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2017年4月13日(木)

スイッチとの相性バツグン! 4人対戦アクションの新定番『めく~る(仮称)』体験レポート

文:さるでら

 OVER FENCEは、3月29日にNintendo Switch用ソフト『めく~る(仮称)』の体験会を開催しました。ダウンロード専用となり、配信時期は今年の夏予定で価格は未定です。

『めく~る(仮称)』

●動画:めく~る(仮称)[Nintendo Direct 2017.4.13]

 『めく~る(仮称)』は最大4人で対戦できるパーティゲームで、“一家に一本!”というコンセプトのもとに作られているとのこと。本体験会では4人対戦を遊べた他、トーナメント方式の大会も開催。会場には食べ物も用意されていて、まるでホームパーティのような雰囲気で行われました。

『めく~る(仮称)』

 また、会場には“魂の16連射”で有名な高橋名人の姿も! 高橋名人は自ら大会に参加し「このゲームに連射要素はないの?」と参加者を笑わせる場面もありました(笑)。

 残念ながら高橋名人は予選敗退してしまいましたが、その後はMCとして大会に参加して、会場を大いに盛り上げていました。

『めく~る(仮称)』

『めく~る(仮称)』ってどんなゲーム?

 『めく~る(仮称)』にはいろいろな対戦ルールがありますが、基本的にはジャンプからのヒップドロップでパネルをめくり、自分のテリトリーを広げていくゲームです。

『めく~る(仮称)』

 操作方法はとにかく簡単で、スティックで移動、Aボタンでジャンプからのヒップドロップという2つの操作だけでOK。体験会ではほとんどの人が本作を初めて遊ぶようでしたが、ちょっと触っただけですぐに楽しく遊んでいる姿が印象的でした。

『めく~る(仮称)』

 さて、ジャンプ&ヒップドロップを行うと、十字方向にパネルをめくれます。めくったパネルは自分の色に染めることができ、めくれる衝撃で相手をジャンプアウトさせる(やっつける)ことができます。色を変えるだけでなく、相手への攻撃も兼ねているわけですね。

 ちなみに、一度自分の色に染めたパネルでも、相手のヒップドロップにより奪われてしまいます。この奪い合いが熱いんです!

『めく~る(仮称)』
▲開幕は真っ白な地面からスタートします。
『めく~る(仮称)』
▲自分の色に染めたパネルの上では、移動速度が上昇します。

 そんなわけで互いにジャンプをして、ステージ中には衝撃波がとびかうことに。なかなか危険ですが、他のプレイヤーのめくる衝撃は、タイミングよくジャンプすることで避けることができます。ジャンプは攻撃だけじゃなく、防御としても役立つわけです!

 ちなみに、お互いに向き合った状態でヒップドロップを行った時にめくられているパネル同士がぶつかると、お互いのめくるパワーがぶつかって、パネルがストップします。実際にやろうとすると少し難しいのですが、自分のいるパネルがめくられそうになった場合の防御テクニックとして役立つものとなっています。

さまざまなルールで熱いバトルが可能!

 体験会で遊べたのは“パネルバトル”、“タイムバトル”、“ライフバトル”の3種類の対戦モードでした。

パネルバトル制限時間内にパネルをめくり、終了時にいちばん多く自分の色のパネルを残したプレイヤーの勝ちです。
タイムバトルライバルをジャンプアウトさせた数がいちばん多かったプレイヤーの勝ちです。
同点がいる場合は、ジャンプアウトされた数がより少なかった人の勝ちです。
ライフバトルひとり3つのライフを持ってバトルし、最後までライフを持っていたプレイヤーの勝ちです。
ジャンプアウトするとライフが1つ減り、0になると復活できなくなります。
『めく~る(仮称)』

 また、キャラクターを強化できる5種類のアイテムも用意されていました。アイテムはパネルをめくることで出現します。

パワーアップパネルをめくる数が縦横1パネルずつアップします。
スピードアップ移動するスピードが上昇します。
ムテキジャンプアウトされなくなります。
自分の周りの8方向もパネルがめくれるようになります。
パネルの色に関係なくハイスピードで移動できるようになります。
効果が切れると再びどこかのパネルに隠れます。
エックスヒップドロップした時、斜め方向にのみめくれるようになります。
ダブルジャンプヒップドロップ中にもう一度Aボタンを押すと、さらに高くジャンプできるようになります。

 最初は自分の前後左右の2マスしかめくれませんが、パワーアップアイテムをとることでめくるパネル数が増えていき、最終的にはハシからハシまで届くくらいになることも!

 また、相手へのフェイントをかけやすいダブルジャンプも便利でした。前述したように、ジャンプは攻撃だけでなく防御も兼ねているのでダブルジャンプで相手のタイミングをずらすことで、うまく返り討ちにすることもできちゃいます!

『めく~る(仮称)』
『めく~る(仮称)』
▲大量のアイテムを持っている状態で吹き飛ばされると、持っていたアイテムがすべて散らばってしまい、逆にピンチを招いてしまうことも……。

 ステージはノーマルステージ(草原)とウェーブステージ(海)の2種類のエリアがあり、1エリアごとに4つのステージを選べます。

『めく~る(仮称)』
『めく~る(仮称)』
『めく~る(仮称)』
『めく~る(仮称)』
▲波が起きた際に地上にいると、振動でグラグラしてしまいます。タイミングよくジャンプして波を避けましょう!
『めく~る(仮称)』
▲中央の“デンゲキ”ボタンに衝撃波を当てると、ギミックの周囲が一気にめくられます。また、広範囲のパネルを一気にめくれる“ビームキャノン”も存在します。

『めく~る(仮称)』体験会レポート

 本作は簡単操作でシンプルなゲーム性なので、1~2プレイすれば楽しく遊ぶことができます。

 さらに、3つのモードとパネルの存在がうまく交わりシンプルながら奥深いゲーム性を実現しています。

 まずはじめに“パネルバトル”ですが、パネルの色を染めるのに夢中になっていると他のプレイヤーにすぐに吹き飛ばされてしまい、相手のプレイヤーの動きばかり見ていると自分のパネルが少なくなってしまいます。

 無意味に相手に突撃するのではなく、普段は色を埋めることに専念してアイテムが欲しい場合に突撃するなどの戦略が重要に感じました。

『めく~る(仮称)』

 “タイムバトル”は、相手がジャンプしたのを確認した後に自分が飛ぶテクニックが重要そうです。実力差がでやすいモードなのでガチンコモードで遊びたいときにオススメです。

 “ライフバトル”は最終的に生き延びたプレイヤーが勝利できます。普段は慎重に行動しチャンスがきた時に攻めるといった押し引きの部分が重要そうです。

『めく~る(仮称)』

 アイテムもいいアクセントになっており、なかでも“エックス”が強い! 通常は斜め方向が安全地帯なので、持っているのに相手が気が付いていないと自ら衝撃波に突撃してくれます。うまく利用できれば大差を一瞬でひっくり返すこともできそうです。

 本作はシンプルながらもパネル、アイテム、ステージによる効果でさまざまな逆転劇が起こるので、勝負が決まるまで気が抜けません。

『めく~る(仮称)』

 個人的にはチーム戦などもあればさらに楽しめそうな気がしましたが、体験会では確認できませんでした。ぜひ製品版での実装をお願いしたいです!

 Nintendo Switchの特性を生かして、家で遊ぶだけでなく、社員旅行や忘年会の時などに持ち歩くことで、いつもと違う場所でも活躍してくれそうなでゲームでした。まだ発表されたばかりの本作ですが、間違いなくNintendo Switchとの相性はバツグン! 製品版が登場したら、知り合いと熱くバトルを楽しみたいと思います!

(C)OVER FENCE CO., LTD.

データ

▼『めく~る(仮称)』(ダウンロード専用)
■メーカー:OVER FENCE
■対応機種:Switch
■ジャンル:ETC
■配信日:2017年夏予定
■価格:未定

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