2017年3月1日(水)
インティ・クリエイツは、昨年の創立20周年イベント“INTI CREATES FAN FESTA 20th Anniversary”で発表したダウンロード専用ソフト『ブラスターマスターゼロ』をNintendo Switch/3DSの2機種で3月3日に配信します。価格は980円(税込)。
『ブラスターマスターゼロ』は、1988年にサン電子のブランドであるサンソフトから発売されたファミリーコンピュータ用ソフト『超惑星戦記メタファイト』(海外名:Blaster Master)のライセンスを受けて、インティ・クリエイツが制作する新作タイトルです。
ゲームグラフィックスは、ファミリーコンピュータ用ソフト『超惑星戦記メタファイト』(1作目)をベースに、ファミコン全盛期の2Dゲームを意識した8-Bitスタイルのドット絵基調とし、現世代機向けに最適化したアレンジが加えられています。
また、新たなエリアやボスなどの追加、その他にもさまざまな改善・拡充が行われています。なお、Nintendo Switch版では、“おすそわけプレイ”や“HD振動”にも対応しています。
その他、公式サイト、公式Twitter、プロモーション映像が公開されています。プロモーション映像は3DS版、Nintendo Switch版で内容が少し異なっています。
『ブラスターマスターゼロ』は、万能戦闘車両“ソフィア-III”を操作してエリアを探索するサイドビューマップと、主人公“ジェイソン・フラドニック”を操作してダンジョンを探索するトップビューマップで構成された、混成型探索アクションゲームです。
ダンジョンの探索、ボスの撃破、パワーアップアイテムの入手を繰り返して進みましょう。
ストーリー
――近未来の地球。
多様な生物が共存している緑豊かな惑星であったが、大規模な戦争と環境破壊により氷河期が到来し、人類は地下への大規模移住を余儀なくされた。
長く続いた氷河期の終わりとともに、人類は地下での研究をもとに地球を緑豊かな惑星へと復元する計画を開始。
同時期に謎の彗星が地球に落下するというアクシデントが起こるものの、生態系の復元は順調に進み、人類は地上で暮らすことができる環境を取り戻した。
――それから数百年後。
ロボット工学の分野で名を馳せる天才少年、ジェイソン・フラドニック。彼はある日、見たこともない生物を発見した。
どの資料にも記載されていない生物に好奇心を刺激されたジェイソンは、その生物に“フレッド”と名付け調査を開始するが、時をおかずして逃げられてしまう。
ジェイソンはフレッドを追い、かつて人類が暮らした地下の世界へと足を踏み入れることとなった。そこで1台の車両と邂逅する。
“ソフィア-III”と刻まれたその車両は、彼の搭乗を促すかのようにコックピットを開けた。ジェイソンはフレッドを連れ戻すため、ソフィア-IIIに乗り込み、冒険へと旅立つのだった。
――地下で蠢く謎の存在を知らずに。
ロボット工学の分野で名を馳せる天才少年。
自身が制作したロボットのパイロットとしても類稀なるセンスを持ち、数多くのコンテストで入賞しています。
つねに冷静沈着ですが、見知らぬことに対する好奇心が非常に強く、そのせいかたびたび厄介なことにも首を突っ込んでしまうという側面も持ち合わせています。
最近非常に珍しい生き物を捕まえ、フレッドという名前をつけて調査をしていましたが、ふとしたことから逃げられてしまいます。
フレッドを追いかけて迷い込んだ地底洞窟で“ソフィア-III”を発見し、その好奇心からソフィア-IIIに乗り込み、見失ったフレッドを探すために、地底世界への冒険へと旅立つのでした。
ジェイソンが地底世界で出会った少女。
自分の名前以外の記憶の大半を喪失していますが、何故かソフィア-IIIの整備を行うことができます。
明るく活発な性格で、助けてくれたジェイソンに対して強い信頼感を寄せ、ともにソフィア-IIIに同乗し、ジェイソンをサポートしていきます。
ある日、ジェイソンが見つけた謎の生物。
過去のどんな文献や資料にも記載されていないため、氷河期前に存在した生物の可能性が高く、ジェイソンはフレッドが失われた生態系を取り戻すための手掛かりになると考ていました。
ジェイソンのもとから逃げ出し、地底世界に迷い込んだ後、行方不明になってしまいます。
ジェイソンが地下で見つけた万能戦闘車両。
地球に現存する車両とは比べ物にならないほどの超高度な技術の結晶で、作られた目的や何の素材で作られているのか、どういったエネルギーで動いているのかなど、すべてが謎に包まれています。
通常時は自動で稼働しており、内部からの操縦を受け付けないようになっていますが、パイロットスーツに付属しているキーライフルを差し込むことで操縦権限を搭乗者へと委譲することができます。
さまざまな武装が搭載されているようですが、機能の大半は失われており、一部しか使用できない状態となっています。機体の正式名称は“SOPHIAIII NORA MA-01”。
かつて人類によって造られ、地上に戻る際に放棄された地底森林。維持システムが今なお機能し続けており、一見植物たちの楽園のように見えるその場所は、謎のミュータントが徘徊する弱肉強食の世界でした。
ボスは、地底森林の侵略者(フォレストデストロイヤー)クラミートルです。
地底に大規模移住した人類が住んでいた巨大なドーム型の都市。侵入したミュータントが吐き出す酸によって腐蝕し、ところどころ崩壊しています。誰もいないはずのこのエリアで、ソフィア-IIIのレシーバーは謎の信号をキャッチします。
ボスは超、酸腐蝕蟲(トクシックヴァーミン)ギザーラです
地底生活で必要となる機械の生産や地下資源の搬入を行っていた工場。巨大なシャッターやベルトコンベアなどのギミックや工場の工作機に寄生した機械型ミュータントが行く手を阻みます。
ボスは、暴走永久機関(アンコントローラブルエンジン)セントラル・ギアです。
なお、エリア4以降もまだまだ探索&冒険は続きます。
Nintendo Switch版では、Joy-Con横持ちによる“おすそわけプレイ”に対応しています。
2つのJoy-Conを使って、シングルモードと同じくソフィア-IIIやジェイソンを操作するメインプレイヤーとアシストカーソルを操作してメインプレイヤーをサポートするアシストプレイヤーに分かれて、メインゲームを一緒にプレイすることができます。
アシストプレイヤーは、カーソルを自由に移動させてショットで敵を攻撃できます。メインプレイヤーが攻撃できない位置の敵にもピンポイントで攻撃できるので、うまく分担すれば効率よく探索を進めることができます。
アシストプレイヤー専用サブウェポン“イレイザーボム”は、敵の弾や一部の弱い敵を消滅させられるので激しいミュータントの攻撃からメインプレイヤーを守ることができます。
ショットを敵にヒットさせたり、イレイザーボムで敵の弾を消したりするとカーソルのゲージがたまっていきます。たまったゲージを一定量消費して、メインプレイヤーに様々な回復アイテムを投下することもできます。
▲状況を見極めて、メインプレイヤーをサポート。 |
Nintendo Switch版は、HD振動にも対応しています。繊細な振動の手ごたえを感じられるので、より臨場感のあるプレイを楽しめます。
『Blaster Master』おなじみともいえる、エリア1開始時のソフィア-IIIの発進シーンは、機体のアイドリングやバーニアの点火、勢いよく走り去る振動が感じられ、臨場感たっぷりに地底世界への冒険へと臨むことができます。
振動によって、激流の接近を予兆として感じられるだけでなく、敵が激流に流され、壁にぶつかって死亡・爆発した手ごたえをもHD振動によって詳細に感じ取ることができます。
▲ダンジョン内を左から右へと流れていく激流のギミック。 |
(C)INTI CREATES CO., LTD. (C)SUNSOFT
SUNSOFTは、サン電子株式会社の登録商標です。
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