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2017-05-24 12:15

『プリステ』エピソード2大阪千秋楽直後の熱いキャストコメントを28人ぶん一挙公開!

文:ガルスタオンライン

 5月7日の大阪公演(森ノ宮ピロティホール)にて千秋楽を迎えた舞台『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』エピソード2。たくさんの涙、そして歓喜・安堵の笑顔に包まれ幕を閉じた公演直後の楽屋にお邪魔し、エピソード2を終えての率直なご感想をキャスト陣に聞きました。

『プリステ』エピソード2公演後コメント

方南学園高等学校

『プリステ』エピソード2公演後コメント

八神 陸役・伊崎龍次郎さん

 エピソード2に入ってから、高い壁というのはカンパニー全体にあって、方南にもあって、その課題をクリアできたかどうかと問われると、まだ自分のなかでは不安があります。ただ、自分たちが進む道というのははっきりと見えていて。エピソード3からはもっともっと加速して、みんなでその壁を超えていきたいです。

 あとはやっぱり市場高校のメンバーも平牧仁くんの怜治様も大好きだったので、そこに対する想いもあって……でもそこを悲しんだりするのはちょっと違うと思っていて……。3を成功させることこそが、今回で卒業するメンバーへの恩返しだと思っているので、いまは前だけを見て、もっともっとがんばっていきます。

藤原 尊役・蒼木 陣さん

 先ほどエピソード2が全公演終了しました。エピソード2ってドラマが多いぶん、方南がやるべきこと、カンパニーがやるべきことに対する大きな壁があったんです。でもその壁に対してみんなで1つになってぶつかっていけたし、乗り越えられたのかなっていまは思います。

 エピソード3の稽古がこれから始まりますが、これまでに出してきた100%の俺たちを超えないとエピソード3でお客さんにより感動してもらうことはできない。まずは1人1人が自分の100%を出して、それが合わさった結果出せる全員の120%を、エピソード3ではお客様にお届けしたいと思います。

 カーテンコールの挨拶でも言いましたが、藤原尊としてもっと大きくなった姿でエピソード3に臨めるように精進します。

桜井奈々役・桃瀬美咲さん

 4校に学校が増えて、キャストの人数も多いなか、誰1人欠けることなくケガをすることなく無事に終えることができて正直ホッとしています。すぐにエピソード3が始まりますので、また気合いを蓄えて、全員で全身全霊でぶつかっていきたいと思います。

『プリステ』エピソード2公演後コメント

小日向穂積役・熊谷魁人さん

 今回のエピソード2で、市場のメンバーと平牧仁くんが卒業となります。僕らは彼らの想いも背負って、今後もよい舞台を作っていけたらなと思っています。

 エピソード2で穂積くんは特に重要なポジションで、いろいろと大変なこともありましたし、どうすればいいのかと悩んだこともありました。でも本番でのお客様の視線や、温かい応援や拍手のおかげで、今日の千秋楽まで無事にやってくることができました。本当にお客様には感謝ですし、稽古期間中に支えてくださったスタッフのみなさまや役者の先輩がた、それから康介(白石康介さん)ら、たくさんの支えがあったからこそここまでやってこられたんだな、と改めて感じています。

 エピソード3・4と続くので、もっともっといい作品になるように、これからも小日向穂積くんとして舞台上に居続けたいなと思います。

支倉ヒース役・岸本卓也さん

 うーん、正直よく生きてたな……っていう。千秋楽の挨拶は手短にいきたかったので自分の話は省いたんですけど、「32歳まで生きていられるのか!?」と思ったぐらい本当にタフな公演でした。でもこれを乗り越えられたことで、エピソード3というまた1つ高い山にチャレンジできる自信になった、といま終わってみてしみじみと感じています。

 千秋楽前に打ち上げがあって、そこで話してもらったことなんですけど、やっぱり方南が軸だし、もちろん主演は1年生3人なんだけど、よくも悪くもヒースが方南チームを支えている部分は大きい、ということを周りのみなさんに言われて。「ああ、そうなんだ」と改めて思ったし、僕が悪い時に方南がガタッていくってことは、それ自体が作品に大きく関わってくることになる。エピソード3ではまた1つ大きくなって帰ってきたいな、と覚悟をし直しました。

門脇 歩役・白石康介さん

 エピソード2、本当に温かいご声援をありがとうございました! 今回、門脇歩としてはすごく心にくるものがあったし、複雑な心境になるシーンも多かったし、大変なこともたくさんありました。けれども、みなさんの前で、みなさんからパワーをもらいながら楽しみながらお芝居をすることができました。

 エピソード3・4と今後も続きますが、精一杯がんばらせていただきますし、最後まで門脇歩として気持ちを繋いでいきたいと思います。ありがとうございました!

『プリステ』エピソード2公演後コメント

久我恭介役・鮎川太陽さん

 エピソード2は久我復帰戦でした。なんかやっとこのカンパニーのなかに入れたんだな、と思うのと同時に、やっと方南メンバーの一員になれたんだなっていう気持ちが大きくて。エピソード1のときはずーっと袖でみんなのことを見ていたので、客観的じゃなくて、内側からみんなに触れられてすごく嬉しかった。

 あとはやはり久我恭介に対するみなさんの期待感ってあるじゃないですか。そのプレッシャーが本当に毎回舞台に出る前に、もう吐くんじゃないかっていうぐらいあって……。どうしても心拍数が上がっちゃうので、それを落ち着かせようと息を止めてみたりとか、違うことをしたりとか、あえて何も考えないようにしたりとか、いろいろやっていましたね。エピソード2は、そのプレッシャーとの戦いでした。

 ただステージに出て、みんなの目を見て、お客さんの熱を感じると吹っ飛ぶんですよね。そして一歩を踏み出したら、体が勝手に動く。エピソード3ではおそらくランナーとして全試合に出ると思うので、久我先輩の風をもっとカッコよくみなさんに届けられたらいいな、と思います。

壇 悠次郎役・新井裕介さん

 今回は前回よりも1チーム多い、そして卒業するというメンバーがいるなかでの初めての公演で、みんなそれぞれに思うところがあったのではないかと思います。

 自分の立ち位置としては戦いを見ている側なので、もちろん方南のことは応援していました。でも一緒に戦ってくれる、一緒に走ってくれる他校のメンバーのことも応援したいという気持ちが本当に強かったので、一条館、市場、西星のみんなとも毎公演鼓舞し合って、「行ってこい!」っていう気持ちを伝えていました。

 作品としては、久我の復活もありましたし、ヒースと久我の想いだったり、小日向と久我の想いだったり、そういう心がギュッと締め付けられるシーンだらけでしたね。本当にこの作品に出られてよかったと思っています。ありがとうございました。

河原崎莉子役・水越朝弓さん

 エピソード2では新しい学校が2校増えましたが、市場高校は今公演で最後となります。もちろん寂しい気持ちはありますが、私は方南スト部の専属サポーターとしてエピソード4まで、方南学園はもちろんのこと、ほかの学校も含めて精一杯応援していきたいと思っています。ありがとうございました!

西星学園高等学校

『プリステ』エピソード2公演後コメント

諏訪怜治役・平牧 仁さん

 さっきのカーテンコールの挨拶で出し尽くしちゃったので、言葉が支離滅裂になっていたら整えてほしいんですけど(笑)。プロデューサーの辻さんとも本番前に話しましたが、1日1日、そして1人1人とのコミュニケーションが本当に愛おしく、大切に感じられる作品でした。

 そう思えるのはなぜだろう、と考えたときに出た答えは、本当に愛にあふれたカンパニーだったから、ということでした。作品愛だったり、キャスト同士の愛だったり、そういうものが本当にすごくて、それが結果情熱となって舞台で熱いものが広がったんじゃないかな、って。それは板の上だけじゃなく、1人1人の人生も大きく左右するようなものだったのではないだろうか、と思います。

 そんな作品に携われたこと、そこで30歳という節目を迎えられたことは、とっても幸せなことでした。諏訪怜治という役と出会わせていただいたことで、自分の人生も変わった……そんな感謝の気持ちでいっぱいです。なので今後みなさんには西星びいきになっていただいて(笑)、ぜひ僕のあとを引き継ぐ小早川くん(小早川俊輔さん)の怜治のことも応援していただけたらなと思います。どうかよろしくお願いいたします。

黛 静馬役・小林 涼さん

 仁くんと一緒にやるギャラスタと西星は終わってしまいましたが、自分のなかではすごいやりきったなという充実感があります。エピソード3では俊輔(小早川俊輔さん)がチームの仲間となり、西星は7人体制になります。またパワーアップした姿でお客様の前に立てるよう、仁くんに見せて恥ずかしくない西星になるように、精一杯がんばっていきたいと思います。

千代松万太郎役・松本ひなたさん

 エピソード2で仁くんが抜けて小早川くんにバトンタッチすることで、また新しい西星になっていくと思います! エピソード3・4を仁くんが観たときに「もっとこの西星にいたかった」と思ってもらえるような西星をみんなで作っていきたいです。

 エピソード2では、たくさんのお客さんが涙を流してくれて、感動したと言ってくれました。3・4ではもっともっと人の心を動かせる舞台にしていけたらな、と思っています。

『プリステ』エピソード2公演後コメント

妹尾 匡役・仲田博喜さん

 エピソード2から市場高校が入って、学生たちの青春ドラマがあり、いろいろな想いがあって、すごく濃厚な舞台でした。今回西星からは諏訪怜治役の平牧仁くんがバトンタッチするということで、卒業します。

 幕が降りるまで僕たちはそれを意識しないように舞台の上に立っていました。けれどいま終わってみてホッとした気持ちとともに、あの方が諏訪怜治だったからこそいまの西星があるということに対する感謝の気持ちがふつふつと湧いてきています。彼にはすごい感謝しているし、感謝しているからこそ、彼の想いを僕ら後輩がエピソード3にしっかりと繋いでいかなければと思っています。

黛 遊馬役・田中尚輝さん

 本日はご来場ありがとうございました。エピソード2は正直、過酷な稽古だったといいますか……。1人1人のがんばりもそうだし、チーム全体、この作品に関わっている人たち全員の気持ちが1つにならないと、ここまで洗練されたクオリティの高い舞台には到達できなかったのではないかと思っています。

 千秋楽を迎え、今回で卒業する市場のメンバーや、怜治役の仁くんはエピソード3・4に向けてすばらしいバトンを繋いでくれました。みんなの心に残るものを渡してくれたということに対して、本当に感謝しかありません。

 僕たちは西星として、ここからが新たなスタート。チーム一丸となってエピソード3・4に全力で挑みます。市場と仁くんに「悔しい」って「出たかった」って思ってもらえるような、「こいつらこんな芝居もできたんだ」って思わせられるぐらいデッカくなって帰ってきたいです。応援よろしくお願いします!

奥村 楓役・三原大樹さん

 今回は市場のみなさんと諏訪怜治役の平牧仁くんが最後ということで、それはずっと考えないようにはしてたんですけど、やっぱり千秋楽が近付くにつれ段々と考えるようになっていって……。最後まで絶対泣かないって、決めてたんですけど……ね。今日千秋楽を迎えて、自分がこの1カ月間やってきたことを全部出し切れたと思っていますし、エピソード3へと繋がる最高のリレーションができたんじゃないかな、と思っています。

 仁くんの想いも、僕ら残った西星メンバーがエピソード3・4まで繋いで、最後また仁くんに会ったときに喜んでもらえるように、そういう西星を作れたらな、と思います。

一条館高等学校

『プリステ』エピソード2公演後コメント

姫宮悠李役・村田 恒さん

 まず見た目がツインテール、しかもツートンカラー。最初は「これ俺……似合うのかな?」というビジュアル面の不安から入りました。しかも一条館メンバーでは僕が一番年下で、年下だけど僕がチームを引っ張っていかなくてはいけないキャプテンというポジション。

 そういった不安を勝手に感じていたんですけれど、でもいざ稽古が始まってみると先輩方が……(ここで「特に谷さん、って言って!」と谷佳樹さんからリクエストが入る)、(笑)そうですね特に谷やんさんがいろいろ支えてくれて。LINEとかでも「ちょっと集中していこう」とか言ってくれるのは谷やんさんでしたね。

 でもそういった、1人で気を張っていた僕をみんなが引っ張って行ってくれてありがたかったです。いまはもう、エピソード3に対するプレッシャーが大きいですね。とにかく今日の方南vs市場戦すごかったので、これを超えることは相当大変だな、と。エピソード3は来月に迫っていますが、今回2を体験したことで力を入れるところ抜くところを学べたので、あとはもう芝居で勝つのみ!

堂園志貴役・谷 佳樹さん

 あんまり僕こういうこと言わないんですけれど、本当に自信を持ってオススメできる作品になったな、と。ここまで役者と役がリンクして、実際に走って、その走っている姿に心から「がんばれ!」と思える作品ってなかなかないです。

 大体役者って、自分が出ていないシーンは集中したり出番に備えたりっていう自分の過ごし方があると思うんですけど、プリステでは他校の走りを見て、その走りに刺激を受けて「俺たちもこの走りを超えよう」となる。その相乗効果がすごくて。心から「がんばれ!」とか「耐えろ!」とか「走り抜け!」って思えるからこそ、お客さんの心にも届く作品になったんじゃないかと思っています。

 キャリア関係なく、こんなにも熱い舞台を作り上げられたことって、本当にすごいことです。経験者であれ未経験者であれ、初舞台であれなんであれ、がむしゃらになって一生懸命作品に打ち込んだら、こんなにもいい作品になるんだよっていうのを証明したのがプリステなんですよね。

 その作品の一員になれたことは本当に幸せですし、エピソード2が終わったいま感じていることは、エピソード3は2を絶対に超えなくてはいけないということ。それは楽しみでもあり、めちゃくちゃ不安なことでもあります。今回お客様のクチコミでプリステのよさがものすごく広まると思うんですよ。僕らはそのプレッシャーを力に変えて、逆にエピソード4にプレッシャーをかけられるような3を作り上げたいです。

『プリステ』エピソード2公演後コメント

獅子原 馨役・田邊 謙さん

 僕は初めての舞台だったので、右も左もわからないところを一条館のメンバーにはかなり支えてもらいました。それがあったからこそ、いまこうしてこの場に立っていられます。とにかくいまはその感謝の気持ちでいっぱいです。

 獅子原を演じることになって一番苦労したことは、体を作ることでした。プリステのなかでは身長も一番高くて、身体もデカい役なので、そこに持っていくために増量して体重を9キロ増やして。そこからトレーニングをして絞って、いまの一番いい状態になってるんですけれど、その増量までの8キロ・9キロ増やすところの食事量がハンパなくて辛かったですね。

 エピソード2では門脇くんとのぶつかるシーンを、どれだけ魅せられるかということに必死でした。門脇くんを好きな方、方南を好きな方にどれだけ恐怖を与えられるか、そこが一番重要だと思っていたので。

 次のエピソード3は1カ月後に始まりますが、この勢いのある状態で挑めることが本当に幸せなことだと思っています。今回で卒業となる市場や平牧くんの想いを引き継いで、全身全霊をかけて魂を燃やしてがんばっていきたいと思います。

鷲見紀世斗役・船木政秀さん

 カーテンコールとかでキャストのみんなが涙ぐんでしまうというのはやっぱり、1年間本当に本気になってみんなでパルクールのレッスンに励んだり、お芝居の稽古をしたからなんですよね。僕普段は涙ぐんだりしないドライな人間なんですけど、でも市場と方南の最後の試合を見たり、平牧仁さんの1つ1つのお芝居を見たりするとやっぱり感極まるものがあって……。それがお客さんにも伝わっていればいいな、と思っていました。

 次のエピソード3、2の感動を超えることは難しいかもしれないですけど、一条館は一条館の仕事をしっかり果たしていきたいです。次は三橋も戻ってくるし、花京院という新たな学校も増えますが、三橋のことは先輩と思わずにライバルとして見ていきたいし、花京院のことも初参戦の学校としてではなくよきライバルとして対等に迎え入れたいですね。

鮫島 改役・阿瀬川健太さん

 一条館のみんなとは、気合いを入れようということでいつも「毎公演初日であり、千秋楽の気持ちで行こう」という話をしていたんですね。そういう意味では今日の大千秋楽も特別な思いというのはなかったんですけれども、ただやっぱり最後の方南と市場の試合、それからギャラスタのライブでは泣いちゃって……。

 この舞台って、役者としての気持ちがリンクするところがよさでもあると思っていて、“役者として負けたくない気持ち”と“試合に勝ちたい”と思う気持ち、それらの気持ちがリンクしているからこそ理屈じゃない感動が生まれる。今日はその、悔いを残したくない気持ちと、終わりたくないって気持ちと、そういったたくさんの感情が混ざり合った本当にステキなお芝居を見せてもらいました。

 エピソード2で一条館は、市場のような情熱を持って挑んで負ける、といった熱いところは見せられませんでしたが、エピソード3ではカッコ悪いところとか、「どうしても勝ちたいんだ!」という泥臭いところをたくさん見せられたらいいな、と思っています。

蜂屋 鉄役・松本 唯さん

 僕、じつは明日が誕生日なんですよ!(周囲から「もってないね!」という声がかかる) そう、もってないんですけど、その前日にこんなステキな舞台に立てて、たくさんのお客さんに観てもらって、蜂屋鉄を演じることができて、本当に心からよかったなと思います。

 市場メンバーの気持ち、平牧仁さんの気持ちをバトンとして受け取り、エピソード3でも精一杯蜂屋を演じていきますので応援のほどよろしくお願いいたします。もう次はエピソード2を超えて、市場を超えて、三橋を超えて、EOS出場しますよ!! ブンブーン!!

市場高等学校

『プリステ』エピソード2公演後コメント

伊泉 忍役・村上 渉さん

 無事終わりました。稽古では大変なことも多かったですが、みんな笑顔で千秋楽を迎えられていまはすごく嬉しいです。僕ら市場はエピソード2だけでしたけれども、1年間のパルクールレッスンを経てみんな仲よくなっていって、間瀬役の大島くんも途中から仲間に加わってくれて、とてもいいチームになりました。

 僕らは、市場としてどれだけ爪痕を残せるか、エピソード3・4にどれだけ熱を繋ぐことができるか、ということを目標にやってきました。正直レース中は負けのシーンしかありません。でも設定として“常勝市場”という肩書きがあるので、それをどう見せればいいのか、どうしたら強く見せられるのか、ということにすごい苦戦して……。

 けれど、たくさんのお客さんに「すごく強かったです」って言ってもらえて、本当に嬉しかったです。市場はここで終わりですが、プリステは折り返し地点なので、まだまだみんなには走ってもらわないと困ります。エピソード3のメンバーよ、2を超えてみせろ!!

戸丸寛助役・田口 涼さん

 市場は若いメンバーが集まっていて、技術などが未熟なぶん、爪痕を残してやろうという気持ちが強いチームでした。その熱い思いで繋がっていたので、僕はやりたいようにやらせてもらえましたし、なんの苦労もなかったですね。じつはパルクールのレッスンにも何回か出させてもらっていたんですけど、走る役でもそれはそれで面白かったかな!? いやいや、寛助役でよかったです(笑)。

――市場はアニメに登場しなかったので、“動く市場”というのはプリステが初でした。それは演じ手にとってハンデでしたか? それとも楽しめる要素でしたか?

 僕は楽しめましたね。いい意味で縛られずにできましたし。ただ逆に言えば参考にしたいときもあったので、初舞台のメンバーなどは難しかった部分があったのかもしれません。でも碓氷なんかは、あんなおもしろい人になって! あれは原作者さんたちも褒めてくださったし、キャラクターをパワーアップさせられた部分でしたね。

 それから本当に今日はカーテンコールでの挨拶を聞いて、陸役の龍次郎と尊役の陣が、きっとこのカンパニーを最後のエピソード4までしっかり引っ張っていってやり遂げてくれるんだろうな、と確信しました。なんだかお兄ちゃんのような気持ちになってしまいましたね……(笑)。きっと彼らが僕らの想いを、今後に繋げてくれると思います。ありがとうございました!

益成一騎役・岩瀬恒輝さん

 自分はこの作品が初めての舞台だったのですが、そんな初めての舞台でこんなに大きな劇場に立てたことを本当に幸せに思っています。いま一番大事なことは、ここでの経験をどう次に繋いでいくか。自分がどれだけ糧にできるか、だと思っています。また大きな舞台に立てるようにがんばって行きたいです。

 市場高校のメンバーは僕と同じく初舞台というメンバーもいたチームでしたが、先輩たちが稽古の段階から引っ張っていってくれて、わからないことを教えてもらったりと、本当にありがたいことばかりでした。次の舞台に立てるように、この経験を活かして取り組んでいきたいと思います。

碓氷 光役・新井雄也さん

 まず僕が言いたいことは……「千秋楽、おめっとさん!!!!(間瀬風)」ということでね、(遠くから「ウルセー!」という大島さんの声が聞こえる)、僕はこれだけが言いたかったんです(笑)。碓氷ってちょっと変わった役で、人に悪態つくけど根は優しい、でも熱いものも持っている……。その熱い部分が見えづらい役だったので、そこは演じるのが難しかったですね。

 僕は声のお仕事はしていたんですけど舞台に立つのは初めてで、動きを付けるという行為自体がすごく大変でした。でも公演を重ねるごとに「よかったよ」と言っていただけることが多くなって、それはもう本当にめちゃくちゃ嬉しかったです! 初めてファンレターもいただいて、ツイッターのフォロワー数も増えて。「あ、このお芝居で受け入れてもらえたんだな」って嬉しかった。

 エピソード3に出演するメンバーには、このエピソード2の熱を切らさずに熱いものを作ってもらって、2を超えるものが作れたらそのときはまたぜひ「おめっとさん!!!!(間瀬風)」って言いたいですね!!

『プリステ』エピソード2公演後コメント

間瀬暁嗣役・大島 崚さん

 まずは来てくれたお客様、ほんとにほんとにありがとうございました。間瀬役は本番が始まる前に諸事情がありまして、初代・二代目ともに降板という形になり、僕は三代目としてやらせていただきました。僕のなかでは大阪千秋楽まで、市場高校のメンバー“8人”で走りきることが目標でもありました。それが今日、無事叶ったと思います。そして、そのことを初代・二代目に報告をして、僕は改めて卒業できます。

 今回僕は準備期間が2カ月ちょっとしかなく、本当に根性で喰らいついていく日々でした。方南戦では陣ちゃん(蒼木陣さん)が僕に合わせてくれてたこともあったんですけど、お互い背中を叩きあって、「俺に合わせなくていい、俺が喰らいつくから」と言って本気で走ってもらいました。

 エピソード3に向けて、方南にも西星にもバトンを渡せたかな、とは思いますが、エピソード2から一緒に入りともにがんばってきた一条館には特に想いの強いバトンを渡せたんじゃないかなと思います。エピソード3、僕もしっかりと見届けたいです。

相良 潔役・天野周平さん

 この作品を通して、舞台のよさだったり、お客さんがいてこそ僕らがやれているんだということ、そしてそれが本当にありがたいことなんだ、ということを改めて知ることができました。本当にこの舞台に関われてよかったなと思います。相良潔という役は、僕が目指しているような人で、笑顔とともに、チームを包み込むような役でした。この役を演じることができて本当によかったです。

OTHER

DJストライド役・林 修司さん

 エピソード1に続き、キャストのみなさんの走っている姿、その熱い走りを代弁できたら、という想いでやっていました。今回自分のなかでは「テクニカルファール!」と言うところが大きくて、「あ、そういうところも自分は任されているんだ」と。実況者という立場だけでなく、レフェリーのような立場でもやらせてもらうことに対して責任感も感じていましたね。

 千秋楽を迎えてホッとしているのと同時に、次のエピソード3では、約1カ月の稽古で、このエピソード2を超えなければいけないんだ、という危機感も感じています。お客様にエピソード2を超えるという約束を、誰かがしたということじゃなく、全員でしたと思っているので、そこは絶対に乗り越えなくちゃいけないし、その車輪の1つとしてみんなの力になれるようにがんばりたいなと思います。今後ともプリステをよろしくお願いいたします。

『プリステ』エピソード2公演後コメント

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