2017年3月4日(土)

メディアワークス文庫賞『キネマ探偵カレイドミステリー』 は『ビブリア』三上 延も推薦の新感覚ミステリー

文:電撃オンライン

 2015年 『ちょっと今から仕事やめてくる』、2016年『チョコレート・コンフュージョン』とヒット作を連続輩出している、《メディアワークス文庫賞》受賞作。今年の受賞作、第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作『キネマ探偵カレイドミステリー』が好評発売中。

 「想像を超えるクライマックスに震えた」と『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの著者・三上 延先生も大推薦の新感覚キネマミステリーだ。

キネマ探偵カレイドミステリー

<あらすじ>

「休学中の秀才・嗄井戸高久(かれいどたかひさ)を大学に連れ戻せ」。

 留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎(なおさき)は、教授から救済措置として提示された難題に挑んでいた。しかし、カフェと劇場と居酒屋の聖地・下北沢の自宅にひきこもり、映画鑑賞に没頭する彼の前に為すすべもなく……。そんななか起こった映画館『パラダイス座』をめぐる火事騒動と、完璧なアリバイを持つ容疑者……。ところが、嗄井戸は家から一歩たりとも出ることなく、圧倒的な映画知識でそれを崩してみせ――。

『キネマ探偵カレイドミステリー』3つの魅力

【魅力その1】
 『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ 三上 延先生も大推薦!!

「豪快に薀蓄が詰めこまれた、映画好きの映画好きのためのミステリー。想像を超えるクライマックスに震えた」
と三上 延先生も大推薦の、映画うんちくが楽しい1冊。

ビブリア古書堂の事件手帖
▲同じく2月25日に発売となった「ビブリア」最新巻。

【魅力その2】
 実在の名画、人気映画が多数登場! サクッと読める短編四作品。

 家から一歩も出ずに謎を解決、秀逸な映画トリック看破は必見! 
 第一話 …『ニュー・シネマ パラダイス』
 第二話 …『独裁者』
 第三話 …『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』
 第四話 …『セブン』
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『グラン・ブルー』etc…
 映画好きもそうでなくても、絶対楽しめる!

【魅力その3】
 選考委員も絶賛! 留年寸前ダメ学生&ひきこもり秀才の凸凹コンビ

【登場人物】

キネマ探偵カレイドミステリー

◆奈緒崎浅葱(なおさきあさぎ)(20歳)

 そこそこよい大学「英知大学」の学生だが、ドイツ語の単位を落としかけて留年寸前。それがきっかけで嗄井戸と出会う。

 実家は元々下北沢にあったが、今は父親のマイホームの夢が叶い、埼玉に引っ越した。大学進学と同時に戸田で一人暮らし中。今が楽しければそれでいいタイプ。いわゆる普通の大学生。ドイツ語も英語も全然出来ない、将来のことを少しも考えていない。

★好きな映画:「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」、「ターミネーター2」

キネマ探偵カレイドミステリー

◆嗄井戸高久(かれいどたかひさ)(20歳)

 映画好きの引きこもり。絶対に外に出ない(買い物はAmazonで済ませる)。下北沢にあるアパート「銀塩荘」の2階部分を全部ぶち抜いてひとつの部屋にして住んでいる(実家はお金持ち)。

 大学教授から渇望されるほどの天才。尊大で自信家だが寂しがり屋。実は面白いこと好きで、事件を持ち込まれるとワクワクして首を突っ込まずにいられない。

★好きな映画:A・タルコフスキー「ストーカー」

▼選考委員の先生方のコメント(一部抜粋)

探偵役の嗄井戸くんのナイーブさも可愛らしいし、事件を映画にこじつける無茶さ加減も面白い。
高畑京一郎(作家)

いわゆる安楽椅子探偵ものですが、男同士のバディものでもあり、タイトルを見て勝手に男女ペアの話だと思っていた私は意表を突かれました。この二人のキャラクター性と関係性がこの話の一番面白いところ…
時雨沢恵一(作家)

相方である映画マニアの青年の設定が秀逸。
佐藤竜雄(アニメーション演出家)

映画に対しての知識・情熱があふれ出している作品で、ミステリーではありつつ映画に関する教養小説としても成立している。
神 康幸(映像プロデューサー/株式会社オフィスクレッシェンド 取締役副社長)

データ

▼メディアワークス文庫『キネマ探偵カレイドミステリー』
■著者:斜線堂有紀
■イラスト:スカイエマ
■発売日:2017年2月25日発売
■定価:本体650円+税
 
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