現在発売中の2ndミニアルバム『Two-sides』について語るインタビュー後編では、ガルスタオンライン独占インタビューをお届けします！　前半の合同インタビューの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。前半部分の記事はこちら。

――今回の『Two-sides』には、ライブにピッタリな楽曲が多い印象を受けました。そのあたりは意識されたのでしょうか？

浪川大輔（以下、浪川）：今回はとくにそうですね。お客さんがいないと成り立たないというコンセプトのもとで作りました。僕たちは2人とも、お客さんを交えて騒いだり盛り上がることが好きなんです。自分たちだけがいいと思うものを伝えるのもいいのですが、周りを巻き込んだほうが楽しいんですよね。楽曲を作っているときも自然とお客さんのことを考えてしまいます。

吉野裕行（以下、吉野）：結果的にそういった曲が多くなりました。「SHOWDOWN」は浪川さんがいないとできない曲ですし、お客さんと一緒にライブを楽しみたいです。逆に「マタドール」は僕たちのパフォーマンスを見てもらうための曲だったりと、『Two-sides』にはいろいろな楽曲が入っています。曲ごとに異なるパフォーマンスができるかなと思うので曲は曲、イベントはイベントというわけ方よりも、2つで1つという形にしていけたらな。そうであってほしいなと思います。

――リード曲『デッドマグネット』のMVではアクションにも挑戦されたとのことですが、アクションシーンはいかがでしたか？

浪川：ケガはしませんでした？

吉野：気がついたら青あざになっていましたけど大丈夫です。ただ、やっぱり歳相応のダメージは筋力的にありました（笑）。

浪川：長時間の撮影だったから、少しずつパフォーマンスが下がってしまうのがどうしてもイヤですよね。

吉野：だね！　ストーリー仕立てのMVって初体験だったけど、撮影って物語の流れ通りに進むわけじゃなかったりするでしょう？　だから最終的にどんな絵になるのかが想像しづらくて大変でした。わからないからこそ、とにかくやるしかなかったです。

浪川：吉野さんはつねに全カット全力でしたね（笑）。

吉野：どこがOKになるかわからないじゃないですか。走るシーンは、けっこうな距離と本数を走ったのでかなり疲れました。「部活か!!」って感じでした（笑）。

――映像はバディもののような雰囲気でしたが、警察や探偵のようなイメージなのでしょうか？

浪川：なんでも屋みたいな感じです。

吉野：具体的には説明していないので、みなさんで想像していただいて問題ありません。MVのセリフは基本オフになるので、神妙な顔をしつつも「やっぱり雨降りましたね、浪川さん」なんて話したりしています。

浪川：雨も長い間降っていましたからね（笑）。

――収録されている6曲のうち、一番のお気に入りをあげるとしたらどの曲になりますか？

浪川：タイプが全然違う曲ばかりなので難しいですね！　衝撃を受けたのは「パンダ先生」で、難しいことを考えずに歌えたのは「マタドール」です。吉野さんにとって一番のお気に入りの曲は何ですか？

吉野：基本的に全部好きだから、自分が曲に携わっているときは一番ってないんだよね。でもお客さんにはどれが一番好きですかって聞いちゃう（笑）。

浪川：やっぱりイベントをやってみてから気づくこともいっぱいあると思うんです。歌ってみないとわからない部分もあるので、試すわけではないですけどイベントをやってみて感じてみたいです。

吉野：そうそう。歌ってパフォーマンスをして、初めてわかるものがあったりすると思います。前回のイベントで披露した『Party Star』が想像以上におもしろかったんだよね。ソロの時にはやらないような曲だから意外だったな。

浪川：ユニットの曲とはいえ、収録するときは1人1人になるので、一緒に歌うとやっぱり感覚が違いますし、さらに目の前にお客さんがいる状態では、それがより感じられます。きっとお客さんも、1人でCDを聴くのと、イベントで聴くのとでは全然変わってくると思いますので、ぜひ生で聴いてお気に入りを見つけてほしいです。

――2014年12月の結成から2年になりますが、お2人から見てUncle Bombはどんなユニットだと思われますか？

浪川：もうそんなに経つんですね（笑）。僕たちは大前提として声優ユニットですが、タレントさんや芸人さん、ミュージシャンがやることを表現するときは片手間でやらないようにしています。どんなことに対してもつねに全力でやっているので、これからもなんにでも踏み込んでいきたいです。ツライこともありますが、2人でいれば心が折れずにできるんじゃないかなって思えるんですよね。吉野さんがアイディアマンなので、無限の可能性を感じています。

吉野：まだまだこれからですね。やりたいことに対するエネルギーを僕も浪川さんも秘めていると思うので、いろいろなことに首を突っ込んでいきたいです。

浪川：いつか親善大使になりたいんです。商店街でもなんでもいいので、とにかく親善大使をやりたいです。

吉野：まだザックリとした考えなのですが、僕たちにできることでお役に立つことがあれば、なんでも協力したいと思っています。それこそ今回のリード曲「デッドマグネット」のMVにあったなんでも屋みたいな感じですね。

――では約2年間一緒に活動してきて、お互いをひとことで表すとどんな人物ですか？

浪川：合同インタビューでは頑固と言いましたけど、ひとことで表すと20度かな。ほとんど合ってるんですけど、ちょっぴりズレているんです。

吉野：20度ってけっこうズレてるよ!?（笑）

浪川：このズレ方が絶妙なんです。車のハンドルも遊びがないと運転ができないじゃないですか。人間もそうで、遊び心がないとダメなんです。吉野さんは、ルールとかあまり好きじゃないですよね？

吉野：別に嫌いではないですよ。でも、自分でルールを作ったほうが絶対楽しいと思っています。単純に人が言ったものにのっとってやるよりも、自分でプラスアルファしていったほうがおもしろくなるんじゃないかなっていうのはあるかな。

浪川：そうなんですね。じゃあ、僕をひとことで言うとなんですか？

吉野：めでたい人。

浪川：めでたいっていいですね!!

吉野：“おめでたい”ではなくて、めでたいですよ？　一緒にいると楽しいんですよね。浪川さんの場合、なんかワクワクできるんです。「この人といると、自分の知らない世界が見えそうな気がする」というか、可能性を感じられるなって思います。

浪川：吉野さんの言葉を聞いて、僕も別の言葉が浮かびました。“楽”です。僕にとって吉野さんは、一緒にいると超楽な人です。

吉野：“楽”と“めでたい”2人組って、かなり頭の悪そうなユニットになりましたね（笑）。でも、だからこと一緒にいても面倒くさくならないんだと思います。それぞれの個々の部分をちゃんと理解しているから、過剰な期待もしないでいられる。もう大人ですからね（笑）。それが逆にちょうどいいんじゃないかな。

――それでは最後に、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

浪川：ミニアルバムも2枚目、イベントも2回目ということで、まだまだやりたいことややれることがたくさんあると思います。みなさんが求めてくださるものもふくめてできる限り挑戦し、走り続けたいです。これからもぜひ、一緒に走り続けていただけたらうれしいです。

吉野：とにかく楽しいことをやりたいですね。これからもUncle Bombとして、いろいろなことにチャレンジしていこうと思っています。みなさんも僕らを見てはげみにしてください……なんて、そこまでたいしたものではありませんが（笑）、世の中にはこんな40代もいますので、今後ともひとつよろしくお願いします。

　2nd EVENT「2チャンネル」だけではなく、ミニアルバムの発売記念イベント（2017年1月7日、8日）の開催なども決定しているUncle Bomb。浪川さん＆吉野さんの仲よしコンビがお届けする無限に広がる可能性を、これからも一緒に楽しんじゃいましょう!!

2ndミニアルバム
『Two-sides』
■ランティス
■アーティスト:Uncle Bomb（浪川大輔・吉野裕行）
■発売中
■通常盤2,000円＋税、豪華盤3,100円＋税

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