2017年3月25日(土)

アニメ『グラブル』でのジータ(声優:金元寿子)登場が正式に発表!【AJ 2017】

文:ゲゲン

 3月25日から26日にかけて東京ビッグサイトで開催中の“AnimeJapan 2017”より、REDステージで開催された『GRANBLUE FANTASY The Animation』スペシャルステージの模様をお届けします。

 2017年4月1日より放送開始となるアニメ『グランブルーファンタジー ジ・アニメーション』ですが、新しいシーンも追加されたPV第3弾も直前に公開されており、イベントが始まるとステージの大画面に映し出されました。

動画:『グランブルーファンタジー ジ・アニメーション』第3弾PV

 PVが終わると、ステージには小野友樹さん(グラン役)、東山奈央さん(ルリア役)、釘宮理恵さん(ビィ役)、加藤英美里さん(シェロカルテ役)、平田広明さん(ラカム役)、金元寿子さん(ジータ役)が登壇。新PVで高まったファンのボルテージをさらに上げて、ステージは最初のコーナーへと突入します。

『グランブルーファンタジー ジ・アニメーション』スペシャルステージ
『グランブルーファンタジー ジ・アニメーション』スペシャルステージ

 最初に行われたキャラクター紹介は、初披露となる4話や5話のシーンも含めて、AとBの映像どちらが見たいかを声優陣が多数決で選ぶものでした。

 グランの紹介では、“A:グラン、はじめてのバトル”か“B:グラン、旅立ちの決意”という選択肢が登場。

 ここは満場一致で、1話でルリアを追う帝国兵と対峙したグランの戦闘シーンが選ばれ、グランの素晴らしい剣さばきには「トリプルアタックどころではない!」とのツッコミも飛び出しました。

 ルリアの選択肢は“A:ルリア、グランの命を繋ぐ”と“B:ルリア、グランの復活を喜ぶ”。票は綺麗に3ずつと割れましたが、ルリアを演じる東山さんはBを選んでおり、グランがベッドの上で意識を取り戻すシーンが流れました。

 ビィの選択肢は“A:気持ちはグランと一緒??”、“B:ビィ、あの二人組にリンゴで釣られる!”の2つ。原作ゲームでも人気の、あの“二人組”と思われるワードに声優陣が反応。ここでは全員がBを選びました。

『グランブルーファンタジー ジ・アニメーション』スペシャルステージ

 この“二人組”とは、もちろんスツルムとドランク。流れたのは未放映の4話より、ビィを買収しようとリンゴをちらつかせる二人と対峙するシーン。心は揺れたもののビィは強い意志で拒否しましたが、大好物のリンゴも貰い損ねていました。

 また、このシーンではスツルム殿による激しめのツッコミもしっかり描かれていましたので、この二人のやりとりが好きな方なら、思わずニヤリとしてしまうこと間違いなしでした。

 ラカムの紹介は“A:ヤングラカム!”と“B:グランサイファー出撃!”で、票は再び綺麗に分かれましたが、ラカムを演じる平田さんが選んでいたBが採用されました。

 最近では、4コマ漫画やチャットスタンプの影響などもあってか、やや3枚目な印象がちらつくラカム。

 しかし、細部まで描かれた計器類や大質量を感じさせるグランサイファーをしっかりと操舵してみせ、さらに原作ファンにはたまらないゲームのBGMも重なり、ラカムのカッコいい部分がしっかりと紹介されました。

 最後に紹介されたのはシェロカルテで、未放送の5話より“A:シェロ、注意する”と“B:シェロ、依頼する”が選択肢に。

 よろず屋として、ゲームでは主人公たちに何かと依頼をするシーンはありますが、注意するというのは珍しい印象。演じる加藤さんもあまり想像できないシーンということで見たいオーラを発しており、満場一致でAの“注意する”が選ばれました。

『グランブルーファンタジー ジ・アニメーション』スペシャルステージ

 流れた映像ではシェロカルテが軽やかな身のこなしも披露しており、謎の多い彼女の新たな一面に、声優陣も驚きを隠せない様子でした。

 続いてのコーナーは“アニメグッズ企画会議”で、このコーナーからアニメのプロデューサー・鈴木健太氏も登壇。

 声優陣がそれぞれ考えたグッズを、プロデューサーに直接プレゼンするという、ファンとしても結果が気になるコーナーでした。

 まずは小野さんが3点、マトビィシカ(ビィがモチーフのマトリョーシカ)、ジェリービィンズ(2cmぐらいの、ビィがモチーフのお菓子)、ルリアの胸飾りと、いずれも鈴木さんを唸らせるグッズを発案。完成度の高い内容に、即決ですべて採用となっていました。

 東山さんは、ゲーム中にも登場している“ルリアノート(実物)”を、かわいいルリアのイラストとともに提案。今までになかったのが不思議なぐらいのグッズで、これには釘宮さんも太鼓判。こちらも即採用されていました。

 釘宮さんが発案したのは、“ビビビビビィム!!(ビィ型のペンライトのようなもの)”と“ビィサンダル(部屋ではける、もこもこのサンダル)”。どちらの評価も高く、こちらも採用となりました。

 他にも、ご本人は飲めないそうですが、飲める人にはうれしい“ビビビビビィル(=ビィをモチーフにしたビール)”などの案もありました。

 平田さんの提案したグッズは少し因縁のあるもので、東京ゲームショウ2015のステージでも話題にあがった“ラカム危機一髪!”。

 関連コンテンツなどでも、爆発オチといえばラカムのようなイメージもあり、それにちなんでラカムが飛び出すおもちゃを再提案していました。実現のハードルは高そうですが、鈴木プロデューサーの回答はとても前向きなものでした。

 なお、飛び出す時にはおなじみの「ラカムゥゥゥ!!!」系ボイスも希望されていましたが、これはビィなどの台詞であることが多く、自分の仕事ではないことが判明。思いがけず、釘宮さんの新ボイス発注を後押しする提案でもありました。

 加藤さんは、“しゃべったことをオウム返ししてくれる、シャロと一緒にいるオウムの人形”を提案。さらに、オウムの声を担当するのが金元さんということにもなり、こちらの提案も前向きに採用されていました。

 最後のプレゼンターは金元さんですが、グッズを提案するなど恐れおおいとのことで、自身が演じるジータがアニメに出られたらいいと控えめ(?)な提案。

 原作ゲームでは主人公の性別を男女より選ぶ際、選択によってグランかジータに姿が変わるものの、アニメの主人公がグランであるため、企画発表当初よりファンの間でもジータはどうなるのかと謎になっていた部分があります。

 今までそのあたりは何も発表がありませんでしたが、鈴木プロデューサーからは、ジータがアニメに出演するとの正式な発表が! 画面にちらっと映るとかではなく、きちんとした形で登場することも明かされましたので、後日発表される詳細や、実際の放送を楽しみにしたいところです。

 作品との付き合いも長く、また声優陣も楽しんでいるゲームのアニメということもあって話題が尽きず、約40分があっという間に感じられた大盛り上がりのステージでした。

■“AnimeJapan 2017”開催概要
【開催日時】
・メインエリア会期:2017年3月25日・26日
10:00~17:00 (※最終入場16:30)
【会場】東京ビッグサイト

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