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2016年10月20日(木)

『シャドウバース』公式ライターKuroebiさんが初心者にオススメの御旗ロイヤルを解説

文:Kuroebi

 サイゲームスが配信中の人気カードゲーム『Shadowverse(シャドウバース)』。本作の公式サイトでコラムを執筆中のトッププレイヤー Kuroebiさんによる電撃コラム第2回をお届けします。

『Shadowverse(シャドウバース)』

 現在、『シャドウバース』500万ダウンロード突破を記念して、第2弾カードパックがもらえる『ダークネス・エボルヴカードパックチケットを5枚プレゼント中。

 プレゼント対象者は、12月28日23:59までにチュートリアルをクリアして、ゲーム内にログインした方となります。チケットは“ギフト”から受け取ることができます。

第2回:今日から始めるロイヤル! 実践で使えるデッキコードも掲載

 前回のコラムにて、シャドウバースの個性豊かな7つのクラスについて紹介しました。その中でもカードゲーム初心者の方にオススメしたいクラスとして、今回はロイヤルを紹介します。

●ロイヤルの魅力

『Shadowverse(シャドウバース)』
▲ロイヤルをクラスとするキャラクター、エリカ。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲速攻を得意とするロイヤルは、序盤~中盤にかけての早期決着を狙うクラス。

 『シャドウバース』では、一部の特殊なカードを除き、対戦相手のリーダーにダメージを与えて、20点の体力を0にすることで勝利することができます。ダメージを与える方法はいくつかありますが、最も効率良くダメージを稼ぐために、フォロワーを活用する必要があります。

 フォロワーは、自身の体力が0になって倒されるまで、毎ターン攻撃することができます。貧弱な攻撃力のフォロワーでも攻撃を繰り返すことで、かすり傷が致命傷になることも!

『Shadowverse(シャドウバース)』
▲貧弱な“ゴブリン”でも見逃し続ければ、大ダメージを食らってしまう。

 ロイヤルには、一度に複数のフォロワーを召喚したり、フォロワーを強化するカードが数多く存在します。場にいるフォロワーの力を十二分に引き出すことができれば、一方的にダメージを与えることができ、バトルを有利に展開できるでしょう。まずはフォロワーの使い方、有利な戦闘の仕方を覚えるためにもロイヤルを使ってみましょう!

●兵士と指揮官を使いこなして盤面を制す!

 ロイヤルには“兵士”フォロワーとそれらを強化する“指揮官”カードが存在します。

 これらを組み合わせることで、ロイヤルは非常に強力な盤面を作ることができます。しかし、そのためには兵士フォロワーをまず場に配置しておく必要があります。

『Shadowverse(シャドウバース)』
▲小粒だが優秀な“兵士”フォロワー。彼ら無くしてロイヤルの戦略は成り立たない。

 展開した“兵士”フォロワーたちは場の優位を得るために戦いますが、ここで非常に重要な考え方である“PP(プレイポイント)”の損得について説明します。

 お互いのプレイヤーは、毎ターン決まったPPを消費してカードを使います。そのため、1ターン目には1コストのカードを使用、2ターン目には2コストのカード1枚、もしくは1コストのカードを2枚使う、というふうにPPを効率よく使い切れるプレイヤーの方が使い切れないプレイヤーよりもバトルの序盤を有利に進めることができます。ですが、このPPをただ使うだけでは、その真価を引き出したとは言えません。

 例えば、あなたが1ターン目にプレイした“ヴァンガード”(コスト1/攻撃力1/体力2)が、対戦相手の2ターン目にプレイした“ミノタウロス”(コスト2/攻撃力2/体力1、守護あり)と戦闘して、相打ちになったとしましょう。

『Shadowverse(シャドウバース)』 『Shadowverse(シャドウバース)』

 この戦闘で、こちらの1コストのカードが相手の2コストのカードを倒したので、実質1PP分あなたは得をしたと考えることができます。

 こういったPPで有利になる戦闘を繰り返せば、あなたと対戦相手の実質使用したPPの差がどんどん広がっていき、対戦相手を挽回不可能な状況に追い込むことができます。

 では、PPで優位になるためにはどういったフォロワーを多く採用すべきでしょうか?

 その問題を明らかにするために、1~4コストのフォロワーの基本的なサイズ(攻撃力/体力)を考えてみましょう。

コスト1の場合:攻撃力1/体力2

『Shadowverse(シャドウバース)』

コスト2の場合:攻撃力2/体力2

『Shadowverse(シャドウバース)』

コスト3の場合:攻撃力3/体力2、攻撃力2/体力3

『Shadowverse(シャドウバース)』 『Shadowverse(シャドウバース)』

コスト4の場合:攻撃力4/体力3、攻撃力3/体力4

『Shadowverse(シャドウバース)』 『Shadowverse(シャドウバース)』

 1コストのフォロワーは1ターン目にプレイすることができるという利点がありますが、ほとんどのフォロワーと戦闘した場合、一方的にやられてしまいます。

 また、3コストのフォロワーは4コストのフォロワーを倒すことができる可能性がありますが(PP得)、2コストのフォロワーに倒されてしまう可能性(PP損)があります。4コストのフォロワーについても3コストと同様です。

 しかし、2コストのフォロワーは一部の例外を除いて1コストのフォロワーを一方的に倒し、3コストのフォロワーとも相打ちが取れる可能性がある攻撃力2/体力2というサイズが基本となっており、コストパフォーマンスに優れた値に設定されています。可能であればコスト2/攻撃力2/体力2のフォロワーは多く採用すべきでしょう。その他のコストのフォロワーもデッキ内に必要ではありますが、2コストのフォロワーと比べて厚く枚数を取る必要はほぼないでしょう。

 以上のように、PPで得をすればするほど、相手よりも有利になると言えますが、ロイヤルは場の“兵士”フォロワーを強化する術に長けており、このPP得を序盤から実現しやすいのです。

 場の“兵士”1体を強化する“フェンサー”や“ホワイトジェネラル”は重宝しますし、“兵士”を含むすべてのフォロワーを強化する“セージコマンダー”は一気に大ダメージを与えられます。これらで強化したフォロワーを使用して、まずは場の優位を確立するテクニックを磨きましょう。ここで学んだ考え方はすべてのクラスのデッキで応用することができます。

『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“フェンサー”。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“ホワイトジェネラル”。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“セージコマンダー”。

●戦闘がさらに有利になる“疾走”を使いこなせそう!

 『シャドウバース』では、プレイしたばかりのフォロワーは“進化”しないとすぐに攻撃ができません。ですが、“疾走”という能力を持つ一部のフォロワーは、プレイしたターンから攻撃可能で、戦闘を有利に展開できる即効性のあるカードです。

『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“クイックブレーダー”は1コストで疾走を持っており、非常に扱いやすいカードです。

 場が不利な状況では、相手のフォロワーを倒すために使い、場が有利であれば相手を攻撃したり、さらに有利になるように立ち回ることもできます。疾走持ちのフォロワーは他のフォロワーと比べてサイズは見劣りしますが、使い勝手がいいので攻撃的なデッキでは積極的に採用していきたいですね。

●実践で使えるサンプルデッキ“御旗ロイヤル”を紹介

『Shadowverse』
▲フォロワー:32、スペル:5、アミュレット:3。生成に必要なレッドエーテルが4400個で作りやすいデッキ。

 優秀なフォロワーを駆使して相手を倒す、非常に攻撃的なデッキです。“疾走”フォロワーを15枚投入しており、進化を使わなくても場に影響を与え続けることができます。

 “王家の御旗”は、すべての“兵士”フォロワーを強化するために、必ず場に設置したい“アミュレット”です。“王家の御旗”を引く確率を上げるために“メイドリーダー”が採用されており、また“アドバンスブレーダー”により、“兵士”フォロワーが尽きることはないでしょう。

『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“王家の御旗”。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“メイドリーダー”。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“アドバンスブレーダー”。

 1枚のカードで複数体の“兵士”フォロワーを並べられる“オースレスナイト”、“アセンティックナイト”、“アルビダの号令”は“王家の御旗”と相性がよく、“フローラルフェンサー”は進化する必要があるとはいえ本作屈指の素晴らしいパワーカードです。

『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“オースレスナイト”。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“アセンティックナイト”。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“アルビダの号令”。
『Shadowverse(シャドウバース)』
▲“フローラルフェンサー”。

 このデッキはあまり高レアリティのカードは入っていませんが、デッキパワーは申し分ないので初心者の方にオススメしやすいデッキです。まずは『シャドウバース』を始める際の最初の一歩として参考になりましたら幸いです。

●kuroebi

『Shadowverse』

 ゲームライターおよび解説者。 デジタルTCGのプレイヤーとして数々の成績を挙げ、現在は主にWEB実況配信における解説者として活動。アジア大会などさまざまな大会で解説を行ない人気を博する一方、動画解説記事の執筆も手がけている。 シャドバで好きなクラスは、スペルが強力なウィッチ。

 サイゲームス『シャドウバース』公式コラムはこちら。

 Kuroebiさんのコラム第1回目の記事はこちらをご覧ください⇒『シャドウバース』公式ライターKuroebiさんのコラム第1回。初心者向けのクラス紹介

ゲーム・アニメ関係者集まれ! 電撃『シャドウバース』交流大会を開催

  電撃オンラインでは、10月29日にゲーム・アニメ業界関係者を対象とした『シャドウバース』交流大会を東京にて開催します。現在、参加者を募集していますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

『Shadowverse』

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データ

▼『Shadowverse(シャドウバース)』
■メーカー:Cygames
■対応端末:iOS
■ジャンル:TCG
■配信日:2016年6月17日
■価格:基本無料/アイテム課金
▼『Shadowverse(シャドウバース)』
■メーカー:Cygames
■対応端末:Android
■ジャンル:TCG
■配信日:2016年6月17日
■価格:基本無料/アイテム課金
▼『Shadowverse(シャドウバース)』
■メーカー:Cygames
■対応機種:PC
■ジャンル:TCG
■配信日:2016年8月22日
■価格:基本無料/アイテム課金

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