2016年4月から TVアニメの放送が開始され、実写映画も話題の『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』。本作のスペシャルイベント、“GREAT FESTIVAL”が2月19日豊洲PITにて開催されました。トークコーナーや、感動の生アテレコなど『ジョジョ』の世界に浸ることができた、グレートなイベント（夜の部）の模様をお伝えします。

　この日、出演したのは小野友樹さん（東方仗助役）、梶裕貴さん（広瀬康一役）、高木渉さん（虹村億泰役）、櫻井孝宏さん（岸辺露伴役）、小野大輔さん（空条承太郎役）。

　このメンバーがそろうのはラジオ『杜王町RADIO 4 GREAT』の収録以外では初めてとのことで、『ジョジョ』ファンにはたまらない豪華な顔ぶれとなっていました。

　まずは、キャスト陣の登場シーン。1人ずつ幕越しにスポットライトが当たり、キャラクターの名台詞を披露！　高木さんは「おれ頭ワリイからよ～こころの思うままに楽しむぜ」、小野（大）さんは「やれやれだぜ、気合い入れろよ仗助―！」などイベントに対する意気込みと重ねていました。櫻井さんからは「だが断らぬ」という、あの露伴の名台詞をアレンジしたセリフも飛び出します！

　幕があがると、今回のイベント用の描き下ろしのキャラクターたちと同じポーズをキメたキャスト陣が…！　会場は期待と興奮に包まれます。

　ここで司会を務めるニッポン放送、吉田尚記アナが登場し、小野（大）さんによる、承太郎の「時は動きだす」を合図にポーズを解いて、イベントがスタート。今回のキャスト陣は個人的にも『ジョジョ』ファンのようで、“『ジョジョの奇妙な冒険』愛好会”のみなさんですと紹介されていました。

　そのあとの、キャスト陣がひとりずつ挨拶をする場面でも、「ばしっとキメてやれ仗助」「分かりました承太郎さん！」と2人のジョジョによる、やり取りなどが見られました。愛好会のみなさんによる『ジョジョ』ワールド全開の掛け合いに胸が高鳴ります！

　小野（大）さんは、承太郎のようなコート姿に加え、「左手にタグホイヤー、足元はジョジョスニーカー、そして承太郎のパンツをはいてきました！」と、気合たっぷりに挨拶！　会場もそんな小野さんの気合に、答えるように歓声で返します。

　また、ギラギラの“＄マーク”を襟元につけていた高木さん。「億泰感がすごく出ています！」と梶さんに言われ「ネットで1,000円で買った」と笑いを誘うシーンも。ほかのキャスト陣の衣裳も、キャラクターを意識されていました。

　最初のコーナーは“杜王トレンド”。TVアニメのなかで、仗助、康一、億泰、露伴、承太郎、吉良がスタンドを使用した全シーンをピックアップ。事前投票で人気だった、自身が演じるキャラのスタンドのシーンベスト3の順番を並べ替えて当てるというコーナー。ランキング結果自体は第5位から発表されました。

　まず、挑戦したのは櫻井さん。露伴の “ヘブンズ・ドアー”は人を本にしてその記憶を読んだり、書き込むことで行動を操作できるスタンド。櫻井さんは惜しくも、2位と3位のシーンが逆で、1位のみ正解でした。

　続いて挑戦したのは、小野（大）さん。今回はスタープラチナの時を止める能力“スタープラチナ ザ・ワールド”を使用するシーンがメインとなっていました。見事すべて正解した小野（大）さんは、カメラに向かって“ジョジョ立ち”で喜びを表現していましたよ！

　最後の挑戦は、小野（友）さん。回答するのは仗助のスタンド、クレイジー・ダイヤモンドではなく、吉良吉影（声優：森川智之）のキラークイーン、バイツァ・ダスト、シアーハートアタックのスペシャル問題！

　残念ながら小野（友）さんはすべて不正解という結果に……。ですが、各シーンを見ながらその時の感想を視聴者目線で自由に語る、愛好会のみなさんがとても印象的なコーナーでした。

　続いてのコーナーは、“GREAT FESTIVALでは動かない”。アニメのシーンの一部を隠して、どんなポーズだったか、実際にポーズをとって回答するというコーナー。正解者には、仗助のお母さんが大好きなことでおなじみの“鎌倉カスター”がもらえます。

　第1問は、最終回・第39話のコンビニ前で億泰、康一とたむろしたあと仗助が、立ち上がった場面より出題。挑戦するのは仗助役の小野（友）さん。

　このポーズはほかのイベントでもしたことがあるとのことで、余裕の表情でステージに向かう小野（友）さん。カウントダウンにあわせて振り返り、正解のポーズを取るのですが……それに加え“顔芸”を披露！　眉毛をハの字のような表情に、梶さんから「こんな顔でしたっけ？　仗助くん」というツッコミが入っていました。

　続く、梶さん、高木さん、櫻井さん、小野（大）さんも見事正解し、鎌倉カスターを大量にゲット！　顎をしゃくれさせて表情や顔の角度まで再現しようとした櫻井さんや、承太郎だけでなく、スタンドのポーズまでバッチリ決めた小野（大）さんに会場は大盛り上がり！

　そして、いよいよラストの全員参加の問題に！　第3クールのオープニングに登場する、仗助をのぞくキャラが踊りポーズを決めるシーン。ここでは小野（友）さんが山岸由花子を演じます。

　何やらこそこそと相談をした後、カウントダウンにあわせて振り返ったキャスト陣ですが、全員が櫻井さんが見せたしゃくれた露伴に！　会場もキャスト陣も大爆笑でした。

　続いて、豪華アーティスト陣によるライブパートに突入します。

　まず登場したのは、城田純さん、和田泰右さん、Jeityさんの3人で結成されたユニットのTHE DU（ザドゥ）。第1クールOP『Crazy Noisy Bizarre Town』を、かっこいいダンスとともに披露。

　続いて登場したのは、battaのホシノタツさん。第2クールのOP『chase』をアコースティックギターでしっとりと歌い上げ魅了します。

　最後に登場したのは、第3のOP『Great Days』を担当する、青木カレンさんとハセガワダイスケさん。「Break Down!　Break Down!」の掛け声と振り付けの練習をし、客席を盛り上げます！

　会場全体がグリーンのペンライトに染まり、『ジョジョ』の世界観とリンクし、夢のようなひとときを楽しめるナンバーでした。

　最後のコーナーはお待ちかねの“スペシャル生アテレココーナー”。こちらは後日発売されるDVDでぜひ見ていただきたいと思いますが、迫力たっぷりの名場面の生アテレコは鳥肌の連続でした。さらにシーンのチョイスが『ジョジョ』好きにはたまらないシーンばかり！

　第10話“イタリア料理を食べに行こう”の笑ってしまうエピソードもあれば、第24話の康一が命からがら吉良の免許を拝借したシーンでは、梶さんの迫真の演技につい息を止めて見いってしまいました。

　また第28、29話よりハイウェイ・スターから露伴が仗助を助ける名シーンも。誘惑に対し自分の信念をまげず言い放った「だが断る」から、長い言い回しを丁寧に演じる、櫻井さんは露伴そのものでした。そして、本体である噴上裕也に放つ「ドラララララララララァ！」もここで飛び出します！

　最後は最終回の第38、39話。億泰が復活し、夢のなかで見た亡き兄・形兆との会話を語るシーンでは会場からは、すすり泣く声が聞こえました。このシーンは何度観ても、涙してしまう方が多いのではないでしょうか？

　承太郎の“オラオララッシュ”や鈴美との別れのシーンも堪能し、康一の「さよなら」で生アテレココーナーは終了。

　会場からは前半のクイズコーナーの盛り上がりとはまた違った、感激と感動が入り混じった拍手が送られていました。

　歓喜のなか、キャストのみなさんとアーティスト陣が再び登場しエンディングを迎えます。

　最後に小野（友）さんは、「“1人で全部しょいこむ必要はない、仲間が助けてくれる”と小野（大）さんにかけられた言葉が、杜王町のすべてを表しているなと改めて感じています。ジョジョの奇妙な冒険。グレートな作品だぜ！　こいつはァ」と仗助でしめてくださいました！　ここで「おつかれさま」と小野（大）さんに声をかけられた、小野（友）さんが涙する一幕に筆者も感激でした。

　またこのイベント内で“ジョジョフェス in S市杜王町”が、8月12日から9月10日までの30日間にわたり、宮城県仙台市で開催されることも発表！　本イベント“GREAT FESTIVAL”の模様はDVD化され、7月26日に発売予定。ぜひこの感動を手にとってみてくださいね。

　大盛況のうちに幕をとじた、本イベント。原作が30周年を迎え、Blu-ray＆DVDシリーズの後半巻の発売や、全巻購入特典の完全新作OAD『岸辺露伴は動かない』など、まだまだ勢いのとまらない『ジョジョ』の世界に今後も期待です！

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(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険DU製作委員会
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