2017年4月14日(金)
第23回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作『ひきこもりの弟だった』がメディアワークス文庫より絶賛発売中!
発売直後からその衝撃的な内容と、印象的な“ラスト”が話題を呼び、《読書メーター 読みたい本ランキング(ラノベ部門)日間&週間第1位(4/4付)》を記録、たちまち重版が決定した本作。
「涙が溢れる」「胸が苦しい」等、多くの読者の心を揺さぶり続け、絶賛の声が続出中の本作は、今、要チェックの作品だ!
▲『ひきこもりの弟だった』表紙 |
<あらすじ>
――誰をも好いたことがない。そんな僕が”妻”を持った。
『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後にあなたは――』
突然見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。僕はその女、大野千草と夫婦になった。
互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【三つ目の質問】だけ。まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に捨て去ったはずの過去を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。
これは、誰も愛せなくなった僕が君と出会い、“愛”を知る物語だ。
『三日間の幸福』や『恋する寄生虫』など、数々の大人気小説を執筆し、絶大な支持を得ている三秋縋氏が本作を絶賛! 三秋縋氏による推薦コメントはこちら!
「行き場のない想いに行き場を与えてくれる物語。
この本を読んで何も感じなかったとしたら、それはある意味で、とても幸せなことだと思う。」
イラスト/げみ |
心抉るハードなストーリー、独特な構成、そして心に棘を残す読後感等、その衝撃的な内容から選考会に波紋を広げた本作。特にその印象的な《ラスト》は、“ハッピーエンド”なのか否か、発売後も話題となり広まっている!
《最終選考委員コメント》(※選考委員選評より一部抜粋)
――この主人公は愛と嫌悪のあいだに引き裂かれている。
結末が嫌だという人もいたが、私はこの結末がいいと思う。
世界とどう折り合いをつけたらいいのか、きっとまだ答えがないのだ。
――すっきりもしないし爽やかでもないが、重みのある作品。
傷の舐め合いのような結婚生活は、結局彼にとってプラスだったのか。
そこも含めていろいろ考えさせられる。
――描写力の高さには感服しました。
とても衝撃的なラストも、高評価の一因でした。
ここだけは、本になっても直さないでください。
『ひきこもりの弟だった』人気御礼企画として、特別書き下ろし番外編を公式ページにて公開中!
本編(メディアワークス文庫『ひきこもりの弟だった』)で描かれることのなかった、“とある人物”の物語となっていて、 “本編の読み方が大きく変わる【本編読了後、推奨】”の番外編だ!
本編を読んだ人なら、“涙が止まらない”特別番外編となっていて、もう一度『ひきこもりの弟だった』を読み返したくなるはず!! 是非、『ひきこもりの弟だった』の深く心揺さぶる世界観を体感してほしい!
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