2017年2月13日(月)
『ユーリ!!! on ICE』オールナイト上映会でファンが大声援&感涙。上映中の様子をくまなくレポート
男子フィギュアスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』のトークショー&オールナイト上映会が、2月11~12日にかけて開催されました。
▲新ビジュアルも解禁! |
上映会では、TVアニメ全12話が一挙上映。上映中は応援バナーや応援バナータオルの持ち込みOK、そして試合終了後の拍手も可となっており、JJソングも一緒に歌うことができました。
トークショーの熱も冷めやらぬまま突入した上映会。ペンライトや公式から発売されているバナー、うちわだけでなく、手作りのものを用意しているファンの姿も。思い思いの応援アイテムを手にしたファンの熱い視線の中、全12話にわたる勇利たちの活躍が劇場の大きなスクリーンに映し出されました。
一体感に包まれた会場。笑いも涙もすべてがここに!
当日会場に足を運んだ筆者も応援うちわを手に臨戦態勢。皆さんと一緒に応援するぞ! と気合いも十分に臨みました。
第1滑走の勇利、ヴィクトルの『アリア ≪離れずにそばにいて≫』で彼らのジャンプが決まると早速拍手が。実は筆者は応援上映というものは始めての体験だったので、「どこでどうリアクションをすればいいんだろう!?」と悩んでいました。
皆さんが拍手をしているのを見て「こういう時に拍手をするといいんだな」とわかり、ジャンプが決まるたびに大きな拍手を送るようになりました。おそらく同じように、応援上映が初めてだという人もいたのでは? 始めに拍手をしてくれた方々には大感謝です。ありがとうございます!
応援上映ということもあり、笑いのポイントやお色気シーンなどで声を抑える必要はなし! ユリオが虎柄Tシャツに感激するシーンやヴィクトルの「寺かな」発言など、ついつい笑ってしまうシーンでは、会場が笑い声に包まれていました。
▲色気を感じるシーンでは「フゥ~!」という声が! |
第3滑走の“温泉 on ICE”で、勇利やユリオがジャンプを決めたり演技を終えたりすると大きな拍手が。続く第4滑走では、勇利がヴィクトルのつむじを押すシーンなどで笑いが巻き起こりました。こうして会場が一体感に包まれ始めたところで1回目の休憩に。
休憩時間中には感想を言い合っているファンが多く、「そうだ……ここには『ユーリ!!! on ICE』のファンしかいないんだ、みんな仲間なんだ!」と実感しました。SNSなどでは味わえない一体感を肌で感じることができますね(感想を言い合う輪に私も入りたかったです)。
▲深夜の飯テロ……。 |
休憩後の第5滑走からはライバル選手たちが続々登場。南健次郎が登場すると「南くーん!!!」という声が響き渡りました。南君が滑走する際には、勇利に合わせて「がんばー!」という声も。第1~4滑走を終えて会場の熱が高まったのか、今まで以上に声援が飛び交うようになりました。
▲「がんばー!」 |
ついにグランプリシリーズが開幕した第6滑走。北京へと旅立つ際、ヴィクトルがマッカチンにお饅頭を盗み食いしてはいけないと注意するシーンでは、「食べちゃ駄目……!」、「駄目だよ!」という声が……。すでに皆さん先の展開を知っているからこその反応だと思いました。マッカチン、お饅頭を食べないで!
試合前の選手たちの交流では、酔っ払ったヴィクトル&勇利の写真をSNSにあげてしまうピチット・チュラノン。「あふれでるネット欲を止められなくて!」の台詞に笑いが(ネット欲は止められないよね!)。
SPでは、放送当時話題になったギオルギー・ポポーヴィッチが大盛り上がり。ギオルギーの表情やモノローグに、会場は大きな笑い声に包まれました。また、ピチットの演技ではリズミカルな楽曲に合わせ、手拍子でリズムを刻む人が多く見られ、筆者は「ピチット君はやっぱり最高のエンターテイナーだよ!」と実感。
ラストに登場したのは、色気のだだ漏れ、破壊兵器ことクリストフ・ジャコメッティ。彼の美しいお尻が大画面に映し出されると「ありがとうございます」という気持ちになりました。
あっという間に第6滑走も終わり第7滑走へ。極度の緊張で真っ青になる勇利と、どう対応したらいいかわからないヴィクトル。皆さんこの回では、彼らの様子を固唾を呑んで見守っていました。
しかし! やはりギオルギーが登場すると大爆笑。元カノのアーニャの辛辣な態度にショックを受けるギオルギーに、笑ってはかわいそうだとは思いつつも笑いが止まりませんでした……。ごめんねギオルギー。
そしてついに迎えた勇利のFSでは、楽曲に乗ったモノローグと盛り上がりに胸も目尻も熱くなる筆者。皆さんも同じ気持ちだったのか、目元を押さえる方の姿を多く見かけました。このシーンがまた、劇場の音響でしか味わえない感動がありまして……。「今日の私はこれを味わうためにこの場にいるんだ」と思ったほどでした。
TVで見た時も演技中の着氷音などは素晴らしいと感じていましたが、劇場の音響で聞くと最高としか言えません。その最高の状態に第7滑走のFSは、本当に言葉に言い表せないほどの感動を覚えました。
盛り上がりも最高潮のまま2回目の休憩へ。すすり泣く皆さんの様子に「その気持ち、わかる……」と思ったのでした。
まだ折り返し地点なのに語彙力を失ったファンと化した筆者ですが、もう少しお付き合いを。休憩後からはノンストップで第8~12滑走が上映。
深夜も3時を迎えていたので、そろそろ皆さんお疲れなのでは? 筆者も眠気を若干感じていましたが「ちょっと待った!!」と言わんばかりに、あの衝撃的な衣装を身にまとったイ・スンギルが登場。直前に行われたトークショーで彼の服について出演者が突っ込んでいたこともあり、それを思い出したのかクスクスと笑う人が多く見られました。
そして待望のジャン・ジャック・ルロワ(JJ)が登場すると「ついに来た!」という空気に。JJソング『Theme of King JJ』が流れると「早く! 早く歌わせて!!」という、ウズウズした雰囲気を感じたような気がします。
「さあみんな歌って!」とJJの許しが出ると大合唱! さすがはJJガールズ、もとい『ユーリ!!! on ICE』のファン。しっかりと歌詞を覚えて練習済みだったよう。目線をこちらに向けたままのJJには笑いを零す場面もみられました。
勇利とヴィクトルが離れ離れになる第9滑走。「離れていても心はそばにいるから」という台詞に、“うんうん”と頷くファンの姿が。また、イ・スンギルが静かに涙を流す場面では、「泣かないで……」という声が聞こえてきました。
初披露となるユリオのFSには、「がんばってー!」、「ダバーイ!!!」、「ユリオオオオオ!」という声援が飛び出します。次々とジャンプが決まると大拍手。成長したユリオの姿に、リリアコーチのように涙を流すファンも見られました。
ヴィクトルの視点で展開する第10滑走。ここではユーリ・エンジェルスの恐ろしい嗅覚に笑いが零れます。彼女たちの姿には、好きなキャラクターを追う自分の姿が重なってしまう筆者ですが、「ユーラチカの匂い」と地面を嗅ぎまわる様はやはり衝撃を受けますね(笑)。
カザフの英雄オタベック・アルティンの登場には、「待っていました!」という空気に。ユリオと熱い友情の握手を交わすシーンでは、「よかったねユリオ……」という声が聞こえてきました。
勇利とヴィクトルがおそろいの指輪を嵌めあうシーンでは、神聖な儀式を見守るかのように、熱い視線が向けられます。しかしその後ピチット君が「おめでとー!!!」と言うと、この日一番の大きな拍手が沸き起こり祝福ムード。ファンは「おめでとう!」と次々に声をあげたのでした。
EDを迎えバンケットの映像が流れると、セクシーなポールダンスなどに黄色い歓声が。勇利と一緒に「ビーマイコーチ!」と叫ぶファンも!
グランプリファイナルが始まる第11滑走では、劇場の熱気が最高潮に。最後の戦いに臨む選手たちに拍手と応援が沸き起こります。ヴィクトルの保持していた世界歴代最高得点を塗り替えたユリオには、特に大きな拍手が贈られました。
ちなみに個人的に楽しみにしていたのはオタベックの演技。オーケストラ楽曲が劇場の環境にはピッタリだと思っていたので、ここで見られて大満足でした。
“グランプリファイナルの魔物”に飲まれてしまったJJには、「がんばって!」という応援はもちろん、「JJ! JJ!」というコールが。崖から這い上がるJJに、涙を流しながらJJソングを歌うファンの姿は、彼のフィアンセと重なりました。JJ、お前がキングだ。
時刻は4時、いよいよ最終滑走へ。冒頭でヴィクトルが涙を流すと、「ひどい!」、「泣かせた!!」という声が飛び出します。筆者の脳内では、「先生! 勇利君がヴィクトル君を泣かせました!!」という声が響いていたのは、ここだけの秘密です。
次々と演技をしていく選手たちに贈られる声援。そんな中、一際大きな声援が贈られたのはやはり勇利です。この時点ではまだ引退を決めていた彼は、最後のFSに臨む面持ち。競技人生最後となるFSには、ヴィクトルと同じレベルで臨みたいと挑戦をします。
彼の人生、愛を表現した『Yuri on ICE』のメロディー、演技、そしてモノローグがファンの心を打ち、会場からはすすり泣く声が。最後の4回転フリップが決まると、大きな拍手に嗚咽が混じって聞こえました。
最後はユリオの演技。今まで自分にかかわってきた人たち、そして勇利への想いを熱く見せてくれた彼にも大きな拍手が贈られました。
上映が終わっても、しばらく鳴り止まない拍手。帰り際には、「ありがとう」、「『ユーリ!!! on ICE』は最高」、「また見たくなってきた」、「本当にいい作品をありがとう」といった声が各所から聞こえてきました。「『ユーリ!!! on ICE』に出会えてよかったよおおおお」という涙声には完全に同意……。
同じように本作を愛し、想いを胸にしたファンが集ったオールナイト上映会。早朝の寒空の中帰路につく皆さんの心は、温かな気持ちでいっぱいになっていたことでしょう。筆者は、また実施された際にはぜひ参加しようと決意。そして、今後イベントやコラボ企画を楽しみつつ、また勇利たちの活躍を見られる日を心待ちにしたいと思いました。
ちなみに2月19日には、ニコニコ生放送で全話一挙放送が実施されます。また皆で一挙上映を楽しみたいと思った方は、コメント付きで楽しんでみては?
『ユーリ!!! on ICE』振り返り記事一覧
Blu-ray&DVD第3巻が2月24日に発売
Blu-ray&DV第3巻が2月24日に発売されます。全6巻での発売となるシリーズの1~5巻には、原案を務める久保ミツロウさん描き下ろしのオリジナルグッズが封入されます。6巻にはオリジナルグッズ(内容非公開)が封入されるとのこと。また、店舗別購入特典も用意されています。
詳細は電撃オンラインに掲載している記事をご確認ください。
【発売日】
2月24日
【価格】
Blu-ray:7,000円+税/DVD:6,500+税
【特典】
・久保ミツロウさん描き下ろしオリジナルグッズ
・特製ブックレット
【特典映像】
・コレオグラファー・宮本賢二さんによるアニメ用フィギュアスケート振付映像
・第3話オーディオコメンタリー
【仕様】
・キャラクターデザイン平松禎史さん描き下ろしジャケット
スケートソングコレクションが発売中
『オリジナル・スケートソングCOLLECTION』には、1話に登場した『アリア《離れずにそばにいて》』、3話で勇利とユリオの対決を彩った『愛について~Eros~』と『愛について~Agape~』をはじめ、全24曲が収録。
梅林太郎さんと松司馬拓さん、冨永恵介さん(PIANO)が手がける楽曲は、本作を語る上で外せません。マストバイアイテム!
スペシャルイベントが2017年4月29日に開催
2017年4月29日に、舞浜アンフィシアターでスペシャルイベントの開催が決定。本イベントには、豊永利行さん、諏訪部順一さん、内山昂輝さん、日野 聡さん、羽多野 渉さん、本城雄太郎さん、小野賢章さん、村瀬 歩さん、土岐隼一さん、福山 潤さんら主要キャストに加え、原案の久保ミツロウさんが出演。
会場を『ユーリ!!! on ICE』の世界に染め上げます。今後も登壇者が追加予定とのこと。なお、本イベントの優先販売申込券は、Blu-ray&DVD第1巻に昼の部、Blu-ray&DVD第2巻に夜の部が封入されます。
■TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』
【放送情報】
テレビ朝日:10月5日スタート 毎週水曜深夜2:21~放送終了
BS朝日:10月9日スタート 毎週日曜深夜1:00~放送終了
サガテレビ:10月7日スタート 毎週金曜深夜1:55~放送終了
長崎文化放送:10月11日スタート 毎週火曜深夜1:51~放送終了
サンテレビ:11月19日スタート 毎週土曜深夜2:00~放送
長崎文化放送:毎週火曜深夜1:51~放送終了
サンテレビ:毎週土曜深夜2:00~放送(11月19日より放送開始)
AT-X:毎週木曜22:00~、毎週土曜14:00~、毎週水曜6:00~(12月1日より放送開始)
※放送時間は変更になる可能性があります。
【配信情報】
dTV:10月6日毎週木曜12:00~
ゲオチャンネル:10月6日毎週木曜12:00~
UULA:10月6日毎週木曜12:00~
Abema TV:10月6日毎週木曜21:30~
ビデオパス:10月7日毎週金曜0:00~
J:COMオンデマンド:10月7日毎週金曜0:00~
milplus:10月7日毎週金曜0:00~
dアニメストア:10月7日毎週金曜12:00~
ニコニコ生放送:10月6日毎週木曜24:00~
※配信日時は変更になる可能性があります。
※その他放送・配信情報は公式サイトをご確認ください。
【スタッフ(敬称略)】
原案:久保ミツロウ、山本沙代
監督・シリーズ構成:山本沙代
ネーム/脚本原案・キャラクター原案:久保ミツロウ
キャラクターデザイン:平松禎史
音楽:梅林太郎、松司馬拓
音楽プロデューサー:冨永恵介(PIANO)
フィギュアスケート振り付け:宮本賢二
アニメーション制作:MAPPA
【キャスト(敬称略)】
勝生勇利:豊永利行
ヴィクトル・ニキフォロフ:諏訪部順一
ユーリ・プリセツキー:内山昂輝
イ・スンギル:野島健児
エミル・ネコラ:日野 聡
オタベック・アルティン:細谷佳正
ギオルギー・ポポーヴィッチ:羽多野 渉
クリストフ・ジャコメッティ:安元洋貴
ジ・グァンホン:本城雄太郎
ジャン・ジャック・ルロワ:宮野真守
ピチット・チュラノン:小野賢章
ミケーレ・クリスピーノ:前野智昭
南 健次郎:村瀬歩
レオ・デ・ラ・イグレシア:土岐隼一
西郡 豪:福山潤 他
(C)はせつ町民会/ユーリ!!! on ICE 製作委員会