2017年3月17日(金)
3月16日に行われたiOS/Android向け対戦アクション『フレイム×ブレイズ』ゲームメディア対抗トーナメントの様子と、会場で発表された新情報を紹介します。
スクウェア・エニックスから配信予定の『フレイム×ブレイズ』は、個性的なエージェントを操作して、3対3のチームバトルを繰り広げていくアクションゲーム。これまでスクエニがあまり触れてこなかったジャンルでもあり、非常に挑戦的なタイトルです。
3月16日に、池袋のゲームシアターカフェ“STORIA”にて、ゲームメディアによる『フレイム×ブレイズ』のメディア対抗戦が開催されました。この日の19時からクローズドβテストが始まるということで、ここで優勝した者が現状の世界最強となるのです!
▲会場となったSTORIA。ゲーム観戦文化の育成を掲げるイタリアンダイニングで、座席の近くには観戦用のモニターが多数設置されています。コラボも精力的に開催しています。 |
▲メディア対抗戦に出場したのは、ファミ通App、4Gamer、IGN、ソーシャルゲームインフォ、マルボカ!、そして我ら電撃オンラインの計6チーム。 |
MCを務めるのは、グレース役を演じる米山明日美さんとニコライ役の鈴原言美さん。岡山博紀プロデューサーと、阿部雄仁ディレクターも加わり、4人で大会を盛り上げてくださいました。
▲左から岡山博紀プロデューサー、鈴原言美さん、米山明日美さん、阿部雄仁ディレクター。 |
この日のため、各メディアの参戦メンバーは事前にゲームをプレイして予習済み。「勝敗よりもゲームのおもしろさを見せたい」とは言いつつも、メディアの看板を背負っている以上、簡単に負けるわけにはいきません。
▲おいしい料理とドリンクをいただきながらの作戦会議。ジョッキのせいでアルコールっぽく見えますが、くれぐれもソフトドリンクです! |
当日の対戦順は、各チームの大将によるくじ引きで決定しました。電撃オンラインチームはシードを逃してしまったものの、「どうせなら対戦を多くこなして経験を積める方がいい」と強気の発言。全員勝つ気は満々の様子です。
いよいよ試合開始となるのですが、先に『フレイム×ブレイズ』のルールを簡単にチェックしておきましょう。プレイヤーは、個性的なスキルを操る“エージェント”を操作し、3人の2チームに分かれて戦います。
▲左のルサンチマン側が電撃オンラインチーム、右のレゾンデートル側がマルボカ!チームです。 |
プレイヤーはお互いに、フィールドに出現する“マナ”を回収し、“リアクター”と呼ばれる決戦兵器を強化していきます。試合開始から一定時間が経過するとリアクターが覚醒してフィールドに出現し、リアクター同士が戦い始めます。
このリアクターの生存がそのまま勝敗条件に直結しており、相手チームのリアクターを撃破すれば勝利となります。
リアクター以外にも、フィールドにはさまざまなモンスターが配置されていて、これらのモンスターを撃破すると味方になってくれます。エージェント同士の戦いだけでなく、これらのモンスターをうまく利用することも、試合では重要となってきます。
エージェントは、それぞれ固有のスキルを持っている他、カードを装備することで試合中のレベルアップに伴ったボーナスを得られます。ちなみに、今大会ではあらかじめ決められたカードセットを使用しての試合となっています。
さらに、エージェントは各自2つの戦闘スタイルを持っていて、自陣内にいれば試合中にスタイルを変更可能です。スタイルチェンジをするとステータスや一部のスキルが変化し、それまでとは異なる戦い方ができるように。戦況に合わせたスタイルチェンジが勝敗を左右しそうです。
ゲームの内容も把握できたところでレポートに戻りましょう。第1試合の4Gamerチーム対ソーシャルゲームインフォチームの試合を観戦しながら、さらに作戦会議を重ねていく電撃オンラインチーム。岡山プロデューサーからも本命というお墨付きをもらい、意気揚々とマルボカ!チームとの戦いに挑みます。
エージェント同士での戦いは圧倒的に優勢のまま進んでいき、マナも大きく差が空いた状態でリアクターが覚醒! 目に見えてわかるほどリアクターのサイズが違っており、このまま電撃オンラインチームが圧倒……。と会場の誰もが思っていたのですが、思ったより差が開かず予想外のシーソーゲームに。
電撃オンラインチームはその後もぐいぐい押し込んでいきますが、それが仇となってリアクターの戦線が相手エージェントの復活地点へとどんどん近づいていきます。気付いたころにはエージェントのレベル差もなくなり、メイン戦場への復帰速度の差でマルボカ!チームが優勢になってしまいました。
マルボカ!チームは、アラガミがリアクター周辺の戦いを範囲攻撃で制圧しながら、残った1人がさらにマナを集めに奔走することで、リアクターが必殺技を連発。電撃オンラインは退くに退けないところまで来てしまい、前線を維持するので精一杯です。
必殺技の回数で差を詰められてしまい、マルボカ!チームが大逆転勝利! 会場にいた誰もが驚く結果となりました。試合中盤では勝利を確信していただけにショックも大きかったのか、出場した3人は対抗戦終了後も「脳筋すぎた……。」と反省するばかり。
しかし、このダークホースは続いて4Gamerチームも破って決勝戦まで進出。このまま優勝してしまうのではないかと思われましたが、IGNチームも手堅くマナを回収していく作戦で対抗。またしても接戦に持ち込まれたものの僅差で勝利。IGNチームがメディア対抗戦優勝の座を勝ち取りました。
ゲームメディアが選んだ強いキャラは誰だ!? ということで、メディア対抗戦で使用されたキャラクター分布を集計してみました。
使用人数 | エージェント名 |
4人 | グレース |
3人 | アラガミ |
2人 | ヤサカ、バザ、プルチネッラ |
1人 | ダリア、ハウンド、エナ、G、ルカ |
0人 | カガリ、ニコライ |
一番使われていたのは弓使いのグレース。遠距離攻撃が可能なうえに、一番HPが減っている味方を回復するスキルを持っているので、前に出て戦う味方のサポートもできます。回復手段が少ないので、これはなかなか重要。
さらに、スタイルチェンジをすれば攻撃的な立ち回りが可能になります。回復スキルの代わりに、相手との距離が離れるほどダメージが上がる遠隔スキルが使えるようになり、相手の射程外から強烈な一撃をお見舞いできるのが強みです。
次いで人気だったのがアラガミ。強力な範囲攻撃を持ち、集団戦での火力は凄まじいものでした。本作ではチームの連携が重要なため、ここぞという場面では集まって戦うことになります。そういった場面では、アラガミの範囲攻撃が猛威を振るいそうです。
▲開発陣も驚きの強さを見せたアラガミ2人編成。 |
今回使用されていませんでしたが、岡山プロデューサーによるとニコライも(使いこなせれば)かなり強力とのことでした。
スキルにより、一時的に固有のスタイルチェンジが可能なニコライ。ベースの戦闘力は低めなものの、スタイルチェンジ後はスキルのリキャスト時間が短縮され、次々とスキルを繰り出せるようになります。
また、変身が解除される時には隕石を降らせる強力な攻撃も発生します。上級者向けではありますが、使いこなせれば強いキャラクターになりそう。
3月16日からCBTがスタートしていますが、今後もテストを重ねていき、「雨が振る前にはローンチにたどり着きたい」とのこと。順当にいけば5月~6月ごろにリリース予定ということでしょうか。
さらに、リリース後に追加されるエージェントの情報も公開されました。まだ設定用のイラストのみですが、戦い方は“アサシン”というイメージで決まっている模様。自我を持った影と一緒に戦うようです。
阿部ディレクターからは、「しばらくは月1ペースで新エージェントを公開していきたい」とのコメントがあり、エージェントが出そろったあとも毎月なにかしらの新要素を提供していくことが目標のようです。
また、バランス調整に関しても「できるだけマイナスにならないような調整をしていきたい」と意思表明してくれました。
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