイがしますね!

『チェンクロ』“深淵の渦”

 この“深淵の渦”は10階層から成っており、バトルに勝利することで上の階層に進むことができ、最上階には“天魔”と呼ばれる強敵が待ち受けています。バトル漫画のような設定にワクワクしたところで、早速プレイしてみた感想や気になった点、ミニ攻略情報などをお伝えしていきますよ!

『チェンクロ』“深淵の渦”

“運命の渦”で出会う天魔の強さとは?

 今回私が最初にプレイしたのは、ケ者の大陸の“運命流転ノ渦”。最上階に待ち受けているのは、“運命流転ノ天魔”ゼファル。現在公開されているゼファルの情報はこちら。

“運命流転ノ天魔”ゼファル
声優:佐久間レイ/絵:武城にしき
SSR ★★★★★/戦士(突)/所属:魔神

『チェンクロ』“深淵の渦”
『チェンクロ』“深淵の渦”
▲天魔はボイスにいい感じのエコーがかかっていて、それもかっこよいのです。人ならざる何か感がイイ!!
【スキル】ヴァデュス・ルクレクリエム
<領域>範囲内にいる全ての敵に一定時間ごとに小ダメージを与え、さらにダウンにする。
【アビリティ1】ドラマ第1話クリアで
クリティカルの威力と発生率が上がる。またクリティカル攻撃時に一定確率で敵をダウンにし、盾を破壊するアビリティを覚醒!
【アビリティ2】Lv100で
すべての職業で使用できるマナを1つ持った状態で戦闘を開始する。また敵に攻撃するごとに、一定時間攻撃力が上がる。効果中に攻撃を当てると効果時間が延長する。
【絆アビリティ】昏属世界
戦場にいる戦士の攻撃力を上げる。

 カッコイイとカワイイの二刀流のイラストですな! 二の腕のローマ数字も気になります。今まで戦ってきた魔神と関係があるのでしょうか……? ちなみに魔神と同様、天魔も一定条件を満たすことで仲間に加えることができます!

 その天魔のステータスですが、“MAX HP:21000”で“MAX ATK:19500”……ちょちょちょちょーい! 強すぎじゃないですか! と思ったアナタ、正しい反応です。実は、天魔は限界突破を8回することができるのです。俗に言う8凸ですね、通常キャラの倍ですよ、倍。

 詳しくは入手してからのお楽しみにしようと思うのですが、スキルやアビリティも超強力。しかし、欠点もあります。それは40というコストの重さ。こちらも約2倍になっております。どうパーティに組み込むかは、パーティコスト次第ですね。絆アビリティを抜くか、サブパーティを抜くかしないと、なかなか難しいのではないでしょうか?

“深淵の渦”攻略のカギを握る“所属”について

 先に書いた“所属”について説明します。“深淵の渦”が発生するエリアは2週間ごとに変わるのですが、そのエリアの所属キャラでパーティを組むと、“深淵の渦”内で入手できるポイントにボーナスが加わります。一方で、他の“所属”のキャラは攻撃・防御・移動速度が大幅にダウンしてしまうのです……。ちなみにこの効果は、サブパーティのキャラには適応されますが、フレンドや絆アビリティのキャラには適応されません。

『チェンクロ』“深淵の渦”
▲今回“運命流転ノ渦”を体験するためにお借りしたパーティがこちら。サブパーティのツルとフィーナに、“ステータスDOWN!”と表示されていますね。

 つまり、ケ者の大陸の“運命流転ノ渦”にはケ者の大陸所属のキャラで、罪の大陸の“万物呑天ノ渦”には罪の大陸所属のキャラでパーティを組むほうが有利ということになります。さて、自分の持っているキャラを所属別でソートして、いろいろと編成を悩んでみましょう!

いざ実践! “運命流転ノ渦”にチャレンジ

 というわけで、ゼファルに出会うべく“深淵の渦”に潜入! ここで1つお知らせが。“深淵の渦”内での戦闘は、通常のAPを使用するのではなく、“チャレンジ権”というものを消費します。“チャレンジ権”は、新しい渦が出現するごと(つまり2週間ごと)に12回分入手できます。また、1日に1回分追加入手できるので、2週間で25回分となります。

 “深淵の渦”は10階層の構造になっており、1回のバトルで“チャレンジ権”を1つ消費します。コンティニューはできないので、いかにゲームオーバーにならないように上層を目指すかが重要ですね。プレイした感触としては、1~3階層ぐらいまではなんなくクリアすることができました。こちらのパーティはレベル60でそろえられていたのですが、やはり僧侶は入れておいたほうがよいでしょう。

『チェンクロ』“深淵の渦”
▲チャレンジ権の残り回数は、画面上部中央に表示されています。

 さて、“深淵の渦”の各階層をクリアすると、初回報酬で“魂の欠片”というアイテムとポイントを得られます。この“魂の欠片”を一定数入手することで、天魔のアルカナを1枚入手できます。“魂の欠片”は、各階層の初回クリア報酬の他にも、一定のポイント獲得報酬にもなっているので、最初は「あれ? 高難度と言いつつ意外と楽勝かも?」と思いました。

『チェンクロ』“深淵の渦”
『チェンクロ』“深淵の渦”
『チェンクロ』“深淵の渦”

 ですが、そこは数々のチャレンジクエストやカジノのタイムアタックでプレイヤーを悩ませてきた『チェンクロ』。階層を進むごとに、“うげっ!”と軽く悲鳴を上げたくなるような敵編成に遭遇します。

 わかりやすいのは、“3列騎士の後ろで魔法使いがタメ攻撃開始”や“騎士ボスの後ろに踊り子”などでしょうか。正直なところ、私は“コンティニュー上等派”なプレイヤーだったので、今回の“コンティニュー不可&チャレンジ権制”ということで非常にプレッシャーを感じながらプレイしました。しかも初見でしたし……。

『チェンクロ』“深淵の渦”

 登場する敵も多彩で、ケ者の大陸の“深淵の渦”だからといって、ケ者の大陸の敵ばかりが出るということはありません。階層が上がっていくと、なかなかにやっかいな組み合わせが見られます。

 WAVE数は3~5程度なので、1戦の時間はかかりません。ボスWAVEにはピリカがもちろんマナを持ってきてくれます……が! 1回のボスWAVEにつき2個までしか運んできてくれない仕様となっています。なので、各WAVE開始時のスロットや、ピリカからどのマナをもらうのか、はたまたマルチマナを使うのか、などマナ運用の面でも難易度高めだと感じました。

『チェンクロ』“深淵の渦”

 ちなみに、私のケ者の大陸“運命流転ノ渦”への挑戦は、第6階層でギブでした。凸がもう少し進んだメンバーで挑まないと厳しそうですね……。ここで『チェンクロ』あるあるなのですが、あとはHPのわずかなボスだけという状況でメインパーティが全滅し、サブパーティから颯爽とフィーナが登場! 僧侶マナも3つある! 必殺技の“クロノス”で逆転勝利じゃー! って、思うじゃないですか。ところがフィーナの所属は義勇軍。クロノスのダメージもスズメの涙……。そしてHPもダウンしているということで、ボスに2回殴られて全滅しました。とほほ。

『チェンクロ』“深淵の渦”
『チェンクロ』“深淵の渦”
▲「わー、もうダメだ!」の図。フィーナとボスのタイマンは、体験したことある人も多いでしょう。

罪の大陸の“万物呑天ノ渦”でリベンジ!

 これでは終われないということで、特別に罪の大陸の“万物呑天ノ渦”にも挑戦させてもらいました。今回は全員レベル80のパーティでお試し。しかも、ザエル、アメリー、アリシア、リーアという“敵味方問わずスロウにして物理で殴る(結束付き)”強力なパーティ構成。罪の大陸のキャラは、敵味方問わず状態異常を付与するというわりとテクニカルなパーティなのですが、噛み合ったときの火力はバツグンなのです。

『チェンクロ』“深淵の渦”
▲“万物呑天ノ渦”体験にお借りしたパーティ。各キャラのアビリティやスキルが噛み合っていていい感じです。

 そんなセガゲームスさんのご厚意に甘えて、“万物呑天ノ渦”最上階に到着! 最上階のバトルは“上級”と“超上級”に分かれています。初回クリア報酬は別々となっているので両方クリアしたいところ。どちらも最後に天魔が登場しますが、“上級”は難易度80、“超上級”は難易度90を想定しているそうです。では天魔バグリスのご紹介。


“万物呑天ノ天魔”バグリス
声優:中田譲治/絵:かわすみ
SSR ★★★★★/騎士(拳)/所属:魔神

『チェンクロ』“深淵の渦”
『チェンクロ』“深淵の渦”
▲拳騎士という意外な組み合わせのバグリス。拳ではありますが、実際は両手の盾で殴ります。盾殴りはロマンを感じますね!
【スキル】ゼルディーガ・ルクレクリエム
【無敵】一定時間、味方全員の攻撃力が上がり、無敵になる。
【アビリティ1】ドラマ第1話クリアで
HPが徐々に回復し、攻撃力が上がる。またダウン、封印、呪いにならない。さらに遠距離通常攻撃を反射するアビリティを覚醒!
【アビリティ2】Lv100で
全ての職業で使用できるマナを1つ持った状態で戦闘を開始する。またHPが半分以上の場合、攻撃力と防御力が上がる。
【絆アビリティ】蒼属世界
戦場にいる騎士の攻撃力を上げる。

 結果から申しますと“上級”はクリアできたのですが、“超上級”は私のプレイスキルでは無理でした! 僧侶マナさえ来てくれれば……なんていうのは言い訳ですね。ハイ。やはり、こちらのパーティ構成や凸数も重要ですが、敵の構成や得られたマナの運用など、考えるべきことは多そうです。WAVE数自体は短めなので、他のプレイヤーさんの動画なども研究して、“超上級”のクリアを目指しましょう!

『チェンクロ』“深淵の渦”
『チェンクロ』“深淵の渦”
▲“上級”をクリアする頃には、“魂の欠片”も貯まってバグリスを仲間にできました!
『チェンクロ』“深淵の渦”
▲“超上級”で本日2度目の、「わー、もうダメだ!」の図。ボスばっかりじゃないですか!

そんな私から“深淵の渦”の傾向と対策

 ひと通りプレイさせていただいたところで、私の攻略……というには程遠いのですが、傾向と対策をまとめてみました。“深淵の渦”攻略の参考になればと思います。

●所属一致で安心安全

 まずは各“深淵の渦”のエリアと所属一致のキャラでパーティを組みましょう。思った以上に一致していないときのステータスダウンが厳しいので……。ただ、サブパーティは悩みどころです。フィーナやツルといった“メインパーティを強くする”キャラを置くのがセオリーですが、純粋にメインパーティの誰かが倒れたときに戦力になるキャラを増やすのも手かもしれません。

『チェンクロ』“深淵の渦”

●僧侶の確保

 WAVE数は短いのですが、やはり回復役の僧侶がいないと厳しいと感じました。ここでも所属一致を気にしたいところで、たとえそのエリアのSSR僧侶がいないとしても、別の所属のSSR僧侶を入れるよりは、SR、もっと言ってしまえばRの凸が進んだ僧侶をパーティに入れるほうが安定すると思いました。各所属の僧侶がいるか、今のうちに確かめておきましょう。

『チェンクロ』“深淵の渦”

●マナの運用

 先にも書いたとおり、ボスWAVEでピリカが持ってくるマナの数に限りがあるので、上層での戦いはマナの運用がカギとなりそうです。絆アビリティは所属一致の効果を受けないので、“マナを1つ持った状態で戦闘を開始”系の絆を付けるのも有効かと。あとはアドリブ力! ピリカが来たときにどのマナをもらうか、戦局を見極めるアドリブ力が必要です。

『チェンクロ』“深淵の渦”
▲ケ者の大陸なら、ルククアのように“1WAVE進むたび、魔法使いマナを1つ獲得する”というアビリティを持っているようなキャラもオススメ。

●無理せず地道にプレイするのもアリ

 “深淵の渦”を全階層制覇せずとも、天魔は入手することができます。さらに言うと、“チャレンジ権”が限られているので、1度の期間では1~2枚入手できるかな? といったところでしょう。初回クリア報酬の“魂の欠片”はおいしいですが、地道にクリアできる階層を周回してポイント(これも所属一致で増えます)を稼ぎ、“魂の欠片”を入手するのもよいでしょう。

『チェンクロ』“深淵の渦”
▲どの階層でも入手できるポイントを貯めると、精霊石やリング、“魂の欠片”を手に入れることができます。

●挑戦中の“深淵の渦”が消えた後は……?

 “深淵の渦”は2週間経つと消えてしまいますが、新たな“深淵の渦”が出現し、チャレンジ権が12回分もらえます。さらに2週間後には、もしかしたら再び消えた渦が別エリアに出現するかもしれません。現在の酒場ピックアップのような入れ替えを想像してもらえばわかりやすいでしょうか。

 再び同じ名前の“深淵の渦”に挑戦すると初回クリア報酬はリセットされ、再度入手することができます。また、敵の構成も変わらない予定とのことです。つまりは、時間はかかるかと思いますが、RやHNのパーティで低階層をクリアしていくだけでも、いつか天魔を入手することはできるのです!

矛盾しているようでしていない“幅広い層が遊べる高難度クエスト”!

 長々と“深淵の渦”について書いてきましたが、ただの高難度クエストと違うというのが伝わりましたでしょうか? 個人的には2つほど、印象に残ったことがあります。

 まず1つ目は、高難度と言えど幅広いプレイヤーが長期的に楽しめて、報酬を入手できるという点。プレイヤーによっては、今回のケ者の大陸と罪の大陸、どちらも手持ちのキャラに自信がない人もいると思います。ですが、その場合は下層~中層を周回することでポイントを貯めるという手があります。

 数週間後にはなりますが、再び同じ“深淵の渦”が別の場所(願わくば自分の手持ちキャラが豊富なエリア)で発生したときに、頑張ればよいかと。“深淵の渦”は2週間に1回の更新、チャレンジ権は2週間で25回分と考えると、天魔を8凸するのは高ランクのプレイヤーでも至難の業。ですが、じっくりと取り組めば誰でも強力な天魔を仲間にできるのは大きいと思いました。

 そして2つ目は、今までの自分の旅路を改めて振り返れるという点。今までの各エリアでどんな仲間と出会ってきて、自分がどれだけホレ込んで育成したかというのを、今回改めて振り返りました。

 私の場合、ケ者の大陸は「フォリリネが強くて4凸したなぁ。キララネもモフモフで4凸した。でもこの大陸、僧侶がRしかいないよね……」とか、罪の大陸なら「とりあえずリーアを凸しておいてよかった! あと、前回のイベントでザエルを取っておいてよかった!」など、ガチャやイベントの思い出が数々……。もちろんいい思い出ばかりではなく、「迷宮山脈に“深淵の渦”が来たら自信ないね!」というイヤな予感も今からしていますが!(オルガ報酬の踏破のとき、頑張らなかったので……)

『チェンクロ』“深淵の渦”
▲無凸のオルガさん。あのとき頑張っていれば……。迷宮山脈に渦が来たらどうしよう。

 ちなみに聖都と賢者の塔は自信あります! あと、湖都については、今リングガチャにいるSSR僧侶のユーフィスは取っておきたいですね。地形変化がジャファールと相性よさそうなので。などなど、今まで以上に所属を意識してパーティを組むことで、『チェンクロ』第2部までのストーリーやイベント、個人的な思い出がよみがえるのはいいものです。

『チェンクロ』“深淵の渦”

 もちろん報酬の天魔の強さも気になりますが、一気に遊び切るというよりも『チェンクロ』第3部になっても遊び込める新規コンテンツとして制作、調整が進んでいるようです。なので、高難度という言葉に臆せずに、ひとまず“深淵の渦”にみなさんで挑んでみましょう!

『チェンクロ』“深淵の渦”
▲天魔が欲しくなる写真をチラ見せ。上の天魔紹介に出てきた“全ての職業で使用できるマナ”です。

(C)SEGA

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