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2016年10月11日(火)

『ゴッドイーター オンライン』マチ★アソビステージをレポート。カリーナなど新キャラの情報も

文:イトヤン

 徳島県徳島市で9月24日~10月10日に開催された“マチ★アソビ vol.17”。ここでは10月10日に眉山山頂ステージで開催された、“GOD EATER ONLINEステージinマチ★アソビ vol.17”の模様をお届けします。

『ゴッドイーター オンライン』

 『GOD EATER ONLINE(ゴッドイーター オンライン)』は、バンダイナムコエンターテインメントの人気ゲーム『GOD EATER(ゴッドイーター)』シリーズが、iOS/Android用アプリのMMO討伐アクションゲームとなってリリースされる最新作です。

 ステージには、『ゴッドイーター』シリーズ総合プロデューサーの富澤祐介さんと、『ゴッドイーター オンライン』プロデューサーの門田研照さんが登壇。さらに、本作でヒマラヤ支部第一部隊隊長のゴドー役を演じている声優の小西克幸さんも、スペシャルゲストとして登場しました。

『ゴッドイーター オンライン』
▲富澤祐介さん(写真左)と門田研照さん(写真右)。
『ゴッドイーター オンライン』
▲ゴドー役の小西克幸さん(写真中央)。

 小西さんは『ゴッドイーター』シリーズの大ファンで、過去のマチ★アソビに参加した際に、声優の小野坂昌也さんと2人で、「出演させてほしい」と富澤さんに申し出たのだそうです。

 その後、小野坂さんは『ゴッドイーター2』に出演したものの、小西さんにはなかなか声がかからなかったのだとか。そのため本作でゴドーを演じられたことについて「念願が叶いました」と語っていました。

『ゴッドイーター オンライン』
▲トークの前に徳島名物(?)の“阿波おどり専用エナジードリンク”で乾杯。

小型サイズのウロヴォロスなど、これまでとは異なるサイズのアラガミも登場!?

 『ゴッドイーター オンライン』は今回のマチ★アソビで、全国初となる試遊会を行っています。富澤さんによると、10月8~10日の3日間で約500人がゲームを体験したとのこと。また、試遊したプレイヤーの皆さんにはゲームの感想をアンケートで聞いており、寄せられた意見は今後の開発に反映されていくそうです。

 ここで、9月の東京ゲームショウでも上映されたPVが上映されたのち、具体的なゲーム内容についての解説が行われました。

『ゴッドイーター オンライン』

 “MMO(大規模多人数同時参加型)討伐アクション”である本作は、広大なフィールド上にランダムに出現するアラガミに対して、その場に居合わせたゴッドイーター(プレイヤー)たちが共闘して戦ったり、パーティーを組んでミッションに出撃したりといったプレイが楽しめます。

 従来の『ゴッドイーター』シリーズでは最大4人で共闘できましたが、本作では同一のサーバー上で100人規模のプレイヤーが共闘できるとのことです。

『ゴッドイーター オンライン』

 スマホゲームの本作では、画面左下のアイコンをタッチして主人公の移動を操作し、画面のアラガミを直接タップしてロックオン、また右下にいくつもあるボタンをタップすることで攻撃などのアクションを行います。

 富澤さんによると、家庭用ゲーム機の『ゴッドイーター』で可能だった自由度の高いアクションが、そのままスマホでも遊べるようになっているとのこと。

 また、敵となるアラガミの設定やモーションも、ゲーム機でのプレイと変わらない体験ができるように再現されているそうです。アラガミの結合崩壊なども可能だとか。

 小西さんは東京ゲームショウで本作をプレイしているそうで、「操作に慣れれば、ゲーム機で遊んでいたこれまでの『ゴッドイーター』と、あまり変わらずにプレイできると思います」と語っていました。

 マチ★アソビの試遊では、6人のプレイヤーがその場でパーティーを組んで、初級コースまたは上級コースのいずれかに挑戦できたとのこと。初級コースはシユウ、上級コースはヴァジュラという、シリーズでおなじみのアラガミを討伐するミッションになっています。

『ゴッドイーター オンライン』

 これまでの4人から、今回の試遊では6人での共闘になっていることについて、熱心なプレイヤーでもある小西さんはかなり興味がある様子。

 「2人増えただけと思うかもしれないけれど、持って行けるアイテムの数も増えるし、自分が倒れてもリンクエイドで起こしてくれる人数も多いので、プレイの感覚はかなり違うと思います」と語っていました。

 そんな小西さんの言葉に対して富澤さんは、「それが今度は100人規模になると、これまでの『ゴッドイーター』とはまったく違う世界になるはず」と応じていました。

 ここで、試遊の上級コースにチャレンジするプレイ動画が上映されました。上級コースでは、ヴァジュラを討伐すると、新たなアラガミとしてウロヴォロスが出現します。

 ただ、従来の作品に登場したウロヴォロスはシリーズ最大の大きさを誇る超巨大なサイズだったのに対して、今回はヴァジュラとほとんど変わらない小型サイズで登場しています。

『ゴッドイーター オンライン』
『ゴッドイーター オンライン』

 また初級コースで出現するシユウも、過去に登場したシユウの1.5倍ほどの大きさになっているとのこと。このように本作では、従来のアラガミとはサイズの違う個体も登場するそうです。もちろん、本作独自の新たなアラガミも登場します。

ufotable制作のオープニングアニメと主題歌を最速公開!

 続いて、『ゴッドイーター オンライン』のオープニングアニメが初公開されました。こちらのオープニングアニメは、『ゴッドイーター』シリーズではおなじみのアニメスタジオ、ufotableが制作しています。

 じつはこの映像が完成したのは、なんと前日の夜だとか。映像の収録されたBlu-rayが会場である眉山山頂に到着したのは、このステージの開始直前だったそうで、まさにできたてホヤホヤの映像です。

 クールなロックサウンドに乗せて、神機を操るゴッドイーターたちとアラガミとの対決が繰り広げられるアクションシーンは大迫力! それだけでなく、本作のストーリーに深く関係がありそうなキャラクターたちの描写も随所に盛り込まれています。

 オープニングアニメの上映後、バックに流れていた本作の主題歌が、インディーズバンド“touch my secret”の歌う『GET YOUR WORLD』であると発表されました。

『ゴッドイーター オンライン』

 touch my secretは、クリエイター集団バンド“GHOST ORACLE DRIVE”を自ら率いて、TVアニメ版『ゴッドイーター』の挿入歌を手がけた、松隈ケンタさんがプロデュースしているアーティストです。松隈さんはこの主題歌の作曲も担当しているそうです。

小西克幸さんの演じるゴドーは“常に冷静沈着で、頭の中で計算している人物”

 続いて、オープニングアニメにも登場している、本作のキャラクターが紹介されました。プレイヤーが操作する本作の主人公は、フェンリル極東支部のクレイドル部隊に所属するゴッドイーターとして、ヒマラヤ支部に派遣されてきます。

『ゴッドイーター オンライン』

 ヒロインのマリア(声優:高橋未奈美)は、クレイドル部隊に所属している主人公の幼なじみで、主人公より先にヒマラヤ支部に派遣されているそうです。

 このように、ゲームが始まる以前から主人公と関係のあるキャラクターはシリーズで初めてとのこと。「こういう設定だと、なにかアヤシイ感じがしますよね(笑)」と富澤さんは語っていました。

『ゴッドイーター オンライン』

 ゲストの小西さんが演じているゴドーは、ヒマラヤ支部第一部隊の隊長です。もちろん、NPCとしてプレイヤーと共闘することもできます。

 小西さんによると、セリフを収録する際に説明を受けたゴドーの人物像は、「どんなに味方がピンチになろうが、誰が倒れていようが常に冷静沈着で、ずっと頭の中で計算している人」だったそう。それはそれで難しかったと、小西さんは振り返っていました。

 また小西さんは、「スマホってこんなにたくさんゲームが遊べるの?」と思ったほど、大量のセリフを収録したと語っていました。門田さんによると、本作は100人規模の共闘だけでなく、物語を楽しめるストーリーミッションもしっかりと用意されており、キャラクターのセリフは基本的に音声化されているそうです。

『ゴッドイーター オンライン』

 ステージでは、ゴドーのキャラクター設定イラストも紹介されました。本作のキャラクターデザインや設定は、小林くるみさんや板倉耕一さんといった、これまでのシリーズを支えてきたproject G.E.のデザイナー陣が、引き続き手がけているそうです。

『ゴッドイーター オンライン』

ヒマラヤ支部長は女性の神機使い!? 新キャラクターも明らかに

 本作に登場するキャラクターの1人であるレイラ(声優:喜多村英梨)は、“王家の血を引く誇り高き突撃娘”という設定です。

『ゴッドイーター オンライン』

 富澤さんによると、『ゴッドイーター』の世界では国という単位は崩壊しているものの、王家といった家柄はずっと続いているそうで、レイラもそうした人たちの1人なのだとか。

『ゴッドイーター オンライン』

 続いて紹介されたリュウ(声優:内田雄馬)は、“ワケあり好青年で企業の跡取り息子”という設定です。この説明文を見た小西さんは「ややこしいワードしか入ってないですよ(笑)」とツッコミを入れていました。

 『ゴッドイーター オンライン』では、これまでのシリーズとはやや異なるテイストを狙ったり、あえて表現を変えていたりする部分があるので、キャラの紹介もこういった言い回しになっているそうです。

 ここまでの4人はすでに発表済みのキャラでしたが、続く2人はオープニングアニメで新たに存在が明らかになったキャラクターです。

 カリーナ(声優:藩めぐみ)はヒマラヤ支部のオペレーターで、身長が低いために幼く見えますが、年齢は22歳だそうです。カリーナについて小西さんは、「オペレーターは、プレイヤーがいちばん接するキャラなので大事ですよね」と、熱心なプレイヤーの目線から語っていました。

 そんな小西さんも思わず「怖そう」と語っていたのが、ヒマラヤ支部長のクロエ(声優:伊藤静)です。クロエはよく見ると、ゴッドイーターの証しである腕輪をつけており、手には神機も持っています。

 「支部長なのに女性で、しかも神機使いというのは、これも今までにはいなかったキャラですね」と富澤さんも語っているように、彼女が主人公がどのように関わるのか、興味深いところです。

アップデートによって、長く遊び続けられる作品に

 本作には新キャラクターだけでなく、新たなアラガミも登場します。オープニングアニメにも登場しているのが、背中に三日月のような形をした大きな突起を持つ新アラガミ“ネブカドネザル”です。ちなみに小西さんは、「収録の時に、この名前がすごく言いづらかったんですよ」と語っていました。

『ゴッドイーター オンライン』

 また、こちらは東京ゲームショウでも紹介されていますが、超弩級アラガミの“クベーラ”も登場します。クベーラは、これまでに登場した最大級のアラガミであるウロヴォロスよりも、さらに3~4倍は大きいという、まさに超弩級サイズになっているそうです。

 イラストを見た小西さんは、「このアラガミの背中に乗ることってできますか? ぜひ背中に乗って、真ん中の光っている部分を壊してみたいんですよ」と語っていました。先ほども紹介したとおり、人間よりもはるかに巨大なサイズなので、通常の攻撃ではとても背中に届かないようですが、はたして実際に乗ることができるのでしょうか?

『ゴッドイーター オンライン』

 『ゴッドイーター』ではこれまでのシリーズでも、さまざまな新要素がアップデートで配信されてきましたが、本作はスマホゲームということで、フィールドやシナリオ、新アラガミなど、新たなアップデートの配信を随時続けていく予定だそうです。「皆さんに長く楽しみ続けてもらいたいと思っています」と、門田さんは語っていました。

 気になる本作の配信時期は、まだ言えないとのことでしたが、すでに発表されているとおり、Android版によるオープンベータテストも行われる予定になっています。

『ゴッドイーター オンライン』
▲10月12日の20時から、本作のニコニコ生放送も配信される予定です。

 オープニングアニメや新情報の発表、会場に集まったファンとのジャンケン大会などが行われたこのステージも、いよいよ最後となりました。「ようやく『ゴッドイーター』に出演できたので、サービスが始まったら、皆さん一緒にプレイしましょう。よろしくお願いします」と小西さん。

 本作のプロデューサーである門田さんは、「マチ★アソビの会場で大勢の人に『ゴッドイーター オンライン』を遊んでもらって、嬉しく思っています。このステージにも多くの方が集まっていただいて、この期待に応えられるようにがんばっていきたいと思います」と語っていました。

 「シリーズも6周年目を迎えて、作品を横へと広げていきたいという思いがありました。ただなにより、『ゴッドイーター』はゲームのIPであるという部分もブレないように、これから10周年に向けて、いい意味で『ゴッドイーター』が広がっていく道を探ることが、総合プロデューサーとしての自分の役割だと思っています」と語った、富澤さん。

 「引き続きご支援のほど、よろしくお願いします」と挨拶して、このステージを締めくくりました。

※情報は、発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更されることがあります。
※画面は開発中のものです。
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

データ

▼『GOD EATER ONLINE(ゴッドイーター オンライン)』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応端末:iOS
■ジャンル:MMOアクション
■配信日:未定
■価格:基本無料/アイテム課金
▼『GOD EATER ONLINE(ゴッドイーター オンライン)』
■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
■対応端末:Android
■ジャンル:MMOアクション
■配信日:未定
■価格:基本無料/アイテム課金

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