2017年2月22日(水)

第23回電撃小説大賞受賞作『君は月夜に光り輝く』『キネマ探偵カレイドミステリー』が2月25日発売

文:にじ

 2016年10月に受賞作品を発表した小説公募新人賞“第23回電撃小説大賞”の《大賞》受賞作『君は月夜に光り輝く』と、《メディアワークス文庫賞》受賞作『キネマ探偵カレイドミステリー』が2月25日にメディアワークス文庫より発売されます。

 “電撃小説大賞”は、KADOKAWAアスキー・メディアワークスが次代を創造するエンターテイナーの発掘・育成を目的に主催している“電撃大賞”の小説部門賞で、第23回では4,878作品の応募が寄せられました。

 今回メディアワークス文庫より発売となる作品は、選考委員から高い評価を受け、全応募作品の頂点に輝いた作品です。

第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作:『君は月夜に光り輝く』

“第23回電撃小説大賞”
▲『君は月夜に光り輝く』表紙。

ストーリー

 大切な人の死から、少しだけなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、“発光病”でずっと入院したままの女子生徒がいた。

 月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。

 彼女の名前は、渡良瀬まみず。余命がわずかな彼女には「死ぬまでにしたいことのリスト」があると知り――

 「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」

 この約束で、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた。

『君は月夜に光り輝く』作品概要(敬称略)
:佐野徹夜
イラスト:loundraw
定価:630円+税
発売日:2月25日
ページ数:324ページ
ISBN:978-4-04-892675-1
推薦
・山口幸三郎(『探偵・日暮旅人』シリーズ著者)
・綾崎隼(『花鳥風月』、『ノーブルチルドレン』シリーズ著者)
・蒼井ブルー(作家、写真家)
・loundraw(イラストレーター)

第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作:『キネマ探偵カレイドミステリー』

“第23回電撃小説大賞”
▲『キネマ探偵カレイドミステリー』表紙。

ストーリー

 「終幕だ――。傑作だったな」

 華麗なる謎解きの名画座へ、ようこそ。

 「休学中の秀才・嗄井戸高久を大学に連れ戻せ」。

 留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎は、教授から救済措置として提示された難題に挑んでいた。

 しかし、カフェと劇場と居酒屋の聖地・下北沢の自宅にひきこもり、映画鑑賞に没頭する彼の前に為すすべもなく……。

 そんななか起こった映画館“パラダイス座”をめぐる火事騒動と、完璧なアリバイを持つ容疑者……。ところが、嗄井戸は家から一歩たりとも出ることなく、圧倒的な映画知識でそれを崩してみせ――。

『キネマ探偵カレイドミステリー』作品概要(敬称略)
:斜線堂有紀
イラスト:スカイエマ
定価:650円+税
発売日:2月25日
ページ数:370ページ
ISBN:978-4-04-892704-8
推薦:三上延(『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ著者)

“第23回電撃小説大賞”受賞作品、今後の発売予定

電撃文庫より3月10日発売(敬称略)
《金賞》受賞作:『賭博師は祈らない』(著:周藤蓮/イラスト:ニリツ)
《銀賞》受賞作:『キラプリおじさんと幼女先輩』(著:岩沢藍/イラスト:Mika Pikazo)
《選考委員奨励賞》受賞作:『オリンポスの郵便ポスト』(著:藻野多摩夫/イラスト:いぬまち)
メディアワークス文庫より3月25日発売(敬称略)
《銀賞》受賞作:『明治あやかし新聞 怠惰な記者の裏稼業』(著:さとみ桜/イラスト:銀行)※応募時の原題『明治怪異新聞』より改題
《選考委員奨励賞》受賞作:『ひきこもりの弟だった』(著:葦舟ナツ/イラスト:げみ)

電撃文庫より発売中、発売後即重版

《大賞》受賞作:『86-エイティシックス-』(敬称略)
:安里アサト(※応募時筆名:麻里アサト)
イラスト:しらび
メカニックデザイン:I-IV
定価:本体630円+税
ページ数:344ページ
ISBN:978-4-04-892666-9

“第23回電撃小説大賞”特集サイト公開中

 “第23回電撃小説大賞”受賞作の特集サイトでは、各作品のストーリー紹介や登場人物紹介、試し読み、推薦コメント掲載の他、人気作品のTwitterアイコンプレゼントなどが順次行われていきます。

“第23回電撃小説大賞”

 また、“電撃大賞”Twitterで寄せられた読者からの感想も、サイト内で随時ご紹介予定です。

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