“ツキステ。第二幕~月歌奇譚『夢見草』~”ゲネプロの模様をレポート!
芝居もダンスライブも楽しめる2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ、通称『ツキステ。』。『ツキステ。』第二幕は、『ツキウタ。 THE ANIMATION』の第4話に登場した、“年中組”がWキャストで主演を務める舞台の『夢見草』がモチーフとなっています。“ツキステ。第二幕~月歌奇譚『夢見草』~”のゲネプロの様子をお届けします。
公演は約1時間40分のお芝居パート、約50分のライブパートという贅沢な二部構成。お芝居は卯月新&皐月葵がメインとなる『桜の章』、葉月陽&長月夜がメインの『月の章』が公演ごとに交代していくスタイル。今回は『月の章』をフィーチャーしていきます。
物語は、Six Gravity(以下グラビ)とProcellarum(以下プロセラ)が、年中組の舞台『夢見草』のゲネプロを観に来たところから始まります。陽にしか聞こえない鈴の音がきっかけとなり、不思議な光に包まれる12人。光に包まれた彼らを待っていたのは、過去の日本に似ているようで異なる国。
12人は同じ名前と同じ顔を持つ、この世界の“もう一人の自分”と魂が入れ替わった状態に。しかし陽だけは様子が違う……? 独裁者に支配された戦乱の国で、彼らは何を成すのか。そして、涙なしでは見られないラストシーンへ――。
……と、シリアスな雰囲気ではありますが、もちろんコミカルな部分も。お笑い要素には欠かせない(!?)師走駆。彼が茶屋を探していると、グラビのリーダーによく似た店員のいる茶屋を発見。この店員、じつは今年の4月に行われた『ツキステ。』に登場した、100円均一のカリスマ店員こと、ムツキくんだったのです!
ムツキくんの雑なボケに、駆の切れ味抜群のツッコミが冴え渡っていました。他にも、めったに見られない皐月葵が怒鳴るシーンや、水無月涙の戦う姿など見どころは満載です。
殺陣のシーンはとにかく圧巻。桜花衆と呼ばれる仮面をつけた黒づくめの男たちに翻弄されながらも、12人はそれぞれ必死に戦います。なかでもグラビのリーダーである睦月始は、アクロバティックな動きをするので目が離せません! 着物と髪をなびかせながらの殺陣は、まるで踊っているかのよう。
一方プロセラのリーダーの霜月隼は、戦場だというのにおっとりと優雅に登場することもしばしば。笑いを誘いつつも、ひとたび刀を抜けば始とともに頼もしい双璧に。
お芝居中、新曲となる劇中歌も披露されました。年長組、年中組、年少組、そして12人で歌う曲の計4曲。それぞれのCD化も決定済み! もちろん作詞作曲は『ツキウタ。』でおなじみの作曲家陣。普段あまり見ることが出来ない和テイストの楽曲は、どれも彼らのイメージにぴったりでした。
お待ちかねのライブは、原曲の音源を使用してのメドレー形式。和風の衣装からおなじみのユニットの衣装に着替え、芝居パートとはうってかわってはじける12人。『ツキウタ。 THE ANIMATION』主題歌のグラビ、プロセラそれぞれのユニット曲ももちろんお披露目! ダンスも『ツキアニ。』に登場した振り付けそのままという、まさに2.5次元といった雰囲気。
そしてなんといっても、本邦初公開となった『ツキノウタ。』のフルバージョン! こちらは、『ツキアニ。』最終話を締めくくった、グラビとプロセラ12人で歌う曲。既に公開済みの1番にはなかった、始と隼の名前入りの歌詞パートがあることも判明しましたよ。
今後の展開がますます楽しみな『ツキステ。』ですが、早くも次のステージの情報が発表されています。また、今回の『夢見草』の映像化も既に決まっているので、お見逃しなく!
■「夢見草」挿入歌CD4種発売中!
劇中歌・メインテーマ「夢見草」1,290円(税込)、劇中歌・年少組「月と、刹那のきらめきを」1,080円(税込)、劇中歌・年中組「夢幻花火」1,080円(税込)、劇中歌・年長組「幻の花」1,080円(税込)
■「ツキステ。 TRI! SCHOOL REVOLUTION!Ver.BLACK&Ver.WHITE」
<Ver.BLACK>
日付:2017年3月8日~3月12日
場所:Zeppブルーシアター六本木
<Ver.WHITE>
日付:2017年3月17日~3月26日
場所:博品館劇場
(C)TSUKISTA.