木村良平さんの終演後インタビューも! 謎のベールに包まれた『ロッカー男子』お披露目&体験会レポ
1月21日都内某所にて『私立六花学園』初お披露目会が行われました。このイベント、じつは『ロッカー男子~ゼロ距離体験▼(ハート)コイのハジマリ~』のお披露目&体験会。イベント当日までお客さんには作品の内容やどんなイベントかということは明らかにされていませんでした。唯一公開されていた情報は、“ゼロ距離体験”という言葉と、キャラクターを演じる木村良平さんと制作スタッフ陣のトークショーがあるということ。
私自身、細かい事情はわからず、編集Oに「(二次元)イケメンとロッカーで密着できます」と言われ、「行きます(キリッ)」と即答した口です。迷うまでもないでしょう……と。
では早速ですが、当日の体験レポからトークショーまでイベントの様子をお届けしたいと思います。木村さんのインタビューもあるので最後までお見逃しなく!!
会場に展示された謎のロッカー!
ステージの横には、彼らのロッカーが。中もちゃんとこだわっていましたよ!! じつは彼らをイメージした香りもついていました!
▲かなり荒れているのは、英馬のロッカー。彼の性格やバンドマンっぽさがよく伝わります。男の子らしい香り!! |
▲鈴音のロッカーにはスイーツの写真がいっぱい! 星マークやマスキングテープで飾るあたり、女子力高めのあざとい系男子でしょうか(笑)。香りも甘かったです。 |
▲ケイトのロッカーはシンプル! カバンには彼の好きなマスコットキャラのロッカーちゃんが。香りもさっぱり系でした。 |
『ロッカー男子』お披露目&トークショー
イベントMCを務めるのは、鷲崎健さん。そして南条英馬(なんじょうえま)役・木村良平さん、キャスティングプロデューサー・松井菜桜子氏、シナリオライター・下岸ミナ氏、プロデューサー・長谷川利貴氏が登壇しました。
▲左より、司会の鷲崎健さん、南条英馬役・木村良平さん、プロデューサー・長谷川利貴氏、シナリオライター・下岸ミナ氏、キャスティングプロデューサー・松井菜桜子氏。 |
イベントの主旨を知らされていないお客さんたち。きっと気になっていたのは、ステージの脇に置かれている3人の等身大キャラクターと3つのロッカーなのではないでしょうか。しかも、ステージ上に『ロッカー男子』と堂々と書いてあります。果たして“ロッカー男子”とは……!? と、みなさん頭の中で考えていたのでは?
早速、長谷川プロデューサーから作品の説明が行われたのですが、「みなさんには、このあと英馬と一緒にロッカーに入っていただきます」という、おどろきの内容が明らかに!! お客さんも思わず吹き出した方もちらほら(笑)。
鷲崎さんから流行りのVRでやるんですよと補足してくれましたが、まだみなさんピンときていないようです。VRと言われても、実際どんなものなのか体験してみないとわからなかったのではと思います。私も体験する前までそうでした。
シナリオを担当した下岸さんは、イケメンを近くに感じられるシチュエーションを作りたいと考え、「ロッカーだ!」と思ったのだとか。そうして現実に誕生した『ロッカー男子』。新しいエンターテイメントとしては世界初ですよ、と鷲崎さんが言ったように、今までにない作品なのではないでしょうか。実際、鷲崎さんも体験したそうで、かなりドキドキしたとのこと。
続いて、キャスティングについて担当の松井プロデューサーは、キャラクターの絵と設定を見て、「木村さんだ!」と思ったのだそうです。ちなみにご存知かと思いますが、松井プロデューサーは普段、声優として活躍していらっしゃいます(“見た目は子ども、頭脳は大人”な名探偵が事件を解決する国民的アニメ、など)。昔から木村さんをよく知っているだけに、キャラと真逆な部分もあって選んだのだとか。
実際に木村さんもゼロ距離したそうです。距離感近いし、ロッカーがリアル! とおっしゃっていました。思わずじっくり見てしまったそうです。
これにはプロデューサーも、ロッカーの内部も相当こだわったと話してくれました。実際に女性スタッフ2人にロッカーに入ってもらって、大きさも考えて作ったとのことです。
お話も盛り上がったところで、朗読会が行われることに。公式サイトのサンプルボイスでしか公開されていなかった英馬を、木村さんが生で演じてくださいました!! 先生に追われ、生徒指導室に逃げ込んだ英馬はアナタと出くわす……といった内容。
小さな教室のなかでふたりきり、というこれまたドキドキなシチュエーションになっています。朗読会が終わると、「思ったより恥ずかしいよ(笑)」と照れ笑いする木村さんなのでした。
最後は、豪華プレゼントがもらえるジャンケン大会へ!! 木村さんのサイン入りのポストカード、ポスター、さらにスマホを使って遊べるVRゴーグルという豪華ラインナップでした。ジャンケン前に木村さんは、「全滅させてやりましょう……」と会場をわかせる場面も(笑)。3回勝負が行われ、無事に3名のお客さんにプレゼントされました!
終始笑いの絶えないイベントとなり、作品としてもこれからの展開に期待が高まるんじゃないでしょうか。『ロッカー男子』には木村さん演じるキャラ以外にも、魅力的な2人のキャラクターがいるので、ぜひチェックしてみてください。
普段はふわふわしているけど……という二面性のあるキャラクター・天宮鈴音を演じるのは、柿原徹也さん。天然なキャラクター・竜崎ケイトは、羽多野渉さんが演じています。トークショー終了後に行われる体験会では、全キャラとの物語を体験することができました。
ライターが体験!! 3人のイケメンとのありがたい初体験
それではお待ちかね(!?)の体験レポをお届けします!! 私自身、非常に楽しみにしていました。VRをつけること自体は2回目なのですが、1回目の使用がお化け屋敷だったためあまり満喫できなかったので(途中から完全に目をつむっていたから)。
まず、実際にロッカーの中に入りますが、これが意外と狭い! 少し動いただけで、ぶつかる、ぶつかる。よく考えたら、ロッカーに入ることも初体験でした。それからVRをセットしていただき、ロッカーの扉が閉じられます。最初はやはり、木村さん演じる南条英馬(なんじょう えま)との物語を体験しました。
▲みなさん体験を終えたあとは、すっかり顔がゆるんでいました!! わかります、その気持ち(笑)。 |
目の前には閉められたロッカー。その隙間から見えるのは学校の教室でした。よく見ると、机の上にいろんなものが置いてあったりして、すごくリアル! さらに驚いたことに、自分の足元を見ると、自分の手が! 足が! ちゃんとあるんです。びっくりしすぎて、「うわっ」と声を上げてしまいました。しかし、外にスタッフさんがいるので、すぐに声をひそめました……聞こえたら恥ずかしいですし(笑)。
そうこうしている間に、英馬がやってきました!! 同級生(?)とおしゃべりしているようです……これは、ドキドキする。バーチャル、これはバーチャルと思いながら待っていますが、なぜか無性に彼のロッカーに入ってしまったことによる罪悪感が私を襲いました。早くここから出たい。隠れたい……と。
しかし、そんな願いもむなしく、開け放たれたロッカー。どうやら、英馬にはバレバレだったようです。そして当然のようにロッカーに入ってくる英馬。え!! ちょっ……ちょっと待って!! ちっ近い……!! 思った以上に近い……!!!!!!!! ブレ◯ケアでも飲んでおけばよかった、なんてリアルなら心配になるほどに。
動揺しすぎて、映像だとわかっていつつも凝視するまでに数秒かかりました。しかし、これは仕事だ、仕事なんだと自分をふるいたたせ、ようやく落ち着いて観察することに。足元から頭の上まで、全身をなめまわすように見てみました。
顏小さい。足長い。スタイルいい。触ってみようと手を伸ばしてみましたが、すぐ本物のロッカーにぶつかります。バーチャルの中ではすごく広いロッカーなのに(笑)。
おっと! これは壁ドン!? 壁ドンというやつでしょうか。英馬は積極的なオレ様なのでとにかく推しが強い。最後までドキドキしっぱなしでした……。しかも、左右でちゃんと聴こえ方が違ういます。右耳を向ければ、右耳が大きく聴こえるみたいな。すごい考えられているなあと思いました。本当に目の前にいるんだなって思っちゃいますよね。
ちなみに、私はオレ様・南条英馬→カワイイ系・天宮鈴音(あまみや れお)→天然系・竜崎ケイト(りゅうざき けいと)の順で体験させていただきました。全員体験された方はわかると思うのですが、主人公(つまり私)の手元が毎回違っていたのです!
英馬のときは何も持たずに両手を握り締めていたのですが、鈴音のときは携帯を持っていたり、ケイトのときは携帯にストラップがついていたり、三者三様になっていました。そういった遊びというか、こだわりがあって非常に楽しかったです。
実際に体験した数名のお客様にお話をうかがったところ、みなさん英馬との物語を体験して「近くてびっくり!」、「想像以上に立体的でドキドキした」、「教室やロッカーもすごくこってる」との感想をいただきました。
また、「もし新キャラが出るなら、どんなキャラがいいですか?」と先走って質問したところ、「純粋にかわいい子」、「筋肉質な子」という回答も。なかには、学生ではなくオフィスなどで、同僚や上司との密着を体験してみたいという意見もありました。こんな画期的な新しい作品が発表されたので、みなさんいろんな夢が広がりますよね!!
イベントを終えた木村良平さんに直撃インタビュー!!
――お疲れ様でした。かなり盛り上がっていましたね!
何をするかもわからない状態で、お客様もよくついてきてくださったなと。本当にありがたいです。
――イベントでも、実際に体験したとおっしゃっていましたが改めていかがでしたか?
俺じゃないけど、俺が迫ってくる!! 近い近い!! って(笑)。本当に人間って単純ですよね。絵だとわかってるのにやってみると男の子がここに来てる! って感じがするんですよね。いや~、まいっちゃう(笑)。
――私も実際に体験しましたが、おっしゃっていたようにロッカーがとてもリアルでした。
そうなんですよ。ちょっと一瞬開けたときとか、すき間から見える教室感とか放課後の感じがすごくよくわかる。しかも目線の向きを変えると、すき間から見える景色がちゃんと変わるっていうのが本当に感動しました。楽しかった。
――本当にいろいろ広がりそうな作品ですね。
作るのは大変だと思うけど、その気になれば街も歩けるんじゃないかな。シチュエーションCDも、自分が動くわけじゃなくて、周りの音が動いているわけだから基本は同じだと思うし。
――いずれシチュエーションCDとVRがセットで売られる時代が来るかもしれないですね。
あると思う。ゲームじゃないから、自分が好きに動く必要はないじゃないですか。お話のとおりに動いていく、ただそれが振りむいたりできるっていうことだから、可能だと思うんですよね。それをたくさんの人がもっともっと聞いてくれるようになれば、やれるんじゃないかなと思います。
――最初にこういう作品の話が出たときは、驚かれましたか?
正直、やっと出てきたかっていう思いはあったんですよ。わりとずっと前から女性向けのシチュエーションをVRでできないかなって。せっかくダミーヘッドマイクというものがあるので。
――もし木村さんがロッカーに隠れていて、好きな女の子が入って来たらどうしますか?
どうしましょう! それはめちゃくちゃドキドキするでしょうね!! 今回体験して、相手が男でもあんなにドキドキするんだから、しかも意中の女の子ならなおさらドキドキするでしょうね。かなり気を使うと思います(笑)。そういう夢を叶えてくれるのが、VRですよね。
――最後に、ガルスタオンラインの読者のみなさまにメッセージをお願いします。
本当にまだ立ち上がったばかりで、テスト段階といってもいいようなところなんですけど、きっと楽しんでもらえる作品だと思います。ぜひ今日体験した人たちの声を聞いて、興味を持ってもらえたらまた機会があれば体験してほしいです。本当に、このシステムが盛り上がっていけばいいなと思っているので、ぜひぜひ応援してほしいなと思います。新しい作品というのは、みなさんの声が大事だと思うので声を上げて楽しんでほしいです。
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