『フォーオナー』プロ格闘ゲーマーNO.1はかずのこ選手。他を寄せつけない怒涛の強さ

文：る～ぱ

――――――――――――――――――――――――――
『フォーオナー』は、CERO Z（18歳以上のみ対象）のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
――――――――――――――――――――――――――

　世界で活躍するプロゲーマーが集う『フォーオナー（For Honor）』公式大会“プロ格闘ゲーマー No.1決定戦”が、3月17日に秋葉原のe-sports SQUARE Akihabaraで開催されました。

　出場したのはsako選手、かずのこ選手、金デヴ選手、コイチ選手、ソウジ選手、たぬかな選手、ユウ選手、M’選手の8名。どの選手も対戦格闘ゲーム界では知らない人がいない有名プレイヤーばかりで、大会開始前から場内に緊張が走りました。

▲出場選手の面々。左から金デヴ選手、かずのこ選手、たぬかな選手、M’選手、sako選手、ソウジ選手、ユウ選手、コイチ選手。

　大会はトーナメント形式で行われ、1対1のデュエルモードによる勝ち抜きに。1回戦は3ラウンド1セット先取、準決勝以降は2セット先取のルールとなっていました。

　ぶっつけ本番まで対戦相手の使用ヒーローが明かされないため、各ヒーローへの対応力もカギを握ります。各選手がどれほどやり込んできたのか、そしてどういったプレイを見せてくれたのでしょうか!?

●UBI CUP「フォーオナー プロ格闘ゲーマーNo.1決定戦」

▲初戦は『ストリートファイター』シリーズのトッププレイヤーである金デヴ選手とかずのこ選手の戦いに。

▲たぬかな選手対M’選手の対戦では、M'選手の珍プレイが!?

▲sako選手とソウジ選手の戦いは見ごたえのある接戦に。お互いに投げ抜けのうまさが光りました。

▲ユウ選手とコイチ選手の試合は、ユウ選手の間合いの取り方と強力な連携が印象的でした。

▲トーナメント1回戦終了後には、プロゲーマーと来場者がチームを組むドミニオンを実施。即席のチームにも関わらず見事な連携を見せてくれました。

　全試合の詳細は動画を確認していただくとして、特に目を引いたのはβテストからやり込んでいるかずのこ選手（ピースキーパー使用）です。結果から言うと、1回戦からほぼ圧勝の内容で優勝を飾りました。

▲決勝戦はかずのこ選手vsユウ選手。

▲全試合を通じて圧倒的な実力を見せつけたかずのこ選手。ピースキーパーのスピードを生かした速攻が印象的でした。

　ピースキーパーというヒーローは出の早い攻撃を多く持ち、相手からしたら攻撃を防ぐのすら困難です。その長所を生かした怒涛の攻めで、相手に何もさせずに倒すシーンが多く見られました。

　一方、ソウジ選手との激戦をくぐり抜け、逆ブロックから決勝に上り詰めたユウ選手のプレイにも注目が集まりました。ヴァルキリーの長所であるリーチを生かした攻め、大ダメージを与える連携を駆使して勝ち星を重ねていきます。

　そんなユウ選手ですら手も足も出なかったわけですから、かずのこ選手の強さは別格と言っていいでしょう。初代王者のベルトを何度防衛できるのでしょうか……今後の公式大会にも目が離せません！

▲準決勝1回戦はかずのこ氏とたぬかな氏の対戦。怒とうのラッシュをしかけるかずのこ氏に対し、たぬかな氏も一矢報いるが……。

▲ソウジ選手vsユウ選手。序盤はソウジ選手が優勢でしたが、相手のクセを読んだユウ選手が戦況を一変させ、逆転勝利を収めました。

▲たぬかな選手とソウジ選手による3位決定戦はシーソーゲームに。最後は底力を見せつけたソウジ選手に軍配が上がりました。

大会終了後に行われた選手へのインタビュー

――大会を終えての感想をお聞かせください。

ソウジ選手：普段は別タイトルをプレイしている方たちと対戦できたのは楽しかったです。他のプレイヤーのやり込みが間近で見られたので、勉強になりました。

コイチ選手：2D格闘ゲーム専門でやってきたので、3D格闘ゲーマーと対戦できる機会がありがたかったです。当然ですがマジで強かったです。ただ追いつける余地も見つかったので、次があれば挑戦したいですね。

M’選手：格闘ゲーム以外やったことがなくて、実は画面の見方も分かりませんでした（笑）。今回はプレイ時間が取れなかったので、次回があれば練習してきます。

かずのこ選手：普段対戦しないタイトルのプレイヤーと対戦できたのがうれしかったです。現状、自分が日本でどのぐらいのレベルにいるかがわかったので、この結果を参考にやり込みの内容を考えていこうと思います。

ユウ選手：いろんな格闘ゲームのスタープレイヤーと対戦できてうれしい。イベントを盛り上げる観客のみなさんの応援も心強く、大会に呼ばれてよかったなと思います。

sako選手：ここにいるメンバーは当然強いのですが、世界にはかずのこ選手でも勝てないプレイヤーがいると聞いてワクワクしています。もっと練習を積んで、そういった連中とも渡り合えるようにがんばります。

たぬかな選手：楽しかったのもありますが、やり込み不足も痛感しました。もっと上達するため、これからも楽しみながらプレイしていきます。

金デヴ選手：この手のゲームは初体験だったので苦労しました。今後はかずのこ選手にレクチャーしてもらいながら精進しようと思います。

――『フォーオナー』についての感想をお聞かせください。

ソウジ選手：普段は格闘ゲームばかりでしたが、今回は大会に出るにあたって結構プレイさせてもらいました。デュエルがメインでしたが、読み合いは格闘ゲームに近い印象ですね。操作がカンタンでいろんなキャラクターにも挑戦できました。楽しく遊べたので、今後もプレイしていこうと思います

コイチ選手：ゲーム性はすごい好きですし、友だちとのプレイはすごい盛り上がります。ただ、観てるだけだとちょっと地味なのかなとも。別にユービーアイソフトさんに物申すわけではありませんけど（笑）。体力ゲージや攻防のかけ引きがもう少し分かりやすいと、もっと興味を持ってもらえるのかなと思いました。ただ、ゲームの中身はほんとにおもしろいです。

M’選手：あまりプレイできなくてすいません（笑）。もっとがんばります。

かずのこ選手：1対1は格闘ゲームに近い読み合いなので、それらをプレイしていると入りやすいかと。ただ、大会はデュエルが多いイメージなので、2対2や4対4の大会も開催してほしいですし、参加してみたいです。そういった大会があることで、1対1の魅力が引き立つと思います。

ユウ選手：僕の周りにも1対1の対戦ゲームをプレイする人が多くて、そのなかで本作をみんなで始めました。みんなで相談しながら1つの目的に向かって攻略していくのは、学生のころの友だちの家でゲームをしていた感覚を思い出します。これからももっとやり込んで技術を高め、リベンジしたいです。

sako選手：1対1で練習したことが2対2に、2対2のノウハウが4対4に生きてくるというのは新しく、おもしろいゲーム性だと思います。1人でも大勢でも楽しめるので、オススメのゲームです。

たぬかな選手：ガードが難しいと思うこともありますが、女性でも遊べる敷居の低さ特徴です。ちょっと興味があったら女性でもプレイしてもらいたいです。初心者でも問題なく楽しめるのでオススメです。

金デヴ選手：1対1は投げ抜けが難しいので、今後はチームメイトが強ければ勝てる4対4をやっていこうかなと（笑）。エキシビションの4対4も楽しかったです。

――かずのこ選手、優勝した感想をお聞かせください。

かずのこ選手：発売から間もなく、みんながどれだけやり込んでいるか分かりませんでした。1回戦の様子を見て自分が一番やり込んでいると感じたので、「優勝しなければならない！」と感じましたね。なので、今はホッとしています。

――どのぐらい練習したのですか?

かずのこ選手：発売してから毎日3時間以上はプレイしています。ほとんどドミニオンでしたが、1対1で印象的だったヒーローの特徴を調べたりもしました。ゲーミングハウスに住んでいるので、メンバーたちと研究することも。環境に恵まれていたので、そこのアドバンテージがあったと思います。

――たぬかな選手は、どのようにパリィの練習をしているのですか?

たぬかな選手：『ダークソウル』シリーズもそうですがパリィが苦手です。なので回避からのカウンターと投げ抜けを意識しました。投げ抜けの得意な鉄拳プレイヤーと一緒にプレイしているので、きっとスゴイチームができると思います。

――かずのこ選手との対戦の感想をお聞かせください。

金デヴ選手：同じヒーローを使っているので自分も知識はあると思ってました。でも実際対戦してみたら、相手のヒットアンドアウェイに対処できなくて……。そこがうまいところですよね。

たぬかな選手：弱攻撃が強いヒーローなので近距離戦に付き合うなと言われてたのですが、ついつい付き合ってしまってサンドバック状態になってしまいました。

ユウ選手：ヴァルキリーはインファイトを苦手とするヒーローですが、懐に潜り込むのがほんとにうまい。インファイトのレベルも高いですね。

　意識の隙間から崩しを仕掛けたり、こちらの2択攻撃をキッチリ回避したあとにプレッシャーを与えてきたりする隙のない立ち回りもそうですが、格闘ゲームプレイヤーならではのリスクリターンの駆け引きはすばらしいと思います。

――かずのこ選手にうかがいます。1対1で強いと思うヒーローはどれですか?

かずのこ選手：ピースキーパーはもちろんですが、コンカラーもかなり強いと思います。攻撃をオートでパリィと同じ扱いでガードできるのは大きいですね。これがあるので、コンカラーとの対戦時は弱攻撃からの連携を余儀なくされます。コンカラー自身も弱攻撃やガード不能攻撃を完備しているので、研究が進んでくるとコンカラーが最強になるかなと思います。

(C) 2016 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. The For Honor logo, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.

• 『FOR HONOR（フォーオナー）』公式サイトはこちら

データ

関連サイト

• 『FOR HONOR（フォーオナー）』公式サイト