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2016-12-30 21:00

温和な日常の様子と凛々しい猛将姿のギャップが魅力!? 『花朧』武田信玄役の下野 紘さんインタビュー

文:ガルスタオンライン

 “運命を変える”力を持つ尾張織田家の姫・市となり、さまざまな武将たちと心を交わす、乱世を駆け抜け未来を掴む恋愛アドベンチャー『花朧 ~戦国伝乱奇~』。本作のメインキャスト6名にインタビューを敢行。第三回となる今回は、電撃Girl’sStyle10月号に掲載された、武田信玄役・下野 紘さんのインタビュー完全版をお届け。

『花朧 ~戦国伝乱奇~』下野 紘さんインタビュー

『花朧 ~戦国伝乱奇~』あらすじ

 人ではない奇怪な生き物“朧”。今ではその存在を信じる者もおらず、絵巻物でしか見ない“朧”だが、尾張織田家は古来、神に仕えし上級の朧・黒狐(こくこ)と結び、その血を引いていた。その血の証が、吸い込まれるような漆黒の髪と、碧い瞳。織田家と朧の関係を知らない民たちは、彼らの妖艶で人離れした美しさを恐れ、織田を“魔蒼(まそう)”という忌み名で呼んだ。

 それは織田家の姫・市も例外ではなく、美しい容姿は国を超えるほどの評判となっていた。明るく奔放な性格で、清州城の武将たちと交流を深める市だが、ある日“黒狐の瞳”という不思議な力に目覚める。それは、武将たちの不吉な未来を予知するものだった。

 自分でも制御出来ない力を前に苦しむ市。そんな市を見かね、市とともにある朧・黒と玉が“力”を貸すと申し出る。それは、“未来を変える力”。しかしその代償は、耐え難いほどの激痛と“大切な何か”を差し出すことだった――。

 舞台は1500年後期の戦国時代。織田信長と徳川家康が清洲同盟を締結して暫く経った尾張国から、物語は始まる。

武田信玄(声:下野 紘)

『花朧 ~戦国伝乱奇~』下野 紘さんインタビュー
『花朧 ~戦国伝乱奇~』下野 紘さんインタビュー

 甲斐国を治める武田家当主。幼少期のある事件を機に父に見放されて育った過去を持ち、話すことが苦手になった。穏やかな性格のため家臣の信頼は厚く、よく相談などを受けている。

武田信玄役・下野 紘さんインタビュー

『花朧 ~戦国伝乱奇~』下野 紘さんインタビュー

――武田信玄の印象や魅力を教えてください。

 武田信玄というと、どっしりとして威厳があるイメージがあります。今回は全然違う優男で、しかも人としゃべるのが少し苦手と意外性のあるキャラクターで驚きましたね。年齢的にもメインキャラのなかで最年長なんですが、ぜんぜんそうは見えないという(笑)。これは特典のドラマCDのなかでもいじられていました。

――演じていて楽しかった点や難しかったところは。

 おどおどした日常と、キリッとする戦闘シーンをどう切り替えるかというのは悩みました。でも演じるうちに彼の性格がつかめ、ここはこっちだなと自然に判断できるようになりました。信玄はたどたどしい話し方をしますが、弱気なわけではないし、武田家を守るというしっかりとした信念を持っています。ただ、本当に人と話すのが苦手なんだなと思いながら演じました。

――本作は戦国時代が舞台。ご自身がお好きな作品はありますか?

 いろいろな作品があるので、しぼるのは難しいですね。ただ武将でいうと自分に縁があるなと感じるのは、羽柴秀吉ですね。天下人になる前の秀吉は、よく演じさせていただいています。また長曾我部元親とも何かと縁がありますね。近年はメジャーな武将だけじゃなく、いろいろな人が注目され、作品でも活躍していてすごいなと思います。

――魅力的な武将がたくさん登場しますが、本作でも史実でも生き方などに憧れる武将はいますか?

 豊臣秀吉の「みんな楽しくいこうぜ」みたいな雰囲気はすごく好きですね。戦国武将という言い方が似つかわしくないような人間性が良いですね。

――主人公は運命を変える特殊な力を持っています。もしもご自身が同じ力を手に入れたら、過酷な運命を変えますか? 受け入れると思いますか?

 自分自身のことだったら、受け入れてしまうかもしれませんね。でも自分の周囲にも関わるようなことだったら、変えようとするかな。

――最後に皆さんにメッセージをお願いします。

 武将のビジュアルやキャスティングなど意外性の強い作品になっていて、今までにないタイプの戦国ものになっていると思います。興味を持たれた方は、プレイして楽しんでいただけたらうれしいです。

『花朧』インタビュー 過去の記事はこちら

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