2016年11月28日(月)
11月27日(日)に開催された“電撃PlayStationプレミアムイベント2016秋”にて、コーエーテクモゲームスの美少女従魔RPG『よるのないくに2 ~新月の花嫁~』のステージが開催された。ここでは盛りだくさんの内容で盛り上がったステージの模様をお届けする。
イベントが始まると、本作のプロデューサーである菊地啓介氏、登場キャラクターを演じる声優の山村響さんと古木のぞみさんが登壇。おふたりの演じる役はイベント中に発表するということで、まずは菊地プロデューサーから“2017年2月”への発売日変更に対する謝罪と、本作の魅力について語られた。
それによると『よるのないくに2』は“美少女と美少女と美少女が惹かれあうRPG”というキャッチコピーにすべてが集約されているという。
▲ヒロイン3人が寄り添うイラストがスライドに登場すると、会場および声優陣からは歓声が! |
メインとなるキャラクターは、イラストにも描かれているアルーシェとリリアーナ、ルーエンハイドとのことだが、ほかにもたくさんの美少女が活躍するとのこと。本当は“美少女と美少女と美少女と美少女と美少女と……”と続くキャッチコピーにしたかったものの断念したとか。
続いて、本作で最も大事にしているのが“ストーリー”であることを説明。メインシナリオを『零』シリーズや『影牢』シリーズを手掛けた柴田誠氏が手掛けているほか、“Production I.G”の藤咲淳一氏を監修に招き、ドラマチックなストーリーを展開。また、前作をプレイしていないユーザーも楽しめるような設計にしてあるようだ。
さらに、重要なキーワードとして“リリィ”が存在。本作では、物語を進めていくと、さまざまな美少女ヒロインが登場し、いろいろなキッカケによって一緒に戦うようになり、絆を深めていく。そんなパートナーの女の子たちを“リリィ”と呼ぶ。
▲前作では“主人公”と“使役する従魔”で戦いを繰り広げたが、今作はさらにパートナーとなる“リリィ”も参戦する。 |
ここで主人公のアルーシェと、ふたりの幼なじみを紹介することに。ちなみに、キャラクターデザインは前作に続いて四々九氏が担当している。細部までこだわったデザインにも注目してもらいたい。
▲本作のメインとなる3人のキャラクター。リリアーナとルーエンハイドも“リリィ”としてアルーシェとともに戦う。 |
前作でも好評だった“従魔”についても紹介。今作の“従魔”は、トリッカータイプとストライカータイプに分かれている。
ゲームの主な流れは、ストーリーでさまざまなリリィと出会い、ミッションで従魔を見つけたり敵を倒したりしながら、拠点となるホテルでパーティ編成やキャラクター育成を行ったりして進めていく。これは前作を踏襲しているのでわかりやすいハズだ。
続いて、山村さんと古木さんがどのキャラクターを演じるのかが公開! 最初に、山村さんはカミラ・有角(あるかど)役であると発表された。
カミラ・有角(声優:山村響さん) |
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▲アルーシェを“人工的な半妖”として蘇生したカミラ。 |
カミラについて、山村さんは「アルーシェちゃんと同じ教皇庁に属している天才研究者で、命を落とした彼女をよみがえらせたスゴイ人なんです」と説明。また「多くは語れないのですが、ストーリーのカギを握る重要なキャラクターです」とも付け加えた。
菊地さんも「最初から最後まで登場して、物語を引っ張っていくキャラクターです。冷たそうに見えますが、面倒見がよく、アルーシェたちをサポートしてくれます。リリィとして戦闘に参加するときは銃を使ったり、薬を投げたりするキャラクターです」と語った。ちなみに、菊地さんはメガネキャラクターが好きとのことで彼女がお気に入りのようだ。
山村さんは、演じてみた感想を「性格はクールで感情を出すタイプではないけど、アルーシェやほかのキャラクターたちに対する愛情のあるキャラクターでした。その部分を演じるのが難しいながらも楽しかったです」と語った。
続いて、古木さんがミュベール・フォーリン・ルーを演じることが発表に。
ミュベール・フォーリン・ルー(声優:古木のぞみさん) |
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▲聖騎士として邪妖と戦っていたが、闇落ちしてしまったミュベール。 |
古木さんによると「ミュベールは人工半妖化された聖騎士で、アルーシェにとってあこがれの存在なんです」とのこと。また、童顔でありながら胸が大きいところもポイントのようだ。
MCの広橋さんから「似ている部分はありますか?」という質問を受けると「ミュベールのファンに怒られると思うので……」と返しつつ「彼女は教官のような立ち位置で言葉遣いもピシッとしているのですが、私にはまったくない部分なのであこがれます」と答えていた。
菊地さんは「聖騎士の先がけのような存在で、みんなから慕われる人物だったのですが、しっかりした人間であるぶん、弱い部分もあり闇側に落ちてしまいました」と語った。ミュベールはアルーシェを闇側に誘おうとしているらしいが、これ以上は“重要なネタバレ”となってしまうため、ぜひゲームで確認してもらいたいとのことだ。
キャラクターの解説が終わったあとは、菊地さんが用意したという“禁断のリリィ動画”を見ることに!
※“禁断のリリィ動画”は23分30秒ごろから。
ちょっとセクシーなイベントから妖しい雰囲気をまとったイベントまでドキッとするシーンが満載だった。さらに、ここでは前作の登場人物であるクリストフォロスとアーナスの姿も確認することができた。彼女たちの活躍にも期待しよう。
▲アーナス。上記生配信のアーカイブでその姿を確認できるので、見逃してしまった人はぜひみてほしい。 |
さらに、動画を見たあとは、実機でのプレイも行うことに! ちなみに、こちらは本イベントのために用意した“ネタバレを省いた特別版”だったが、リリィと一緒に戦う爽快なバトルや、従魔のかわいらしさなどが伝わってくる内容だった。
菊地さんの解説によると、リリィと協力して戦うとテンションゲージが上がり、新しい技が使えることもあるという。どのリリィを連れて行くか悩むのも楽しみのひとつであると語った。
続いて、電撃PS編集部が事前に募集した質問を直撃するコーナーがスタート。
Q1:『よるのないくに2』には、前作キャラクターが登場することなどはありますか?
菊地氏:動画にも登場していましたが、前作主人公のアーナスと、妖魔のクリストフォロスが登場します。本作は前作と同じ世界ですが、時間がものすごく経っているので、妖魔や半妖しか生き続けていないのです。
Q2:今作で“アクションRPG”として最も力を入れている部分は何ですか?
菊地氏:前作はアクションまわりについて、お客様からさまざまなご意見をいただきましたので、ω-forceで『戦国無双』シリーズや『三國無双』シリーズを担当していた片岡(片岡宏氏)をディレクターにして、アクション部分全体を仕切ってもらっています。ゲームエンジンもイチから作り直して、手触り感や爽快感を追及しています。
自分としては、女の子同士がラブラブしている感じや“いっしょに攻撃して良かったよね”という気持ちの緩急にこだわって作っています。その両側面から“アクションRPG”として仕上げていくということに力を入れています。またRPGも好きなので、キャラクターが育っていく感じや、新しい技を覚えてうれしい感じもよりしっかり出せていければいいなと思っています。
Q3:山村響さんと古木のぞみさんに質問です。今回、演じられるキャラクターで、ご自身が演じられるうえでのポイントがあれば教えてください。
山村さん:カミラは、母性のあるキャラクターですが、あまり感情を表に出さないタイプなので、演じることが難しかったです。心の奥底にあるものを秘めつつ演じさせていただきました。自分のトーンのなかではかなり低い声で演じましたね。ラブラブシーンに関してもクールに演じたのですが、音響監督の方から“もっとしっとりと演じてほしい”と、アドバイスを受けました(笑)。
古木さん:ミュベールは、ほかのキャラクターにあこがれられている女性なので、自分なりのあこがれの女性を思い描いて、その人物に近づけるように演じました。自分のなかでは演じたことのないクールなタイプのキャラクターだったので、探り探りの部分も多かったです(笑)。
その後、イベント会場に訪れたファンを対象にサイン色紙プレゼント抽選会があり、イベントは盛況のまま幕を閉じた。
菊地啓介氏
今回のイベントで初めて声優さんのボイスが入った動画や実機プレイをご覧になっていただきましたが、今後もいろいろな動画を用意していますので、どうぞご期待ください。また、今回ご紹介できなかった要素もまだまだありますので、こちらも楽しみにしていてください。
山村響さん
いち早く『よるのないくに2』の最新情報が見られるイベントということで、私自身もすごく楽しみにしていました。映像も綺麗ですし、ストーリーもおもしろそうですし、ファンの目線で発売が楽しみだなと思いました。
台本を読んだときから世界観が素敵だなと思っていて、台本を読んだあと、収録を終えたあとには、その世界から抜け出せなくなるようでした。独特な魅力がありますので、美少女と美少女と美少女と、そのほかもろもろの美少女たちの行く末を、ぜひその目で手で耳で感じていただければと思います。
古木のぞみさん
ミュベールさんは謎に包まれた部分が多いですが、実際にプレイして“こんな感じなんだ”と確かめていただけたらいいなと思います。このイベントで初めて見る動画やプレイしている映像が本当に格好良かったので、すごくゲームをやってみたいなと思いました。来年までドキドキワクワクを募らせて待っていてください。
イベント会場では、『よるのないくに2』の美しいビジュアルが堪能できる特大パネルを展示。さらに、アルーシェが身にまとう衣装や血剣も公開されていた。なお、ARコーナーでは主要キャラの美少女たちと寄り添うように写真撮影も可能で、訪れたファンたちが撮影をして楽しんでいた。
▲主要キャラクターの設定資料を展示。キャラクターデザインの四々九さんのイラストを特大サイズで見ることができた。 |
▲アルーシェの衣装と血剣。カッコいいディティールに足を止めて見入る人も多かった。 |
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