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2017-02-02 20:30

前野智昭さんがお父さんを熱演! シチュエーションドラマCD『幻妖綺~狼ノ宝モノ~』収録後インタビュー

文:ガルスタオンライン

 大正時代を舞台に、人ならざるものとのロマンチックな恋物語を描く人気CDシリーズ『幻妖綺』。前野智昭さんが出演する最新巻『幻妖綺~狼ノ宝モノ~ 清一郎』が先日発売されました。この『幻妖綺~狼ノ宝モノ~』では、『幻妖綺~狼ノ許嫁~』、『幻妖綺~狼ノ花嫁~』に登場した清一郎と主人公(リスナー)が夫婦となり、幸せな家庭を築くことに……。ここでは、清一郎役を演じた前野智昭さんのインタビューを紹介します。

『幻妖綺』前野智昭さん収録後インタビュー
『幻妖綺』前野智昭さん収録後インタビュー

――収録のご感想を教えてください。

 『幻妖綺』は長く続いているシリーズで、また清一郎を演じられると聞いてうれしかったです。台本を読んでこんなふうになったのかと驚いた部分もあったのですが、根本的には優しい彼のままでした。懐かしくもあり、新鮮な感じもあり、楽しく収録できました。

――本作で清一郎たちは夫婦になりました。関係性が変わり、印象に変化は?

 父親としての顔が見られるのが、大きな違いだと思います。子煩悩な一面はあるんですが、子どもが生まれて7年経っても自分の奥さんにときめいていて、恋人の延長線上のような関係のままなのがすごく彼らしいです。

――恋愛面での見どころはどこだと思いますか?

 息子に張り合うシーンが、すごくおもしろかったです。息子が「お母さんと結婚する」と言ったのに、「ダメだと」本気で返していました。本当に奥さんに惚れこんでいるのがわかって、演じていて印象的でした。

――清一郎は子煩悩な父親ですが、ご自身の理想の父親像はありますか?

 自分の父親が理想ですね。僕の父はあまり叱らない人で、そのかわりに母が厳しく育ててくれました。あえて叱らなかったのは、自分の息子なら間違った方向に進まないだろうと信じていてくれたからなのかな、と大人になってから思うようになりました。そんなふうに何も言わずに見守る父親像が、僕の理想です。

――作中に電話を使ったステキな場面が登場します。電話の思い出を教えてください。

 僕も若いころ、本作のようなことをした経験があります。長電話をしていてお互い切れなくて、一緒に切りましょうってやり取りをしました。最近はSNSが発達して、電話で話す機会も少なくなりましたけどね。でもSkypeでボイスチャットをしながらネットゲームをすることが多いので、それは電話と感覚が近いかもしれません。

――最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

 清一郎はシリーズを通して時を重ね、人間として妖怪の送り狼として成長しています。僕自身も最初の作品がリリースされたときから変わっている部分もあると思いますが、今できる精一杯の彼を演じさせていただきましたので、ぜひ聴いていただけるとうれしいです。

データ

▼『幻妖綺~狼ノ宝モノ~』
■メーカー:ティームエンタテインメント
■ジャンル:シチュエーションドラマCD
■発売日:2017年1月25日
■価格:2,000円+税
 
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