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2016年11月16日(水)

映画『鋼の錬金術師』山田涼介さん演じるエドと全編フルCGのアルが確認できる特報映像が配信

文:イズミン

 2017年冬に全国ロードショー予定の映画『鋼の錬金術師』について、30秒の特報映像が公式サイト内で公開されました。

映画『鋼の錬金術師』

 解禁された映像では、イタリアロケで撮影された壮大な美しい風景や山田涼介さんが熱演する主人公エドワード・エルリックに加え、原作ファン待望の弟アルフォンス・エルリックの姿を確認できます。

 本作に登場するアルフォンスは、日本映画では不可能とされていた最先端の技術で、全編フルCGのリアリティあふれる姿が制作されます。さらには、錬金術によって生み出された何かがエドに襲い掛かる映像も収められており、兄弟の波乱に満ちた旅の始まりに期待が高まります。

 原作となる荒川弘さんの漫画『鋼の錬金術師』は、オリジナリティあふれる設定とビジュアルが、男性ファンのみならず熱狂的な女性ファンも獲得し、連載が終了した現在に至るまで、いまだ人気の熱が冷めない作品です。

 錬金術が存在するファンタジーな世界観は日本での映像化は不可能と言われ、ハリウッドでの映画化もウワサされた『ハガレン』。

 ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』でCGを手掛けた映像のスペシャリスト、曽利文彦監督の手により、『ハガレン』の錬金術を駆使したアクションシーンの完全映像化が試みられます。主役のエドワード役を演じるのは、アイドルを封印し、俳優として本作に臨んだ山田涼介さん。

 『ハガレン』の世界観そのままの街並みが存在するイタリアでのロケを経て、国内に撮影地を移し8月下旬にクランクアップを迎えたましが、公開まで約1年近くもの時間をかけて、現在精密なCG映像が制作中です。

 2000年以降、日本のCG、VFX技術の進歩は目覚ましく、2002年公開の『ピンポン』が日本映画の新たな可能性を拓き、2005年『ALWAYS 三丁目の夕日』、近年では『シン・ゴジラ』(2016年7月29日公開)に登場するゴジラ、『デスノート Light up the NEW world』(2016年10月29日公開)での死神リュークなど、フルCGで制作されたリアルなキャラクターたちによって、日本映画界においても、ハリウッドに負けないCGでの実写映画化の可能性を広げました。

 “時は、来た。”そんな今だからこそ、映像化不可能と言われた原作の実写化に挑めたと言えます。

■映画『鋼の錬金術師』作品概要(敬称略)
・監督:曽利文彦
・原作:『鋼の錬金術師』荒川弘
・配給:ワーナー・ブラザース映画

(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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