2017年3月12日(日)

あの作品の3期も!? 14年前の優しい国(キノの旅)上映や『三ツ星カラーズ』声優登壇もあったステージをレポート

文:そみん

 3月12日に東京・秋葉原で“ゲームの電撃 感謝祭2017&電撃文庫 春の祭典2017&電撃コミック祭2017”が開催されました。本記事では、秋葉原UDXで行われた“新作発表ステージ”のステージイベントの様子をお届けします。

 ステージイベントには、“うぇぶらじ@電撃文庫”のパーソナリティでもある声優の三澤紗千香さん、うえむらちかさんが出演し、さまざまな新情報が発表。『三ツ星カラーズ』のアニメ化『キノの旅』の新作アニメの制作決定PS4/PS Vitaソフト『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』が発表されました。

『三ツ星カラーズ』がアニメ化! メインキャストの3人がステージに登壇!!

 『三ツ星カラーズ』は『月刊コミック電撃大王』で連載されているカツヲ先生のコミックで、単行本は第3巻まで刊行中。ステージでは、出演声優や制作陣の情報などが発表されました。

“新作発表ステージ”

 ステージには結衣役の高田憂希さん、さっちゃん役の高野麻里佳さん、琴葉役の日岡なつみさんがゲスト出演して、元気でなかよしな感じのトークを展開! 会場からも温かい笑いが起こっていました。

 高田さんは結衣を「リーダーだけどリーダーになりきれないようなところがあり、天然なところもありますが、でも憎めない女の子です」と、高野さんはさっちゃんを「とにかくハチャメチャ!」と表現。さっちゃんについては、小学生が喜びそうな下ネタワードをガンガン言いまくる女の子で、オーディションなどで演じて新鮮だったそうです。

 そして日岡さんは琴葉を「危ない子」だと強調していました。小さい子なのに爆弾発言だらけで、オーディションの際の初セリフは「殺すぞ」だったそうな。すごいエピソードですね!(笑)

“新作発表ステージ”
▲写真中央は結衣役の高田憂希さん。左はさっちゃん役の高野麻里佳さんで、右は琴葉役の日岡なつみさんです。

■アニメ『三ツ星カラーズ』
【スタッフ】(※敬称略)
 監督:川村智之
 シリーズ構成:ヤスカワショウゴ
 キャラクターデザイン:横田拓己
 アニメーション制作:シルバーリンク

【出演声優】(※敬称略)
 結衣:高田憂希
 さっちゃん:高野麻里佳
 琴葉:日岡なつみ

『キノの旅』の新作アニメの制作決定。懐かしの“優しい国”の上映も!

 続いて、ステージには時雨沢恵一先生が登壇。会場内には「もしや……?」という期待が満ちていき、電撃文庫『キノの旅 the Beautiful World』の新作TVアニメ制作が発表された際には、大きな喜びの声が上がっていました。キノ役は悠木碧さん、エルメス役は斉藤壮馬さんが演じます。

 ゲストとして登壇したキノ役の悠木碧さんは、子どものころに好きだった作品のキャラを演じることができて本当にうれしいと熱く語り、キノを演じる抱負として、キノの大事な部分であると感じている“中立であること”については、特に注力して演じていきたいと語っていました。

 実は悠木さんのデビュー作は約14年前に2003年に放映されたアニメ『キノの旅』のサクラだったということで、当時の番組の動画が会場で流されることに。悠木さんは恥ずかしさに悶絶しつつも、声優という仕事の楽しさを思い起こすことができたとうれしそうに述べていました。

 ちなみに会場で流されたのは、少女のサクラがホテルの支配人や観光案内人になりたいと語る名シーン。この場面をセレクトしたのは時雨沢恵一先生で、「サクラが一番輝いている場面を選びました」とのことでしたが、先生自身もちょっと言葉を濁していたように、この後にサクラが暮らす“優しい国”を襲った出来事を考えると……。

“新作発表ステージ”
▲こちらは2016年10月に発売された『キノの旅XX』の表紙です。

 語り始めると長くなりますし、ネタバレになるので省略しますが、“優しい国”は小説の2巻に収録されたもので、初期の『キノの国』の中でもとても味わい深いもの。会場で流された映像は短いものでしたが、小説を読み直したくなってしまいました。

 さておき、ステージの最後は、時雨沢恵一先生の「デビュー作である作品をまたアニメ化していただけて光栄です」という言葉で締めくくられました。放送時期などの続報に期待しましょう!

PS4/PS Vitaソフト『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』が2018年発売!

 電撃文庫の三木一馬さん(ストレートエッジ)が登場して発表されたのは、PS4/PS Vitaで2018年発売予定のゲーム『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』!

“新作発表ステージ”

 本作は、電撃文庫の人気小説『とある魔術の禁書目録(インデックス)』とセガゲームスの人気アクションゲーム『電脳戦機バーチャロン』のコラボタイトル。2016年5月には、鎌池和馬先生の手がけたコラボ小説が発売されて好評を博しました。

 ステージ上で公開された映像には、インデックスや一方通行(アクセラレータ)、御坂美琴、そして上条当麻が登場。バーチャロイドに乗り、超高速(ハイスピード)バトルアクションを繰り広げるとのこと。対戦型のアクションで、小説版を下敷きにしつつ、学園都市を舞台にした電脳バトルが展開されるそうです。

 会場では、鎌池和馬先生と亙重郎氏からのお祝い&記念のコメントも読み上げられました。どんなゲームになるのか、続報が楽しみですね!

おまけ:あの作品の3期も!? “うぇぶらじ@電撃文庫”のジングルの公開収録も実施

 ステージの最後には三木一馬さんから2つのサプライズ発表がありました。1つは「3期はもうちょっと待ってて!」という、とある作品の3期を期待させる言葉。『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』の発表後に言われたということは……!? 詳細は不明ですが、期待しながら“もうちょっと”待つことにしましょう!

 そしてもう1つは、このステージで“うぇぶらじ@電撃文庫”のジングルの公開収録を実施すること。いきなりの宣告に、三澤紗千香さんとうえむらちかさんは、「もうあの恥ずかしいジングル収録はないと思っていたのに……」と苦笑いしていました。

 今回のジングルはいつも以上に気合いが入ったもので、“ででんででんでんでん。うぇぶらじ聞いてる? ででんででんでんでん。メールもしてね!”と某番組を彷彿とさせるやり取りに(笑)。最後のフレーズとなる“電撃文庫! また来週!!”の“電撃文庫!”の部分は、会場の来場者の声とともに収録されていました。

 今後の番組のジングルとして使われるそうなので、今回のステージを観覧して一緒に叫んだ人は、ぜひ番組を聞いて、仕上がりを確認してくださいね!

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