【電撃PS】『マインクラフト』連載・第31回＆第32回。豪華客船“ポリタンホープ号”出港!?【電撃工務店連載】

文：電撃PlayStation

　電撃PSスタッフによる『Minecraft（マインクラフト）』攻略班“電撃工務店”。その活動記録を、電撃PS誌面上にて連載中です。

　今回は“電撃工務店”のメンバーによる連載企画・第31回＆第32回（『電撃PS Vol.621』～『Vol.622』掲載ぶん）について、記事内容を全文掲載の形でお届けします。

【 電撃工務店 メンバー紹介 ＆ 掟 】

船といってもいろいろ。彼らが下した選択とは？

　どんな船を作るか話し合ううちに、だんだん会議はおかしな方向に進んでいくが……。

幽霊船や実在した奇抜な船など、夢あふれる船制作会議

ophion：前回、私たちは海を開拓するために船を作ることにしたんですが、つい港に気合いを入れすぎて船を作る時間がなくなってしまいました。

こむろっく：船を作るとは言ったでゲスが、いつまでとは言ってないでゲス。つまり……オイラたちがその気になれば完成は10年後、20年後ということも……。

電撃PS編集長：そんなこと言い出したらこの連載終わっちゃうんだけど……いいの？

こむろっく：じゃあ、新連載としてこむろっく先生のマイクラ講座を開いて、かわいい助手を呼ぶでゲス!!

電撃PS編集長：こむろっくの妄想は置いといて、今回は前回の続きで船を制作しよう。何かアイデアはある？

ケンジ：そういうことなら海賊船を作るでごわす!!　船首部分にこむろっく兄貴の顔をつけて、兄貴の威光を知らしめるでごわす!!

電撃PS編集長：そんなものを世間の目に触れさせるのは罪だから、顔をつけるならポリタンにしようぜ。

こむろっく：何を言うでゲス!!　オイラはもはやポリタンランドの顔といえるほど貢献しているでゲス!!

ophion：おもにオチ要因として活躍してますね。

ハタハタ：どうせなら幽霊船にするのはどうッスか？　夏っぽくていいと思うッス。

Bros：いいね、ただブロックの色が限られているし、1ブロックあたりのサイズが大きいからボロボロ感を出すのが難しそう。たぶん再現できないと思うよ。

ophion：それに加えて私たちはサバイバルで作ってますから、余計に難しいでしょうね。

こむろっく：それならいっそのこと難破船にするでゲス!!　船体が折れた船の先端を水上から出せば、かなりそれっぽくなると思うでゲス!!

電撃PS編集長：大海原に出て行けないじゃねーか！　海を開拓するという話はどうなった!?

こむろっく：どんな船を作っても動かすことなんてできないでゲスから問題ないでゲス。

Bros：それは言わないお約束!!

こむろっく：仕方ないでゲス、それなら水中に船を作って沈没船っぽく……あっ閃いた!!

ophion：どうしました？　また何か悪だくみでも？

こむろっく：違うでゲス。最高のアイデアを思いついたでゲス。行くでゲス、ケンジ！　建築でゲス!!

ケンジ：ガッテンでごわす!!

Bros：……行っちゃった。何をする気なんだ。

電撃PS編集長：何をしようとしているかは知らないけど、こっちはこっちで進めよう。

ハタハタ：思い切って奇抜な船を作るっていうのはどうッス？

ophion：そういうことでしたら、織田信長が作った鉄甲船はどうですか？　鉄壁で覆われた中に小型の城があるみたいな非常に奇抜なデザインをしていますよ。

電撃PS編集長：こんな船が実際に使われてたと思うと胸が熱くなるな。

ophion：ただマイクラで再現しても船に見えない気がするんですよね。

Bros：いっそ“ふね”つながりで国民的海の家族の母さんを作るか。

ophion：そう言うと思って、じつは設計図を作ってあります。

電撃PS編集長：なんでそんなもん予想してるんだ!?

ハタハタ：なんか収集つかなくなってきたッス……。

ophion：発想を逆転させましょう。作る船を決めるんじゃなくて、港に合った船を作るのはどうでしょう？

ハタハタ：それなら豪華客船を作るッス!!　港に観覧車とかあって観光地っぽいッスから合うと思うッス!!

電撃PS編集長：なるほど、それじゃあそれでいくか……。

こむろっく：待つでゲス!!　船が完成したでゲス。

Bros：早っ!!　そんな短時間で……ってなにこれ？　海面から何かがのぞいてるけど……。

ケンジ：潜水艦でごわす!!

海上から少しだけ見える潜水艦の悲哀
▲こむろっくがラクをするために作った潜水艦。真面目に作るなら水を抜くか水中ポーションが必要だろう。

電撃PS編集長：これってちゃんと水の中も作ってるのか？

こむろっく：建築でラクするためにこれにしたのに、そんな面倒くさいことするはずないでゲス!!

電撃PS編集長：そんなことだろうと思った。

欲望渦巻く豪華客船“ポリタンホープ号”

　完成した豪華客船。しかし、その船にはある別のコンセプトが隠されていた。

“希望の船”――そこに秘められた本当の意味とは？

▲港に登場した豪華客船の全貌。背後に見える橋を越える高さがあるようだが、いったいどのように出入りするのか……？

Bros：豪華客船“ポリタンホープ号”完成!!

電撃PS編集長：外見はそこそこ客船っぽくなってるな。ちょっとでかすぎてこの港には窮屈な感じがするけど。

Bros：いや、船はむしろ小さく感じるレベルですよ。そのせいで細かい船の造形ができませんでしたし。

ophion：港のサイズにあわせて作りましたからね。というかこの船はどうやって港に入ったのでしょうね？

ハタハタ：どう見ても橋が邪魔で入港できないッス!!

電撃PS編集長：材料はほぼ全部ウールだよな？　そのわりには意外と雰囲気が出せていていい感じだ。

ハタハタ：ウールは万能ッス!!　羊を敬うッス!!

ophion：実際、サバイバルにおいていろいろな種類の色が出せるウールはすごい重宝しますからね。

電撃PS編集長：ただ、全体的に地味だな。もっとこう、大砲が積んであるとかおもしろい仕掛けはないの？

ophion：この船の真価は船内にあります。まずはここ、お客さんが泊まる客室です。

Bros：2色のじゅうたんや、窓から海がすぐ見える景観の良さ。大きなワイドスクリーンのテレビや窓に配置した花で快適な癒し空間を演出しました。

電撃PS編集長：なるほど、絵をテレビに見立てたのか。上映されているテレビはカンフー映画か何かなのかな。

こむろっく：オイラは巨大なドクロにするべきだって言ったでゲスが、拒否されてしまったでゲス。

Bros：快適な癒し空間を演出しようとしてるのに、あんな不気味なドクロが鎮座してたら台なしだからね。

ophion：次はメインのパーティ会場を案内します。

電撃PS編集長：変な雰囲気だな。中央にルーレットらしきものがあるし、これってもしかして……。

こむろっく：そう、ギャンブル会場でゲス!!　その証拠にサイコロ型のモニュメントが飾られてるでゲス!!

電撃PS編集長：サイコロ？　そのわりには赤い点が6面全部赤い点がついててサイコロに見えないけど。

ケンジ：これは“1”しか出ないグラサイでごわす。ギャンブルのルールしだいでは大活躍でごわす。

ophion：本当は“1”以外を再現しようとするとサイズが大変なことになるからそういうことにしたんですけど。

電撃PS編集長：なんでパーティ会場をギャンブル場に？

Bros：じつはこの船のコンセプトはギャンブル船だったんですよ。船の名前にホープ（希望）とつけたのも、ギャンブルに勝って希望を手にするという意味が……。

ケンジ：そう、金は命より重い!!　勝たなきゃゴミだ!!　勝って這い上がってこい!!　社会の上層まで!!

Bros：え!?　いきなりどうしたケンジ？

ophion：なにやら、昔ギャンブル船を運営していた記憶がよみがえったとか言ってましたよ。

こむろっく：この前、ケンジがそんな感じの漫画を読んでたような気がするでゲス。影響されやすい男でゲス。

ハタハタ：間違った記憶が戻ったパターンッスね……。

電撃PS編集長：ほっといてほかの場所を見よう。……ん、なんだここ。ぜんぜん完成してないじゃないか！

こむろっく：ああ、ここはオイラが担当した場所でゲス。記事には載せない場所なので、なにもしないでダラダラ過ごしてたでゲス。

▲こむろっくが制作を担当した場所。誌面に載らないと思ってサボっていたらしく、何も作りこまれていない。

ophion：よくサボってたことを正直に言えますね……。

ケンジ：なあ、やっていいことと悪いことがあるよな？

Bros：あれ、珍しくケンジがこむろっくを怒ってるね。

ケンジ：ギャンブル船にはロクでもないやつらばかりやって来た。ラクして稼ごうなんて考えてるやつらだ。俺はそんなやつらに絶望を教えるのが仕事なんだ。

ハタハタ：なんだかわからないッスけど、こむろっく、謝ったほうがいいと思うッス！　ケンジの目がマジッス!!

こむろっく：あ、謝るでゲス。何でもするんで許してほしいでゲス。

ケンジ：何でもするって言ったね？　じゃあ、前に無駄遣いした金ブロックを回収すること！

こむろっく：ゲス!?　そ、それだけはご勘弁を……。

電撃PS編集長：でも今、何でもするって言っただろ。ちゃんと最後までやるんだぞ。

ケンジ：こむろっく兄貴ならできるでごわすよ。

ハタハタ：あれ、ケンジの口調が元に戻ってるッスね。

ケンジ：じつは元から記憶は戻ってないでごわす。編集長に指示されて、記憶を取り戻したフリをしたでごわす。意外と長いものには巻かれるタイプでごわすから、編集長の指示どおりに動くでごわす。

電撃PS編集長：そろそろこむろっくを懲らしめようと思ってな。

こむろっく：ガビーンでゲス！　まさかケンジにだまされるとは思わなかったでゲス……。

▲あまりのショックに、開いた口がふさがらないこむろっく。

＜　そして、2週間後――（『電撃PS Vol.622』掲載・連載第32回 ） ＞

“東京ゲームショウ2016”が開幕！

　“東京ゲームショウ2016”がついに開催。見どころを語り合うメンバーだったが……。

“TGS2016”の見どころは、もちろん“アレ”でしょう

電撃PS編集長：“TGS2016”開催だ!!

　※編注：ここからは、2016年9月15日に発売された『電撃PS Vol.622』の『マイクラ』記事の再掲載となります。
　　“東京ゲームショウ2016”は、すでに閉幕しておりますので、ご了承ください。

ケンジ：TGS？　“タマゴかけごはん”でごわすか？

こむろっく：それは“TKG”でゲス。TGSとは一番のゲスを決める祭典“T（東京）G（ゲ）S（ス）ナンバーワン決定戦”のことでゲス。オイラのゲス道を見せるでゲス!!

Bros：そんな不名誉な賞を争う大会はない。

ハタハタ：というかゲスの自覚はあったんスね。

こむろっく：オイラは何事でも一番を目指しているでゲス。ゲス道も極めるでゲス!!

電撃PS編集長：迷惑極まるからその道はあきらめてくれ。TGSは“東京ゲームショウ”のことだよ。

ophion：“東京ゲームショウ”とは、CESA（一般社団法人コンピューターエンターテインメント協会）が主催する、年に一度のゲームのビッグイベントです。

こむろっく：オイラも電撃工務店メンバーである前にゲーマー。毎年TGSを楽しみにしてるでゲス!!

ケンジ：さすが兄貴は物知りでごわす!!

電撃PS編集長：知らないのは記憶喪失のケンジだけだろ。

ophion：年々拡大を続けていくTGSですが、9月1日の公式発表いわく、出展数が612社と、去年の480社を大幅に上回ったそうです。

Bros：海外からの出展社数が343社と、全出展社の過半数を占めているのもすごいね。

電撃PS編集長：今年のTGSは“PlayStation VR”の発売を1カ月後に控えているからな。VRコーナーは去年以上に盛り上がると思うよ。

ハタハタ：ほかにも、人気タイトルのステージイベントや試遊を楽しむことができるッスね。

電撃PS編集長：というわけでそんな注目の“TGS2016”だが、今回は電撃工務店として、会場で販売される『マインクラフト』グッズを見に行きたいと思う。

Bros：いいですね。去年のTGSでは、あまりの人気で手に入らなかったグッズも多かったですし。

こむろっく：オイラはクリーパーグッズをGETするでゲス！

Bros：よし、それじゃあ幕張メッセの“TGS2016”会場に出発しよう！

いざ幕張メッセへ出発!!
▲幕張メッセに向かう電撃工務店。建設した船で、海沿いにある幕張メッセに向かっている……という設定。

会場には『マイクラ』グッズがたくさん！

　『マインクラフト』グッズが並ぶ店頭。気になる商品に電撃工務店も大興奮！

“TGS2016”限定グッズ＆限定特価グッズをチェック！

電撃PS編集長：というわけで“TGS2016”会場に到着！　テンション上がってくるな。

こむろっく：編集長、おかしいでゲス。この雑誌の発売日は“TGS2016”の初日でゲス。なんで当日の話が記事になってるでゲス？

ophion：またこの人は余計なことを言い出しますよね。

Bros：自分が説明しよう。この記事に登場する自分たちはあくまでゲーム内の存在。この存在は時間をも超越できるんだ！

こむろっく：え、そんなのおかし……。

Bros：Brosパーンチッ！

こむろっく：ぐぼっ！

ハタハタ：こむろっくがノビてるうちにブースの紹介をするッス！　『マイクラ』グッズが売られているのは幕張メッセ9ホールのE13、“インフォレンズインク”ブース内の“マイクラファン・ショップ”ッス。

Bros：去年のブースに比べてずいぶん大きくなったね。

ophion：売り場面積が去年の2倍になったらしいです。マイクラファン・ショップでは『マイクラ』に関連したグッズが多数販売されています。

Bros：あれ？　『マイクラ』グッズに混じって何か見覚えのあるゲームのグッズがある!?

ophion：これは会場限定のグッズで、『インベーダー』とコラボした“マインクラフト・インベーダー Tシャツ”です。

【TGS2016 限定グッズ】マインクラフト・インベーダー Tシャツ

▲大人気ゲーム『スペースインベーダー』とコラボしたTシャツ。『マイクラ』キャラクターで原作ゲームの画面が再現されている。

ハタハタ：宇宙空間に浮かぶ敵キャラを弓矢で打ち抜こうとするのがシュールッス。

Bros：『マイクラ』の弓矢はすごく性能が高いからね。

ケンジ：懐かしいでごわす。よく会社帰りに『インベーダー』をプレイしたもんでごわす。

電撃PS編集長：ケンジ、じつは相当なおっさんだろう。

ophion：会場限定グッズのほかに、会場限定価格で販売されている商品、2倍以上の価格の商品が入ったお得な福袋もあるみたいです。

こむろっく：鉱石の周期表が描かれた“鉱石周期表Tシャツ”は個人的にほしいでゲス。

鉱石周期表Tシャツ（大人用・半袖）
▲『マイクラ』に登場する鉱石の周期表がプリントされたTシャツ。USAサイズなので、やや大きめの作りになっている。

ハタハタ：あ、こむろっくが起きたッス。

こむろっく：もう余計なことを考えるのはやめることにしたでゲス……。

Bros：周期表としてまとめるとかなりの種類の鉱石があることがわかるね。まあ簡単に手に入らないものも多いけど。

ophion：サバイバルでやっていると鉱石の入手は悩みどころですからね。手に入りやすい鉄鉱石でさえも、ポリタンランドでは羊からウールを取るためにハサミをたくさん作るせいで枯渇気味ですからね。

こむろっく：このクリーパーの内部を見れる“クリーパーアナトミービッグフィギュア”もおもしろいでゲス。

クリーパーアナトミービッグフィギュア
▲クリーパーを分解できるフィギュア。隅々まで解剖し、クリーパーの構造を詳細に研究しよう。

ハタハタ：半分だけ見えている感じが理科室の人体模型みたいッス。

ophion：動く人体模型ならぬ動くクリーパー模型ですか。七不思議になる前に学校が爆発しそうですね。そもそも、クリーパーに骨があるなんて知らなかった。

ケンジ：というかクリーパーって、中にTNTが入っていたから爆発してたでごわすか。これを見てるだけでもいろいろな発見があるでごわすね。

こむろっく：“クリーパーインサイドパーカー”もあるでゲス。これを着て街を歩いてみたいでゲス。

クリーパーインサイドパーカー
▲全体がクリーパーカラーの緑色で、フードにフェイスプリントが施されたパーカー。これでクリーパーになりきれる!?

ハタハタ：それにしても全体的にクリーパー関連のグッズが多いッス。羊グッズも出してほしいッス。

こむろっく：それはクリーパーこそマイクラの一番人気キャラという証明でゲス!!　オイラの勝ちでゲス!!

ハタハタ：負けたッス!!

電撃PS編集長：いったいなんの戦いなんだそれは……。

＜　連載企画・第33回に続く！ ＞

“電撃工務店”のお仕事（ポリタンランドに建設してほしいもの）大募集！

　“電撃工務店”による連載は、10月27日（木）より発売中の『電撃PS Vol.625』でも、引き続き掲載中です。現在の活動の様子を知りたい方は、そちらもチェック！

　また“電撃工務店”は、ポリタンランドに作ってほしいものを募集中です。電撃PS付属のハガキやメールで募集を受け付けているので、ぜひご応募を！

　※アイデアの採用は、誌面での掲載を発表に代えさせていただきます。
　　『マインクラフト』記事掲載号の誌面にて順次、ペンネームとあわせて掲載させていただく予定です。
　※お客様の個人情報は、本企画の運営にのみ使用いたします。

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