2016年11月20日（日）

『ネトゲの嫁』豊永利行さんや日高里菜さんらがアニメを振り返る。朗読劇では“ルシニャン”が誕生!?

　11月6日に、東京・虎ノ門のニッショーホールで行われた、TVアニメ『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った？』のイベント“ネトゲの嫁はイベント開催しないと思った？”昼の部の様子をお届けします。

　TVアニメ『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った？』は、聴猫芝居先生が執筆するネットゲームを題材とした電撃文庫の人気作品。

　イベントには、豊永利行さん（西村英騎／ルシアン役）、日高里菜さん（玉置亜子／アコ役）、水瀬いのりさん（瀬川茜／シュヴァイン役）、M・A・Oさん（御聖院杏／アプリコット役）、大和田仁美さん（秋山奈々子／セッテ役）、南條愛乃さん（斉藤結衣／猫姫役）といった声優陣に加えて、OPテーマ『1st Love Story』を歌うアイドルユニット・Luce Twinkle Wink☆が登壇。アニメの放送が終了したにもかかわらず、多くの観客が来場し、イベントを盛り上げました。

ネットゲームならではの話題も飛び出たトークコーナー

　イベントが始まると、アニメのOPテーマ『1st Love Story』が流れる中、登壇者が登場。アニメの放送が終わってるにもかかわらず、開催されたことなど、本イベントが開催された喜びなどを語りつつ、それぞれ挨拶をしていきました。

　挨拶が終わると、まずはトークコーナーの“イベントでアニメ振り返りをしないと思った？”がスタート。このコーナーは登壇者それぞれの選んだ“萌えるシーン”と“人にオススメしたいシーン”を発表しつつアニメを振り返っていくというもの。

　まずは“萌えるシーン”の発表から始まり、トップバッターの豊永さんが第4話でセッテがポワリンに襲われるシーンを発表。そのシーンが大スクリーンで流れると、男性の観客からは大きな歓声が上がりました。

　日高さんが選んだシーンは、第2話で亜子が「ノシー」というシーン。「この作品らしいシーンでありつつ、当たり前のように笑顔で言ってくれるアコに萌えます！」とネットスラングを口にしてもかわいいアコについてコメントしました。

　水瀬さんは、第9話の女子会でパジャマを着た亜子たち4人が川の字で寝るシーンをチョイス。女の子たちのパジャマ姿がカワイイという話題で女性陣が特に盛り上がりました。

　M・A・Oさんは、第5話でアコが「うちの旦那が最高で」と言うシーンを発表。亜子がかわいかったことの他にも、これを見ていた英騎の心境や“実際にこのセリフを言って（言われて）みたいか？”という話題に熱が入りました。

　大和田さんの選んだのは、第5話で英騎と茜が下校中に会話するシーン。「茜と英騎の恋愛感情に発展しないけれどお互い信頼しあっているところが好きです！」とコメント。

　デレを見せた茜のかわいさに登壇者が同意する中、“意外にも英騎はモテているのでは？”とトークは思いもよらぬ方向へ展開し観客の笑いを誘いました。

　南條さんが発表したシーンは、第6話のセッテがむーたんを呼び出すシーン。南條さんは「鳴いているむーたんとそのセリフを言っている大和田さんがかわいいんです！」とコメント。

　そのユニークなチョイスと、いかにむーたんを演じている大和田さんが萌えるかという点について語る南條さんに会場は笑いに包まれつつましたが、豊永さんなど、一部の観客や登壇者からは強い同意の声を受けていました。

　“萌えるシーン”の最後はLuce Twinkle Wink☆が選んだ、第12話の文化祭でアコが英騎に「お帰りなさい、あなた」というシーン。大勢の目の前で“あなた”と特別扱いされる英騎やかわいいメイド服の亜子についてのトークが弾みました。

　全員の“萌えるシーン”の発表が終わると、次は“人にオススメしたいシーン”の発表に。最初に発表されたのはLuce Twinkle Wink☆が選んだ、第1話で茜がネットゲームをしていることがバレたシーン。

　ネットゲームのオフ会を開いたら主人公の英騎以外全員が美少女だったという夢のあるシチュエーションという点で登壇者たちは盛り上がりました。

　本アニメのシチュエーションについての話で花が咲いたLuce Twinkle Wink☆とは対照的に、南條さん、大和田さん、M・A・Oさんはネットゲームの経験者なら思わず「あるある！」とうなずいてしまいそうなシーンをチョイス。

　南條さんが選んだ、第12話の攻城戦で、アコにタイミングを合わせて猫姫が一緒にエクダメを入れているシーンと大和田さんが選んだ、同じく第12話のセッテがばっつんにスキルをムダに使わせるシーンでは、ネットゲームならではの活躍の方法ということで観客から納得の声が上がりました。

　また、M・A・Oさんが選んだ、第11話でアプリコットが「生活に無理のない課金だから無課金だ」とドヤ顏するシーンは、M・A・Oさん自身「なるほど！」と納得してしまったとのこと。そのセリフのインパクトから会場は笑いに包まれました。

　ネットゲームにかかわるシーンが続いた後、水瀬さんが発表したのは、第2話で松風雅也さんが演じるシュヴァインと入れ替わりながら演じるシーン。

　アニメの後半で松風さんバージョンとディレクションされることがあったそうで「松風さんの声帯が憑依するようがんばりました！」と収録秘話について語りました。

　日高さんが選んだのは、第1話で「リア充とか死ねばいいですよね……」と闇に落ちているアコ。闇のある一面も亜子の魅力であることやオーディションでこのセリフが登場して驚いたことなどをコメントしました。

　本コーナーのトリとなった豊永さんが選ぶオススメシーンは、第5話のアコが裸で英騎を待ち構えていたシーン。萌えるシーンを発表した時と同じく、こちらもスクリーンでシーンが流れるとひときわ大きな歓声が上がりました。

　客席から「ありがとう！」とお礼の言葉が投げかけられる中、豊永さんは大スクリーンで見たかったと言いつつも、「もし同じ状況になったら、プチ説教します（笑）」とコメントしました。

ルシニャン誕生!? 笑いどころたっぷりの朗読劇

　トークコーナーの次は、登壇者による朗読劇が始まりました。内容はLAのメンテ明けを待つネトゲ部の面々を描いたもので、暇な時間を過ごすネトゲ部がある提案から王様ゲームをすることに……というストーリーが展開しました。

　まずは最初に王様になった秋山の命令で、茜と亜子が同じグラスからストローでジュースを飲むことに。こちらのシーンでは、実際にグラスが出てきて、水瀬さんと日高さんが実際に飲む演技を披露。かわいいツーショットに会場は盛り上がりました。

　その後は、英騎が斉藤先生から腕ひしぎ十字固めを食らったり、茜からコブラツイストを食らったり、アコから頭を胸を押し付けられたりと何ともうらやましいシチュエーションが頻発。

　その他には、王様になった英騎の“アイドルっぽく喋る”と命令を受けた斉藤先生による、“今日でアイドルを引退する猫の国のお姫様”というかなり細かい設定のセリフなど、各所に笑いどころがちりばめられており、観客席からの笑い声が絶えない朗読劇となりました。

　そして劇のクライマックスである王様ゲームの最後では、英騎がネコ耳を着けて「ルシニャンよろしくニャン！」とかわいいセリフを言うことに。このシーンは実際にネコ耳を付けた豊永さんがポーズ付きで熱演。

　「自信持ってー！」という励ましの声や「かわいいよー！」という歓喜の声（？）など、本作のかわいい女性キャラと登壇した女性陣に負けない歓声を浴びていました。

　朗読劇のコーナーの後は、登壇者と来場者が協力するミニゲームコーナー“イベントで協力しないと思った？”がスタート。内容は、会場の最前列から観客がウェーブをして、最後列まで行って戻ってくるまでの早さを競うというもの。

　チームは3つに分けられ、豊永さん・南條さんチーム、日高さん、大和田さん、Luce Twinkle Wink☆チーム、水瀬さん・M・A・Oさんチームの内訳で対戦。賞品のお食事券をかけて熱い戦いが繰り広げられました。

　練習では豊永さん・南條さんチームが好成績でしたが、本番では日高・大和田・ルーチェチームが接戦を制し、見事勝利を手にしました。

　ミニゲームコーナーが終わると、本イベント最後のコーナーであるミニライブがスタート。まずは、Luce Twinkle Wink☆がアニメのOPテーマ『1st Love Story』をダンスとともに披露。

　観客は色とりどりのサイリウムを振りつつ、曲にバッチリ合わせたコール＆レスポンスで盛り上がりました。

　『1st Love Story』が終わると、次は南條さんが登場。観客が総立ちする中、EDテーマの『ゼロイチキセキ』を歌い上げ、会場は熱気に包まれました。

　ライブパートが終わるとイベントはいよいよエンディングに。登壇者が本作への思いや発表はされていないものの、第2期への期待を語り、イベントを締めくくりました。