2016年10月21日(金)

AM2研による新作アプリ『ソウルリバース ゼロ』発表。古今東西の英雄が集うタイトルに

文:kbj

 セガ・インタラクティブが、今秋にサービス予定のiOS/Android用アプリ『ソウルリバース ゼロ』の発表会が、都内で行われた。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 発表会に登場したのは、セガ・インタラクティブの第二研究開発本部の平井徳一プロデューサー。『ソウルリバース ゼロ』が、『ソウルリバース』シリーズの1弾タイトルであることを明かした。開発は、第二研究開発本部(AM2)のスタッフが集い、リッチなタイトルになっているようだ。

『ソウルリバース ゼロ』
▲平井プロデューサー
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 テーマは“英雄転生”で、古今東西の魅力的な英雄が生まれ変わって登場。豊穣の大地・グラニディアに侵略してきた“人ならざる者たち”から町を救うため、主人公と巫女のルーチェが、異世界の英雄の魂“英霊”を召喚して立ち向かうことになる。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 物語はフルボイスで展開する。世界各国、歴史上、神話上の英雄が登場し、人気声優が声を当てている。英霊は美麗なイラストを中心に、3Dのキャラが動く最終奥義(ソウルアーツ)、シナリオが展開する。モーションはかなり多数があり、個性付けにひと役買っているとのこと。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 バトルはリアルタイムで進行。AM2による、豪華なグラフィック・演出で、爽快、かつ没入できるゲームに仕上げているとのこと。リアルタイムのバトルを採用しているが、使用する操作はタップのみ。そのうえで、属性、特殊効果、陣形などの要素によって、攻略の奥深さを出しているという。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 モンスターに円形のスキル準備モーションが出ている時に、スキルを当てるとスタンを誘発するのがブレイクシステム。また、タイミングよくスキルを発動していくとチェインが発生し、ダメージがアップする。ボスとのバトルでは、ブレイクや部位破壊などを駆使しながら戦っていく。さらに、条件を満たすミッションがあるようだ。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 英霊を育成する要素として、レベル、覚醒、限界突破という3つの軸が存在。育てた英霊を使い、メインストーリー、英霊シナリオ、育成するサブクエスト、チャレンジダンジョンの遺跡、マルチ協力などのクエストを楽しめる。

『ソウルリバース ゼロ』

 マルチ協力バトルでは、3人でのリアルタイムマルチバトルが展開。アタッカー、ディフェンダー、ヒーラーという役割を決めて、2キャラとサポートキャラを操作して、バトルを行っていく。

『ソウルリバース ゼロ』

 ホームタウンには、施設を配置していき、町を復興していく。復興していくと人が戻ったり、鳥が空を飛んだりする他、季節や時間によって風景が変化するギミックがあるようだ。

『ソウルリバース ゼロ』

 巫女とのコミュニケーション要素が用意されている。巫女にアイテムをプレゼントしていくと親愛度が上昇。高まると、巫女スキルが強化されていく。

『ソウルリバース ゼロ』

 オープニングアニメを手がけるのは、プロダクションI.G。主題歌は人気作曲家の澤野弘之さんが作詞と作曲を行う。

『ソウルリバース ゼロ』

 サービスインは秋を予定し、事前登録キャンペーンが行われる。登録者は田中あいみさんが演じるSRエウロペを入手可能。5万人で英霊召喚チケットが1枚、8万人で英霊石25個、10万人で英霊召喚チケットがもう1枚、15万人で英霊石25個と英霊召喚チケットがもう2枚、20万人突破で英霊石100個が入る。

『ソウルリバース ゼロ』
▲SRエウロペ

 プレゼンが終了後に開発中のアプリを体験できたので、内容をレポートする。

『ソウルリバース ゼロ』

 プレゼンの通り、ワンタッチでバトルに介入できる。普段は一定時間ごとに自動攻撃を行い、右下のキャラの顔が光っている時に顔アイコンをタップすると、必殺技が発動する。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 さらに、ゲージがたまると、顔アイコンのうえに“ソウルアーツOK!”というマークが出現。この状態で顔アイコンを上方にスワイプすると、最終奥義(ソウルアーツ)が発動する。このソウルアーツは敵を攻撃するものだけでなく、防御力がアップするものや、自分を犠牲に味方を復活させるものなど、多種多様なものを確認できた。英霊が集まってきたら、ソウルアーツの組み合わせを考えて、パーティを編成するのも楽しそうだ。

『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 メンバーの中で1人の英霊はリーダーに指定でき、その英霊に応じた効果が発動する。他のプレイヤーの英霊を使うサブメンバーは、現在出ている英霊がやられると出てくるようだ。

『ソウルリバース ゼロ』

 メインシナリオのシーンはフルボイスとなっている。世界観とシナリオを手がけるのは、人気ライター集団のクオリアというので、展開にも期待が集まる。

『ソウルリバース ゼロ』

 シナリオシーンにはスキップ機能が搭載されている。「スキップ機能が搭載されていることを、わざわざ書く必要があるの?」と思われるかもしれないが、本作ではスキップに“文章でストーリーを読んで次に進む”という機能が搭載されている。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』

 こちらを選ぶと、そのエピソードで読める物語をテキストで確認可能。フルボイスで物語を楽しめるのも魅力の1つだが、キャラ同士の会話や物語を読みやすいテキストで表示するというのも魅力の1つだと感じたので、記載させてもらった。

『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』

 配置は、バトル前に選択しておく必要がある。選んだ配置効果によってステータスが変動するため、クエストによって変えたり、英霊の場所を変えたりすることになる。

『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』

 個人的には、モードがわかりやすいのが遊びやすいと感じた。メインストーリーでは先ほども述べた物語を楽しめる。英霊シナリオではそれぞれの英霊にスポットを当てたエピソードが展開。

『ソウルリバース ゼロ』

 サブクエストでは成長や覚醒に必要なアイテムが手に入る。開いていないサブクエストは、属性のキーで解放ができるようだ。解放すると時間内、プレイできる。

『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』

 チャレンジダンジョンの遺跡探索は、スタミナとは別に用意された専用の探索ポイントで挑戦する。制覇すると、報酬としてSR以上のチケットを獲得できた。スタミナを使わないので、気軽にプレイできるのもうれしいのでは?

『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』
『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』

 マルチ協力はその名の通り、他のプレイヤーとのマルチプレイが可能。今回用意されているのは、育っていたデータであったが、歯ごたえがあるクエストになっていた。特にボスバトルで出現するミッションに失敗すると、味方全体がダメージを受けてしまうため、それを含め、どう攻略していくのかが、カギとなるようだ。

『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』

 バトル中にはチャットスタンプを送ることができる。スタンプは出撃前に設定しておくことで、プレイヤー好みのものを送れるようだ。

『ソウルリバース ゼロ』 『ソウルリバース ゼロ』

 また、ミッションがあり、クリアすることで報酬が入る。他にはアイテムと交換可能な“共闘の証”の存在や、SEGA ID連動などを確認できた。

 発表会に参加した報道陣を対象にした質疑応答があったので、その様子を掲載する。

――サービス時期と、料金形態について教えてください。

『ソウルリバース ゼロ』

 秋にサービス予定で、料金形態はフリートゥプレイ(F2P)です。

――『ソウルリバース』シリーズの1弾タイトルということですが、アップデートではなく、新たなタイトルが展開するのでしょうか?

 アップテードではなく、新規タイトルを予定しています。いろいろなターゲットに対して、展開していきたいと思います。

――ターゲットとしてどのような層を想定されていますか?

 ターゲットは20歳から少しうえの大人のユーザーを考えています。ただ、若い方にも楽しんでいただけるような世界観、タイトルだと思います。

――サービス時の英霊の数は?

『ソウルリバース ゼロ』

 サービス開始時の英霊は60前後を用意しています。現時点で100以上の英霊がいるので、楽しみにしてください。

――マルチプレイをより快適にするギルドのような機能はあるのでしょうか?

 現状は入っていませんが、実装したいと考えています。

――アーサーのレアリティはRだけでしょうか?

 アーサーはRだけでなく、別のレアリティも用意しています。

――バトルの配置効果はこれがすべてでしょうか?

 配置効果は徐々に実装していこうと思っています。

データ

▼『ソウルリバース ゼロ』
■メーカー:セガ・インタラクティブ
■対応端末:iOS/Android
■ジャンル:RPG
■配信日:2016年11月下旬
■価格:基本無料/アイテム課金

関連サイト