2017年5月12日(金)
【TOKYO SANDBOX 2017】VRの先駆者パルマー・ラッキー登壇。今後の動向やコスプレについて語る
5月10日から14日まで開催されるインディーゲームの大型複合イベント“TOKYO SANDBOX 2017”。本イベント内で、さまざまな著名人や開発者などが講演を行う“PUSH”にて、VRで知られるOculus Riftの創始者Palmer Luckey(パルマー・ラッキー)氏が登壇した。
▲Palmer Luckey(パルマー・ラッキー)氏。 |
パルマー・ラッキー氏は今年2017年にOculus社を退社。その後、講演などに登壇するのは初となるようだ。
ちなみにラッキー氏は大の日本好きとしても知られ、先日行われた約40分ほどの講演は“Q&A: Ask me Anything(なんでも聞いて下さい)”というテーマのもと、来場者からの質問に答えていくという内容。VRに関する質問を中心に、さまざまな質問がラッキー氏に投げかけられたが、ここではそのなかから、いくつかのQ&Aをピックアップ。その質疑応答を電撃PlayStation編集部がお届けしていこう。
パルマー・ラッキー氏の質疑応答
――Oculus RiftなどでVRを体験した人の多くは、スゴイとは言うけど買いたいとまでは言わない。どうやったら買いたいと言わせることができますか?
パルマー・ラッキー:VRを買う気がない人に、買う気になってもらうという発想そのものが、そもそも間違っている、もしくは不適切だと思います。
体験してスゴイと言ってくれても、だから7万8万以上するヘッドセットと10万以上するPCをセットで買ってくれと言うわけにはいかないでしょう。もし買ってもらえるように説得できたとしても、あとで後悔させたり、言われたほどおもしろくないと言われてしまってはもともこもない。
やはり買ってもらうためには、ヘッドセットを安くする、軽くする、着け心地をよくする、そしておもしろいコンテンツを用意する、これしかないと思います。VRはおもしろい、スゴイ、これから来る、やらないと乗り遅れると叫んでも意味がない。見せたときにすぐ「これ欲しい! いくら? 安いね。買う!」と、トントンと行くように整えることが目指すところではないでしょうか。
――今年の徳島の“マチ アソビ”で、コスプレするキャラに『MGSV』のクワイエットを選んだのはなぜですか?
パルマー・ラッキー:彼女がクワイエットの衣装を用意してきたので、2人で合わせました。ごめんなさい(笑)。必要なパーツなど個数が少なかったのも理由です。コスプレは普段からよくしているんですが、今回ほど注目されたのは初めてです! 去年は『オーバーウォッチ』のトレーサー、2年前は『キルラキル』の纏流子のコスプレをしていました。
――多くの人が、パルマー・ラッキーの今後の動向に注目しています。これからの具体的なアクションを教えてください。
パルマー・ラッキー:すでに新しい法人を立ち上げて、進めているところです。投資もいくつかやっています。もちろんそれらはVRにかかわるものです。ちょっと怖いですし、引いてしまうのかもしれませんが、みなさんには喜んでもらえると思います。ホラーゲームではないです! 私はホラーゲームが苦手で遊べませんから(笑)。
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